※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

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二部作でやる予定です。



シビル・ウォー3

歴史がどうあれ

 

「私もお金持ちになったら…

あの飛行機船に乗れるかなぁ」

 

「何言ってんだよー俺たちは」

 

「乗れるよ」

 

「シンジさん…」

 

「お金持ちならなくても乗れる。

予約いるけど」

 

「じゃ、明日にでも

乗れますか?」

 

「うん。約束する」

 

「やったー!!」

 

僕はフェイを護れなかったのは

事実です。

 

なぜー

 

「気をつけて行くんだよ〜」

 

「「はいー!」」

 

 

2人を止めなかったかと。

『外出許可証』無しに外へ出た

エルディア人がどんな目に合うのか…

わかっていたのに…

わ(・)か(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)ハ(・)ズ(・)な(・)の(・)に(・)

 

「ハハハハハハ!!

まさに死骸だな」

 

「ったく…仕事増しやがって」

 

「なんの話?」

 

「しゃ、社長?!」

 

「なぜココにー」

 

 

フェイの死体を見つけたのは

たまたまでした。

 

マーレ都市部からレガリオに戻る途中

川辺に公安の連中が集まり

現場検証してました。

 

ナチス気取りの公安連中は

世間話しながら小さい人の形する

モノを包もうとしていた。

 

それがナニか…理解した時

 

 

「メンドくせぇな〜」

 

「離れろぉぉおおおおおお」BLAM

 

「シンジ?!」

 

「止せ!!」

 

気づけば、公安局員に

殴りかかってました。

 

同行していたLSD相談役、

ケンスケの制止なんて

御構いなしにフェイの元へ

駆け寄りました。

 

「フェイ…目を開けて」

 

「お願いだから…目を開けてよ」

 

「頼むから…フェイ」

 

「目を開けてくれぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

フェェェェェェイイイイイイイイ」

 

うわ言のようにそう呟きながら

フェイの亡骸を抱いて

泣き叫んだそうです。

 

後々、フェイを殺した犯人である

現場にも居たグロス曹長と呼ばれる

ブタ野郎は

 

僕の様子を見て、青ざめた顔してた

そうです。

 

 

ちなみに『フクロウ』と称される

エルディア復権派のスパイが

僕を支えて、車に乗せたらしいです。

 

復権派については…ある意味で

同志のフェイの兄でもある

グリシャが身を置いていたこと

以外はあまり、知りません。

 

正直言えば…興味が

ありませんでした。

 

当時は、フェイを殺した奴らに

1ヶ月かけ、生き地獄を味わせて

豚のエサにしてやるコト以外は

あまり考えられませんでした。

 

キーキーキー

 

 

「フェイ…空の下から

レガリオはどんな風に

見えるんだろうねぇ」

 

キーキーキー

 

 

腐敗が進んで、蛆虫が

顔から湧き出ている

フェイを抱き抱えながら

ブランコに座っていました。

 

あの頃は…8つになる女の子が

何に喜ぶのか、イマイチわからず

なんとなく(違う世界で)

ブランコを買い、庭に設置しました。

 

ブランコを立って漕ぐフェイ。

 

負けじと勢いを付けて

漕いでいるグリシャ。

 

タバコを吹かし、

2人をみつめる僕。

 

大切な日常。掛け替えのない日々。

 

ずっと…続くと思っていた。

 

でもー

 

『シンジさん!』

 

 

もう、戻らない。

 

僕の愚かな判断が

フェイを殺した。

 

”妹”を失くした僕に

希望をくれた存在であり

たった1つのー

 

 

光。

 

 

それをまた…喪失した。

 

LSDとマーレは協定を結んでいる。

 

表だっては報復できない。

 

表(・)だ(・)っ(・)て(・)は(・)。

 

だが、僕個人としてなら

どうだろう。

 

それなら…

 

ガチャッ

 

 

「本当にお悔やみを…」

 

「気にしないでください。

こちらの責任ですから」

 

 

なんでー

 

娘が生きたまま、犬に

食い殺されたにへりくだれるのだろう。

 

この時は理解できなかった。

 

今は…なんとなく

理解したつもりだけど。

 

バタンッ

 

 

「すみませんでした…

息子さんのお気に入りとは知らず」

 

「今回はなんとか…言い聞かせるけど」

 

「次(・)は(・)無(・)い(・)か(・)ら(・)。イイわね?」

 

「はっ、はい!」

 

 

『お気に入り』

 

まるでモノみたいな扱いだ。

 

血は流れるし、笑ったり

悲しんだりするのに。

 

ナチス気取り連中には

そんなこと…関係なかった。

 

豚野郎はこめかみから

汗を吹き出して、義母に

必死で頭を下げている、

 

今すぐにでも殺したかっけど

 

ケンスケが義母のそばで

僕を監視してて動くに動けなかった。

 

豚野郎は苦笑いしつつ、ブランコに

座る僕にも頭を下げる。

 

それに

 

「バン…」

 

 

指先で拳銃を作り、銃口を向ける以外

豚野郎にはできなかった。

 

後々、泣きながら

真っ直ぐな目で遠くを見つめて

やっていたことを

ケンスケに教えられた。




LSDのおかげでベトナム戦争時代
末期ぐらいまで
マーレは発展しています。

後半から、シンジが
感情をぶちまけながら
話しています。
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