結衣が中部警備府にやってくるに至る経緯。
結衣は、この功績をもって少佐に昇進。軍大学に進学し、一年のカリキュラムの後、中佐に任官された。
結衣は警察庁への出向を命じられる。今度は警視として。
警察庁に戻ってきていた斎藤警視長と共に、警備局公安部に勤務。
その後数ヶ月、内閣府に出向し、大淀の元で艦娘行政の何たるか、も身につけることになる。
ある意味休暇配置となった期間を経て、再び情報部に舞い戻ることになった。
この時期に、以前失脚していた松本中将等、
結衣は、それについて多くを語らなかった。
「結衣は、『
と、一人呟きながら。
その後は海軍情報部に出向。情報部の高天原智子の上官として、赴任することとなった。
部下となった智子には、こう教えた「この仕事に
そんな結衣は、安藤龍の室戸泊地再生の
龍が行った、
高天原と安藤からもたらされた情報により、第13泊地に清霜を送り込み、その制圧に、
色々な政治的なコネを用いて、なし崩し的に湊を司令官に持ち上げたのも、全て結衣だった。
もちろん、龍が
そして、安藤と
安藤に、物資を売っていた証拠は、全て闇の中の為、監察部も彼等の証言は、
査察で失脚した関係者は、後に様々な死因で死んでいくことになる。まさに『死人に口なし』である。
この間に、世間ではハワイ大戦が終わり、
彼女はこの間に大佐に昇進して、再び統幕情報部に戻って来ている。漸く殉職時の父親に、階級で並ぶことになった。
敬愛していた父親に追い付く、という、
この時数年ぶりに、
目は焦点を合わせておらず、外の呼びかけには一切反応しない。
「ママ。結衣の一つの目的、果たせたよ。パパに漸く、追い付いたよ」
その言葉を聞いた母は、少し笑った気がした。
これで、一つの戦いは終わった。だが、結衣には新しい目的があった。
二人の姉妹を狂わせた、『第三世代艤装計画』の
大佐に昇進した彼女は、漸く機密情報を扱う責任者として、その情報を閲覧することが可能になった。
二人の人生をここまで破壊した計画の全てを知って……結衣は愕然とした。そして、ひとりきりになって、一日中泣き続けた。『ジ・アンブレイカブル・ハート』……壊れない鉄の心の彼女をすら涙させた、酷い計画だった。
『何故、
結局、第三世代艤装計画は睦月と初雪の艤装コアを使い、霊子を同調させた二人に、組み直した艤装を組み込む計画だったのだ。
一年かけて、当時の関係者を調べたものの、満足の行く回答を得ることが、できなかった。
『何かがおかしい』
そう感じた結衣は、転属願いを出した。政治的なコネも、山本への私的なコネも持っている結衣には、容易いことだった。
行き先は、海軍中部警備府で、技術補給監理官として赴任することとなった。
初めて自分の『直感』を信じて、長年身をおいていた情報部から、離れることを決めた。
結衣の、何かがおかしい、その
電 「はっきりわかったのです。結衣は変態さんなのです」
結衣「今更かよっ!」