「んっ!あぁ!!待って!真耶ぁ~、もうダメ!あ、明日は出掛けるんでしょ!?もう、あっ!あぁぁ~!」
ベッドの上では、男になった真耶に抱かれていた木場が、何度目か分からない絶頂を迎えて気を失った。
「あれ?もうおしまいですか?最近早すぎですよ~。あ~あ。どうしようかな~?」
真耶はまだ足りない様だが、気を失った木場を見て、これ以上は無理と判断して止めてしまった。ボディーペーパーを使い、軽く汗と中に出した精液を拭き取って自分も眠った。木場は完全に抱き枕状態だ。男になると木場よりも体格が大きくなるため、スッポリと納めることができる。
こんな感じの夜をたまに迎える木場だが、彼の言うように明日は二人で遊園地に出掛ける。俗に言うデートと言うヤツだ。その為に行為をする直前に今日は軽めでと頼んだのだが、結局は気を失うまで抱かれた。……哀れだな笑
次の朝、夜は気を失うまで抱かれた木場だが、朝はいつも通りの⏰に目を覚ます。
「今、何時だろう……6時か……早く朝食作らないと」
そう言って、真耶の腕をほどいてベッドから出ようとする。下半身からベッドの下に下ろして起き上がろうとした。だが、
「ウッ!…腰痛い……」
だが朝食は作らなくてはならない。腰を押さえながら立ち上り、台所に向かう。体がキツいため余り凝った物は作れない。米は炊けているので、味噌汁と卵焼き、ついでに解凍済みの魚を焼いた。
「ふぁ~あ……あ、おはようございます」
「あ、真耶……おはよう……」
まだ男の状態のため、少し怯えたように返した。そんな小動物の様に震えてると、また襲われるぞ。まぁ寝ボケているため、そんなことには気付いていないだろう。
「何時出発でしたっけ?」
「8時だよ。冷めない内に早く食べて?」
「えぇ。頂きます」
そして朝食を終らせると、真耶は身支度を整えて服を着替えに行く。木場も皿を洗い終わると、服を着替える為に部屋へと向かう。
「え?男のままで行くの?」
「はい。こっちの方が楽なので。あ、勇治さん。ちょっと来てください」
「ん?」
真耶に手招きをされ、取り敢えず近付いてみた。すると手を捕まれて、尻を突き出す様な体勢にガッチリと固められた。
「え?ちょ!なに!?ヒッ!!」
ズボンとパンツをズリ下ろされると、穴に何かを当てられた。
「力抜いて下さいね~」
「ちょっと!何それ!?」
「中馬先生に作って貰ったバイブです。私のと比べて少し小さいので、問題無いですよね?」
「んっ!おっ、おっきい……って……!!」
ローションが塗りたくられ、滑りも良い。それに夜はヤりまくったので筋肉も既に解れている。その為、すぐに根元まで入っていった。真耶のより小さいとは言え、十分な大きさがあり、とんでもない圧迫感がある。
「うぅ~。小さいって……絶対嘘だ///!!」
まぁそもそもがデカいからな。それより少し小さいと言っても、ネットで売られている物と比べて長さも太さもある。と言うか中馬先生どうやって作った?
「抜けない様に固定しないと……」
テーピングを取り出し、貼り付けて固定する。これで何があっても抜けることは無いだろう。ズボンも濡れても目立たない色に変えさせられた。
「ん~。何かムズムズする……」
「あ、すいません。使ったローションが媚薬配合タイプの物だったので」
「なんて物使ってんの!?」
木場、ドンマイ。だが、さっきチラッと見えただけだが、電池を入れる場所もあった。どうやら、まだ仕掛けはあるようだ。
「ちょっと我慢してくださいね~」
そう言うと、何かのスイッチの様な物を取り出す。それが何かに気付いたのか、木場の顔が青くなっていく。止めてと声を出そうとするも、全然声が出ない。
「確かこれだった筈……」
「ングッ!?あ、ああ!と、止めて!早くっ!ん!」
「あ、ちゃんと動きますね。どうです?振動やうねりが強いでしょう~?」
あの木場の体から、一瞬にして力を抜けさせたのだ。相当強い振動やうねりだったのだろう。腰を震わせて膝を付いてしまった。
「さ、時間ですし行きましょう!」
「え?まさかこの状態で?」
良い笑顔で「はい!」と言うと、本当にそのまま遊園地へと向かって行った。木場はこんな状態のため、運転は出来ない。代わりに真耶が運転をしている。だが、その間も何度かスイッチを入れてくる。弱かったり強かったりと、遊園地に着くまでの約1時間の間に結構遊ばれた。
「あ~!ようやく着きましたね!」
車から出ると、軽く背伸びをしながら言った。そんな感じに爽やかな真耶に対して、木場は息を荒くさせて、顔が紅潮し、目は虚ろな状態だった。もうギブアップ寸前だな。
「ま、真耶……お願い。これ、とって……ヒィッ!!」
「えぇ~。せっかく今日の為に作ったんですから、もう少し楽しみましょうよ」
「そ、そんな~……ハァッ!!」
悶えて動けなくなっている木場の手を引いて、そのまま遊園地に入っていく。係りの人からは大丈夫かと聞かれたが、全てに真耶が大丈夫と答えて中を歩いている。たまに人が寄ってきたタイミングでスイッチを入れる為、その度にヒヤヒヤさせられる。
「最初は何に乗りましょうか?勇治さんはどれにします?」
「と、取り敢えずこれを外して欲しい……」
「ジェットコースターですね。分かりました。行きましょう!」
「え?ちょっと!!?」
真耶に引き摺られ、ジェットコースターまで連れていかれる。珍しく客はそんなに並んでおらず、すぐに乗ることが出来た。最前席に。
「うぅ~……。あっ、ん!はぁあ、はぁあ」
「勇治さん喘ぎすぎですよ?」
人間は不思議な構造をしている。恐怖を感じると筋肉が硬直してしまう。それは厄介な事に一部の筋肉ではなく、全身の筋肉だ。さて、家の木場の苦手な物は何か、それはまだ説明していなかった筈だ。まぁ大してファイズ本編と変わっていないが、家の木場が嫌うのは絶叫系とホラー系だ。どんなにチャチな物であっても、その2つにはとんでもない恐怖を抱く。つまり、今の木場は力を抜きたくても抜けない状態。勝手に力が入るため、自分の中に入っているものを締め付けてしまう。
「あ、そろそろ急降下ですね」
「え?うわぁあああああ!!!」
木場は少しでも楽にしようと、腰を浮かせて余り奥に入らないようにしていたのだが、それが仇となった。急降下した弾みで、座席に腰を打ち付けてしまい、普段は入らない所まで行ってしまったのだ。
「あっ!グッ!!(入っちゃダメな所まで……)」
(よし。今ですね)
「アグッ!?な、何で……!!震えて…!!」
ここでスイッチを入れた。鬼かお前は。今まで意識を保ってきた木場だが、ここに来て意識が遠退いてしまった。次に気が付いたのは、ベンチの上だった。ジェットコースターが終わった後に、真耶がここまで運んでくれたのだろう。
「あれ?俺何してたんだ?」
「あ、起きましたか?勇治さんジェットコースターで気絶しちゃったんですよ?」
その言葉で、ジェットコースターに乗っている間、自分の身に何があったのかを思い出し、顔を真っ赤にさせた。だがその直後に、誰かに気付かれたのではと青くさせる。
「さてと。勇治さんが目を覚ました所で、次はあれに行きましょう!」
そう言って指差したのは、どこの遊園地にもほぼ100%の確率で存在するお化け屋敷だった。
「ヒィッ!む、無理だから!絶対無理だから!!お願い!他のにして!!他のだったら良いから!!ほ、ほら!あの逆バンジーとか!!」
「ん~。もう1回飛んじゃう勇治さんを見たいのは山々ですけど、やっぱりお化け屋敷にしましょう。後は軽くご飯でも食べて帰りましょっか」
「や、やだ~!!」
「勇治さん。大人しく行かないと、スイッチ、全部最大にしますよ?」
急に耳元に顔を近付けて、いつもは出さないような低い声で半ば脅すような事を言った。最大にされたら確実に大声をあげてイってしまう。それも嫌なので、大人しく真耶に従う事にした。
「大人2人で」
「大人2人、1400円になりま~す」
真耶が財布からキッチリと出すと、木場の手を引きながら奥へと入っていく。入るとすぐに日光が遮られ、薄暗い空間に包まれた。
「うぅの……何でこんな所選んだの?」
「怯えてる勇治さんを見るのが楽しいからです。それにここなら~」
「ヒッ!」
「スイッチ入れても、誰にも気付かれませんよ?」
うねりと振動は最弱だが、木場の足腰を震えさせるには十分だ。力の入らなくなった木場は、真耶にしがみついて歩くが、恐怖から体に無駄に力が入り、バイブを締め付けている。その為、まともに歩くことが出来ない。
「ヒィィィ!!!」
(あぁ~。役得。この瞬間が尊い)
この空間では、快感より恐怖が勝っている様だ。真耶に関しては幸せそうな顔をしており、恐怖は微塵も感じていない。幽霊役の人達は、木場の反応を楽しんではいるものの、真耶の側から出てくる幽霊たちは、全く反応を示さない真耶を見て自信を無くしていた。
「あ~!楽しかった!ん?どうしたんですか?」
楽しかったと言いながら真耶が出てくるが、様子のおかしい木場を見て少し心配した。
「ち、力が入らなくて……」
確かに、生まれたての子鹿の様にガクガクしている。流石に休ませないと。と思ったのか、休憩所まで連れていった。
「飲み物買ってくるので、待ってて下さいね」
「うん。ッ!?ちょ、スイッチ入れなくても良いでしょ!」
「すぐ戻って来ますから!」
そう言い残し、飲み物を買いに行ってしまった。かなり弱い力で震えているが、身体中が敏感になっている今の状態の木場にはとんでもなく強い刺激だ。声が漏れそうになってしまう。そんな時だった。
「お兄さんちょっと良いですか?」
「へ?」
2人組の女性が木場に声をかけてきた。木場は気付かれたのかと思い、間抜けな声を出して固まってしまった。
「今1人?」
「良かったら私達と回りません?」
ナンパの様だ。気付かれた訳ではない様だな。
「え?いや。その……」
「私達が奢りますから、行きましょ!」
そう言って、強引に手を掴んで連れていこうとした。だが、
「すいません。コイツ、俺の連れなんで止めて貰えます?」
何故か真耶が口調を変えて木場を助けた。そのまま自分の方へと抱き寄せる。
「連れって……?」
「こう言う事。ん」
「ング……チュッ……んぁあ!ふにぁ~」
たくさんの人が見ている前で、木場にキスをした。それは軽いものではなく激しい物だった。ふやけ顔を見せた上に腰が完全に砕けてしまった。
「じゃ。そう言う事で~」
木場を抱えて、遊園地から出ていく。
「なんて事してくれたの!?あんな大勢いる所でなんな事……俺……これからどうすれば」
「大丈夫ですって。映像とか撮ってた人は居ませんし、見てたのはあの2人だけですよ?」
「それでも……ンアッ……んん!早く、スイッチ切って……」
「勇治さん……家まで我慢します?それとも……」
「む、無理……は、早くして……」
その答えに満足したのか、車を出すと家の方向ではなく、近くにあるホテルに入っていった。
続きはまた今度書きますかね。カッコいい木場?そんなのはとうの昔どっかに行きました。
次回もお楽しみに!感想や評価、アドバイス等をよろしくお願いします!!