※この作品はR-18です。

主にロボットアニメで自由に生きる俺は。   作:良田両作

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まさかのクリスマスプレゼントです。
サクラさんは文字通り裏切ろうとしましたが結局は出来ませんでした、まぁそれでいいと思っています。



第111話 主にロボットアニメで自由に生きる俺は、祖父と祖母に会い、京都に行く。

 

「そうだ京都行こう!」

 

サクラさんはそう言った、僕は自転車でおじいちゃんとおばあちゃんの家に向う途中だった。

 

「なんなんですか、ヤブからサディスティックみたいな事を言って」

 

「いや、たまには水入らずで旅行したいなと思ってね」

 

僕は、おじいちゃんとおばあちゃんがボケるのを防ぐ為に向かっているのにのんきな人だな、まぁどんな家なのか見てみたい!という要求だったので、しぶしぶ連れてきたのだ。

 

「ほーここが君の祖母と祖父の家ですか、結構年季が入ってますね」

 

それは確かに年季の入った家と土地だった。

 

「だけど未来で取り壊れるんですよね……」

 

僕はしみじみと言った、サクラさんは透明になり、二人で入った。

 

「ワンワン!ワンワン!」

 

飼っている犬が吠えだした、どうも透明になっても匂いや少しの音でも敏感に反応したようだ、サクラさんのやつで。

 

「おい!犬がいるなんて聞いてないよ!」

 

「言いませんでしたよ、大したことではないですから」

 

「犬、少し苦手だなぁ……」

 

何オバQみたいな事を言っているのか。

 

「おおう、友よく来たな」

 

「手を洗ってうがいしなさい」

 

おじいちゃんとおばあちゃんはそう言った。

 

「やはり厳しい人様だな」

 

「昔かたぎの人間ですからね」

 

僕達は小声で会話をした、幸いな事に二人には気づかれていない。

 

「友くんの大好きなチョコレートとみかんよ、カルピスもあるわよ」

 

おばあちゃんがカルピスをストローと一緒に持ってきた、おい!サクラさんはヨダレをダラダラ流すな!汚い上にバレるだろ!

 

『おばあちゃん、おじいちゃんボケずに長生きしてね』

 

よしこれで改変しているけど、おい!勝手にお菓子を食べるな!

 

「めんごめんご!」

 

そういえば立派な先輩だと思っていたが初対面でシンカリオンのハヤトくんの格好でフタバさんと俺の世界でセックスをした変態じゃねぇか!

忘れていたぜ。

 

「本当に貴方は立派な子……」

 

おばあちゃんがそう言う、違うよ!

 

「僕はそんな立派な人間じゃないよ!」

 

だからカルピスも飲むな!ストローで飲まないのはありがたいけど。

 

「中々濃い目だね」

 

感想を述べるな!そのセリフは下品だぞ!なんだかんだあって、改変も済んだので、僕達は京都に向かうことにした。

 

「駅弁買っていいか?」

 

「ええ、構いませんよ、僕もください」

 

僕達は大人の姿になっているので難なく買えた。

 

「ちょっと前までは昔に戻りたい、子供に戻りたいとか言っていたもんなぁ……」

 

「サクラさんもですか、実は僕もなんですよ」

 

駅のベンチで駅弁を食べながら、そういう他愛もない会話をした。

無論、能力で大人になったり子供になったりするが、そういう意味合いではない。

 

「全く人間ってやつはワガママなもんだな」

 

ふと横を見ると歳を食った旅行者の集団がやってきた、敵だろうか、訛りがキツイように感じられた。

 

「いやぁ〜ギリギリセーフだわい!」

 

「本当にそうだな〜」

 

旅行者達は自分達で持ち込んだお弁当箱を駅で食べ始めた。

 

「ギリギリセーフの癖に、呑気に卵焼きとかを食べているよ、酒も飲みだしたぞ!」

 

「よしましょうよ、ド田舎の人と言うのは我々と時間の感覚が違うのですから」

 

「君も失礼な発言を言う人だねぇ〜」

 

「お互い様でしょう、ポレポレの精神ですよ!ゆっくりゆっくりと行きましょうよ!彼らから学びましょうよ!」

 

確かに違いない、とサクラさんは言い、ゲームボーイでもして遊ぼうかと言った。

 

「通信ケーブルですか、懐かしいですね……」

 

「嗚呼、ポケモンの発売はまだだからね、テトリスで我慢しようよ」

 

「ポケモンの関係者も守らないといけませんねぇ……」

 

僕はL字型のブロックを置いた、次に逆L字型のブロックを置いた。

 

「あっ!隙間が出来た!」

 

「やった!このすきに!」

 

「でも油を入れてスキマを埋めよう!」

 

「なんなんですか!このテトリス!」

 

「え?僕が作った改造テトリス!」

 

「それを早く言ってください!」

 

なんだかんだ一時間ぐらい遊んでいたら新幹線はついた、全く恐ろしいわ改造テトリス。

 

「うーむ、グリーン車は空いてて快適だねぇ〜」

 

「ええ、お金は無限に近いぐらいあるのだからつかったほうがいいですね」

 

というか二人しかいないよ、あの田舎者の集団は別の車両に乗ったようだ。

 

「こうやって変な看板とか建物とかを探しちゃうんだよね」

 

「ええ、それに飽きたらゲームや読書をする、それもまた旅の醍醐味ですね……」

 

サクラさんはお茶を少し飲み蓋をして、それを置いて告白した。

 

「実は前の世界では、身体が弱くてね、新幹線は憧れだったんだ」

 

「……」

 

「な〜ンチャって!冗談だよ冗談!」

 

嘘だっ!竜宮レナみたいに言おうとしたがやめた、人には誰だって過去を持っている、それにいちいちツッコミを入れるのも野暮だろう。

 

「おおう!富士山だ!」

 

「確かに奇麗な山ですね」

 

僕は当たり前過ぎる感想を述べてしまう、本当に綺麗な物を見た時に人はそう言ってしまうのか。

 

「この美しい世界守りたいね」

 

「ええ、暗黒大将軍に切られないようにしないと」

 

僕達は新幹線の中で爆笑した、なんだかんだ言っているうちに到着してしまった。

 

「少し寒いな」

 

「京都は初めてですか?」

 

「嗚呼、右も左もわからないよ」

 

「右が京都駅で、左は京都タワーですね、京都駅はガメラ映画に出たのとは違う古い駅で、京都タワーはアバレンジャーの皆さんが中に入ったり、Hello worldで倒れたりしましたね」

 

「そういう事を言っているのではない!……あっいやそういう話もいいかもしれないな……」

 

「出町柳はどうです?あそこは結構アニメでも使われますし」

 

「嗚呼、たまこラブストーリーとかな」

 

「バスで行きましょうよ、景色みたいでしょう?」

 

「つく頃にはまた腹が減りそうだな……」

 

「老舗のお餅屋があるので丁度良いですよ」

 

僕たちはバスに乗ることにした、丁度席は空いていて、前の方におそらくは黒人とおそらくは中国人だろうかアジア系男性が二人で座っていた。

 

「観光客かな?」

 

「でしょうね、京都は観光スポットが多いですから」

 

バスは何事もなく、出町柳についた、川は大きく広がっていて、サックスの練習をする人や親子連れで遊んでいるもの、若いカップルなどもいる。

 

「この一人ひとりが主人公、それを守らないといけない……」

 

「そうですね、その退屈な素晴らしい日常を守らないといけない」

 

チラッと僕は後ろを見た、さっきの外国人コンビが後ろにいた、明らかに殺気を出している。

 

「バスの時は出さなかったのに……」

 

「交通事故を恐れたのでしょうか」

 

外国人コンビが走り出す、川の水が蹴られ、飛沫が舞う。

 

「結界!」

 

この時代にはガオガイガーのディバイディングドライバーやシンカリオンの捕縛フィールドは存在しない。

然しいつの世も最新の物が最高とは限らないし、自分達で作った能力もある!

 

たちまち僕たちのいる半径100メートル内は巨大なバリヤーに包まれた。

 

「νガンダム!」

 

僕は叫ぶとカバンからSDガンダムのνガンダムが現れ、フィンファンネルやビームライフルで攻撃する。

 

「ハッ!」

 

中国人は川の水で盾を作り上げる、そして僕の攻撃を次々と防ぐ。

 

「ゲッターロボ號!」

 

チェンジ!チェンジ!ゲッターロボ!

 

僕は人間ぐらいの大きさのゲッターロボ號に変身したら、直ぐ様攻撃する。

 

「フライングソーサー!」

 

僕は背中に搭載されたフライングソーサーを投げる、

 

2つのフライングソーサーは対象的な曲線を描き、

 

黒人の両手にダメージを与える、二の腕が出血し、

 

盛大にコケる、水しぶきがあがる、血は川の水に染まる。

 

2つのフライングソーサーはこちらに戻ってきた。

 

「アウチ!」

 

映画みたいなセリフだな、本当にそういうとは思わなかった。

 

「マイトガイン!」

 

サクラさんも変身した、つくづくタカラトミーや列車が好きなんだな。

 

ザン!動輪剣で中国人の腕を切り落とした。

 

「安心せい!峰打ちじゃ!」

 

「どこが峰打ちなんですか!」

 

すまんすまんと言いながらサクラさんは中国人の腕を再生した。

 

「お前たちは何者だ!正体を言えば許してやってもいいぞ!」

 

俺はアメリカ人にマウントを取りながら叫んだ。

 

「おおう、ソーリー、貴方を試してすいません……」

 

「話を聞こうじゃないか」

 

僕達は変身を解き、話を聞くことにした。

 

「僕の名前はボブ、こっちはチャンさんです」

 

「なんてベタベタな名前なんだ」

 

サクラさんは黙っていれば良い。

 

「私達はあの戦いに負けてベータ様と連絡が取れなくなってしまったのです」

 

「そして、つい貴方を見て襲えば手柄が取れたと思って……」

 

「短絡的だな……」

 

「しかし、『ラスボス』いやベータ様はとやらはそんなに適当なのか?」

 

「トモくん、我々の上層部だって似たような物だよ……」

 

嗚呼確かに、上層部なんていい加減なものだしな。

 

「治療、乾燥、ホイ、お腹は空いていないか?餅を食べよう」

 

一瞬のうちに怪我が治り、外国人達の服の水分も一気に乾く、寧ろ温かいくらいだろう。

 

「おおう、ポカポカ!!」

 

「ありがとうございます!」

 

こうして餅を買って河原で話を聞くことにした、ボブが口を開いた。

 

「ベータもここもそんなに変わりありません、コンテンツなどもほぼ同じです」

 

「ほぼ」という言葉が気になったが、まぁ良い些細な事だろう。

 

「少し良いかな、この人に見覚えがあるかな?」

 

サクラさんはAの写真を出した、恐らくは念写だろう。

 

「この人は……嗚呼、確か姉か妹を亡くされていたとか聞きましたね……」

 

「そんな事があんな凶行に走るのか、悲惨な過去、隠したい過去なんて誰でも持っているよ」

 

僕は冷たく答えた。

 

「お餅美味しいです」

 

二人は美味い美味いと言ってくれた。

 

この四人で京都を観光して家に帰ることになった。

 

「僕はこの二人をベータ世界に連れて帰るよ」

 

「また京都に行きましょうよ」

 

「いや……これから後輩を育てる仕事もあるので、ホイホイとはいとは言えないよ」

 

「……」

 

「まぁ分身が使えるけどね!」

 

サクラさんは笑った、僕も笑った。

 

「実は裏切ろうとしたと思ったけど、君に出会えて本当に良かったよ!」

 

マジかよ〜!胡散臭いとは思っていたけどな。

 

「サクラさん!」

 

「なんだい?」

 

『僕の世界に来てくれてありがとうございます!』

 

『こちらこそありがとう!』

 

僕は3人が乗った新幹線をいつまでも駅のホームで見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ケイ!クリスマスよ」

 

「くりすます!」

 

意味も全く分からないが、母親であるフミタンの笑顔見て繋も笑った。

 

「サンタクロースはママよ!」

 

「さんたさんた!!」

 

プレゼントを貰い嬉しそうにしている。

 

創造主の帰還まで、あと約一年。

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