軍人が尋問や拷問されるシチュって大好きなんですけど数が少ないのが辛い。
今回は直接的な性描写は少ないですが、そっちメインの続きも投稿する予定です。
(どうして、どうしてこうなった!)
心の中で、ターニャ・デグレチャフは叫ぶ。
それは、無数の不幸が重なった結果だ。
神に呪われでもしたかのように、その日のターニャは運が悪かった。
リスクの少ない偵察任務にて発生した、敵航空魔導師部隊との偶発遭遇。
急な悪天候によって発生した、本部との通信異常。
万全な整備を潜り抜けた、重火器の整備不良。
なまじ敵部隊が脆弱であったための、微細な油断。
それら全てが奇跡的な集合を果たした結果、ターニャは視界外から放たれた銃弾に足を打ち抜かれる。
その結果は撃墜。
そして、ターニャが目を覚ました時には、そこは敵国の内部だった。
捕虜として連邦へ捕らえられたターニャへ提示された選択肢は二つ。
一つ、帝国の情報を連邦へと提供すること。
ある程度の内部情報さえ差し出せば、貴官を丁重にもてなす準備は整っているらしい。
もう一つは、劣悪な環境で頭を冷やすこと。
そしてこちらが、ターニャが選んだ選択だった。
「私は帝国軍人だ、我が身可愛さに敵国の犬となる選択肢など考慮にも値しない」
捕虜の身でありながら、毅然とターニャは連邦軍人へ言い放つ。
その両手と両足は頑丈な枷で拘束され、枷は壁に繋がれた鎖に繋がれている。
さらに武器を隠し持てぬようという建前で、ターニャは全裸に剥かれていた。
条約に照らし合わせれば、とても捕虜の扱いではないが。
無論、ターニャとて戦争が綺麗事で済まないこと程度理解している。
この扱いすらまだマシなほうだと、かつて部下に行った対尋問訓練を思い返す余裕もあるほどだ。
鍛え上げられた軍人の忠誠心は非常に高い。
滅多なことでは国を売るなどありえないのだ。
故に尋問では徹底的に精神と肉体を痛めつける。
服を剥き、人格を否定し、生傷を刻み込む。
(まあ、普通の女軍人であれば多少は効果もあるのだろうが……)
精神が男のターニャにとっては、裸体を見られようが多少気恥ずかしいだけだ。
むしろ服を着ていないことで生じる寒さのほうが煩わしい。
「結構。ですが心変わりはいつでも受け付けましょう」
ターニャの目の前に立つ連邦の高官は、そう言って尋問室を出て行った。
若い身で立派な愛国心だと、捨て台詞を残して。
(誰が好き好んで存在理由を捨て去るものか!)
無論、ターニャは別に愛国心で耐えているわけではない。
その心中は自己保身とこれからの対応策に埋め尽くされている。
そう、ターニャは捕虜となるには少々連邦軍人を殺し過ぎた。
生きた身で銀翼突撃章を授与され、《白銀》と呼ばれるほどの英雄であるターニャ。
だが、帝国の英雄は他国の死神という意味だ。
その証拠に、ターニャの周囲を監視している連邦兵の表情は怒りの色に染まっている。
同胞を殺戮した敵国のエースなど、命令がなければこの手で絞め殺したいに違いない。
そうならないのは、ターニャが帝国内部の情報を持っているからに他ならない。
この情報を全て吐き出せばどうなるかなど、考慮の必要すら感じないだろう。
(尋問だろうが拷問だろうが、銃殺刑よりは億倍マシだ!)
ターニャが生存する方法はただ一つ。
英雄の奪還に燃えた帝国軍人が救援に駆けつけてくるまで生き延びる。
そのために、ターニャは終わりの見えない耐久戦へと身を投じる覚悟を固めた。
「食事の時間だ」
その日の夜。
手枷を壁に固定していた鎖が外され、ターニャは数時間ぶりに拘束から解放される。
無論枷は外れていないが、立ち続けた疲労が多少は軽減される。
犬の餌のように置かれた固いパンと水を摂取し、ターニャは屈辱を耐え忍ぶ。
《白銀》が惨めなものだと嘲笑されようが、この程度ならと。
だが無論、徐々に尋問は苛烈なものへと変化していく。
耐久テストと同じだ。
小さな負荷で壊れないのを確認すれば、その負荷を少しづつ強くしていく。
数日が経過した頃。
ターニャの瞳から光が消えた。
精神は確実に衰弱し、動きも緩慢になっていく。
毎日の食事も、ただ生きるためだけに口が動いているという様子だ。
「さて、心は変わったかね?」
「……いえいえ。こんな好待遇ではなにか裏があるのではと思ってしまうほどですよ」
「そうか」
短く言い残し、高官は去っていく。
残ったパンの欠片を冷たい水で流し込み、ターニャはふぅと小さく息を吐いた。
そしてその瞳がゆっくりと閉じられそうになるが、突然の刺激に安眠は妨害される。
少量の冷水が、ターニャの顔に垂らされたのだ。
(睡眠の妨害……定番とはいえ、これだけ続けられると……)
繰り返される尋問は、ターニャの精神を確実に削り取っていた。
まずはその精神から。
連邦は少しづつ確実に、ターニャを追い込んでいく。
一日二度の食事時間以外は鎖で吊るし、座らせない。
眠りそうになれば強制的に覚醒させ、意識を休ませない。
そして連邦軍人は交代しながら尋問を休みなく繰り返し、ターニャを疲弊させていく。
「んっ……」
そしてターニャが特に辛いと感じているのがこの瞬間だ。
拘束が解かれない以上、排泄もそのまま行うしかない。
チョロチョロと、ターニャの太股を尿が伝う。
立ったまま、それも公衆の面前で用を足すということに、ターニャは何度も強い拒否感を覚えていた。
ニヤニヤと笑みを浮かべ、兵士が乱雑に水を掛けて洗浄される。
人としての尊厳を破壊される感覚。
薄れた意識の中でも、ターニャは強烈な羞恥と屈辱を感じなければならないのだ。
さらに数日が経過した。
高官が毎朝ターニャに裏切りの誘惑を行い、ターニャはそれを拒絶する。
当初は数えていた日数も、もはやそんな余裕は存在しないと意識の外へ追いやった。
「……異常者め」
連邦の高官たちは、未だ一切の情報を漏らさないターニャをそう表現した。
鍛え上げられた男共ですら数日で音を上げるというのに、あの幼女はいったいどういうことなのだと。
「見上げた忠誠心と、評するしかない」
尋問記録を片手に、一人の男がそう呟いた。
そして同時に、頭を抱える。
「これ以上の継続は無意味だ。しかし負荷を上げるにも限界がある」
あくまでも戦時法に則るならば、現状の待遇ですら灰色なのだ。
捕虜を、それも白銀の英雄を万が一にでも殺しでもしたら連邦の心象は非常に悪化する。
あくまでも戦時の言い訳が効くように。
それが国家としての大前提である。
まあ、それこそがターニャが強気でいられる理由なのだが。
表面上は気丈な姿を見せているだけに、その内心を知る者は本人以外には誰もいない。
「一つ、策がある」
また別の男が、手を上げた。
「彼女、白銀は外見とは裏腹に軍人として完成されている。ならば軍人として扱うのは駄目だ」
そう、彼女は軍人であり幼女であるが、大前提として一人の女なのだ。
「一つ、試していないものがあるだろう?」
「……いや、驚きですな。連邦の軍人は小児性愛者で溢れていたらしい」
ヒクヒクと口端を震わせて、ターニャは目の前の男たちへそう呟いた。
ターニャの周囲を下士官と思われる数名の男が取り囲む。
そしてそれら全員が己の肉棒を膨張させているとなれば、小児性愛者扱いも止むを得まい。
「いやなに、白銀の異名は連邦にも伝わっていてね。君へ憧れを抱く部下への慰労ということだ」
彼らを満足させてくれるのならば、待遇の改善も約束しようではないか。
そう言って、高官はいつものように退出した。
連邦の狙いは単純明快。
精神的に追い詰めるには、もう一つの方法が存在するというだけの話。
「おい、待て貴様!」
一人の男が、己の肉棒をターニャの秘所へと密着させる。
大きく膨れ上がったソレは、誰がどう見ても幼女の膣には不釣合いな大きさだ。
「わ、わかった! ソレを満足させてやる。だからそこだけはやめろ!」
(この体に挿入なぞされてみろ、痛みとショックで命を落としかねん!)
初めて見せたターニャの焦り。
その様子を別室で覗きながら、高官はこの選択が間違いでなかったと確信しほくそ笑んだ。
「うぅ……気持ち悪い……」
両手で一本ずつ肉棒を掴むと、ターニャはその生々しい感触に顔をしかめた。
小刻みに脈打つそれから伝わる体温が、心理的な嫌悪感を増大させている。
ぎこちなく、恐る恐るといった様子で肉棒を刺激するターニャ。
小さな手で撫でるような感覚に、男たちは小さく呻き声を漏らす。
「クソっ、こんなもので喜ぶとはとんだ変態揃いだな」
思わず悪態を吐き捨てるターニャだが、そんな罵倒も男たちを余計に興奮させる。
徐々に息は荒くなり、ハァハァと苦しげな声が断続的に漏れ出ていた。
「うっ!」
そして肉棒から精が放たれるまでそう時間はかからなかった。
大きく跳ねたと同時に、ターニャの手と顔を白濁液が汚す。
「……次、前に出ろ」
不機嫌な様子を微塵も隠さずに、ターニャは次を催促する。
(こうなればヤケだ、一人も二人も変わらん!)
そんな内心を男たちが知る由もなく、我先にと男たちはターニャへ群がってゆく。
「あ、足だと? これが気持ちいいのか……?」
「おい、貴様は先程出したばかりだろう! なに、一度じゃ満足できないだとぉ?!」
「ああもう、胸でもなんでも好きに触れ!」
男たちの欲望のままに、ターニャは奉仕を繰り返す。
全員が満足するまで、実に数十分もの時間を必要とした。
「ふぅ……それでは白銀殿、また明日もよろしくお願いしますね」
一人の男がそう言って退出し、ターニャは再度拘束を施される。
全身をドロリとした白濁液に汚され、目は虚ろに濁っていた。
(明日、明日だと? これから毎日あの屈辱を味わえと?!)
磨り減った精神が軋む音がした。
そして今日より、ターニャの尋問に新たな項目が加わることとなる。