Search&Destroy -true But Whole 作:アンデッド
マーレ、シンジの隠れ家。
ウィーン
「~♪」Runnnnnn
ガチャ
「シンジ」
「どうしたの?ジャッグ」
「友人って名乗る奴が来てるぞ…」
「あっ通して通して」
戦士の帰還から多分
4年が経過してたと思う。
廃墟になった
良く知らない屋敷を
要塞化して隠れ家として拝借。
戦士たちを裏で支援しつつ
マーレ全土に色々と仕掛けていた。
考えをまとめる為に
ランニングマシンで走ってる時
「お久しぶりです…シンジ様」
「やぁ、ヴィリー君。汚いトコだけど
座りなよ」
実質的にマーレを支配してる
タイバー家。
巨人化できる力を持ちながら
マーレに協力してエルディア帝国を
破壊したもんだから
復権派には『裏切り者』呼ばわり。
でも、マーレにとっては
『英雄』として扱われている。
そんなタイバー家の現当主
ヴィリーくんと久方ぶりに再会した。
「調子はどうだい?」
「変わりなくですね。そちらは」
「僕も相変わらずかな〜」
「お母様がお亡くなりなって
貴方が今や、”来訪者”の代表だ」
「へへ〜」
来訪者。
僕たちLSD所属する者たちの事を
マーレ人はそう呼ぶ。
義母さんが殺されたから
自動的に僕が来訪者の代表に。
自分の母親を殺した連中と
手を組んでるなんて皮肉だよね。
「君が来たのはー」
「マーレの戦士たちと共に
突如、再訪した事と謎の飲料水を
販売している目的について
教えて貰えないでしょうか」
「やっぱりね」
ヴィリーくんは感が鋭い。
だから近々来るなって
想ったら案の定。
まぁ、来たときある事を
『提案』しようかと
考えてたんだけどね。
「あのさ…」
「何でしょう?」
「ちょっと一枚噛んでほしい
話があるんだけど」
この時のヴィリーくんは
蛇に睨まれたカエルみたいで
申し訳なかったなぁ。
ぶっちゃけ彼に決定権無いし
拒否したらどうなるのか
バカじゃないから理解してた。
「私のできる範囲であれば
お手伝いしましょう」
「じゃー」
僕のために。そしたら君の家族の
安全は保証するから」
話は変わるけどさぁ
僕たちがマーレに潜入してる時。
バラディ島にいるレインと調査兵団は
流刑地に足を進めていた。
時差的に1年前後だと思う。
「水着作っとけば
良かったね…」
「水着!!海に入る専用の服が
あるの?!」
「うん。男の子はパンツ一丁で
女の子は下着で胸とオマタを
隠して泳ぐんだよ」
レインは死ぬハズだったベルトルトくんや
マルロくんを配下に収め
エレンと共にマーレへ潜り込む
準備を進めていた。
「クイズリングはいねぇのか?」
「居たら、あたしが始末するから
へいちょーも海を楽しみなよ」
ZQNRが解放された日。
パラディ島の壁が全て
崩壊したらしい。
多分、中にいた超大型巨人たちを
取り込んだと考えられる。
それと同時に巨人たちも
姿を消した。
結果的に壁の中にいた
エルディア人たちの活動領域は
広がった。
でも
ザッザッザッザッ
「あぁ〜」
「寝返りが来たぞぉぉおお?!」
寝返りことクイズリングは
精神状態が巨人のまま
人間に戻った者を指す言葉。
ぶっちゃけゾンビと大差ないから
遠距離から頭撃ち抜けば
始末できるんだけどね。
巨人より楽かも…
なので、調査兵団によって
パラディ島の寝返りは
かなり減ったらしい。
ザッー
BWWWWWWWWW
「姫ーー」
「あっ!」
「誰だ?アレ」
「あたしの古くからの"友達"」
海の向こうから疾走してくる
ヨット・クルーザー。
それは僕も知らない
ウラの『友人』だった。
よくよく、考えればレインって
『ウィリアム症候群』じゃね?
と思うかも知れませんが
自閉症の正反対なので間違ってないです。