これらについては第二部が終わったら詳しく語りたいです。
昔から最終回も言うものが苦手だ。
……いや傑作にしろ良作にしろ、駄作にしろ凡作にしろ物語には終わりと言うものがある。
ある小説家が究極の小説を完璧もされる人工知能に書かせる話があって、
誰もが夢中になって日常生活がおくれなくなると言うユニークな話があるが、
話のオチは「終わりのない物語はない」という結論だった、
つまり終わらせることの出来ない人工知能は完璧ではないというオチである。
今までは最終回が苦手だった、見るのが億劫だったのは登場人物が向こう側に旅立つからだ、
いやスタッフも含めて旅立つのかもしれない。
「最終回は転校だ」と言ったアニメ監督がいるが、正にそうなのだ。
そして、俺はいよいよモビルアーマーハシュマルを機動させようとしている。
史実では鉄華団のピークであり、あとは命をベッドする事をやめる物語だ。
……勿論、そういう展開にはならない。
それでも俺はこの鉄血世界に一応の区切りを考えようとしていた。
「君はどう終わらせるつもりなんだい?
嘗てサクラさんがそう聞いたことがあったが、流石に打ち明けていない。
言ったら笑われるだろう。
「……貴方、一体どうかしたのですか?」
愛しいフミタンがベッドで微笑まながら
「いや、なんでもない……昔の事を思い出していてね……」
「記憶が戻ったんですか?」
「嗚呼、断片的にな……昔のテレビアニメの事を思い出していてね……」
「どんな話ですか?」
「楽しかった事だけさ……番組が終わるとまた別の番組が始まる、それの繰り返しさ」
「なんだか一日一日人生を振り返っているみたいですね……」
「うん、そんな感じだよ、フミタンは何か印象的な思い出はあるかな?」
「クーデリア様と出会ったことと……貴方に出会ったこと……そして貴方に助けてもらった事とモビルスーツで空を飛んだことですね……」
そうだよな……そんな事あったよな……懐かしいよな……
俺は臨月を迎えたお腹を擦った、くすぐったいですと笑われた。
「新しく加えた家族とこれからも思い出を作ろう、そしてこの世界、いやこの宇宙を良くしていこう」
「俺達の戦いはこれからだ……ですね、貴方がこの前作った映画もそんなセリフがありましたね」
「あのセリフはなんか好きなんだよ、打ち切りとか尻切れトンボとかじゃなくて、続きが気になるというか、彼らならなんとかなるだろう、みたいな希望を込めているんだ、彼らから俺たちはげんきをもらう、この世界とフィクションを繋ぐ言葉なんだ」
繋ぐ……良い言葉だな……
「します?……♡」
下腹部を指差し、彼女が珍しく久しぶりにセックスをしようとしている。
重要な選択肢に感じた。
1.しない 俺はさっき寝る前に産卵したネーナで射精してしまったから。
2.しない その代わり熱いキスをして寝る。
3.する 据え膳食わぬは男の恥。
2を選択しよう。
「いや、明日も早いから、ハイお休みのチュウ」
チュウ♡チュウ♡チュ♡何度やっても素晴らしいな……
俺は直ぐに寝た、もう貴方ったら……♡という言葉を聞きながら
俺は俺の作り出した街を走っていた。
「急げ!インチキ野郎を殺せ!」
黒いガンダムが空を飛んでいる。
オルガの声がする、めちゃくちゃ怒って走って俺を追いかけている。
「ぶっ殺して!」
「無理矢理犯したのよ!」
クーデリアとアトラも走っていた、アトラは包丁を持っている。
何がなんだか分からないまま、俺は逃げたやばいことだけ分かる。
彼らだけでは無い、鉄華団がほぼ全員モビルスーツで追いかけている。
ラフタ達も同様だろう。
それだけではない、ネーナやアンジュなどD組やL組全ての機体が追いかけている。
……まるでスパロボみたいだな、自虐気味に笑った。
……嗚呼、夢が解けたのか?様々なビームや爆撃を受けながら俺は走った。
……ビーム?
ある事に俺は気づいた。
俺はゴウダカンパニー本社に向かった。
パチン。
テレポートとして屋上に向かう、やったぜまだ能力は使える。
「……貴方は?」
なるほどフミタンの記憶も無いのか、赤ん坊を抱いている。
『その子は?』
俺は能力で聞き出そうとした。
「あ、え、えっ……と」
『繋』
「え?」
『繋ぐ、と書いてケイさ、お前と俺、そしてこの世界と俺と繋ぐ大事なものさ』
「ケイ……そうケイ!そして貴方はトモ!なんでこんな事を忘れていたの?」
「おいおい、婚約指輪と腕時計プレゼントしたじゃないか」
「それだけじゃないです……」
ボロボロと涙を流しながらフミタンは元に戻った。
「一体どうかしたのですか?」
「今確認する、地球や火星の様子を見よう」
「これは……」
俺の系列の建物を中心に破壊されている、なになに「インチキチート野郎郷田智を殺せ」?大体分かったよ。
スマホが鳴る、俺は取った、俺が相手だった。
「アイカツ世界もそうなのか?」
「いやアイカツ世界はそこまで凶暴になってない、セックス関連をチョメチョメに改変したからな」
「今の読者に分かる言葉を使えよ、いちごちゃんやあかりちゃん、ゆめ、あいねとみお達が凶暴になっている姿は見たくなかったぜ」
「まさかこの話を描いている途中でアイカツオンパレードが発表されるとは思わなかったぜ!」
「俺達もアイカツも瞬間瞬間を一生懸命頑張っているんだなぁ……」
「仮面ライダージオウの劇場版かよ!」
「こんなアホな話をしているうちにテキストが百行を超えたぞ!」
「すまねぇ、もうラノベの感想でしょうもないパロディーをするな!とは言わないよ……」
「それでビルドファイターズトライやビルドダイバーズの方はどうなっている?」
「女性陣はカンカンだよ、一人NTRのエロゲー酒みたいに廃人になっているやつがいるぞ写真撮ろうか?」
「いや良い、そろそろ来ると思ったが案の定だったな」
「じゃあ、切るわ、幸運を祈る」
不安そうにフミタンが俺の方を見た、繋はスヤスヤと眠っている。
「貴方……これは……夢?」
俺はこう言い切った。
「残念ながら、これは夢じゃない、現実なんだ」
駄目押しの言葉を言い放つ、然しこうも言う。
「俺が全て、解決してあげるから」
俺はパネルを操作し、隠しエレベーターを出す。
「地下のパニック・ルームに繋がっている、絶対にドアを開けないでくれ」
「食料とかもあるんですね……?」
「勿論だ、おむつもあるし、衣食住に問題はない、何なら俺も暮らしたいくらいだ」
「貴方ったら……んっ……♡♡♡」
俺とフミタンは普段通り熱いキスをした、熱い乳房にも触れる、これが終わったらたっぷり揉んでやる!
そして彼女と繋をエレベーターに入れて起動させた。
扉からドンドンと音がする、それよりも外の空にいるモビルスーツを見た。
「やれやれ、随分と雑だな……後でたっぷり慰謝料と修理費を払ってもらおう」
黒いガンダムが窓を割る、破片が俺に刺さる。
三日月らしき人間が降りる、そして日本刀で俺の首と胴体が離れた。
ガンダムで例えれば、ジオングの様に。
やれやれ、「始まりの終わり」としては上出来かな……?