オートバジン。言わずとも知れた一夏の愛車にして、本音の姉である虚と長い交際期間の末、結婚したロボットだ。最近では人間の姿も手に入れて順調に結婚生活を送っている。だが、
(う~ん……そろそろ半年なのに……)
洗濯物を畳みながら、虚が物欲しそうな表情をして何かを考えていた。まぁ大体分かるだろう。虚は現在進行形で欲求不満の状態なのだ。そもそもの理由として、バジンはロボット。欲がまず無い。性欲もそのご多分に溢れることなく、存在する筈がない。その他の人間に近い感情があるにも関わらずにだ。
(よし!今夜私から行きましょう!うん!そうしよう!)
小さくガッツポーズを決めて、今夜虚から行くことを決め込んだ。が、その前に村上に電話をかけて1つだけ確認を取っておいた。それは、バジンに触覚を含む人間で言う五感があるのかと言うことと、射精が出来るかどうかだ。
『え?バジンにですか?流石に生殖機能を付けた覚えはありませんが、五感はあるはずですよ。ただ、バジンは精神的や身体的には成人した人間と変わりませんが、まだ赤ん坊の様に何も知らない部分も多くあります。なので、学習させれば徐々に人間らしくなると思いますよ?』
とのことだったので、ジックリと教え込めば良いと解釈して、夜を迎えることにした。え?バジン?あぁ、今は一夏の家にいて、配達やその他手伝いをしている。その為、帰ってくるのは午後の5時だ。……バイクが人を乗せずに走ってる光景に慣れてきたな。まさにオートバイってか?
「よっこいしょ。ただいま~」
家に着くとすぐに人間の姿に戻る。肩や首を腰の間接を鳴らして定位置に嵌めてから家に入っていった。
「あらおかえりなさいバジンちゃん。虚が夕食作って待ってたわよ~」
入って早々に虚の母親に出迎えられた。何か普段は着ないような高そうな服を着てるな……。この人は、と言うか本音の両親は結構な歳に行っているが、見た目だけで言ったらまだまだ若い。服装を整えれば、30代でも通じるだろう。
「これからお出掛けですか?」
「えぇ。ごめんね~伝えるのが遅くなって~。今日私たち中学の同窓会なのよ~。だから今夜は帰れないから、戸締よろしくね~」
しゃべり方からも分かる。本音のおっとりした部分は母親譲りなのだろう。その後、旦那と一緒に家を出て行った。信じられるか?スポーツカーに乗ってんだぞ?色は落ち着いているが。
「あの人たち本当に歳いくつだ?」
確かにそれは疑問だ。まぁ考えれば考えるだけ面倒なので、放っておくことにしよう。バジンもそれは十分に理解しているため、この疑問を遠くに投げ捨てて、虚の作った夕食を食べに行った。
「おかえりなさいバジンさん。夕食出来てますけど、先にお風呂に入りますか?」
「先に食べるよ。風呂はその後に入る」
「そうですか。ではどうぞ。バジンさんよりは劣りますけど」
「そんなこと無いだろ。頂きます」
普段はバジンが作ってるからな。料理の手際なども含めて、バジンの方が上手い。その為、虚はほとんど料理をすることはない。が、料理はかなり旨い。食べれば自然と無言になって集中してしまうほどにだ。……なぜこんなに料理の上手いヤツが多いのかが不思議だ。
「ごちそうさま。旨かったぞ」
「お粗末様です!じゃあ洗っておくので、お風呂に入っていてくださいね」
と言っても、洗う皿はバジン1人分だけ。すぐに洗い終わる。皿を片付けると、急いでバジンのいる風呂場を目指した。
「バジンさん!」
「ん?あぁ。済まん。もっと早く出れば良かったか?」
「あ、いえ。背中でも流そうと思ったのですが……」
「いや、気を使わなくて良いんだが」
すぐにバジンは着替えて、寝室へと向かう。虚はその後に風呂に入った。中で結構後悔していたが、まだ時間はあると自分に言い聞かせて、黙って体を洗う。そして出ると、今度は寝室へと行く。が、
「( ̄q ̄)zzz」
バジンは寝てた。一夏たちと生活をしていた影響か、随分とマイペースになっている。
「くっ……寝てるなんて……!でも、今なら……ん」
そんな感じで、寝ているバジンにキスをした。が、口は閉じているので軽めのものだ。その後は、四苦八苦しながらもバジンの服を脱がせる。
(学習させる……頑張らないと……)
「んッ。チュッ……ジュル……」
取り敢えずではあるが、一般的に人間の性感帯と言われる場所を虚なりに攻めていく。触ったり舐めたり吸ったりとしていく訳だが、バジンは目覚める感じはない。
「起きない……なら」
今度は下の部分を脱がせていく。村上は生殖機能は付けていないと行ったが、ちゃんと男性器は付いていた。問題はこれに感覚があるかどうかだ。
「おっきい……た、確かこれをくわえれば良いんですよね?」
近くに誰もいないが、確認するように口にした。虚自身そう言った知識が無いわけではない。裏に関わる分には絶対必要な知識だからだ。使ったことは一度もないが、ここに来て使うとは……
「ゴクッ……ハムッ!んんッ!おっひい……!」
生唾を飲み込み、バジンのをくわえ込む。まだ勃起してはいないが、かなりの大きさがあるようで口の小さい虚には少し辛いように感じている。だが、ここまで来て止める訳には行かない。我慢して口にくわえながら舐め続ける。
「んッ!ぷはぁッ!おっきくなってきた……」
バジンのが大きくなってきた様だ。それを見ると、虚は自分の服を脱ぎ始めた。そしてバジンの太腿の辺りに手を着くと、もう一度くわえようとする。
「ん、なにやってんだ?虚」
「え?」
バジンがそのタイミングで目覚めた。
「お前……ん!?」
「バジンさんのせいですよ!今までずっと、我慢させるから!んッ!?」
バジンが何かを言おうとしたが、キスをして口を塞ぐ。だが、黙ってヤられる訳ではない。タイミングを見て反撃をした。
「んッ!チュッ……バジン…さん……んぁッ!」
技術は自分の方が持っていると思っていたようだが、バジンはとんでもなく器用だ。少し見ればすぐに学習をして相手を越えていく。キス1つにしてもそうだ。一瞬にして虚を弱らせることが出来るようになった。
「んっ……はぁ……はぁ……」
「どうした?して欲しかったんじゃないのか?」
「な、何でそんなに上手なんですか!?今まで全然してくれなかったのに!」
「さぁな。意外と簡単だった。で?次は何をすれば良い?」
「……ば、バジンさんのを、私のここに入れて欲しいです///」
自ら足を開いて、バジンに入れるように促す。バジンも亀頭を虚の陰唇に当てると、一気に奥まで押し込む。
「ンアッ!!いっ!!」
始めて故、かなりキツい様だ。バジンも顔には出さないが、結構焦っていると思われる。だって結構血が出てるから。
「う、動くぞ……」
「は、はい……んっ!あぁ!あぁぁぁ~!!」
痛みはあるが、そこには快感もあるようだ。バジンに動かれる度に大きな声をあげている。バジンも必死に歯を食い縛って声が漏れないように我慢している。
「アンッ!バジン、さん。気持ちいいです、か?」
「んっ!よく、分からない……でも、この感じは好きだ」
「良かった!んっ!あぁっ!い、イきそう!」
「んッ!締め付けが……!何か、来る!!」
バジンも気持ちよくなっていることが分かると、自分に絶頂が近付いてきた。バジンのを強く締め付けると、バジンもイきそうになってきた様だ。
「わ、私!もう、イッちゃいます!あ、あ、あぁぁ!」
「んッ!!はぁ……はぁ……何だ……これ」
「ふぅ……今日は、このまま寝ましょう?」
「あ、あぁ……」
お互いにまだヤりたい気持ちはあるだろうが、今日はここまでにして、お互いを抱き締め合いながら眠りについた。
次の朝。
「ただいま~!……ん?虚~?バジンちゃ~ん?」
「どうした?」
「変ね~。いつもなら起きてる時間なのに」
同窓会を終えた2人が帰ってきた。だが、バジンと虚が出迎えなかったので、不審に思っている。何かあったのかと思い、2人の寝室へと向かってみた。
「!あらあら。お父さ~ん!今日はお赤飯焚きましょ~う?」
「何かあったのか?」
「えぇ。スゴくめでたい事が!」
キャラ分かんねー!!虚分かんねー!人間態のバジンも分からん!!
次回もお楽しみに!感想と評価と活動報告とその他作品やアドバイスもよろしくお願いします!!