※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

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今更ですけど、『ロス暴動』を
元にしてます。

さらなる変化球を。


Detroit5

『私はー』

 

『リクオさんと

一緒に居られて幸せです』

 

『リクオ…逃げろ。”アレ”を』

 

『頼むぜ…護ってくれよ』ガクッ

 

裏市。

 

バサッ!

 

 

「おはよう〜もう夕方だけど」

 

「ホントだ」スッ

 

ほぼ廃墟みたいなモーテルの一室。

 

そのボロ屋に滞在してる

1人の青年。

 

向坂リクオ。

 

亡き『ラスト・ガンスリンガー』の

井沢ひろみの弟子であり後継者。

 

”守護者”と呼ばれる天界、地獄の

ルールに従う必要が無い存在でもある。

 

キーホルダーと化したひろみの

相棒だったしゃべる二輪車(モトラド)

エルメスを窓際に運ぶ。

 

「太陽も出てないのに

活気がいいのは闇市だからかな?」

 

「眠る必要が無…」

 

『リクオ様の胸は温かいですね』

「…くもない」

 

「また、サミィのことを

思い出したんだね」

 

 

自分の故郷である『イヴの時間』。

 

その世界でも、アンドロイドを

かつては道具として扱っていた。

 

だが、紆余曲折あり

アンドロイドと人間が共存する

社会へ変革する。

 

故郷とデトロイトの雰囲気が

似ているせいか”殺害”された

恋人だったアンドロイド

サミィが白昼夢の中に現れ続ける。

 

別に思い出したいワケじゃない。

 

ただ、何故か

この場にいるように感じる。

 

幻なのは理解してるからこそ

自分の不甲斐なさに苛立つ。

 

なぜ…護れなかったのかと。

 

それを払拭するかの如く

用意するリクオは

エルメスを連れ、窓から飛び降りる。

 

シュ、タッ!

 

 

「まだストーキングするのかい?

あの革命家さんを」

 

「尾行だ」

 

廃棄された駅をLSDが改装して

大型のシェルターにしたが

 

いつの間にやら

サロゲートが原因で失業した

浮浪者や”プログラムに逆らい

運命に抗う事をきめた

異端種が集う裏市へ。

 

そこを管理してるのは

サロゲートの『カストロ』と

呼ばれる異端種のエフ。

 

エフは”自由の翼”という

革命組織を指揮しながら

人間に道具として扱われる

サロゲートを”解放していた。

 

エフの望みは

『人間とサロゲートが

公平にに生きられる』世界である。

 

そのため、浮浪者と異端種を

同等であるというルールを

裏市に敷く。

 

美形かつ強固な意志を持ち

運命に抗おうとする姿に

リクオは亡き自分の師匠と

重ね合わせる。

 

5日前から、勝手に

気づかれないよう

ボディガードしていた。

 

エフの行く先々で

多種多様な謎のピエロを

目撃していた。

 

心配したリクオは

『地下の王』と会う

エフを遠目から見守る。

 

「久しぶりだな、エフ」

 

「のび太さん」

 

地下の王こと野比のび太は

”裏”専門の情報組織の代表だ。

 

さらに凄腕の武器商人及び

ガンスミスも兼ね合いしてるので

LSDからの信頼も厚い。

 

何度か、エフとも情報提供などを

おこなっているため

割と親しい間柄だった。

 

「ストレインどもが徘徊してんのに

こんな裏市の路地裏なんかで大丈夫か?」

 

「問題ありません。警備は

厳重にしますので」

 

「マリナちゃんがそう言うなら…

まぁいいや」

 

エフの側近である異端種。

 

マリナは中東風のメガネ掛けた

知的美女サロゲート。

 

のび太はマリナを気に入っている。

 

だから、マリナを

連れて行けばスームズに

取引を進めることができるのだ。

 

「んで、頼まれたヤツの伝票」

 

「ありがとうございます」

 

「言われた通り…揃えたぜ」

 

PーPーPー

 

ウィーン

 

「流石ですね」

 

 

FN SCAR-L CQC4.000。セクション9風

H&K MP5K同上。S9風グロック17同上に

ベネリM4NFAやスティンガーミサイル

などが運送トラックに満タンで

軍用木箱の中に詰められていた。

 

マリナは伝票と降ろされていく

箱を交互に確認する。

 

「間違いないですね」スッ

カチカチ

 

「ヒュ〜」

 

アタッシュケースの中には

前金1億ドル。

 

それと残り、6億ドルの小切手が

入っていた。

 

リクオは双眼鏡越しに

ケース中身を覗き

何処からアレだけの金を?

と首をかしげる。

 

 

「リクオ…」

 

「ん?」

 

「昨日のピエロが

大きい銃もって、取引場所に

走ってるけど大丈夫かな?」

 

「大丈夫じゃない…」ガサガサ

ゴゾゴゾ

 

 

取引場所のエフとのび太たちの

死角方面からBrenMK2を両腕に

抱えたブリーフ一丁のピエロが

スキップしながら接近していた。

 

リクオはエルメスからそれを

教えられ、すかさず

二つに分解されたライフルを

左懐から取り出す。

 

五ニ型国民ライフルこと

フルートと呼ばれる半自動ライフル。

 

ひろみの遺品の一つでもある。

 

サプレッサを装着すると

リクオはスコープの調整しながら

ピエロに照準を合わせた。

 

〜♪

 

 

「なんか、聴こえね」

 

ビシュウ

 

ドスッッ

 

 

「マズい…」

 

「チッ、メンドくせぇ」カチカチッ

 

 

突如、矢で頭を抜かれたピエロ。

 

倒れると同時に

光学迷彩を身に纏うピエロとは

別の集団がエフたちを取り囲んでいた。

 

さらには

 

「ドッコイしょ」ジャカッ

 

ピエロの死体からMK2を

なぜか、拝借する

関係ないはずのナタリアが居た。

 

 




キャラによってテーマが
違っていまして

ナタリア(鈴屋什造)編は
『自分自身を確立する』。

シンジ、少佐編は『血の繋がらない
家族の絆』。

レントン編は『元刑事の意地』。

リクオ編は『大切なモノを取り戻す』

ちなみに、エフのモデルは
手塚治虫先生の『アドルフに告ぐ』から
アドルフ・カミルです。

マリナは『ガンダムOO』の
シーリン・バフティヤールに似てます。

次回はナタリアに視点を戻す
予定です。

余談ですが『セクション9〜』は
ハリウッド実写版攻殻機動隊で
使用されたプロップガンのことを
指してます。

少佐たちが使う予定は
今のところないです。
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