※この作品はR-18です。

デュラララ 覧古考新   作:家上浮太

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蛟竜浮上

 

スマフォを三つ手に持った男と四十万がスマフォゲームをしていた。

「前から気になってたがその三つ目の腕は何だ」

「あぁ二つ目も大阪のマッドサイエンティストの傑作だよ」

「大阪のマッドサイエンティストってどないやねん!」

夏瓦ジャミがスマフォ片手に突っ込む。

「ふむ、非日常を忘れてスローライフ、か」

「うん、今度軽井沢の別荘に行ってみる?」

「それいい案だな」

「なになに、私も混ぜてよ」

ミミズも、スマフォを両手で持っていた。

「やぁミミズ、トカゲさんは見つかったかい?」

「えぇおかげさまで」

「思えば君の狂信ってどこから来たのやら」

「あなたが教えてくれたんじゃない」

「不動明王の対って有動暗王にならない?」

「なにそれ?」

「煩悩と博打の女神、小生の血族の菩提みたいなもんだよ、まぁ、天魔女って話さ」

「女体化した織田信長かしら?」

「あぁ、白夜丸が言ってたな、和歌山に博打の聖地が秘匿されている、とな」

「そっちに行きたい?」

「いや、折原臨也がたどり着いてそうだなと思っていてな」

「人間の心を弄ぶ彼なら連戦連勝は確実だね、そういえばミミズさんはもうギャンブル組織とか創らないの?」

「あぁ、池袋の凄い人でもたぶらかそうかしらね」

「そうするといいよ、お、レア釣れた」

「ジャミ、こいつ実は悪運なんてないんじゃねぇのか?」

「薄々思ってるけどこいつ、ジョーカーを引くのだけは凶運そのものだぜ?」

「まぁ、金欠病は散財癖があってな、ガチャとかな、まぁ、囮端末を一つ使えば釣れやすい」

「なぁ、お前の悪の美学ってなんだ」

「蛇じゃ駄目なんだ、鰐でなくてはね」

「鰐?」

「自分の領域に来る奴を逃さず、正確にはヌーっていうのは生きるために移動する、そこで弱いヤツやら、逃げることに失敗したやつは、食われる、しかも鰐の補色方法も咬合力もやべぇんだぜ?」

「わーかっこいー」

ジャミが褒めてる。

「つまり、蛟竜はやや浮上したら鰐っぽくなったんだね」

「池沼じゃねぇよ、その沼はまさに泥沼だ、非常識を貫くってのは…………こういうのを言うんだぜ?」

「非常識って言葉がかっこよく聞こえる時が来るとはな……………………」

「いいじゃないか、バレなきゃ犯罪じゃないんだぜ」

「現在進行形であの計画がバレそうになってるのに、本来ならこんなスマフォゲームに余裕綽々している場合じゃない」

「何を言ってる、嵌める準備が出来たからこそ余裕なんじゃねぇかよ」

「なに?」

「道化師の仮面の内側は冷笑に満ち満ちているのだよ」

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