※この作品はR-18です。

愚かな復讐者   作:もっち~!

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以前、R18でしょっぱい話を入れるなと、怒られたことがありましたので、注意をしておきます。

後半、しょっぱい展開です(^^;

『---ネギ----

エリカのアニキが正解に辿りついてしまった。』

以降です。


愚かでも良い*

---藤林響子---

 

「なぁ、彼氏を紹介してくれるかな?」

 

自宅マンションを出た処で、同僚に声を掛けられた。

 

「柳君…どうして、ここに?」

 

「最近のお前の様子が気になってなぁ…昨晩、会っていた彼氏の事を聞きたい。アイツはどこから来て、どこへ去ったんだ?」

 

「何の事?」

 

「昨晩は激しかったじゃないか」

 

盗撮していたのか?

 

「プライベートなことを、伝える義理は無いわ」

 

「アイツは転移術持ちなのか?」

 

転移術?持っていないはず…

 

「違うわよ」

 

「じゃ、なんでマンションの入り口を、出入りした記録が無いんだ?」

 

次の瞬間、どこかの地下室にいた私と柳君。

 

「あまり、響子を虐めないでくれるかな?」

 

「これは何の術だ?」

 

「響子、大丈夫だったか?」

 

柳君をスルーして、私を気遣ってくれる彼。彼に抱きつき、彼に甘える私。

 

「おい!俺の質問に答え…うっ…」

 

その場で崩れるようにして倒れた柳君。

 

「響子は何も知らない。いいね」

 

彼が私の頭に手の平を載せると、マンション前にいた。あれ?誰かと話をしていた気が…気のせいか。

 

-------

 

仕事場に行くと、真田君が誰かに連絡をしていた。

 

「くそっ!アイツ、どうしたんだ?怪しいヤツを見つけたと、連絡をしてきたのに…」

 

「どうしたの?」

 

「柳と連絡が付かないんだよ。まったく、どこに行ったんだ?」

 

「身体に埋め込んだGPSは?」

 

「反応しないんだよ。地下にいるのかもな…まさか、死体無き殺人事件の被害者になったのかな?まさかなぁ…」

 

同僚の柳は肉弾戦において最強である。簡単に殺されるとは思えない。

 

「どこかで、女性と…だったりしてねぇ♪」

 

「それならいいけど…」

 

3日後…柳君のGPSが太平洋上で、摘発された船の積み荷から見付かった。

 

 

 

---ネギ---

 

プンプンした真由美が部屋に来た。

 

「どうしたんだ?皺が増えるぞ♪」

 

「そういうことは言わないでください!もぉっ!」

 

僕に背中を向けて椅子に座り、

 

「マッサージをお願いします」

 

僕はマッサージ屋さんでは無いのだけど…真由美の肩、首、背中を揉んでいく。

 

「で、どうしたんだよ?」

 

「先生、今日…家に来て貰えませんか?父がお金を出し渋って…」

 

それでプンプンかぁ…スキンケアを諦めれば良いはずだが…薬液の運搬費が物凄く高いらしい。

 

「前にも言ったけど、7に飼われるのは、いやだよ」

 

「わかっています。でも…なんで嫌なのか、訊きたいって…」

 

「僕は自由人がいいんだよ。権力に飼われるのはイヤ」

 

「だと思いますけど…」

 

まだ7の頂点とはやりたくないなぁ。

 

「スキンケアを諦めれば済むと思うのだが…」

 

真由美が僕の方へ振り返り、睨んで来た。28歳肌症候群か?

 

「諦めません!」

 

「でも、だいぶ改善しているぞ」

 

「どのくらいですか?」

 

25歳…

 

「言えないんですね…諦めません」

 

言ったら、ブチ切れそうだな。

 

-------

 

生徒会の仕事が終わり、真由美と一緒に真由美の家に行く。

 

「遠慮せずに、上がってくださいね、先生♪」

 

大きな家だな。流石7の頂点。で、早速、真由美の父親の前に…

 

「お前が真由美のお気に入りの先生か?」

 

思ったほど威厳が感じられない。

 

「どうでしょうね。特定の生徒との癒着は、査定に響きますから」

 

「ぷっ」

 

吹き出した7の頂点。

 

「面白いヤツだな。で、7に囲われたくないとは、どういうことだ?」

 

「どこの勢力にも肩入れをしない自由人でありたいからです」

 

「その割りには、面白いことをしてくれたな」

 

「何の話でしょうか?」

 

「公安にケンカを売っただろ?」

 

真由美の顔色が変わった。それをここで持ち出すのか?

 

「そちらこそ、公安のエスを僕に仕向けたでしょ?おあいこですよ」

 

自分の父親を睨む真由美。僕達の会話の意味を理解したようだ。

 

「そのエスをどうやって、手懐けたんだ?」

 

「企業秘密ですよ」

 

「お前、丸腰で、ここからタダで帰れると思っているのか?」

 

「お父さん!」

 

真由美が僕と父親の前に割って入った。

 

「真由美、退け!そいつは危険だ。離れろ!」

 

真由美は立ち上がり、服を脱ぎ始めた。その行動に動揺し始めた7の頂点。

 

「真由美…何をしているんだ?貴様!娘に何をしたんだ!」

 

言える訳ないじゃん♪全裸になった真由美は、僕のズボンのチャックを下ろし、アレを取りだして、舐め始めた。

 

「真由美…お前…何をしているんだ…」

 

プチパニックな7の頂点。

 

「お父さんが、彼に酷いことをしたから、私が償うんです」

 

そう言うと、口に頬張って、首を上下に動かし始めた。

 

「真由美…おい…貴様!真由美を…娘を人質に…くそっ!」

 

口に頬張りきれなくなり、下の口で頬張り始めた真由美。

 

「貴様…くそっ!こんな屈辱は無い…」

 

泣いている7の頂点。

 

「お姉ちゃん、何をしているの?」

 

「お姉様…」

 

真由美の妹達かな?

 

「気持ちいいの…あなた達もやってみる?」

 

おいおい、妹達もか?お前の親父に、マジで殺されそうなんですけど…真由美は僕から退き、妹達の耳元で、何かを囁くと、二人の妹達が舌で舐め始めた。

 

「おいしい…」

 

「なんで、美味しいの?」

 

二人も服を脱ぎ始めた。僕は何もしていないのだけど…僕のアレの旨み成分は媚薬らしい。遥が気づいて教えてくれた。

 

「お前達もかぁ…なぁ、頼む!やめてくれ!娘達にもう…これ以上は淫らな行為は…」

 

7の頂点の心が折れたらしい。

 

「僕…何もしていないんですけど…」

 

「そうなのか?」

 

僕のドロップアウトで唖然とする7の頂点。僕が何かをした結果と思っていたようだけど、実際は何もしていない。教え子の家族には手を出さないと決めているから…

 

「お父さん、先生はいつも何もしないんです。私達の要望を叶えてくれるだけというか…」

 

いや、最初の1回はした…それだけだ。

 

「あん…あ~ん…」

 

妹達は交互で、下の口で頬張っている。唖然としている僕と7の頂点。僕は何か新しい能力が芽生えたのか?

 

『殺さないで済むなら、それで良いだろう♪』

 

って、賢者様の声が脳裏に響いた。そうだけど…

 

その後、真由美姉妹と4人でお風呂に入り、入浴後、姉妹と親父さんにマッサージを施した。なんだ、この展開は?

 

「確かに、気の調節が上手いなぁ。非礼を詫びる。今後、定期的にマッサージを頼みたい。後、娘達のスキンケアと…性欲も抜いてやってくれ…頼む」

 

って、七草家と定期契約を結んだ。勿論、九校戦の折の資金スポンサーにもなってくれるらしい。七草家と抗争は無くなったのはラッキーかな?

 

 

 

---司波達也---

 

黒羽の叔父が行方不明らしい。長男の文弥君が次期当主と言う立場であるので、行方が判明するまで、当主代行に就くと言う。

 

「亜夜子ちゃん、訊きたいことがあるんだが」

 

文弥君の双子の姉の亜夜子ちゃんを呼び出して、根岸先生の言ったことを訊いてみた。

 

「一高の根岸太郎を襲ったのか?」

 

「襲いました。でも…今は贖罪の日々です…」

 

襲撃が失敗したのか。

 

「贖罪とは?」

 

「本来は、達也さんがすることですよ」

 

本来は?どういうことだ?

 

「何故、俺が?」

 

「無知は危険ですね。無知は凶器になります。達也さんは、疑問に感じていないんですか?」

 

何の事だ?

 

「疑問?」

 

「疑問すら持っていない方に言っても、仕方の無いことです。では、失礼します」

 

俺の前から去って行った亜夜子ちゃん。何が原因なんだ?

 

 

 

---ネギ---

 

澪さんが近くのマンションに越してきた。う~ん…弟さんの洋史君にお願いをしてみたのだが…

 

「澪さんの想い人を、洋史君に変えていいなかな?」

 

「ダメですよ。姉の意向を無視しないでくださいね」

 

笑っている洋史君。僕のお願いに取り合う気は無いようだ。

 

「近所に越してくるって…」

 

「それだけ、情愛が深いんですよ。姉の積極的な行動…僕は嬉しいんですよ」

 

「積極的すぎるだろ?」

 

「今まで出来なかったことを、姉にさせてあげてください。五輪家として、ネギ先生のバックアップはしますから。お願いしますよ~♪」

 

いやいやいや、復讐する相手が減っていきそうな予感がする。ここは拒否したいのだが、

 

「ネギ先生♪いらしていたんですね」

 

澪さんに見付かってしまった。あぁぁ~。凹む僕。

 

「姉さん、引っ越し疲れを気にして、ネギ先生がいらしてくれたんだよ」

 

えぇぇぇぇ~!なんで、そんな話にしちゃうのさぁ~。彼女にとって、更に良い人になっていく僕。

 

「そうだったんだ。先生のおかげで、自分の足で散歩も、買い物も出来るようになりました。洋史、ケーキを買ってきてくれる?」

 

「はい♪では、ごゆっくり♪」

 

洋史君が買い物に出てしまった。部屋に二人きりになる。これって…

 

「先生…足り無いと思いますが…私の身体で少しずつ恩を返していきますね」

 

---------

 

澪さんのベッドで全裸で抱き合う、僕と澪さん。交わりながら、気の調整をしていく。澪さんの舌が僕のめり込んだ乳首を舐めてくれている。澪さんの指が僕の耳タブを刺激してくれている。澪さんの腰は僕の肉棒を入れたり出したりしてくれている。

 

「先生…テクニックが無くてすみません」

 

申し訳なさそうに言う澪さん。

 

「こうしているだけで、充分ですよ」

 

「ネギ先生の優しさは嬉しいです」

 

いえ、こうしているだけが好きなんです…優しさとか関係無く。

 

「先生の背負っている闇…一緒に背負いたい…」

 

「それはダメだ」

 

これだけは即答しておく。

 

「澪さんは闇なんかに触れちゃダメだよ。オーラが汚れるから…」

 

「でも先生は一人で背負われている」

 

「これは僕のモノ。これは僕の生きる糧だから…」

 

「困ったら…疲れたら…言ってくださいね。私は先生の為なら何でも出来ますから」

 

澪さんの能力は、関係無い一般人を巻き込みそうで恐い。僕は関係無い人達や、生徒関係者には、害を与えたくないから…だから…

 

「そうだね。困ったら、疲れたら言うよ。その時は、安心して寝られる場所を、提供してくださいね」

 

「はい♪」

 

澪さんの顔は嬉しそうな笑顔だ。この笑顔は護ってあげないとなぁ。

 

 

 

---千葉寿和---

 

職場のデータベースで検索をするが、キーワード自体が藁を掴む感じだ。何を入れれば良いんだ?事件になっていない事件って…

 

「どうした?難しい顔をして」

 

上司に訊かれた。心に引っ掛かっていることを話してみた。すると、上司の顔色が変わった。

 

「そういうことか…事件になっていない事件…あるぞ。結末も不可思議な事件、いや、案件と言った方がいいかな」

 

とある牧場の一家が一人を除いて6名も失踪したそうだ。難を逃れたのは、修学旅行へ行っていた次男だけで、両親、姉、兄、弟、妹が、帰宅するといなくなっていたそうだ。お金も情報端末も、普通盗まれてもおかしくない物は手つかずに残っていて、身柄だけ消えたそうだ。上からの圧力があり、夜逃げとして結論付けされ、事件にはならなかったそうだ。難を逃れた次男坊は、身寄りが無かった為、施設に預けられたが、3日後に失踪したそうだ。これは家出として処理されたそうだ。

 

不可解なことは、事件発生1ヶ月後には、現場の牧場は更地にされ、競売で売り払われたことだった。捜査陣はほとんど現場検証すら行えなかったらしい。

 

「不可思議だろ?」

 

「ですね。で、上って、どこの辺りからの圧力だったんですか?」

 

「アンタッチャブル」

 

アンタッチャブル…それは四葉家を意味する隠語である。そうなると調整体の糧にされた可能性があるな。調整体とは、人工授精と遺伝子操作により作られた魔法師のことである。正式名称は調整体魔法師と呼ぶ。四葉家には調整体が何体もいるらしい。主にガーディアンと呼ばれる、ガード専用の魔法師にしているそうだ。ちなみにガーディアンという立場は四葉家特有の制度らしい。

 

「調整体ですかね?」

 

「だとすると、高校1年くらいの歳になっているはずだぞ」

 

高校1年…妹と同学年に調整体が潜んでいるのか?仮説が正しければ、ホシはその調整体を見守っていそうだな。今年の一高の新入生名簿を調べてみた。4の関係者を見つければ良いはずだ。

 

調べた結果、司波達也、司波深雪の兄妹があぶり出された。

 

「警部、この二人…おかしいでしょ?」

 

「あぁ、おかしいな。早生まれと遅生まれの兄妹で同学年って、母体は休まずに稼働した計算だ。その場合、長男は母乳で育っていない可能性が大だが、たぶん、妹の方が調整体なんだろう。兄に何か不具合があり、それを補う為にに作られた可能性が大だな」

 

情報端末を手にして、妹から情報を訊き出す。

 

「エリカ、ちょっと訊きたいんだけど、司波深雪とネギ先生って、関係はどうなんだ?…うん?良好か?…司波深雪の方がネギ先生に迫っているのか?…どうしてって…いや、関係者の周囲も洗わないといけないんだよ…そうだ、刑事は因果な商売だよ。さんきゅ~♪」

 

ネギは見守っていそうだな、司波深雪を。で、司波深雪はネギを遺伝子レベルで、肉親だと認識している可能性はある。司波深雪の意識とは別に…

 

兄の方と接触するかな。もし、ネギがホシだとしたら、もう止めてやりたい…

 

 

 

---ネギ----

 

エリカのアニキが正解に辿りついてしまった。どうする…生徒の関係者は手に掛けたくないのに…でも、まだバレる訳に行かない。

 

エリカのアニキの元へと行く。僕の気配で、僕に気が付く彼。

 

「ネギ…もう、止めろ!なぁ、生徒思いのお前が…これ以上はダメだ。ここで、止めれば、水に流してやる」

 

必死に僕の闇を振り払おうとしているエリカのアニキ…有り難いことだ。でも…でもねぇ…

 

「うっ…なんで…なんでだ…ネギ…」

 

エリカのアニキの放った一閃をフルカウンターの倍返しした。右腕が斬り落とされるエリカのアニキ…辺り一面が血の海になっていく。

 

「家族の悲惨な姿が、脳裏に染みついているんだ。内臓を取り除かれた身体はばらばらにされ、培養液内で生かされていたんだよ。そんな状態じゃ、もう先が無いのに、延々と…延々と…一人の子供作り出す為に…ねぇ、なんで、誘拐されて直ぐに捜査してくれなかったんだよ~!」

 

「すまない…捜査関係者を代表して謝罪する。だから…もう、止めろ!ここで、止めて、お前の人生を切り開けよ!」

 

そうしたい…でも…

 

「出来無いんだよ。僕は復讐する為に、この世に帰ってきたから…復讐を諦めた瞬間、僕は塵となり霧散するんだ」

 

こんな僕の為に、涙を流してくれているエリカのアニキ。でも、出血量が酷く、意識が朦朧としているようだ。この人は殺したくない…でも…生かしておけば、計画は…

 

僕の心は相反する2つの心がぶつかり合い、疲弊を上げ始めた。限界を超えれば、僕は爆発して消える。その瞬間に、彼を助けるかな。

 

『愚かでも良いんだぞ、ネギ♪』

 

賢者様の声…愚かでも良いんですね。僕は心安らかに爆発の瞬間を待った。しかし、

 

「ダメ!」

 

姉の声…振り返ると姉では無く深雪が…なんで、深雪がここに?深雪が抱きついてきた。

 

「凪、一人で背負わないで…」

 

僕の本名…姉さんなのか…この事態に気づいていない達也が、エリカのアニキを助けていた。そうか、ここに呼び出したのか…

 

「ねぇ、お願いだから…生きなさい。闇に染まっていてもいい。あなたには、生きていて欲しいのよ。お願いだから…」

 

どことなく姉の面影を感じる深雪の表情。

 

「ネギ…俺からもお願いする。生きてくれ。せめて、深雪が天寿を全うするまで…」

 

エリカのアニキは、辿り着いた推論と、僕との会話を、司波兄妹へ送ったらしい。達也も深雪も総てを知ってしまったようだ。

 

「でも、僕は復讐を続けるぞ!いいのか?!」

 

「続けないと消えちゃうんなら、しょうが無いだろ」

 

一命を取り留めたエリカのアニキに言われた。

 

「権力に屈した捜査陣を代表して、見ないことにする。部下にも伝える。だから、悪い奴だけにしろ。魔法師に産まれたくて産まれた訳じゃないヤツもいるんだ。なぁ、ネギ…」

 

わかっている…魔法師にも良い人は多い…澪さん、洋史君姉弟を見て、実感した。

 

「凪…」

 

僕の本名を呟いた深雪…姉さんの声…

 

「私達の集合体の彼女を大切にね…凪…」

 

深雪のいつもと違う声で、エリカのアニキと達也が、深雪を見た。

 

「先生…ごめんなさい…私のせいで…ご家族を…」

 

いつもの声の深雪が、僕に抱きついて泣き縋った。

 

 

 

 

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