Search&Destroy -true But Whole 作:アンデッド
数時間前…某漁港。
「ざまぁみろぉ!!くそがぁっ!!」
(声デカっ)
なんとなくエビバーガーが
クサい行動してんなと感じた
あたしは1週間ほどストーキングしてた。
案の定…サバの煮込みと悪巧みしてて
カオルちゃんを巻き込むつもりだったから
あるコトを誰にも言わず、実行したんだよね。
プルルルルル…
『ハイ』
「熊倉サァーン、あたしだよ
レインだよ」
『お嬢様…どうしましたか』
「いきなりだげどぉ〜地元の後輩に
吉澤って名前の子はいるかな?」
「いますが…何か失礼なことを?」
「んやぁ実は、もし」
「なにか頼みごとされてないかなぁって
想ってね」
我ながら妙案だったと自負したいね。
『獅子谷がカタギを恐喝してるから
見せしめに”解体”する』
というシナリオが出来上がり
お父さん容認であたしは
兄ゴリラをなぶり殺しにできるのだ。
協力してくれたイケメン熊倉には
兄ゴリラの住んでる高級マンションの
住所を教え、隠してる5億円を渡して
カオルちゃんを護ってもらうことに。
なんやかんやで竹ちゃんの問題が
解決したんじゃないかと
あたしは勝手にそう思ってたんだよなぁ。
まだ、竹ちゃんの苦難は
終わってないのにね。
まぁ…とりあえず。
キィイイッ
ガチャッ
獅子谷ジム、洗面台。
「フー」
ゴッ!
「がぁッ?!」
ダッッッッ
「ッ!!?」
洗面台でキモい鼻歌を口ずさみながら
歯を磨く兄ゴリラになぶり祭り開幕
一発目、脇腹に前蹴りを食らわせて
片膝をついた瞬間に髪を掴み
浴槽扉に顔面を叩きつけたんだぁ〜
ググググググッ
「がッ…ごッ…」
ズルズルズル
「カオルちゃーん、助けに来たよ!」
「会長?!」
バスバスバスッ
予想外のことに柄埼くんと加納くんも
頭をカチ割られて前かがみで倒れていた。
とりあえず…サプレッサ付き
TTI仕様のグロック17Lで見張りやってる
黒ジャージのおじさんを射殺して
自分が首にかけていた
タオルで絞められた兄ゴリラを
拘束されてるカオルちゃんの前に置いた。
ガチャガチャッ
「大丈夫?」
「ああっ…なんとかな」
「柄埼くんと加納くんは
死んでるのかなぁ」
「生きてます…ギリギリですけど」
「事の発端はどこにいるのかなぁ〜」
「腕が片方無いですが…」
「あっそう。生きてんのかぁ」スッ
あたしは片腕が斬り落とされて
縛られてるエビバーガーの元に
先ほど殺したおじさんから
懐中電灯型スタンガンを借りて
スキップしながら向かったよ。
「あの…」
バコッッッ
「おい!!」
ドカッ!!ガッガッガッガッ
ぐしゃっ
「マジかよ…」
あたしはカオルちゃんが制止する前に
倒れているエビバーガーの頭へ
懐中スタンガンを振り下ろした。
殴り過ぎちゃって、スタンガンが
頭に食い込んじゃったなぁ。
とりあえずは…
エビバーガーのご家族の方には
100億ぐらいを振り込んでるから
幸せになるよう願ってます。
頭にスタンガンがめり込んでる
エビバーガーに手を合わせたら
次にやるべきことは決まってた。
「柄埼くんと加納くんは
使いモンにならないからー」
「多分、獅子谷を心配して
ジム仲間たちが出向いてくるから
迎撃しようカオルちゃん」
「どうするつもりだ?」
「コレだよ」スッ
バックサイドホルスターに入った
ウィルソンコンバットBCM
ガンファイター1911を
カオルちゃんに渡した。
「地獄送りにしてやろうね
カオルちゃん」
「使い方を教えてくれよ」
「ゴメンゴメン、忘れてた」
レインの冷徹さと人情味がちょっと
判明しました。
とりあえず、次ぐらいで
回想を終わらせたいです。