第108話
「ギャラルホルンのおじさんたちありがとう!」
アインは笑顔のクッキーやクラッカにそう言われた。
「せめてお兄さんと言われたいなあ……」
瓦礫を片付けながら苦笑いするアインだった。
「何、男がおっさんになるのはあっという間だぞ」
「ゾクシュよりも残酷ですねぇ……」
二人は笑った。
「ジュリエッタ、無理しなくても良いんだぞ?」
「いえ、あと一時間ほど作業を……」
燃え尽き症候群が少し終わったジュリエッタもモビルスーツで瓦礫の作業をしていた。
決戦が終わったあとぐったりと寝込んでいたが他の者が復興作業をしているのを見て決意をしたのだ。
彼らだけではなく、イオクやギャラルホルンの軍人たち鉄華団たちも含めては破壊された街の瓦礫の処理や、食料品を配っていた。
「まるで子供が暴れた様な感じだな……」
ぼんやりとカルタはそう呟いた、彼女が手に持っている缶詰は温かいスープだった。
「こんなものでも腹は膨らむな……」
普段の彼女ならば絶対に食べない代物だろう、しかし「軍人は良いものを食べているに違いない!」という暴動を防ぐ為にこうやってアピールを兼ねているのだ。
「クーデリアさんと私で残りのサラダを配りますのでフミタンは休憩してください」
「いえ私は……」
次の瞬間、繋が泣き始めた、フミタンは慌てて自らの母乳を飲ませる。
それを見ながらアトラはそっと下腹部に触れる、淫紋はない、三日月との子供である、お腹の中に暁がいるのだ。
「アトラ!貴方も身重なんですから程々にね!」
「クーデリア様には叶わないな……」
アハハと彼女達は笑った。
「……」
ぼんやりとそれをカルタは眺めていた。
「あの?サラダどうです?」
「ああすまない」
カルタはサラダを受け取って食べながら母乳を飲んでいる繋を見ていた。
「……」
「羨ましいよ君たちが……恋人が私にもいたけど、忘れようと努力しているつもりだけどね……」
「寧ろ忘れるとか忘れないとか関係ありません?」
「私達がいることが、この場にいない者にとって幸せだと思うんです、見ているような気がして、幽霊がいるのかどうかわからないけど」
「皆何か失っている気がするんです、それでも前に進むしかない」
クーデリアとアトラとフミタンは次々とそういった。
「こら!昭宏!お肉取りすぎ!お魚や野菜も食べなさい!」
「勘弁してくれよ……」
「おい、もうかかあ天下だぜ!ハハハ!」
「ほっときましょうオルガ……」
そんなことよりもビスケットはどんどん美しく成長する妹たちにまとわりつこうとする男からなんとかして守ろうと考えていた。
「私にも働いて食べさせなさい!二人分食べないといけないだから!」
え!? という空気になってしまったがすぐに女性陣が祝福した。
史実とは違う未来が生まれようとしていた、神が不在の中で。
カルタが夜遅く基地に帰るとシャワーを浴びた。
復興で作業をしているせいだろうか、筋肉が前よりもついたようで自分でも腹筋などを美しく感じていた。
「……いや無駄な事を」
鏡を見ながら呟いた。
もう既にカルタは娼婦花札をやめていた、忙しくなってしまったというのもあるが、マゾ豚としての情熱がほとんどなくなってしまった。
「フレ!ああっ!早く帰ってこい!」
乳房をさらけ出した、大きさはフミタンの方が上だが形は綺麗に整っていて美乳である。
「こんなものにまた頼らないとイケないとは……」
ナノマシンを起動させカルタはゆっくりと自虐混じりにつぶやきながら眠りについた。
「グヘヘへ、久しぶりの上玉だぜ!」
「嫌っ!やめてください!」
暗い森の中、白いシスター姿のカルタが2メートルもある、緑の肌で彼女よりも背が高く2メートルは超える背丈もあって、当然のことながら屈強な体格だった。
即ちオークである、彼らは四人で取り囲み、彼女を四面楚歌の状態にした。
(初心者の僧侶でも達成出来る安全なクエストだと冒険ギルドから聞いていたのに……)
「フキトーベ!レベル1!」
彼女は呪文を叫ぶと風が巻き起こった!しかしオーク達はびくともしない。
「ギャハハハ!レベル1の魔法だって!」
「俺達は平均レベル30はあるのにな!」
(レベル30!?駄目だわ!絶望的に勝てない……)
「へっへっへ!魔王様には感謝しているぜ!」
「嗚呼全くだ!人間とモンスターの間の子は強力な種族になるからな!」
その言葉を聞くとカルタは全てを悟った!
「やめてください!性奴隷なんて!」
「やだね!お前に拒否権はない!」
ビリビリ!純白のシスター服がアッサリと破られ、意外にも黒いレースのブラジャーとパンティーが顕になった。
「おっ!こいつレベルは低いが上玉だぜ!」
「いやあああああ!!!!!やめて!」
ボロンと出した彼女の腕よりも太いペニスをオーク達は腰蓑から取り出した、次の瞬間オークは倒れ込む、カルタに覆いかぶさる、背中を切られたのだ。
「ヒイイイ!!!」
「おいどうしたんだ?え?」
次の瞬間、そういったオークも首と胴体が離れる。
「なんだ!てめぇは!」
「そうだ!全く良いところだったのに!」
全くその通りである。
「ふん、女性初心者僧侶シスターに対して酷い扱いだったからな、俺が礼儀を教えたまでよ」
「やっちまえ!」
「おう!」
残った二人のオークは棍棒を持って襲いかかる。
ザン!ザン!しかし一瞬になってバラバラの肉片になった、剣から放たれる衝撃で周りの木もまるでバナナの様に簡単に切れた。
「ヒイイイ!!!」
「やれやれ、オークのレベルも落ちぶれたものだが最近のシスターも低レベルになったな」
「わ、わたくしは初めてのクエストだったのです……」
「ふむ、やはりここらへんの生態系もおかしくなっていたか」
「生態系?」
一見オークに比べて背丈は170センチ程度だが鍛えられていて、無駄な贅肉は一切なく、明らかに重く鋭い剣を持っており、鎧やマントも年季が入っていて、大量に道具や武具が入ったリュックを持っていた。
「これは失礼、俺の名はフレ、職業は勇者だ!」
「勇者!?あの超レア職業の?御無礼を!わたくしは僧侶カルタ!お供させてください!」
(カモがネギを背負って歩いて来たぜグヘヘへ!!!!)
言うまでもなくこの勇者ドスケベである!
「さあお嬢様!このマントに!」
彼らの冒険が始まった!
初めての街、ハジメーテ、高い石垣に囲まれた街であるが故にモンスターは容易に攻めて来れず冒険者達が拠点にする街である。
魔法でライフラインも整っていており、カルタは高級感溢れ出す宿屋に泊まっていて、シャワーを浴びていた。
そして、ドア越しに話を聞いていた。
「しかし破れた修道服があんなに高く売れるなんて驚きです……」
「嗚呼、シスターの服は魔法で加工されているし、素材も高級だからね、ギルドに文句を言ったら違約金ももらったしね」
(それもあるが、金持ちが娼婦のセックスの時に使うからな!おまけにこれからセカメラ魔法で撮影すればギルドの間で高く売れるのさ!)
既に鎧を脱ぎズボンはギンギンに勃起していた。
「少し恥ずかしかったですマント越しに私をチラチラと助平な男達が見てきて……」
(当り前だ!こんな極上のオンナを放置するなんてことはありえないだろ!)
「カルタ殿、もしかしてイシュー家のものですかな?」
「はい、家があり、神学を学んでいた、チューバーンの街がドラゴンに襲われ、流されてここに……」
「ふむ、通りでレベルが低い訳だ」
「申し訳ございません、私は復讐したいのです、魔王軍に」
「カルタ殿、復讐とは聖職者らしくないものの言い方ですな」
「これは失礼、でもわたくしの行為が多くの人々を救うのならば!」
邪悪なインチキ助平ドヘンタイ勇者フレはこっそり彼女のスマートフォンアプリケーションをハッキングしていた、
日記や時計、メールなどの普通のスマートフォンの機能もあれば、レベルアップやスキルアップ、転職などにも使われるギルドカードを見ていた。
(やっぱり未通娘、即ちバージンだぜ!しかもレベルはたったの1だが伸びしろはかなり大きい!)
この世界の教会は堕落しており、神父が幼い信者やシスターを性的に食ってしまう事が多い上にベテランのシスターも同性愛者や幼い少年を食ってしまうという神様が嘆く時代だった。
ガチャリ、ドアが開き彼女は着替える、そして彼女は決意した顔で勇者フレの目を見た。
「おおう美しい……」
ベットで寝転がりながら彼はそういった。
「もったいないお言葉です」
「ささっ!身体が冷えるといけませんからなホットミルクをどうぞ」
(サキュバスの愛液に催眠魔法がたっぷり入った極上の媚薬入りさ!しかもステータスも飲めば飲むほど強くなってしまう代物さ!)
「何から何までありがとうございます……嗚呼……美味しい……こんなホットミルク飲んだことありません……」
(まぁ俺はエロまんが雑誌のホットミルクのほうが好きなんだがな!)
最早世界観が無茶苦茶なことになっている。
「わたくしも貴方の旅についていきたいです……パーティーにくわえてください!」
「残念ながらカルタ殿、今のままでは貴方を連れて行くことは出来ません」
「そこをなんとかしていただけないでしょうか!」
ペコリと彼女は謝ったベットであぐらをかいていた勇者フレはこう続ける。
「まぁ待ってください、今のままでは、というのはこれから強くなる提案を飲まなかった場合です」
「その提案とは?」
ずいと座りふれの顔に近づいた、近いなこのオンナと思いながら衝撃の提案をした。
「勇者だけにしか使えないスキル、セックス魔法ですな!」
「セ!セックス魔法!?」
流石にカルタは顔を真っ赤して叫んだ、シャワーと媚薬の効果もあって身体が火照っている。
ちなみに壁や天井に防音魔法が施され、抗議が来ることはない。
「セックス魔法とは勇者の精液を取り込むことでステータスを上げ、隠されたスキルを引き出し、強くさせる魔法の事です」
「そ、それならば!精液を飲み物に入れて飲むだけでも効果があるのでは?」
「確かにそれでも出来ます、然し魔王軍によって生態系が大きく変わりつつあるこの世界ではそんな悠長な事をするよりも!」
「するよりも?」
カルタはいつの間にか正座をして話を聞いていた。
「お互いが興奮しながら、肌と肌を合わせる、濃厚接触した方がより効率的なのです」
「そんな……わたくしはどうしたら……」
「セックス魔法の効能はかけられる方だけではなく、かけた方も強くなるのです!」
「ではフレ様も強くなるのですか?」
「勿論!いや無理にとは言いません!」
フレは土下座をした、これで堕ちないオンナは少ない、堕ちないのであれば無理矢理レイブして洗脳すればいいだけの事だ。
「します……」
「え!?今なんと!?」
(杞憂だったぜ!やった!)
「元々わたくしはあの時オークにレイプされて魔王軍に苗床にされていてもおかしくないのです、それに比べたら貴方のような神に選ばれた男の人に抱かれるのであれば、シスターとしてこれ程までに喜ぶべきことはありません!」
(俺も昆布を持ってヨロコンブこどりをしたい位だ!)
「土下座など滅相もありません!寧ろわたくしの方がするべきなのです!」
正座をして三つ指を立てて彼女は謝った。
その瞬間、既に射精をビュルビュッ!としてしまった。
彼女は立ち上がる、フレのおちんちんも立ち上がった。
シュルシュルと修道服を彼女は脱ぎだす。
(全くさっききた服をまた脱ぐなんてケッサクだぜ!)
「ああその頭のやつはその儘被って置いてください、ガーターベルトもだ」
「これをですか?かしこまりました」
「あるとないとじゃ、興奮に差が出てレベリングに影響しますからな!おおう……まるで古代の女神を彫りだしたような彫刻の様に美しい……」
「お褒めに預かり光栄です……♡♡アッ……♡♡♡」
チュー♡チュー♡チュー♡ベチョ♡ベチョ♡
二人の涎が橋を作り、既に経験値やステータスはどんどん伸びていた。
「まだまだ、精々レベル10と言ったところでしょうか、ブラジャーを外しますね」
「ああっ♡乳首を触らないで……♡」
(手慣れている……♡初めてじゃないんだ…………♡♡♡)
当然のことだと思いつつも、彼に流されてしまう。
クリクリと乳首やその周りを舐めたり指でいじる。
「ねぇ〜オナニーとかした事ある?」
「全然した事ありません……」
「本でしかセックスを知らないと思っていたが、ここまで箱入り娘だとはな!」
既に興奮し、全身が温まっているカルタに対して更にこういった。
「そのパンティーを脱いでこちらに寄越せ」
「はい……」
素直に差し出した、クロッチの部分は既にシミが付いている。
「ほら!これを見ろ!グショグショじゃねぇか!スケベな聖女様だな!」
「や、やめてください……」
「寧ろ褒めているんだよ!さあ座って、股を開いて!」
両膝を開かせ、まるで分娩台の様に座らせた。
「ハハッ、陰毛がボーボーじゃねぇか!」
「わたくしの国では剃らないのです……」
「いや都合が良い、剃った毛を呪文で加工してお守りにすると強力なアクセサリーになるからな!」
「そうなのですか……」
「薬草などを煮詰めた汁を今からオマンコに塗る、なに心配するな、決して毒ではない、剃りやすくするだけの代物さ」
「はっはい……」と素直に従った、全くチョロいオンナだ、嫌がる奴も多いけど、大当たりだな。
剃毛はアッサリと終わり、いよいよ本番が始まる。
勇者フレはトランクスをおろし、そのギンギンになった怒張を見せる。
「大きい……ですわね……」
「俺の聖剣て強くなりな」
(聖剣というよりもさっき見たオークの棍棒を思い出しますわ……)
黒くゴツゴツとしてまるで岩の様な竿に、赤黒い亀頭はミミズ系統のモンスターを彼女に思い出させた。
そして既にダラダラと白濁のカウパーを垂れ流していたのも一種の魔物を彷彿とさせた。
(どうしよう……臭いモンスターなんて触るのすら嫌なのに、触りたくなってしまう……)
「触っても良いですか?」
「嗚呼構わんよ、ただし一回だけだ、夜は長い様で短いからな」
「はっ、はい、ひっ!」
ビクビク!びゅる!びゅる!
白魚の様な手が少し触れただけで射精をし、指先に電気が走る。
「これが男の人の精液……」
「さあ!もう良いだろう!さっさとやるぞ!」
半ばレイプの様に遅いかかり、無理矢理乙女の純血を奪う、それはまるで野良犬が餌を見つけて食らいつくようなケダモノじみた行為だった。
「ひっ……痛い……!痛い……!いた……痛い……♡」
絹で出来た高級なシーツを握り、必死に破瓜の痛みに耐えるが自分でも驚くほど気持ちよくなる、無論薬のせいでもあるが、確かにセックスの才能があった。
「もっとお願いします!子宮に精液をください……♡強くなるのです……♡♡んんっ……♡♡」
びゅるびゅる!びゅるびゅる!
「んぁ〜〜〜♡♡♡」
「お望み通り、子宮にザーメンくれてやったぞ!」
棍棒の様な、血まみれの聖剣が乙女から引き抜きられ、シーツを白濁と鮮血で染める。
「もう駄目です、レベルが15も上がりましたし……♡」
まるで全速力で走ったかのように汗びっしょりのままギルドカードを見せた。
「何を言っているんだ?お次はアナルだ!明日はオーク討伐をする為にはレベル40は最低限必要だぞ!」
「しぃ……ぬぅ……♡」
「お望み通り死なせてやるよ、但し淫乱天国地獄だかな!」
現実世界、ナノマシンによってオマンコとアナルは拡張され、ぷぴ!ぷぴ!と本気汁と腸液を全裸で垂れ流しているカルタがそこにいた。
眠りながら両手はオマンコや乳首をいじり、涙を流しながら叫んでいた。
「れぇべぇるぅよぉんじゅ〜うなぁんてぇ〜むぅりぃ〜でぇしゅ〜ゔ♡♡♡♡♡♡♡」
彼女の自分の慰めは朝まで続いた。
「まったく、レベル40ぐらいまでおちたきぶんだぜ……」
「友?何かゲームの話?」
「いやかあさんなんでもないよ、ああこのおさかなおいしいよ!」
「そう!じゃあ食わず嫌いが治ったのね!」
(昼寝から起きたら明らかに変だわ、わんわんと泣いたと思ったら、パクパクと大嫌いな焼魚を食べたり……)
テレパシーでオカンの心を覗いてみたら……まずい!明らかに不審に思っている!そうだ!こういう時こそ平常心だ!普段通りに行動すればいいんだ!
「ごちそうさま!さらあらうね!」
俺はテキパキと皿洗いをした、嗚呼、昔の洗剤はやっぱり落ちにくいな!
「い、良い子になったわね……」
(今まで自主的にそんなことしたことなかったのに……今度児童相談所に一緒に行かせないと……それとも頭をぶつけたのかしら……病院に見てもらった方がいいかしら……?)
ああっ!これはフミタンとの夫婦生活での普段通りの行動だ!これじゃあ単に親孝行をしている……まぁいいか!
俺はなんとかしてごまかしながら部屋に戻った。
さて、実験だ。
『ガンプラのバルバトス出ろ!』
俺は叫ぶとなんとかして出そうとしたが失敗した、等身大は勿論SDガンダムですら出ない。
当り前だ、等身大のバルバトスなんて出したらこの家が壊れてオカンがブチ切れる、もしくは失神する。
『ガンプラのνガンダム出ろ!』
今度はあっさり出た、よしよしνガンダムは伊達じゃないな。
「次はリアルグレードのνガンダム出ろ!」
しかしそれは出てこなかった。
「どういう理屈かわからないけど、この時代で産まれてない作品や商品は能力として出せないのか……」
ただ感覚としてこれは分かる、二次創作は一次創作があって生まれるものだ。
バンダイは企業努力でガンプラの技術を発展させた、昔のガンプラは出せても最新のガンプラは出せないだ。
「まてよ……監督や脚本家、プロデューサーや声優さんを殺したら、時代は変わるし、未来で待っているフミタン達とも会えないじゃないか!」
タイムパラドックスというやつである、過去にタイムスリップして親を殺すとその本人に矛盾が起きるというSFとしては余りにも勇名な題材だ。
「無論、そんな事をしないけど……」
俺は下手くそな絵だが、ノートにバルバトスを描いた。
「出ろ!」
下手くそな似ても似つかないバルバトスが出てきてしまった、能力で画力を上げることはできない。
「ガンダムから離れよう……」
平行世界の俺は何をやっているのだろう?そもそもどんな作品をやっていたのだろうか?
カチカチと時計が鳴っていた。
『それにしても五月蝿い時計だなぁ……静かにしろよ……』
シーンとなった。
『早く大人になりたいなぁ……』
その瞬間、激痛が全身に起きた、こんなのは直ぐにバイトでやめた土木工事の後に腰痛になったとき以来の激痛だ!
「イテテ……なんだよ一体……あ、大きくなっている……」
手も足も、数々の美少女を虜にしたイチモツも大きくなっている。
「創作に関係ない、改変能力は使えるのか……」
しかし変身は何度もやったことがあるが成長痛みたいなのは無かったな……
「あ、俺のバカ!タイムスリップすればいいじゃん!自分でやった事は無いけど!えい!」
シーン……タイムスリップ出来なかった。
「これじゃあ本当にバカじゃないか……」
気分転換に宿題をやる事にした。
「懐かしいなぁ〜わら半紙にこの教科書、落書きしたり、俺にそっくりなやつが写真にいたり」
サラサラ、宿題はあっさり解けた、考えてみたら小学生の問題なんて漢字とかを除いたら簡単に決まっているだろ!
「バカであるがアホでは無いな……」
明日、学校か……いじめっ子とか先生とかに怪しく思われないだろうか……
「……なんか忘れているな……そうだ!寺山さん!」
寺山さんもこの時代にタイムスリップしているはず!
「なんで忘れていたんだ!今は九時か……」
この大人の身体ならば夜に出歩いても不思議じゃない……
「ただいまぁ〜シュークリーム買ってきたぞ」
親父が帰ってきた、昔はよく買ってくれたのだ、せっかくだから食べてからいこう。
「イタタタ……おかあさん、シップある?」
やはり戻っても身体の痛みは出てしまう。
「父さん、今日、友が変なのよ……」
オカンは今日あった事を話した。
「うん?まるでおじいちゃんみたいな事を言うな!ハハハハ!」
そうだ、おじいちゃんとおばあちゃんの問題もあったな……
「やることが、やることがおおすぎる……」
俺はチョコレート味のシュークリームを食べながらブラックコーヒーを啜った。
「子供は変な事を言ったり変な行動をするもんだと思うぞ!ハハハハ!」
カンか鋭い女性のオカンに対して、能天気な親父だった、危機管理がないから出世出来ないんだよ!
「友……苦くはないの?」
嗚呼、フミタンと違う意味でオカンというオンナは煩わしい……
俺は深夜を待って行動をする事にした。
幸いにも飲み物に眠り薬を入れてスヤスヤと二人とも眠ってくれた、
親がセックスをしながら俺は家を出るなんて、百年の恋も冷めるからな!
「フレ、いるのか?出てきてくれ……」
俺の身体からもう一人の俺が出てくる。
「全く、遅いぞ、で何をすればいいんだ?」
「念の為に留守番してくれ、まあ遊んでいればいいよ」
「昔のエッチな深夜放送でも見とくぜ!」
サムズアップをするもう一人の俺だった。
「イテテ、少し慣れてきたな……」
俺は大人に戻った、フレがこう言う。
「で、どうやって寺山の所に行くんだ?」
「それはこの自転車で……」
「ヒデェ自転車だなぁ、親父はどこでこんなもの買ったんだか」
宇宙戦艦ヤマトの古代進とキャンディキャンディキャンディのパチモノのイラストが書かれた自転車だった、しかも小学生向けなので小さい。
「仕方がない、大きくするか……」
「我ながら、先が思いやれるぜ!」
こうして俺は出発した、夜の風が気持ちがいい。
「お!潰れたコンビニあるじゃン!」
それは未来では学習塾になったコンビニだった。
「酒は自転車があるから飲めないとしても昔のお菓子とか食べちゃおうと!」
こづかいは少ないがタイムスリップ記念で適当にお菓子とジュースを飲んだ。
「あ〜美味え!過去は過去で面白いな!」
俺は夜の街を進んでいた。