「あれ?」
私、
私は辺りを見渡す。周りには裸になったチームメイト達がいつも通り練習を――――。
(な、何で皆裸なの!?)
部員達のまさかの姿に戸惑う私はふと自分の身体を見る。
周り同様、私も何もつけていなかった。否、一つだけあった。
ローター。
私だけでなく皆の股間にも後輩が見せてくれた薄い漫画で見た機械が入れられていた。
「それじゃあ試合を始めるよ」
初めて聞く声に振り返ると、得点ボードの隣に見たことのない男子生徒が立っていた。その男子生徒は知らないがその男が着ている制服には覚えがあった。隣町にある
誰よ、アンタは!!
私は声を上げようとする。しかし私は声を荒げるどころか皆と一緒に
「「「お願いします!」」」
「お願いします!」
と頭を下げていた。
(何で!?何で私、普通にしているの!?)
周囲を見て私は絶望する。裸になっていることに驚いて気がつかなかったが、周囲の人間も裸でいるのが当たり前だと言わんばかりに試合に向けて行動していることに。
私はチームを組む仲間と作戦やフォーメーションの確認をする。全裸でなければ、股間にローターを装着していなければ、ごく普通の光景だった。
そして男の試合開始の笛と共に試合は始まる。皆は胸が揺れることに気にする様子もなく試合に集中する。
ボールが何度も行き交い、最初の得点は私のブロックだった。
男が得点ボードの点数をめくった後、何かを操作した。
(何なの、あれ?)
その答えはすぐにわかった。
「あんっ!?」、「ひぃん!?」、「ひゃんっ!?」
突然ネットの向こうにいる相手が股間を抑える。中にはそのまま床に崩れてしまった部員もいる。
「点を入れられたらその点だけローターの振動が強くなるからね」
(な、何ですって!?)
男の説明に私は血が引くのを感じた。
(このまま試合をすれば……)
その想像に、私は身体を震わせる。
そんなことを考えている間に試合は進んでいく。
(どうすれば、どうすればいいの!?)
そうする間にも相手のアタックが私の近くに打ち込まれる。
「くっ……」
集中力が欠けた状態ではそのボールを拾うことなど出来るはずがなく、ボールは無情にも
誰の手にも届かない遠くの場所にポトンと落ちた。
(はっ!しまった……)
私は思い出す。先ほど言った男の言葉を。
「うっ!……んっ、あふぅ……!」
ローターの刺激に私だけでなく、チームメンバー全員が膝を震わせる。じわじわとこみ上げてくる快感。全裸で試合を行っているという羞恥心とローターの振動が、股間だけでなく胸にも快感を伝えていく。その刺激に乳首ははっきりと自己主張するほど勃起していた。
「あ、忘れていたけど動けなくなってリタイアしてもゲームは中断しないから」
(な、何ですって!?)
私は抗議をしようとする。しかし身体は私の言う通り動くことなく試合に集中する。
(み、みんなぁ……)
私はわずかな望みをかけてチームメイト達を見る。
誰かこの状況をおかしいと思って。
と。
しかし部員達の顔にはこんなバカげたルールに疑問を覚えるどころか素直に受け入れていた。
(こうなったら、もうどうにもならない)
私は相手の攻撃に備えながら必死に頭をめぐらせる。
(こうなったら一刻も早く試合を終わらせるしかない。そうすればこんなバカげた試合から皆を解放できるはず!)
そう考え、私は試合を早く終わらせるために全力でプレイした。
試合は勝利したものの、最悪だった。
お互い一歩も譲らぬシーソーゲームでローターの刺激に誰もが汗と涙を流しながら嬌声をあげ、乳首を固く勃起させ、何度も絶頂したせいでコートは愛液でべちょべちょになっていた。そのせいで私を始め、多くの部員が転倒してしまった。
(でも、これで終わる……そして。あの男を殴り飛ばしてやる!)
試合が終わって他の部員達と同じようにうずくまる中、私は見知らぬ男に対する復讐を考えていた。
「皆さん。素晴らしい試合でしたよ」
男が満足そうに試合の感想を述べる。そして、男の次の言葉に……私は絶望した。
「では今度はこれを乳首につけて試合をしてもらいましょうか」
そう言って男が奥の部屋から持ってきた段ボールを開けた。それは、股間についているのと同じ型のローターだった。
皆は何度も絶頂した余韻でふらふらと立ち上がりローターを両方の乳首につけていく。
もちろん私の身体も。
(誰か、助けて……)
その後も試合は続く。全員が絶頂に次ぐ絶頂に気を失いローターが動かなくなるまで、地獄のような試合は行われた。
書けるかどうかわかりませんがネタがない状態なので何か希望があれば助かります。