新シリーズ始めました、交互に更新する予定。
これを書いている時に、宅八郎氏が亡くなりました。
劇中の誘拐事件は宮崎勤事件を入れようかな、と思っていたのですが現在の形に。
オタク文化の負の側面で、そう言った社会的なテーマを入れると説教臭くなるのでやめときました。
「おらっ!この屑!テメェみたいな人間がいるから世の中が悪くなるんだ!」
俺ことフレは警察官の格好をして、本来の歴史なら連続誘拐殺人犯になる男を警棒でビシバシ叩いていた。
父親らしき男は犠牲者になるはずだった男の子の顔を手で塞いでいた、良いぞ!戦いとは気持ちいいものだが同時に醜いものでもある。
ヒーローは俺達だけで良い。
「おい何をやっている!」
「おまわりさんこいつです!誘拐しようとしていました!」
父親と警官がそう会話する、俺は警棒についた血をハンカチで吹きながらしまい、警察手帳を見せた。
「あとは任せます、それじゃあ!」
俺はスタコラサッサと立ち去った。
「アチャー、そうか……今の警察手帳と未来の警察手帳は形が違っていたのか」
俺は自宅に帰り、親父が買っている週刊誌を読んでいた、それにしても親父ってこういう下世話な記事とエッチな雑誌をよく買って電車で読んでいるのか、呆れるぜ!
「謎の偽警官現れる!果たしてその正体は?」などとセンセーショナルな見出しがあって犯人は一応容疑を認めている。
「失敗だったけど捕まってよかったね」
「嗚呼、これで大分歴史が変わるな……オタクバッシングとかも少なくなるかな?」
俺はベッドて座ってピコピコとゲームボーイを遊んでいるもう一人の俺である友に聞いた。
「流星号」
「へ!?」
「いや多分良くなるけど、流星号みたいに歴史に辻褄が合うような変更が起きるじゃないかな」
「嗚呼、なるほど、そういうことか、でも目の前に困っている人がいたら助けるのはヒーロー使命だろ!」
「うん、そう思う」
「クランクさんが死なないルートの場合モブのやつから流星号が生まれた訳で、それとこれとは話が別だろ?」
「うん、そう思う、アニメとか漫画ををチェックすると、変わりないよ」
「だったらいいんじゃねーか?」
「辻褄が合う歴史の修正が今は聞いているけど未来がどうなるか分からないからね」
「きっと良い未来だぜ!」
「ただ、本来の犯罪の歴史を僕達は知らないからね、Aくんの新聞の切り抜きとか欲しいよ今は」
「嗚呼、あんなクズでも役に立ちそうなものがあるとはなぁ」
「あーだこーだ言ったってしょうがないよ、現実の事件はミステリーと違うし、僕達の仲間にも犯罪の記憶を集めている人もいる」
「やれやれ、取ってつけたような話だがありがたい」
「そうだね、僕は学校や近所の周りなどを守るから、君は遠くのエリアを頑張ってよ」
「お土産に期待してくれ」
「おまんじゅうにしてくれ」
もう一人の俺はクリアできたのか、できなかったのかは分からないがゲームボーイの電源を切ってトイレに向かった。
「オマンコに入れてくれ、どうせゆるゆるのガバマンコだ」
「ひぃ酷い!」
ズブリ!ズブリ!
3本のペニスがカルタの膣中に入る。
「あ〜♡♡♡ぐちゃぐちゃになっちゃう!!!」
カルタは一瞬で子宮とアナルに強力な電撃を浴びる。
「構わんよ俺は」
「ええ、これは正義の為〜♡えいえい!」
「やみぃてぇ〜♡」
最早まともな発言ができないほどだった。
「そりゃ!一気に出すぞ!」
ドブドブ!ドブドブ!ドブドブ!
「あ〜♡あ〜♡だめぇ〜♡」
ぐったりとしたカルタは湯船に落ちた。
「おいおい、しっかりしろ、まぁ風呂に入って体力を回復だな!」
ザーメンよりも白い雪が降ってきた。
「は、は、は、はい雪見酒ですね……」
こうして、三人は一晩過ごした。
「受精が完了いたしました」
プシュー、と空気音が鳴り、分娩台の拘束が解かれる。
パンティーを履き、元に戻ったカルタは巨大な試験管に触れる。
言うまでもなく、フレの精子とカルタの卵子が結びついて受精卵があるのだ。
「貴方のお父さんは認めてくれるかしら」
「認めなさいよ!貴方のミスだって!土下座して謝りなさいよ!」
親父の会社で親父の上司である課長が叱責している、無論俺ことフレは透明になってそれを見ている。
「何なんだよ一体、半沢直樹シリーズじゃねぇんだぞ、パワハラじゃねぇか!なんだよ認めるって!」
俺は小声でそう叫んだ、無論声は聞こえないし、そもそもこの時代には半沢直樹シリーズもパワハラという言葉すら存在しない。
「しょうがねぇ、ここは俺が変身して……」
待てよ……偽警官のケースもあるので、ああ言う失敗をしてはいけない。
俺は上司の上司、つまり部長を探し出すことにした、直ぐに見つかった。
「部長〜なんとかしてくださいよ〜」
今のはこちら葛飾区亀有公園前派出所の両津のモノマネである。
「ん?なんだぁ?」
しめしめ部長がこちらを振り向いてくれたぞ。
「催眠光線を喰らえ!」
ビビビッ!!!部長はそれをくらった。
『俺の言うことを聞け!』
俺は怒鳴った、嗚呼人を言うことを聞かせるというのはセックスとは違う意味で快感だ。
「あの怒鳴っている奴をうるさいと言って叱ってやれ!」
「はっ!かしこまりました!」
こうして部長が叱りつけた為にその場は収まった、やれやれ。
「フー、仕事が一段落した後の、お母さんが作ってくれたお弁当は美味しいなぁ」
公園のベンチで横にカバンを置いて呑気に飯を食っている、それにしてもなんて説明ゼリフだ!ヒデェ!
「あっ!やべぇ!」
後ろからカバンを盗まれた!くそっ!なんて治安の悪さと間の悪さだ!日本の文化は好きだけど、日本のマナーとルールを守らないやつは大嫌いなんじゃ!
「ドロボー!」
俺は駆け出し、すぐに捕まえた、こんなもの能力を使わなくても体力があれば十分だ、それにしてもなんてテンプレートなセリフなんだよ!
「あ、ありがとうございます」
「いえ、礼はいりません、大変でしたねぇ」
テキトーな挨拶を済ませて、俺は立ち去ろうとした。
「ええ、家では妻と子供が待っているんで」
俺はこう言った、後ろから声が聞こえる。
「本当にありがとうございます!」
「ありがたいのはむしろこちらの方です」
親父の姿は見なかった、何故なら知っているからだ。
コンビニに行き、おにぎりを買う。
「このおにぎりがシャケだからちくしょう!親父の好きなシャケだからちくしょー!」
小梅太夫ばりのちくしょう!だった。
「三日月〜!お弁当よ!」
火星の農場で、三日月が赤ん坊の暁をおんぶして農作業用のモビルワーカーで作業をしていた。
「ああ、アトラ済まない、はい暁は良く寝ているよ」
おんぶ紐を外し、アトラに渡した。
「ハイ、おさかなが入っているけど良い?」
「……あいつも魚が好きだったな」
お弁当のシャケを見ながらそう言った、アトラは顔を曇らせた。
「まだ帰ってくると信じているの?」
「……わからない、ただあいつはひょっこり帰ってくると思うんだ」
「……」
無言の空気が食事中に続いた、そこにオルガと昭宏が車でやっていきた。
「おう、二人とも元気にしているか?」
オルガは気楽に挨拶をした。
「ああ」
「ええ、暁も元気です」
「いや、仕事の帰りにたまたまここに来てな」
「一ついいか?」
「はい構いませんよ」
昭宏がそう言うと、パクリと食べた。
「昆布か美味いな」
三日月は卵焼きを食べながらそれを見ていた。
「それもアイツがすきだったな……」
「アイツは必ず帰ってくるさ!」
オルガが叫んだ、しーっ!とアトラが仕草をした。
「ああ必ず帰ってくると思う」
三日月はそう言った、アトラが会話を切り替える。
「ところでラフタさんと子づくりしないんですか?」
「バッっ、昼間から何を言い出すんだ!」
晴れの火星の空に笑い声が響いた。