ガヴリール・ドロップアウトの世界に転生したので悪戯してみる 作:アルミ缶の上にあるミカン
清々しい朝だ。
いやあ昨日は大変でしたね(ヴィーネが)
まさかあんな事になるなんて、いきなり入れたり抜くのはダメ。ちぃ覚えた。
さーて明日から週末だしおかず的な意味で次はラフィとも遊ぼうかな。
そんな事を考えながら学校へ急いだ。
教室に入ると・・・。
うん、今日はガヴも登校してるしヴィーネも普通に居るな。
ちょっと無表情だけど問題はなさそうだなあ。
ラフィをどうやって誘い出すか考えつつ合間に授業を受けながら昼休みになった。
午前中にラフィを誘い出す計画ができず、焦れていた俺は何か取っ掛かりにならないかとガヴ達の会話に耳を澄ませた。
「あのーお二人とも今日は何か変じゃありません?」
「そんなこと無いわよラフィ」
そう言いながら弁当箱の中のウィンナーを何故かひたすら刺すヴィーネ。
「ああ、いつも通りだと思うけど?」
同じくそう言いながらフランクフルトを豪快に噛みちぎりながら食べるガヴ。
「えぇぇぇ。そうでしょうか。お二人とも何か荒んでいるような・・・。」
「「ないない、いつも通りだよ。何も問題ない(黒)」」
うむ、何も問題ないらしい。
どうしたものかと思案しているとチャンスが到来した。
「それでは図書室に用がありますのでお二人は先に帰ってください。」
「「わかった(わ)。また後でね。」」
ほほう。
ラフィが放課後は一人になるのか。
取り敢えずラフィと一緒に帰って隙を見て飴を食べさせて、あとはむふふで行こう。
なーにちょっと強引でも飴を食べさせればなんとでもなるさ。
そして放課後、図書室で一人になったラフィに声をかけた。
「あれ、白羽さんも図書室に用が?」
「ええ、ちょっと調べ物で・・・。もう終わりましたが。」
「そっかー。あ、貰い物の飴があるんだけど食べない?」
「折角ですので頂きます。」
よっし。相変わらず天使はチョロいな。
そうしてラフィが飴を口に・・・入れようとしたところで叫んだ。
「ガヴちゃん、ヴィーネさん証拠品ゲットです!!」
ラフィの声と共に二人が現われ、現われ・・・痛っ、右からガヴが角笛を左からヴィーネが槍をごりごり押しつけてくる!!
「ちょ、天真さんも月乃瀬さんも痛いってば。刺さる刺さる!!」
「ああん、痛くしてるんだよてめー。それに一昨日みたいにガヴって呼ばないのか?」
「私もヴィーネって呼ばないで月乃瀬さんなんですね。ふふふふ」
やばい。英語で言うとYABAI。
「一昨日はよくもあんな、あんな事をしてくれたな。どう責任とるつもりだったんだ?あ゛あ゛ん?」
「えっ。ヴィーネさんならまだしも駄天使のガヴさんとはお友達ぐらいが精一杯かなぁって。」
「貴様の天国の門は閉ざされた。悔い改めよ。死ね!!ヴィーネも何を女として勝ったなんて顔してやがる!!」
そう言ってガヴが襲い掛かってきた。
地味に角笛の節が痛い!!
「ちょ、死後は天国につれてってくれるって約束したじゃないか。天使が約束を破るのか?」
「そんなもん証拠も無いだろうが!!」
「証拠ならあるさっ。スマホの再生ボタンぽちー。」
「「ねえガヴ、俺が死んだら天国に連れてってくれる?」」
「「連れてくから、連れてくからもっと!!最後まで・・・あぁぁん。」」
「な、なな、なんてもん録画してやがる。消せ!!」
「い、やですぅー。ガヴが約束を守ってくれないと消しませーん。」
「あらあら、ガヴちゃんも可愛い声を出すんですね。ぷくくく」
「ガヴもそういう時は昔みたいにお淑やかになるのね。」
「ぐぎぎぎ」
歯ぎしりしながらガヴがスマホを奪おうと飛びかかってくる。しかし身長差で届かずにぴょんぴょんしてる。あー心がぴょんぴょんするんじゃあ。
あ、ちょっとボディはやめて。
「そもそもお前、その飴はどこから手に入れたんだ?」
「これはサターニャさんから・・・。」
「やっぱりあいつか。ラフィ!!」
「はーい、ガヴちゃんならそう言うと思ってサターニャさんを呼んであります。」
「ヴィーネはこいつが逃げ出さないように見張ってろ。後で二人まとめて魔界に捨ててきてやる。」
「おっけーガヴ。捨てる前にちゃっぴーで遊んで貰おうかなぁ。くすくすくす。」
ひぇっ。なんかヴィーネも悪落ちしてきてる・・・。ん?悪魔なら普通なのか?
なんとか隙をみて逃げ出さないと。
「ちょっと、ガヴリール。人を呼びつて待たせるなんて何様のつもり?それともとうとうこの大悪魔胡桃沢=サタニキア=マクドウェルを尊敬する気になったのかしら?」
「ああ、尊敬するよ。この私をここまで怒らせたやつはお前が初めてだ。お礼に芋けんぴの刑にしてやろう。」
「ガヴリール?何をそんな真面目な顔をしながらにじり寄ってくるのよ。それに芋けんぴは食べ物よ?そんなところには入らな・・・アィィィィ。」
サターニャの悲鳴が響き渡る中、俺はなんとかラフィとボディランゲージで交渉していた。
(何でもするから助けてください!!)
(録画を全部となら考えて上げなくも無いですよ?)
(くっ、命には代えられないか。)
(それでは交渉成立ということで。)
「あの、ヴィーネさん。」
「なーに?ラフィ。」
「主犯はサターニャさんの様ですし、天使や悪魔があまり下界に干渉するのも好ましくありません。ですから一度は見逃して上げては如何ですか?」
「うっ。でも私やガヴにあんな事してくれたし・・・。」
「人間が悪魔に唆されるのは仕方の無いことですよ。それにある意味、悪魔らしい事な訳ですし。」
「うううう、でもでも・・・。」
その時ラフィからアイコンタクトが来た。
即座に閃いた俺は勝負に出た。
「ヴィーネさん済みませんでした!!出来心だったんですぅ。あまりにもヴィーネさんが悪魔として魅力的だったのでつい。許してください!!」
「ぐむむむ。・・・はぁ、ひっじょーに不本意だけど今回だけ、次は無いからね?」
「はいっ。有り難うございます。それでは。」
そうして俺はサターニャの悲鳴をバックに、逃げだす事に成功した。
あ、ラフィーネさん。スマホとデータはここに。
あ、はい。ラフィーネ様ですね。分かりました。
その後の話を少しだけしよう。
あれからガヴもすごい嫌な顔をしながらも許してくれた。
毎回会う度に右ストレートでみぞおちを狙ってくるけど。
ご褒美有り難うございます!!
ヴィーネとはなんだかんだでたまに話すようになった。
話しやすいし真面目だし、ヴィーネさんマジ天使のような悪魔だわ。
一度あの時の事を下ネタとして話したら槍で刺されたけど。
ラフィとは・・・。
はい、クロワッサンとカフェオレですね。分かりました。
こんな感じで下僕2としてこき使われている。
サターニャに下僕がラフィに取られたと騒がれたけどサターニャ→ラフィ→俺の階層で納得させたらしい。
サターニャはいつも通り。
ただ芋けんぴをみると何故か小動物のように震えるので癒やされたい時は目の前で芋けんぴを食べるようにしている。
こんな感じで概ね楽しい生活を送っている。
転生も悪く無いもんだ。みんなも一度してみるといい。
じゃあなっ。
true END
ほぼ出来ていたのでそのまま投稿。
ラフィに手を出すとバットエンドしか思い浮かばなかったのでこのまま。
タプリスは・・・ロリはいかん。ロリはいかんよキミィ。