挫折してしまったかもしれません。
現在、構想を練っているオリジナルの作品や橘さんとNTRRPGなどキャパシティーを超えたかもしれません。
今年中に終わらせて、また次のシリーズを書く予定です。
第133話
「バブル崩壊とか色々あったけどね、家も潰れたわ……」
「シグマの人間になったのに、出入りはしていたんだね……」
「そうよ、『希望の王国』も手に入れたわ」
盗んだか……アルファ側の人間に裏切り者がいて、その人から入手したとか。
「悪いけど帰らないと……過去に……ちゃんとおばあさまも監視しないといけないし」
「えっ?おばあさま?」
彼女はキョトンとした、えっ?知らないの?
「僕達はお父さんの消滅の危機を救うために過去に行ったんだけど……」
僕は椅子に座り、かいつまんで説明した。
「……残念ながら私は犯人じゃないからね!でもその犯人には感謝しないとね……」
困った……ヒントにもなりやしない。
「なんだか凄いモノを書いているみたいだね……」
海寺博士はそう言いながら、俺の部屋に座った。
「悪いが帰ってくれないか?今めちゃくちゃ良いところなんだ」
俺はあくびをしながらそういった。
「そうか、済まないな、見せたい原稿があるからここに置いておくよ」
彼はちゃぶ台に置くと帰った。
カキカキ、スラスラ、ゴシゴシ。
ひと通り作業を終えると俺はゴロンと横になった。
「まさか兄さん帰ってこないことは無いよな……」
俺は妄想を始めた。
『ねぇ……全てを忘れて、一生ここで暮らしましょう?』
『ああ構わないよ、じゃあエッチしようか』
「いやいや、作者も現実世界でセックスするのはタブーというルールにしてあるからそれはないよな……」
「作者の人も何も考えてない……もといちゃんと考えているけど技術がないから伝えられてないと思うよ」
はい、そのとおりです。
「まぁ、それはともかく原稿でも読むか」
パラパラとめくる、読む。
「なんじゃこりゃ」
その作品はヤマトやガンダム、マクロスなどのSF作品を露骨にパロディーにしてバカにした代物で、主人公が相手に対して説教をするようなどう考えても読者をバカにしたような代物だった。
「流石に俺はキレたぜ」
俺は着替えて出かけることにした。
「坊ちゃま、何処へ?」
「喧嘩に」
殺気立つ俺に対してタコ店長は何も言わなかった。
「話がある」
冷静になって説得をして、海寺は何も言わなかった。
罵詈雑言になると怒らせるし、喧嘩になったとしても俺が能力でボコボコにしただろう。
「あのなぁ……俺達は読者を喜ばすために書いているんだぞ、こんな説教臭い話を書いてどうするんだ」
「嗚呼、この言葉自体が説教臭い……」
「玩具会社の陰謀とかそんなことは子供でも百も承知さ」
「読者の持っている力で元気になるから、俺達はひと押しするだけなんだよ……」
彼は一言そういった。
「……そうか」
俺は彼の机を見た、資料はそれなりにあるが、アウトプットで出来たものがアレではお里が知れる……いや一度この人の故郷に行ったが……
「実は小説家をやめようと思うんだ」
マジかよ、未来での辻褄合わせが出来てない、今のところ。
「炭焼さんにプロポーズしようと思うんだ」
どうも展開が急すぎてついていけない。
「その前に君たちが書いた小説を読みたかったんだがな……」
「嗚呼、ある、あるさ、今度出すからさ、首を洗って待っていろ!」
「という訳で、タンカ切ってきた」
「うーむ、うーん、なんでやめようとするんだろう?」
僕達は井下さんことアリサちゃんの作った唐揚げを食べながら作戦会議をしていた。
「知らねーよ、まぁ大した理由じゃないんだろ」
「まぁ些細なことで挫折して諦めるなんて事はよくあることだよ」
「たった一回でか……」
「それよりも原稿はどう?」
「嗚呼、このくらいできたよ」
原稿用紙の束を持ってきた、分厚い。
「結構よくできているじゃん!」
「だろ!インチキ宗教の下りとか最高にクールだぜ!」
「恥ずかしいのでやめていただきます?」
「いや店長、あんたのことじゃねぇーよ!フィクションだよフィクション!」
タコ店長がやってきた、お茶を持ってきたのだ。
俺達はすすりながら話を進める。
「なるほどねぇ、あの三次元クソ女がストーカー女だったとは」
「未来のおばあさまの家にも行っていたらしい」
「まじかよ……呆れるぜ」
「しかし、お父さんの半消滅理由が分かったな、まさか海寺さんのプロポーズが原因とはな……」
「ぶっちゃけ、何処が良いのかね……」
我が弟は呆れていた。
「それは人それぞれだよ、結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如という言葉もあるしね」
「まじかよ、じゃあカレンの結婚は諦めるか……」
「カレンってコードギアスの?」
「ああ、あんないいオンナはなかなかいないぞ!」
……そうかなぁ?まぁ良いか。
「もっと色々なモノを知ったほうが良いよ、15歳までの常識が性癖になると言うしね」
「本当かよ、色々と勉強しないとな!ところでそれはなんだ?」
「え?これ?ここに戻った時に玩具屋や本屋で買ったんだけど」
袋には本や玩具がある、言うまでもなくこの自体のものだ。
「あのなぁ……俺達は親父を助けるためになんとかしているのに遊んでいる暇はないだろ!」
怒られた、仕方がない、説明する事にした。
「……僕のカンではかなりの強敵がいると思う」
「誰だよ、ソイツ」
「分からない、ただ、この時代のアルファとシグマの争いに巻き込まれる可能性が高いよ」
「確かに、シグマ世界の作品は全く知らないからシグマの人間と戦うと苦戦するな……」
彼は床で胡座をかいて一休さんのモノマネをした。
「つまりそれを使う訳か……」
「『希望の王国』は奥の手で取っておきたい」
「……た、確かに」
「だから僕は、ガンプラを作るから君は『希望の王国』を書いてくれ!」
「本音は遊びたいだけだろ……」
『希望の王国 第2話 出会い』
私は魔法少女としてさまざまものと戦い、少し過ぎたところ、温泉旅館で一泊していた。
一人で温泉に入り、上がる。
ゲームコーナーに行くと、一人の少女がいて遊んでいた、インベーダーゲームで既にハイスコアだ。
その子はサクラと新幹線の髪飾りをした
女のコだった。
私は直感で気がついた、この子はヤバい、魔法少女だ。
彼女は、私に気がつくとテキトーにゲームを終わらせた。
「……」
「……」
沈黙がゲームコーナー流れる、遠くでピンホールゲームの音がしていた。
「ねぇ……あれをしましょう……」
髪が長く、浴衣姿美人の彼女は指をさしたものは、卓球台だった。
……苦手なんだよなぁ、卓球。
これが私のお姉様になり、また友であり、私の娘二人の師匠になる、サクラさんとの出会いだった。
「ちょっと待て、一体何だこれは?」
「いや……子供にも読んでもらうようにしました」
西川さんは何も言わなかった。