第29話
「おのれ〜!せめてお前たちだけでも倒してやる!」
回想は終わり、激昂したアインが猛攻を始める。
俺とフミタンは急いでメアリー・スーに乗った。
「大丈夫なんですか?」
「安心してくれ!メアリーの中より安全なところはない!この時のために複座式にしている!」
アニメ化されたら(される事は絶対にないと思うけど)複座式のコクピットの作画大変だろうなぁ。
ズドーン!
アインが攻撃をしかけたが咄嗟に俺は盾でガードし、攻撃を防いだ。
しかし、衝撃でまだシートベルトどころか座ってもいない彼女はひっくり返り、まるで座っている俺に黒いパンツを見せつけるように69の体勢になった。
むわぁとした彼女のスメルとほんのり湿っている黒いパンティをみて俺は勃起した。
ガンダムAGEの様にフリットの横にユリンがいるようにならないのだこれが現実。
「こんな時にも勃起するですね……」
うわー凄く呆れている口ぶりだ。
「早く!早く!上に座って!」いそいそと彼女を座らせた。
「トモ、オルガ達は着いたのね!」
「私達も今からそちらに向かって援護する!」
百錬の装甲を纏ったMS少女と化しているアジーとラフタが全方位モニターに映った。
「少女」と言うには怪しいが何度抱いても飽きないそのナイスバディが美しいが、
俺はめちゃくちゃ焦った、直ぐに映像を普通のMSに戻した。
「トモ様、今一瞬半裸のラフタ様とアジー様が映ったような……」
かなり怪訝な表情をしたフミタンが言った。
「気、気のせいじゃないかな……」
俺は敵の存在よりも上にいるフミタンが一番恐ろしい気がした。
「三日月!一気に行くぞ!」
「ああ、そうしよう」
俺達は一気に駆け出した、俺は右に、三日月は左に。
「死ねぇ!」
アインの叫ぶ声が響く、長いアームを高く飛び越え、俺は右のアームを切った。
三日月は低くしゃがみ、居合い抜きの様に左のアームを切った。
三日月、お前は地を這え、俺は空を飛ぶ。
「手を切っただけで勝ったつもりか!!」
アインはそう叫ぶ。
肩にあるキャノンで砲撃をしたり、腕にあるパイルバンカーで攻撃をし始めた。
俺と三日月はその攻撃を後ろに飛んで避けた。
「その性能の良さが命取りさ」
そう、阿頼耶識の代わりにバーチャルリアリティシステムを取り付けた事が彼の命取りになった。
「ば、馬鹿な!裸の女……カルタ様だと!」
そうアインは見ているはずだ、さっき俺が巨大ネズミとなって犯したカルタの姿が。
バーチャルリアリティマシンはこういう事もできる。
自分が体験した、またはカメラに撮った映像も他の人に見せる事もできる。
何も自分が思いついた空想を見せるだけではないのだ。
何でもありの改変能力から産まれた、何でもありの能力。
俺がこの旅で身につけた能力の一つだ。
無論、この事はアインと俺だけしか気づかない、他の皆はアインは錯乱したと思っているだろう。
アイン、お前は史実ではラフタとアジーを傷つけた、それが許せないのだよ!
だが殺しはしない!その罪だけ貫く!
俺は左手の盾を捨て、メアリーが持つ右手の日本刀を水平に持ち、左手を水平にチョップの形にした。
そうこれは日本男児なら一度はやったことのある「牙突」!コクピット目掛けてぎりぎり峰打ちになる様に貫いた!
グレイズアインは目の光も消えて動かなくなった。
そして俺は一瞬にして抜き、首と手足の5つパーツをバラバラに切った。
「アイン!アイン!しっかりしろ!クソっ!覚えておけ!」
まるで三下の様なセリフを吐いて、グレイズアインを抱きかかえて、クランクは立ち去った。
「やったぞ!俺達は勝ったんだ!」
モチロン改変能力のおかげで皆ボロボロになりながらも無事だ。
「早くクーデリア達の所に行こう!」
俺はそういった。
「その前に……降ろさせてください……」
ん?フミタンはまだ孕ませていないから、堕ろすも何もあったもんじゃないが。
後ろを見ると、フミタンが顔を真っ青にして、苦しそうにしている。
「うっぷ!ケロケロ!」
そう彼女は俺の超人的な操縦テクニックについていけず、戻してしまったのだ。
改変能力があるとはいえ、掃除したりニオイを消すのは一苦労だった……
それにしてもあまりにもマニアックなプレイだ……
「本当に申し訳ありません……」
「良いよ、この事は内緒にしてあげる」
俺達は唇に指を合わせて、お互いの秘密にした。
俺の抱えている秘密に比べたら文字通り可愛いものだ。
彼女を生き残る為に彼女を犯した事に比べたら。
「おーい、無事だったか!」
ビスケットの声がした、彼もモブの子供達の指揮をしながら無事だった。
「やったな!トモ!」
昭宏が抱きついてきた、だから汗臭いって!遅れて、昌宏もやってきた、助けた時に比べたらすっかり太ったと言うか兄同様に筋肉質になっている。
みんな俺のおかげだ!
「良いのかよ、あいつら殺さなくて」
三日月はそう言う。
「良いんだよ、また返り討ちにしてやればいいんだからさ」
俺はそう言った。
三日月は何言ってんだこいつ、という顔をしていた。
嗚呼腹が減ってきたなぁ。
アトラのサラダを食べた後、彼女達とパコって、現実世界に戻って何食おうかなぁ。
一方、フレである俺はサイドカーにカルタを乗せてギャラルホルンの基地に向かっていた。
ラジオからはマカナイ氏とクーデリアの演説が聞こえる。
「ええい、忌々しい!もう少しで早く脱出したら私がモビルスーツに乗って止められたものの……」
ふふふ、無理無理、いくらカルタが頑張ったところで鉄花団の勢いは止められないよ。
「ラジオを切れ!」
俺はラジオの電源を切った。
「カルタ様、お疲れになられていると思います、どうぞ」
俺は封を開けてない水を差し出した。
「ふむ、気が利くな」
彼女はそれを飲んだ。
「うむ、久しぶりに美味い水を飲んだ気がする、あいつらの食べ物や水はとても美味いものでは無いからな……」
嘘つけ、ザーメン入りのエサを美味そうに食っていたじゃないか。
「……少し眠たくなってきた……私は寝る、基地の近くまで来たら教えてくれ……」
そう言うと彼女はぐっすりと寝てしまった。
まぁゆっくりと疲れは取れないだろうな。
夢の中で俺に犯されるのだからグヘヘ。
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次はビルドファイターズトライ2話連続です。