※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

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今度は高級住宅街が舞台です。


長めにやります。


Detroit4

ブルームフィールド、某

高層マンション屋上ラウンジ。

 

BANGBANG!

 

「く、来るな!!」

 

「落ち着けコナー」

 

「は…早くLSDの」

 

高層マンション『パンプキンヘッド』。

 

実業家や上流家庭が

貴族みたいに暮らしている

超一流マンション。

 

その屋上ラウンジで

サロゲートによる立て籠り事件が

発生していた。

 

犯人であるサロゲートのコナーは

意味不明な言葉を叫びながら

自分が仕えている家の少女を人質に。

 

さらに、タウルスPT92AFで

武装してるため迂闊に近づけない。 

 

そこで派遣されたのが対異端種

FBI所属の最新鋭サロゲート。

 

デレクだった。

 

見た目はスキンヘッドの

ネオナチ風だが、中身は

穏やかな紳士である。

 

 

「狙撃するか?」

 

「気がはやぇよ」

 

bip

 

 

『頭部に照準を合わせました。

いつでもいけます』

 

『同じく』

 

「デレクが弾かれたらやれ。

それまで待機」

 

『『了解』』bip

 

 

コナーの『LSDを呼べ』に

代理ではあるが、天界公安課

作業班"ストライク・チーム"が

デトロイトに赴いた。

 

今回は公安の責任者を務める

伊吹マヤ、直属の部下

 

元警視庁所属だった

白岩篤子と神箸正樹が同行している。

 

SPと捜査第一課出身で

あるため、2人は慣れていた。

 

「説得できるんですか?

サロゲートに」

 

「サロゲートの問題はサロゲートに

任せればいい。人間の問題は人間で

カタつけんのが常識だ」

 

「”通常”での話だけどな」

 

キッチンからラウンジの様子を

伺うNOOSE(市警特殊部隊)とストライクチーム。

 

作業班リーダー、レントン・

サーストンは元ニューヨーク市警の

警部だった経験から時折

未解決事件を解決したりや

捜査協力などもおこなっている。

 

現場にはLSD出身者が

3人もいるので、コナーの要望も

さりげなく半分だけ叶えていた。

 

「助けてくれ…頼む」

 

「どうしたんだ?」

 

「俺は…”感染”してる」

 

「コンピュータウィルスか」

 

「違う!?」チャッ

 

「ちょっと行くわ」

 

「オイ」

 

「どうしますか」

 

「セイフティ(安全装置)を外せ、2人とも」

 

 

レントンの相棒で

ネイビーシールズだったLSD出身者

岸谷弘基は神箸と元記者の

リッキー・トガワに準備するよう

小声で促す。

 

『感染』という単語に身体が

自然と反応したレントンは

両膝ふるわせて、拳銃を振り回す

コナーに話しかける。

 

「ちょいちょいちょいちょい」

 

「だれだ?」

 

「LSDのレントン・サーストンだ。

さっき言った感染について

少し教えてくれ」

 

「どう説明すれば…」

 

「今、感じていることを

教えて欲しい」

 

「この子…名を知ってるか」

 

「サリーだろ?その子」

 

「ああ、そうだ。踊るのが

好きな子でマンゴーが好物なんだ」

 

 

コナーは泣きそうな顔で

自らが人質にしてる主人の娘

サリーを抱き上げる。

 

状況が理解出来てない

幼い少女は優しく

サロゲートの左頬に触れた。

 

機械で出来た身体を震わせ

嗚咽しながら遺言めいた言葉を

口にする。

 

 

「サリー…おれは

君に齧りつきたくない。だから」

 

「コナー?」

 

「許してくれぇええええええ」

ブンッ

 

「キャッ?!」

 

「マジかよ!」バッ

 

ドォン

 

ぐ

 

 

謝罪の言葉ともにサリーを

放り投げたコナー。

 

レントンが全身で受け止めた瞬間に

白岩がブレーザーR93 LRS2の

引き金を絞った。

 

犯人であるサロゲートの頭部が

心通わせた少女の前で爆発する。

 

レントンはやりきれない表情で

サリーを抱えながら

アスファルトに座り込んだ。

 

flash!flash!

 

 

「…」

 

「すまない。私の力不足だ」

 

「気にすんな、俺らが

どうガンバっても

あいつは死ぬつもりで

騒動を引き起こしたんだろ」

 

「感染か。同じ言葉を

先月の事件でも聞いてるな」

 

デトロイトの観光名所である

ノースビル付近で自分の皮膚を

引きちぎって投げる男が逮捕されてた。

 

その男は『感染してる!助けてくれ!!』

と叫んでいたという。

 

今回の事件も最近、デトロイト周辺で

起きている猟奇殺人と関連あるのか?

 

レントンは夜空を見上げながら

頭の中で仮説を立てていく。

 

そんな時

 

〜♪(days flow)

 

 

「はい?」

 

『その声の感じは…

上手くいかなったみたいね』

 

「マヤさん」

 

不意をついた上司からの電話。

 

レントンは首を回しながら応対する。

 

『で、いきなりなんだけど』

 

「また、イスラエルまで

ガサ入れるっすか?」

 

『違う。私たちの父上さまが

B.S.A.Aをデトロイトに投入することを

正式に決定したわ』

 

「マジかよ…」

 

B.S.A.A…イタい製薬会社

『アンブレラ』崩壊後

 

流出した生物兵器による

同時多発テロの責任逃れのため

『製薬企業連盟』が結成した

バイオテロ対策部隊。

 

部隊に援助していた

第2のイタい会社『トライセル』が

諸事情で壊滅した結果。

 

LSDの支配下にある国連で再建され

横のつながりから

天界容認の実働部隊としても活動している。

 

全知能の神、直々に”投入”を

決断するという事実的な

非常事態宣言にレントンは

 

「やんなちゃうなー」

 

「はっ?」

 

完成度が低い『SIREN2』の

キャラクター、藤田茂のモノマネで

ぼやいた。




徐々に、感染が表だって来てます。

着メロには()を使います。

交渉人サロゲートのデレクは
『アメリカン・ヒストリーX』に
出てた時のエドワード・ノートン似です。

サリーとコナーはご想像にお任せします。

マヤが言ってる「私たちの父上さま〜」は
某キリスト様の実父の方です。
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