ロボットアニメの定義やロボットの定義はまたやりたい題材です。
因みにこういった侵入はしたことありません。
「おい、いくらなんでも血の繋がった人間とはいえ、勝手に入っていいのか?」
「意外とケイくんはきかん坊だからね……」
僕は鍵を開けておばあちゃんの部屋に入り、物色する事にした。
「少し気になることがあるんです、海寺氏がいた時代と言いましたが、海寺氏が原因だとは言いませんでした」
「確かにそうだったな」
「本人の消滅が考えられるのはタイムパラドックスが考えられます」
「うむ、よくある話だな、息子がタイムスリップして、自分を出産する母親を殺す、すると自分が生まれなくなるという」
「でもよー、親父がそんな事をするメリットがないから、海寺が怪しいじゃないか?」
「あった、アルバムだ」
僕は本棚からそれを取り出しペラペラとめくる。
「うわー!親父ちっちゃい!おちんちんもちっちゃい!」
アホー!タツのやつそんなところばかり目に行く!
すると僕のスマホからコールが鳴る。
「こら!人のプライベート!赤ちゃんの写真を見ている暇は無いだろ!」
「いや僕もこういう他の家族の写真やホームビデオを見るのが趣味で……」
「師匠も結構下世話ですねぇ」
「こいつの初登場回を見ればわかるけど変態だからな!」
「あった、海寺先生と若い頃のおばあちゃんだ」
「ふん、昔の男の写真を未練たらたらで持っているなんて女々しいな」
「そりゃ女性だからね」
「……?なんかこの写真違和感があるな……」
師匠がそういう、流石年の功だ。
「確かに二人写っていますけど、間が広くて、もっと複数人いてもおかしくないみたいだな……」
東京タワーが後ろに写っているが、彼と彼女の間に二、三人いてもおかしくない。
「誰が撮ったんでしょうね?」
「うーんそこら辺の人に撮ってもらったのかそれとも……」
「おい、大クソババアがこんなもの作っているぞ!」
タツくんがそういう、クソババアは彼にとって愛称が入っているのであろう。
僕にはわかる、和解しなくてももう許しているのだと。
「君も引き出しを勝手に開けたりして、ゲームの主人公かね?」
「勇者タツと呼んでくれ」
勇者タツは手作りの絵本を手に入れた!
次に僕達はアルバムを本棚に戻し、それを読む、小さな子供向けの手作り絵本で、ヒーローモノだ。
「うーむ、確かに面白いが……」
「ガキ臭いなぁ……」
「作品の評価なんてどうとも言えるし、ましてやシンプルな話だからな、説教臭くもない、関係ないのでは?」
「嗚呼、母さんは昔の絵本作家を目指していたらしい」
スマホから意外な真実が明かされた。
「えっ!?まじかよ!じゃあ馬寺のおっさんと恋人だったのか?」
そのうちタツくんは馬面のおっさんといいそうだな……
「海寺ね、恋人というよりクラスメートだったそうだけど……」
「ああ、だから交友関係があったのか」
「でも、何らかの理由でやめた、だからママに厳しい態度をするんだよ……」
結婚してもバリバリ働き、ましてやパパ不在の中、3年間ちゃんと育て、今も昔も宇宙で一番忙しい男の妻をやっている、嫉妬するのも当然だろう。
「そんな些細な事でか?挫折した方が悪いだろ」
タツくんが聞く、サクラさんはそれに反論する。
「しかし……挫折したから生まれたということでは?」
「そうとも言えますね、紙の質も気になりますが、手作りの絵本セットを買って、プリンターで印刷したものを貼ったようですね」
「うむ、ということは……」
サクラ師匠はその引き出しにあるパソコンを弄り始めた。
「念の為にハッキングソフトを持ってきて良かったよ」
数分で解除でき、SNSをチェックする。
「うーむ、炎上もなく案外普通だな」
「絵本の内容をアップしたみたいですけど、反応はボチボチといったところですね」
「浮気とかもなくつまんないな」
何を想像していたのやら。
「つまんないぐらいが丁度いいよ」
僕は常々そう思っている、事件や事故もなく平凡でいい、大事件はフィクションの中で沢山だ。
「履歴は……あった、おおう海寺先生のホームページもある」
「更新は少し前に途絶えていますね……」
「忙しかったのか……それとも……」
僕達三人は考え込む。
下の階から物音がする、おばあちゃんが買い物から帰ってきたのだ。
「やべぇ!もとに戻そう!」
そういうや否や、タツくんは絵本を元に戻し、僕はスマホをポケットに入れ、師匠は能力で鍵を内側からかけて僕達を透明にしつつ瞬間移動した。
「師匠……鍵と瞬間移動だけで良いのでは?」
僕達は鉄血世界に戻った。
「これは餞別に上げよう」
師匠から小さな箱を貰った。
「何かなぁ〜あっ!腕時計!」
「なんだよ、古いやつじゃん」
「80年代の腕時計に改造を加えてある、スマートウォッチの機能もあるし、スマホの機能もある、そしてこれがタイムスリップ付きだ!充電は君たちの生命エネルギーなので無限と言ってもいい!」
「師匠!一緒ついていきます!」
調子の良い人……そしてキテレツ大百科かドラえもん並の師匠……
「因みに妖怪が見えたり召喚もできるぞ!」
「いやその機能は……いらないのでは?」
ピントコーン!ぴんとこんな〜
「それよりも推理を始めませんか?」
「嗚呼、僕も気になる、引き継ぎの仕事の合間に調べておきたい事もある」
「サボリたいだけでは?」
僕は聞いてみた、然し役に立ちそうではある。
「バレたか」
テヘヘと言いながら頭を掻いた師匠だった。
「サラリーマンと大して変わりないよ、能力を持っているなんて」
「めんどくさい事は頭脳派の二人に任せてるわ」
俺はそう言い、自分の家に帰り、自分の部屋に戻った。
「少し眠いな……」
色々と、あったせいか疲れがドッと出た。
「まぶた重いな……一トンはあるよ」
ムヌムヌ♡ムクムク♡ボッキーン♡
「疲れマラか……」
男の性は素晴らしかったけどこういう時には困りますなぁ。
「あのババアと海寺のジジイが浮気するのを想像するとおぞましいとはいえ、推理が外れるとムカつくな……」
美雲・ギンヌメールを呼ぶか……いや作り出すの方がいいかも……
「いやフレイヤが良いか……」
そう思うと、貰った腕時計をイジる。
ポン!するとかわいい彼女が出てきた。
「こんにちわ~♡ご主人様〜♡おちんちんこのままではだめなもんね〜♡」
凄い訛だ……コロニーの軍人でもジオン訛がキツイ人がいたがそれ以上かもしれない。
「あ、あぁ……処理してくれ……」
このフレイヤはハヤテの事を覚えていてない設定にしたが、間違っていたのか……正しいんだと思うのか、自分でも分からなかった。
ペロペロ♡ペロペロ♡チュー♡ドバー♡
疲れていたせいか、そのまま果ててしまった。
「もう!♡情けないけんね!♡」
そうさ俺は情けない奴さ、サクラ師匠の様に出世もできないし、するつもりもない。
ましてやケイ兄さんの様に推理をしたりヒーローになるつもりもない。
彼女は一旦消え、俺はぐったりと泥のように眠る。
「タツ!僕はこの時代でヒーローとして生きていくよ!グリコ森永事件を解決したことでこの時代の組織に認められたからね!」
「何馬鹿なことを言っているんだよ!」
「好きな人もできたしね!」
ケイ兄さんの横には顔が見えないが、美人だと分かる。
「俺達の目的は親父を救うことだろ!」
「タツ、何を言っているんだ?君が解決したことで優れたことが証明されたし、後継者に選ばれたんだから!」
「親父までなんてこと言うんだよ!」
「ハハハ、タツ、次の後継者は君だ!」
「師匠まで!ウワー悪夢だぁ!!!」
ガバッと起き上がる、汗をびっしょりとかいていた。
「マジで夢かよ……」
我ながら呆れた……眠気が冷めたので、美雲・ギンヌメールを今度は呼ぼうとした。
待てよ……少し調べて見るのもいいな。
すると彼女の経歴、原作……もとい史実の事が明らかになるがネタバレになるのでそこは飛ばした。
「うん?中の人……?」
俺はそこをクリックした。
「うわぁ……めちゃくちゃ多いな……」
それは俺が見たことのあるプリキュアや全く見たことも聞いたこともない作品も多く、中の人の多作と才能に驚きつつもとある作品をクリックした。
「ふーん……この監督もロボットアニメやっていたのか……」
軍隊生活が長いので、そういう作品に触れてこなかったが……
「待てよ……聞いてみるか……」
俺は時計をイジり電話をかけてみた。
「なぁ!藪から棒に済まないけど、アニメのスタッフでロボットアニメに一切関わってない人っているか?」
「……本当に藪からスティックだね……多分いるけど、少ないじゃないかな?」
「逆にロボットアニメしかやってこなかった人は?」
「いるけど……そもそもロボットの定義から考えたら?」
「ロボットの定義……ロボットが出ていたらロボットアニメなのか?」
「その理屈だとスマイルプリキュアもそうなるね、君の好きなリトルウィッチアカデミアもロボットが出てくるし、スパクロにも出てるし」
「そりゃいくらなんでも雑だろ!」
俺は飛び起きて、ロボットの定義を調べてみた……ゴーレムから構想……?魔法じゃんか……
「なんてこった……」
俺は食わず嫌いだったのか?
「こうなったらとことん過去に行って勉強してやるか……」
俺は決意して、再び寝ることにした。