「茜ちゃん久しぶり!」
そう言ったのは精神病棟から出てきた少女。
曰く彼女の真実を知りつつ友達でいた少女。
彼女のみ恐怖よりも狂信的な親しみを持つ。
彼女のためならなんでも出来る、と豪語した。
小学生にも関わらず、刺青をもう体に加えた。
大きくなったら頭の良い自分はインテリヤクザになる、想い人の懐刀になり、用心棒も務める。
それを知られるのは彼女が事件を起こした時。
彼女は幼稚園児の時に突然浚われてしまった。
その時、自分の友達には粟楠会の娘がいるといった、事実そうだったし、それで誘拐犯は自分を解放した。
両親にはどうして解放されたか知らない。
犯人が罪悪感が唐突に目覚めたからと思ってる。
しかし違った、両親は表側の人間でいて欲しい。
やがて、小学生の彼女は箔をつけるたまにレディースに入る、陰湿かつ冷徹な手段、最初に自分の友達には粟楠会の娘がいるといった時、彼女は何もかも暴走した、リーダーになった時にはダラーズの一派が両親の情報を出してきて、弱味を握られ、脅され、それをあくまでリーダーの『お願い』として、受け入れさせられた。
ただ、屈辱だった。
そこに隻腕の男が甘言を漏らした。
ダラーズが表裏両方に喧嘩を売って霧散し終えた時。
久しぶりに池袋にやってきたブルースクウェアNo.3。
彼がレディースに喧嘩を売った。
女相手でも容赦が無い暴虐の嵐。
彼はそれをし終えた後に余韻に浸っていた。
その暴力に久しぶりに楽しんでいるように見えた。
というより、それは、戻ってきた、と思っている。
しかし、彼は、ここで、一つの言葉を彼女に言う。
自分の携帯電話のメールアドレスを紙で渡すと同時に、それは、とことん彼女の心を根こそぎ狂わせた。
「愛が一方的で茜ちゃんに気づかれてないよね」
「!」
その後も彼は蛇が禁忌の果実を喰わせるように。
どこまでもイヴへの堕落を軽々しく行っていく。
「君はさぁ、彼女につきたいならちゃんと宣言したり、きちんと告白すべきだ、まぁその段階まで達せれてないだろう、行動だけが先走りしている、青崎に体を売ったりしてさ、チームを粟楠会の傘下チームにしたり、熱心なのは結構だよ、君が狂っている事を茜ちゃんは知らないよ? 僕は茜ちゃんの上の奴等に嫌われたり憎まれたりしているけど、そうだね、君に隷属したら、汚名が名誉に上塗りされるなら、いくらでも、君が僕を求め、従わせ、そのダラーズのリーダー竜ヶ峰帝人への復讐なら、どこまでも付き合うさ、だから、彼が幸福となった、いや、真に裏社会から脱落した時こそ、立つ鳥を泥沼に沈め、二度と羽ばたかせないようにしようか」