※この作品はR-18です。

主にロボットアニメで自由に生きる俺は。   作:良田両作

143 / 144
橘さんと同時公開です、次は劇場版大戦隊失格こと中野一花vs水原千鶴!五等分の彼女寝取りますとイッた話です。


スネークフッド2 花束みたいな恋をしない。

 

 

即断即決、僕は縁談を進めることにした。

 

「では、ここからは若い方同士で……」

 

もう若くはないと思うが……まぁ良い。

 

「お久しぶりですね……」

 

僕は一周目の思い出話を肴にしようとした。

 

「……覚えてませんね……そんな昔の事なんか……」

 

「……」

 

重い沈黙が流れた……大失敗か……

 

「……落書きの話なんて縁起でもないことを……」

 

まぁ「誰とでも寝」「る」とか

酷い罵倒の言葉だもんな……有害な男らしさを見せてしまったか……

 

「ゴウダ……ゴウダさんはどうしているですか?」

 

「幸せにやってますよ、息子さん二人はそれぞれガールフレンドが出来ましてね……」

 

この前、「一周目は初恋の人だったけど、二週目は学校の図書室と仕事に夢中だったからなぁ……」とか言っていたのを思い出した。

 

「変な人ですよね……まぁおばあちゃんやおじいちゃんを大切にする人みたいでしたが……」

 

そのおじいちゃんやおばあちゃんは既になくなっている、因みに僕の祖父母もだ。

 

「はぁ、僕もおばあちゃんが好きでしてね……」

 

「私は、嫌いで苦手です、本題に入りましょう」

 

バッサリ、叱られてしまった。

 

「私は、貴方と世間話をするつもりはありません」

 

「私は、祖母に言われてここに来ました、両親も孫の顔を見てみたいとよく言われるのです」

 

「あ、はぁ……」

 

「結婚と恋愛は全く別です」

 

それはよく言われることである。

 

五等分の花嫁は好きだが、じゃー中野四葉と上杉風太郎の結婚生活や子作りを見たいかというと……うーむ迷う。

 

多分5人の中では結婚が一番遅れるか生涯独身なのは中野一花だろう……

 

ニ乃と三玖はなんだかんだ言って早そうだし……美人の喫茶店マスターだし……

 

四葉は多分男の子を産むと思う、女の子だったら絶対に叔母たちと喧嘩しそうだな……

 

五月は……絶対に教師や教え子に引っかからないぞ!と思いつつも……

 

「あのなにボーッと考えているんですか?馬鹿馬鹿しい」

 

「嗚呼、すまない……ですね……」

 

「これを読んでください」

 

ワープロソフトで書かれた分厚い、それは、要するに計画書兼マニュアルである。

 

「勿論、これは他人に見せてはいけません」

 

……それならばメモリーに入れて持ち運びしやすいのにしてください。

 

……言ったら怒るから言わないけどさ。

 

因みにこのマニュアルは彼女に有利な代物で、年収をとにかく渡せ!子供が出来て一年後に離婚!家事はできるだけやれ!

 

と後にゴウダ家の男性陣がみたらドン引きし、

深雪ちゃんがゲラゲラ笑い、フミタン・アドモスこと後文枝氏は、呆れ果てしまい、

他の二人はないわーとつぶやくような代物だった。

 

そうですね……このマニュアルには根本的な穴がある。

 

一つは予想外のトラブルの想定がないこと。

 

そしてもう一つは……言うまでもなく……僕がこの世界の管理人ということを考慮してないということだった。

 

 

 

 

 

「デートしましょう……映画館に行きましょう」

 

「はぁ……何が見たいんですか?」

 

「あなたには関係がありません」

 

「はぁ……?嗚呼……!」

 

まるで消防署の方から来ました、みたいな詐欺みたいなセリフだ。

 

「要はバラバラでみたいんですね……」

 

「割り勘ですよ……」

 

貴方のおごりです、と言ったら怒ると思ったのだろうか?

 

因みに僕の豪邸と愛車をみた彼女は流石に驚いたし、彼女の両親も祖母も「これなら子供は3人以上いても問題ないわね!」

みたいなノリだった。

 

五等分の花嫁だろうがおそ松さんだろうが、どんとこいだ。

 

そんなこんなで僕達は愛車で映画館にやってきた。

 

「意外と多いわ……」

 

「そりゃあ〜二日目の土曜日ですからね……」

 

「穴場スポットだと思っていたのに……」

 

「私はこれが見たいの『劇場版大戦隊失格』」

 

「じゃあ僕もそれで」

 

「……カップルシートしかないじゃない!」

 

「別に僕は、構いませんよ〜ポップコーンとドリンク買いに行きましょう」

 

「私はいりません」

 

(なんでこんなに尽くすの?バカなの?)

 

という心の声が聞こえた。

 

「あっ!師匠!偶然ですねぇ〜!」

 

「先輩〜!実はドリンクとポップコーン多めに買いました!」

 

(何……この四人……)

 

そこにはイケメン二人と異なる美少女がいた。

 

ロングヘアーの深雪ちゃんと、薄いフレームをかけたショートカットの女の子。

 

「新キャラだ、新キャラ」

 

「一体誰に向かっていっているんですか?」

 

「わたしの名前は、吉田涼子といいます、最近のマイブームは00年代〜20年代の作品を見ることです」

 

(そういうのいいから……早くソファーに座りたい……)

 

未来のお嫁さんは気難しい……

 

「じゃーごとよめも……」

 

「ええ……2クール+劇場版意外とテンポが良くて1ヶ月ぐらいで見ました」

 

「じゃあ行こうか」

 

(アレが西山アリサ……話に聞いたけど、気難しい人よね……)

 

(子供の頃は清純派だったらしいですが……年月は残酷ね……)

 

それを言っちゃーおしまいよ……深雪ちゃん……いや……二人共女同士で何より……

 

映画は滞りなく進んだ。

 

「いやー偶然ですね……6人横並びとは」

 

(どんな天文学的数字の確率なのよ……)

 

無論出来レースである。

 

「意外と面白かったですね……」

 

「嗚呼、ちゃんとしていた」

 

「自動販売機蹴ってましたね……」

 

「佐倉綾音氏ナレーションでしたね……」

 

(……)

 

「ご飯にしましょう、あのファミリーレストランに」

 

「……なんでもいいですよ」

 

西山アリサ氏は妙に不機嫌だった……好みの作品ではなかったのか?それとも豪華な食事のほうが良かったのか?

 

「意外と良い味ね……」

 

我が組織のコックが作っているからね……機嫌を取り戻してよかったよかった。

 

ステーキを食べながら彼女はこういった、意外とテーブルマナーはいい。

 

「ところで貴方達馴れ初めを聞きたいのだけど……」

 

「「お……幼馴染です……」」

 

「お前裏ビデオに出ろ!といったクズな父親から助けてくれました、一生尽くす予定です」

 

(愛が重すぎるわ……みんなドン引きしているじゃないの……?)

 

僕もそう思う……能力は高そうだけど……

 

「ところでお二人はどこが好きなんですか?」

 

「スパダリなところ」

 

西山アリサ氏は即答した、スパダリとはスーパーダーリンの略で、要するに金もあってイケメンのことだが……

 

「いやぁ〜僕自身はフツメンだと思う……ただ運がいいだけの男だよ……」

 

「「「「「ナイナイ、それはない」」」」」

 

(この人、自覚なさすぎ……恥ずかしい……)

 

え?そうかなぁ……?

 

(エリートと付き合うのって金銭面では問題ないけど、バカと天才は紙一重とはよく言ったものね……)

 

褒めているの?貶しているの?どっち?

 

食事も滞りなく進んた、再び映画の話になった。

 

「続編の伏線もありましたからもしかしたら作られるかもしれませんね」

 

「もういいわよ」

 

冷たくフィアンセが言った。

 

「どうせ新しい敵とか内輪もめとかそんな感じでしょうね……よくできていると思うけど」

 

途端に空気が冷たくなった。

 

「貴方達よりも大人だからわかるのよ、物語って編集された人生なんだわ……」

 

(あんたよりも大人よ!ババアって言われたくないけど!)

 

「言いたいことはわかりますね……」

 

タツくんがそういう、小説を書いている彼ならそのことに気づいているのは当然だろう。

 

「ダラダラとこうやって食事とか睡眠、セックスのシーンなんて映さないでしょ?フツーは」

 

「ええ、そうですね、言ってみたら人生は蛇足の連続ですね」

 

ケイくんが続ける。

 

「僕の両親はかなり劇的な結婚をしました、貴方も確か結婚式のビデオに写っていましたね、今思い出しました」

 

2回結婚式をあげたのである、一周目と二週目で。

 

勿論僕も参加していた記憶があるが、幸せそうな二人と料理の記憶しかなかったな……

 

「驚異的な記憶力ね……」

 

呆れたように言った。

 

「今、父と母はものすごく充実していると思います、些細なことで母が怒ったり、父が転んでしまいそうになってみんなが笑ったりとか、もしかしたらまた何かしらの試練が起こると思いますが、乗り越えられると信じています」

 

「五等分の花嫁でも後日談を想像するのも好きでしたね、ああ、風太郎の息子さんは四葉に似て溌剌だとか、鉄血のオルフェンズや水星の魔女の生き残ったキャラとか……」

 

いや君はその鉄血のオルフェンズの本来死ぬべきだだったフミタン・アドモスの息子だろう……

 

「人生は退屈だったり逆に刺激的すぎることがあります」

 

一呼吸置いて、彼が言う。

 

「そのために物語があるんですよ、人生は二度ない……三度以上ある」

 

「物語は人生が一度しかない為の抗議であるか……」

 

どこかで聴いたことのある言葉だ。

 

「あのそろそろ御愛想を……」

 

「そうですね、映画面白かったですね」

 

それぞれのカップルはバラバラに目的地に向かうことにした。

 

「服や下着が買いたいわ……最近ボロボロになって雑巾にしたり捨てたから」

 

僕たちはデパートに行き、彼女のよく行く店でお買い物、当然支払いは僕。

 

「幸せそうね……」

 

車で、彼女は帰りに親子連れを見ていた。

 

「ああいう男の子が良いわね……子供を産むなら……」

 

「ええ、そうですね」

 

僕は娘でも構わないのだが。

 

「あの兄弟とはどういう関係なの?どう思っているの?」

 

「仕事の先輩後輩の関係だよ」

 

嘘は言ってない。

 

「ねぇ……私の家に行かない?」

 

「構いませんよ」

 

「貴方ってそればっかりなのね……」

 

「ええ……仕事柄ワンパターンな返答になりがちで、まぁなんなら拒否して延々と罵倒して構いませんかね?」

 

「それはもっとダメッ」

 

僕は嬉しそうに否定する彼女の笑顔は忘れない、人生で一度も。

 

「「アハハハ」」

 

 

 

 

 

 

「……え?……え?」

 

「昨日の事、覚えてないの、五等分の花嫁見てて泣いてたじゃない」

 

「そうじゃなくて……ううん……朝食作ってくれたのね……」

 

僕はエプロンを外し、彼女の頬にキスをする。

 

「……なっ……!?」

 

「フフフ、不意打ちキスwww」

 

「今度からはやめてね……」

 

テレビではプリキュアが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

「いい匂いがする……」

 

「貴方……こんなところにほくろがあるのね……」

 

「首に7つ北斗七星みたいなのがあるでしょ?チャームポイント」

 

「自慢のダーリンはどれだけ自慢するポイントがあるのかしら……」

 

「君だって胸やお尻が大きくて好きだよ……」

 

「セクハラよ……」

 

「子供の名前は翼がいいなぁ〜」

 

「男の子でも女の子でも良いよね……ヤダ!どこ触っているの?」

 

「フフフ、全部大好き……」

 

「バカ……♡」

 

 

 

 

式は盛大に行われた、一応、僕はエリートサラリーマンということになっている。

 

無論彼女もそれを信じている、彼女が僕の正体を知っていれば結婚なんて絶対にしないだろう。

 

墓場までこの秘密は持っていく予定だ。

 

「え〜僕と咲良さんは小学生の頃に出会いました、違う学校同士でしたが、妙に息があい、当時のアニメや漫画などの話など今でも覚えています」

 

もちろん本当の出会いは語れないが、『関係者』ならみんな知っている。

 

「悪友という言葉がありますが、まさにそうでしょう、彼と一緒に遊びすぎて」

 

どっと笑いが起こる。

 

アニメや特撮の映画、帰りによくガンプラとか買ったよなぁ〜。

 

「しかし、悪い友人ではありません、寧ろ彼より善人は見たことがありません」

 

「皆さんもご存知でしょうが、嘗てこの土地で大規模な地震があり、彼の家も火事にあい、少し燃えました、彼は勇気を振り絞り、父親と母親を助け出したのです」

 

……一周目のように、僕は弱くない、それは自分自身が知っているがよく知っている。

 

横を見るとかなり驚いた顔の顔がいた、更に僕のお母さんはボロボロと号泣をしている。

 

ケイくんもタツくんも真剣に聞いていた。

 

「また彼はその後ボランティア活動をし……」

 

結構彼のスピーチは長かったが、締めはこういった。

 

「こうしてダラダラと話しても彼の魅力を伝えることは難しいです、あ、これ僕の結婚式の時のスピーチのときに言われたね、乾杯!」

 

そして……約10ヶ月、僕と彼女との間に、『翼』が生まれた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。