※この作品はR-18です。

Search&Destroy -true But Whole   作:アンデッド

9 / 60
サウスパークの『You're Not Yelping』を
元にした話をやります。


Ass holyちゃん
Ass holyちゃん編1


サウスパーク、シティパタウン。

 

 

「ジーザス♪ あなたを呼ぶとき〜

オェオェオェ!! 昨日にすれば良かった〜」

 

「なんだソレ」

 

「えっ? キリスト様を讃える歌だけど」

 

「もうちょっと、表現オブラートに

した方がいいぞ」

 

「そう? じゃ…」

 

「げっ…ウップ。バクシュン!?」

 

「ヒドくなってる」

 

 

「ハァ…直ちにお席の方へ

案内いたします」

 

「なにを言ったんだ?」

 

「何者か教えたのさ、ランディ。

普段は伏せてるが」

 

「扱いが悪いときは

Wolpレビュアーだって教えたのさ」

 

 

レインとエレンはある飲食店を

横切ろうとした時、妙な

状況に出くわした。

 

レインは眉をひそめながら

列に割り込んで、知り合いの

地質学者ランディと

弁護士のジェラルドに絡む。

 

「やぁ、なにしてんの2人とも」

 

「お嬢さま!

一緒に食事でも…」

 

「いらない。それより

さっきのちょっと見てたんだけど

なにしてんの?マジで」

 

「私は自分の…」

 

「じゃなくて! なんで並んでる人

イッパイ居るのに三流弁護士如きが

大物食事評論家みたいな

態度でいるのさ?!」

 

「それは私がWolpレビュアーだからですよ

お嬢さま」

 

「ハッ?」

 

 

レインは呆れた表情しながら

店の奥を覗いてみると

ジェラルドと同じくスマホを

片手に『Wolpレビュアー』と

名乗る大量のアホが

大物評論家の如く、スタッフに

注文していた。

 

うんざりした顔で対応する

店のスタッフ達を不憫に想ったレインは

 

「みなさんー!!」

 

「なんだ?」

 

「さぁ」イジイジ

 

「Wolpレビュアーの方だろーが

なんだろーか特別扱いしません。

どの店も同じくです」

 

「あなた方が優れたレビュアーであるなら

他のお客様と同じ待遇を

受けなくてはいけません」

 

「どうして?」

 

「レビュアーなら客観的な

評価も必要だから。食べログだから

好みの違いはあるけどもね」

 

「評価するのはお好きに。

でも特別扱いは…」

 

 

「すまないWolpレビュアーなんだが」

 

 

また、新たに入店する

アホWolpレビュアーに

レインは呆れた表情する。

 

その場にいたスタッフたちは

静かに頷きつつもあまりに大勢な

評論家どもにやむなく従うことに。

 

気を効かせたスタッフが

レインを店前まで連れて

 

「ありがとうございます。あとは

我々が応対しますので…」

 

「でも」

 

「この店がこの場所で経営していくには

彼らを満足させるしか」

 

「悪いが…」

 

「はい!」

 

 

レインを外へ見送ったスタッフは

ため息つきながら地獄の底へ戻った。

 

釈然としない顔するレインに

エレンは歩きながらなだめる。

 

 

「仕方ない、レビュアー気取りの方が

数に優ってる」

 

「あの店で働く人たちは家畜って

言いたいの?エレン」

 

「ちげーよ」

 

「エレン言ったじゃんー」

 

「地獄に足を突っ込むヤツは大概」

 

「自分の意思じゃなくて、他人や環境に

よってムリやりだけど…」

 

「自らの意志で地獄に突っ込んだヤツが

見るモノは違うって」

 

「地獄の先には希望が絶望かー」

 

 

レインの言葉にエレンは

強い表情で固まる。

 

「それは地獄へ進む者にしか

わからないって言ったよね?」

 

「あたしの場合、選択できなかったけど

どんなことがあっても引き返さないって

決めたんだ。世界の理不尽をー」

 

「正すために進むって

心に決めた」

 

 

意を決した面持ちでそう語るレインに

エレンは頭を撫でながら頬をゆるませた。

 

ナデナデ

 

「なんだよぉ〜」

 

「気にすんな。まぁとりあえずは」

 

「クソWolpども駆逐する計画を

カオルちゃん達と考えないとね…」

 

 

レインとエレンはチーム・ウシジマが

待つ飲食店を目指して小走りする。

 

 

ピピピピ

 

「まずいことになりました…

”死の天使”がサウスパークに来訪してます」

 

タコス専門店。

 

クチャクチャクチャガッガッ

 

「おまたせ!アミーゴ、タコスと

タキートスだ」

 

「ありがとう…Wolpレビュアーだと

伝えたっけか」

 

「はい。何度も」

 

「5つ星やるつもりだが、1つも

なり得る」

 

「1つ星はやめて!」

 

「無料のデザートがつけば

気は変わるかもな」

 

「すぐ持ってくる!!」

 

タッタッタッタッ

 

 

「この異教の響きも耳に毒だな…

そこの給仕」

 

「オイ」

 

「なんだ?黄種ゴリラ」

 

「そろそろ…やめた方がいいぜ」

 

 

 




レインが言った言葉は『進撃の巨人』
ネタバレですが

97話でエレンがファルコに向けた
激励の言葉です。

ライナーからエレン…そして

レインとファルコに引き継がれる
意志のリレーです。

あと、店の表記はわかる範囲でやります。


次回は最強闇金業者VS史上最悪の鬼畜小学生
がバトります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。