そう言うとハイディがしばらく、呆けるので座っていた窓の縁から立ち上がり、そして近づき、ベッドの上に乗る。そしてそのまま、蹲っているハイディを横に倒し、膝の上にその頭を乗せる。所謂膝枕の状態になる。普通は女が男に対してやる事だろうが、今はハイディがそれを一番必要としていた。だから黙って、横に倒してハイディを膝の上に乗せて休ませる。まぁ、鍛えてある体だから、理想の様に柔らかくはない。そこら辺は愛しの王子様補正で許して欲しい。鍛えているからそこら辺はどうしようもないのだ。
だから太腿の上にハイディの頭を乗せ、子供をあやす様にその頭を撫でる。最初は膝を抱えていた姿も、数分ほど、そのまま頭をゆっくりと撫で続けていれば、膝を抱えるのを止め、顔の前に、祈る様に両手を合わせて来た。そうやって、ハイディは眼を閉じていた。
「……本当に卑怯な人ですね」
「……」
「頼んでもないのに心の中に入り込んできて……気が付いたら目で追っていて……それで期待していない時に限って出てくるんですから。本当に卑怯ですね……」
ハイディの言葉に無言で耳を傾ける。ゆっくりと、そのささくれ立った心を癒す様に、触れて行く。余り人の心そのものを弄るのは好ましくはない。だがハイディの心は、前に見た時よりも明確にぼろぼろだった。何を知ったのか、何を理解してしまったのか―――それは、なんとなくだが理解していた。日常生活において、あの二人に一番近いのはハイディだった。そして何年間も一緒に居たハイディを、彼女たちも信頼しているだろう。そうすれば、何が起きたのかは大体解ってしまう。
「ほんと……なんで来たんですか、アレクさんは……私なんかよりも会いに行くべき人がいる筈じゃないですか……」
「……」
ハイディは再び涙を流していた。本当に優しい子だ。他人の為に泣けるというのはある意味、幸福なのだろうと思う。誰もが他人の為に泣けるわけではない。誰かの為に苦しめる訳ではない。怒り、そして義憤を感じる事なら多くある。だがそこに本物の涙を流せるものは少なく―――だからこそ、そんな人の心は、
宝石よりも美しく輝くのだと思う。
「駄目ですよ……勝てないじゃないですか……あんなの。……だって、余りにも報われませんよ、オリヴィエさんもヴィヴィオさんも。おかしいですよ……なんで幸せになろうとしないんですか。もう幸せになってもいいじゃないですか、何で消えるとか言うんですか……私よりもずっと、アレクさんと一緒に居るべきじゃないですか……おかしいですよこんなの……」
「……」
息を吐いた。そして、笑う―――事は出来なかった。だから声を零す。
そう、だな、と。
「ある意味で今回の件は俺とアイツの不始末だ」
それに尽きるのだ、おおざっぱな事情を抜きにすれば。
「俺はアイツが好きだった……いや、今でもそうだ。だけどその気になればいつでも会える場所にいる。だから寂しくなったら会いに行けば良い。そう思えばどうとでもなる距離だったんだよ。だからフラれた所で、まぁ、それでも関係は終わらなかったし……会いに行けばいいんだってだけに思っていた」
実際、そうだった。会いに行って、愛を語って、関係は続いた。だらだらと、お互いに。まぁ、解っていたんだ。俺にも、彼女にも、お互いに未練があったんだ、って。だって、別れる時の彼女は―――本当に、辛そうな表情で断っていたのだから。それが彼女の本心ではない事は解っていた。だけど、それでも俺はそれを追求する事が出来なかったのだ。彼女が本当はどう思っていたのか、何故彼女がそんな風に言ったのか、それを知るのが怖かった。
そして、だからこそ聖王教会へと向かう姿を見送ってしまった。そして思った。きっと、俺が男としてまだ半人前だったから。或いはもっと人として、男として突き抜ければ彼女を強引に止められたのかもしれない。彼女が去る事を止められたのかもしれない。彼女から本当の言葉を引き出す事が出来たのかもしれない。
「だけど俺にはそれが出来なかった。出来なかったからこそ俺と彼女は別れた。そして俺は―――怪盗の名を継いだ。技術、経験、思想、そしてその運命の全てを引き継いで、新たな存在として新生した。怪盗ネメシスは産み落とされた。俺はそう在れと望んだ。故に俺は―――俺は眼を反らしたんだ。逃げたんだ。何時でも会えるという事で言い訳して。誰よりも近かった筈なのに。理解していた筈なのに」
誰に、何を言えばいいのか。そんな事最初から解っていたんだ。だけどそれを口にすることが出来なかった。俺が、
この! 俺が! 誰よりも! 恐れていたのだ!
―――心の底から否定され、拒絶されることを。
情けない、何て情けない話だ。古い貴族の家に生まれ、帝王学を学び、家族の期待に応える為に生きて来た。そして失敗して―――自分から全てを捨てて逃げたのだ、俺という男は。その失敗もどうにかできたのかもしれないだろう。だけどそれと向き合う事さえ出来なかった。初めての明確な失敗、挫折、それに心が折れただけだった。どれだけ恰好付けようとも、その事実が覆らない。そして俺は恐れた。
「また、失敗する事をな……」
ハイディの頭を撫でる。あぁ、そうだ。俺なんて男、そんな深い男ではないのだ。寧ろ、底が浅い。恰好付けてるのはそう見られたいから。誰かを助けるのは自分に自信を持ちたいから。それに対して責任があると言って最後まで面倒を見るのは―――成功したいから。
失敗という結果さえも帳消しにできる程の成果を残したいから。
「それがアレクという男の正体だよ。取り繕っているだけの情けない男さ」
そう言ってハイディの頭を撫でると、ハイディがですが、と声を零した。
「……来てくれました」
「あぁ」
「情けなくても、それでも助けの声には答えてくれる人だと思います」
「……あぁ」
「ですから……」
ハイディが、ゆっくりと起き上がった。起き上がり、ベッドの上で、此方を見てから抱き着き、その勢いのまま後ろへ―――ベッドへと倒れ込む。強く抱きしめて来るハイディの背中に両腕を回し、緩くその姿を抱き寄せた。だけどそれと比べ、ハイディは力の限りを込める様に此方を抱きしめており、軽く魔力が混じっているのか、骨が軋むような音がした。だけどそれを表情に出す事はなく、静かに背中を撫でるだけに抑える。
「あの人を……助けてください」
「あぁ、勿論だ」
そこに迷いはない。俺の存在に賭けて、それは絶対に成し遂げる。他の誰でもない、自分自身の為に、これが必要なのだ。そして同時に、彼女の為にも。だから自分も、これだけは全力で成し遂げる。大人げないと言われても諦めない。死んでも殺されても止まらない。絶対に、足を止めない。
「ずっと……彼女に言わなきゃいけない言葉があったんだ。それを言わなきゃいけなかった。ずっと前に。解っていた筈なのに、目を反らしていたからこの
俺が情けない男だったことに原因の全てがある―――だからそれを止めにしなきゃならないのだ。だからハイディには最初に、これを言わなくてはならない。
「ごめんな、ハイディ。迷惑をかけちまって。元々は痴話喧嘩の様なもんだからな、これ。何年越しかの」
「本当にそうですよ。申し訳ないと思ってください。少しはへこんでください。反省もしてください。あと……ヘンに、期待とかさせないでください……」
そう言うハイディの言葉を聞いて、苦笑する。
「なんだ、俺の事を諦めちまうのか」
「だって……」
彼女達の心を、境遇を、どうしてかを―――それを知ってしまった。それ故に、まともに向き合えない。それがハイディの心情だった。来て欲しいけど来てほしくなかった。そんな複雑な気持ちがそこにも混じっていた。あぁ、解る。これは普通に悲劇でも何でもなく、少しだけ拗れていただけの話だったのだ、最初は。それがおかしな方向へと向いたのは何でもない、この不思議な環境と事件が原因であり、本当はそこまで難しい問題じゃなかった筈なのだ。
……そう、俺があと少しだけ勇気を出していれば、それで解決していたのだ。
「ハイディ」
「嫌です」
「ハイディ」
「駄目です……」
「……ハイディ」
「だから、駄目です……ってば……」
「俺に、その顔を見せてくれ」
「もっと、何時もの様に強引すればいいじゃないですか……」
言葉を続けず、そのまま、ハイディの動きを待つ。しばらくしてから、少しだけ顔を上げたハイディは此方へと視線を向けた。泣き腫れた目は少しだけ不格好だったが、それでも可愛らしいハイディの顔がそこにあった。その姿を見て、目の端に溜まっている涙を指で拭った。
「アイツとの決着はつけるし、助けるつもりでもある。だけどな、ハイディ。あの頃に戻る事は不可能なんだ……いや、可能だけど許されないんだ。もう、あの頃の純粋な時には戻れない。選択したんだよ、俺は。今の様な鬼畜になるって事をな」
そう言って小さく、ハイディの頬にキスをした。それを受け、ハイディが此方の胸板に顔を押し付け、顔を隠した。
「……駄目ですよ、それは……不誠実ですから……。一番幸せにならなきゃいけないのは私じゃありませんから……」
そう言って無言に戻るハイディの姿を見て、声を零す。
「本当に?」
「……」
「俺は、寂しいな」
そう告げると、ハイディがもぞり、と頭を動かしつつ、呟いて来た。
「私だって……嫌ですよ……」
ぎゅぅ、と体を抱きしめて来ながら、ハイディは言葉を続ける。
「嫌がっていた筈なのに、いつの間にか一緒に居たいと思わされちゃいましたし。気が付けば視線で追っかけていましたし、居ない時もアレクさんの事を考える様になっていましたし……。何時の間にか貴方の事ばかりを考えていますし……貴方なしの生活を想像すると、苦しいぐらいに惚れさせておいて……こんなの、ずるいですよ……」
「悪いな。だけど安心しろ―――全部、一番いい形にしてやるから。俺も、お前も、あの消えたがりの馬鹿も。全部、全部綺麗に終わらせてやるから」
その言葉に、ハイディが顔を持ち上げた。此方へと視線を向け、目を合わせて来る。
「……本当ですか?」
「本当だ」
「本当に本当ですか?」
「あぁ、勿論だ。俺は嘘をつくが約束は破らない」
「信じられませんっ」
「じゃあどうしたら信じてくれるんだ?」
その言葉に、ハイディが視線をそらしてから数秒間、言葉を失ってから、再び向き直りながら体の上を這いずり、顔を寄せて来た。そしてそのまま、唇を軽く重ねて来た。最初は一瞬だけ。次はそれよりも少しだけ長く、そして三度目は明確に、求める様に唇を重ねてから顔を放した。
「じゃあ……信じさせてください。それ以外の全部を忘れられるぐらいに……あんむっ、んむっ……ちゅっ」
求める様にハイディが唇を重ね、舌を入れて来る。それを迎えながら舌先で軽く舌を突く様にしてから軽く舌を重ね、そしてそれから絡める様に息継ぎを混ぜながら唇を重ねる。普段は受け身であるハイディが自分から求める様に舌を伸ばすその姿は愛らしく、そして普段とのギャップを含めて、愛しく感じる。体全体も既に発情している様で、擦り付ける様に体を押し付けていた。
それを受け入れ、押し倒されるような形でハイディを受け入れながら、両手を臀部へと持って行き、スカートの上から鍛えられ良く引き締まっている尻を掴んで揉む。絡める舌先が僅かに乱れるのを感じつつも、ハイディからの求めは更に激しくなる。体が熱を持ったかのように感じられる。
「こんな、浅ましい私でも……いいんですか……?」
息を継ぐ間に漏れた言葉に、ストレートに返す。
「俺の女だ、どれだけ嫌がっても逃がさねぇよ」
いいもクソもない。絶対に手放さない。ハイディも、あの馬鹿二人も、全部拾い上げる。そう決めたのだ。神様が嫌がる様な絶対無敵のハッピーエンドを容赦なく用意してやる。だから認めさせる。お前は俺の女だ、と。誰でもない俺が好きになった子はお前でもあると、それを伝える。
「……はい」
顔を少し赤くしながら、しかし嬉しそうにハイディが頷き、そして再び唇を重ねた。求める様な、しかし求められる様な、そんな口づけを互いに重ねて行く。それだけでも十分なのか、唇を重ねるうちに目の端から涙が零れ落ち、そして目が少しずつ蕩けて行くのが見える。互いを高めて行く様に、唇を重ね続ければ、そう時間がかからずにお互いにその気になってくる。既に下半身の物は勃起し、ズボンを内側から押し上げて、それにハイディが下半身を軽く押し付けていた。
「アレク、さん……いい……ですよね……?」
ハイディの指が頬を伝い、首筋を伝い、胸に触れてからそのまま下へと向かい、チャックに触れていた。最初は生娘だったのに、こんな風に動けるようになったのだから面白いものだと思いつつ、口では答えたずに唇を再び重ねて答えた。それを肯定と受け取ったハイディがチャックを下ろし、既に勃起しているそれを出すのに手伝うように、此方も臀部を揉んでいた手を片方だけ戻し、それでスカートのホックを軽く外しそれを下げた。此方の逸物は自由になり、そしてハイディが履いているショーツが露わになる。白いレースのそれは、一目で高級品と解るものである、
「なんだ、期待していないとか言いつつ見栄えの良いのを履いてるじゃねぇか」
「……だって、好きな人の前では良い姿をしたいじゃないですか」
囁くような言葉に可愛らしさを感じる。既にハイディのショーツは愛液で濡れており、その下に隠れている秘部が十分に潤っている事を証明していた。そこで躊躇するハイディでもなかった。またがる様に腰を持ち上げると片手でショーツを横にズラし、
「ふっ……くっ……かっ、はぁっ……!」
そのまま、逸物を受けれる様に腰を一気に下ろしてきた。その表情には明確な喜悦の色が浮かんでおり、挿入しただけで絶頂しているのか、逸物が突きこまれた蜜壺は軽く収縮し、きつく締め上げて来る。ハイディも腰を下ろした状態で、背筋を伸ばす様に絶頂を受けて歯を食いしばり、目を閉じていた。そうやって上に跨っているハイディの腰と肩へと手を押し当て、腰を押し込む様に固定しながら、攻守を逆転させるようにベッドの上へと押し倒した。そのまま肩を押した手でハイディのブラウスの胸元を開けさせ、ブラジャーを引きずり上げて胸を露出させる。
そうやって押し倒した所で、潤み、蕩けた表情でハイディが此方を見上げていた。フリーになった両手は此方へと伸びている。それを受ける様に、折り重なる様に上から、ハイディを抱きしめた。
「好き……好きです。最低で、ズルくて、卑怯な人なのに……好きです……ほんと酷い人。こんなに、狂う程に好きにさせちゃって本当にズルい人……諦められないじゃないですか、こんなの……絶対に諦められないじゃないですか」
そのまま、言葉を塞ぐように唇を重ね、腰をゆっくりと動かした。小さく、ハイディの声が漏れる。ゆっくりと性感を高める様に動きはゆっくりと、全身を温める様に緩い腰の動きで膣を軽く温めてから逸物を奥へと押し込んだ状態で、体を止めた。口づけを止め、犯したままの状態で露になっている胸へと手を伸ばし、それを両方とも掴んだ。此方は他のと比べれば、どちらかというと美乳の方に近いかもしれない。同年代で大きすぎるのを持っている奴がいるから比較対象が悪いのかもしれないが。
それでも手で掴める胸の大きさは、手に感じる汗と柔らかい感触で楽しませてくれる。胸全体を包む様に握り、此方へと向けられるハイディの視線に期待が込められているのを見た。それを叶える為にもまずは性感をとことん上げようと胸への愛撫を始める。
「あー……ハイディ? その……大丈夫か? 帰って来てからずっと部屋にこもりっぱなしだが……」
「!?」
「っ、に、兄さん!?」
……ところで、どこかで聞いた事のある声がした。聞いた事がある、というかハイディの兄だった。そして思い出す。ここでおっぱじめているけど防音対策何もしていなかった、と……!
急いでハイディが返答するのと同時に、音喰い蝶を一つ生み出し、気配を殺し、ハイディを除いた自分の音を完全に殺す様にその存在を浮かべた。冷や汗をかきつつ、扉の向こう側のクラウスの気配と声を聴いた。
「その……昨日、戻って来てからずっと部屋に塞ぎ込んでいて……その、俺には女子をどう扱えばいいか、という経験が欠落していてな……。こんな時、お前にどういう言葉をかければいいのか解らなかったから時間がかかってしまったが……その、中に入ってもいいか?」
「駄目です! 中に入らないでください! 絶対に入らないでください!」
「え? あ、そ、そうか……そうだったな、流石にデリカシーが足りなかったな、うむ……すまない……」
「ごめんなさい、兄さん本当にごめんなさいそう言う事じゃないなんです本当にごめんなさい……」
「やべぇよ、この状況見られたら殺されるわ俺……もしくは即結婚?」
その言葉にハイディが一瞬、動きを完全に停止させた。ハイディが此方と視線を交差させ、そして視線を接合部へと移した。そこから視線を扉の方へと向けた。一瞬真顔に戻ったハイディが何をしようとするのかを一瞬で察し、少し強く、腰を突き上げながら片手で口元を覆った。漏れるハイディの声を塞ぎながら
そして口を開く。
「いえ、ただ……今は誰にも見られたくないので……」
「そうだったな、お前ももう子供じゃないからな」
「!?」
ハイディが驚いたような視線を向けながら、
「と、いう事だ。教えようとしても無駄だからな? さ、自分の言葉で追い払ってみるんだ」
ハイディが此方を少しだけ睨むが、睨んでからコクリ、と頷いた。ゆっくりと深呼吸をして、そして口を開いた。
「……っ、そのっ……もう少しだけ、放っておいてください。近いうちに出てきますっ、から……」
「そう、か……その、本当に大丈夫か? 声が少し荒いが」
ハイディが話している間に、その体をゆっくりと犯す様に腰を動かす。既に前戯で体は温まっている。接合部からは蜜がゆっくり動かすだけでも溢れ出し、それがハイディの受けている快感の量を如実に表していた。犯す音が漏れないように蝶を使って遊んでいるが、喋っているのはハイディだ。必死に、快感を声に出さない様に我慢しているのを、ベッドシーツを必死に握っている歯を食いしばっている姿を見れば解る。
かなり興奮する。
「だ、大丈夫です。少し声に出して泣いてただけなのでっ」
「お前がそう言うのならその言葉を信じるとしよう」
「っ―――!」
腰を深く突き入れながら、片手で淫芽を剥き、もう片手で胸の突起を弄る。膣、淫核、そして乳首の三点攻めを受けるハイディの声が段々と荒げてくるが、それを悟らせない様に歯を食いしばり続ける。それでも直ぐには絶頂させない様に、緩く、しかし体に感覚が残る様に愛撫を続けて行く。絶頂を寸止めで止めながら、その状態で高める様にキープする。
「……ハイディ?」
「ひゃ、ひゃい!?」
「いや、何かあるなら遠慮なく頼って欲しい。頼りになるかどうかは別として、俺はお前の兄だからな。何があったかは知らない。それでも力になりたいという事を忘れないでくれ」
「……」
「それだけだ……邪魔したな」
気配と足音が部屋の前から去って行くのを感じた。その間、ハイディは両手を使って自分の口から嬌声が漏れ出すのを抑え込んでいた。ペッティングと寸止めを繰り返す。性感を高め留める愛撫で完全に出来上がっているハイディはもはや、理性が決壊の寸前にあるのが見て取れる。なんで俺、ここまで虐めているんだろうなぁ、と思いながら、
最近、地味に色々とストレスが溜まっている事を自覚した。
まぁ、だからカワイイ子に多少乱暴しても良いよね、と思いながら、どれだけ声が漏れても良い様に、音を部屋の外へと漏れ出さない様に遮断しつつ、溜めに溜め込んだ刺激を一気に腰を一気に抜いてから突き込む事で一気に解き放った。
「―――ッッ!!」
瞬間、ハイディが言葉を失い、涙を流しながら体を跳ね上げながら言葉にもならない声を漏らしながら弓なりに胸を張った。溜め込まれた分、何度も絶頂に襲われているのだろうか体は捩る様に、跳ねる様にしながら絶頂から逃げられていないのを証明し、それに関係なく腰を動かした。まだ続く絶頂と新たな刺激に理性を失ったかのように声を漏らしながら、体が動く。
そしてそのまま、抜かずに膣奥に射精した。
「っっ、っ―――!」
言葉が出ないまま、ハイディがその刺激に目を大きく開けている間に、射精しながらも再び腰を動かす。
この際、一回や二回で逃がすつもりはなかった。
何度も、何度も―――俺の物だって理解させるまで壊れる程に犯し続けるつもりだった。
もう馬鹿な考えもしない様に。
忘れられないほどに……刻み込む。
またそうやって女の性癖を歪めようとする……。でも頑張って我慢しようとしている所を崩そうとするの凄い楽しいの……。まぁ、でもリリなのジャンルって元々エロに関しては範囲広いしね。やれることもかなり色々あって楽しそうだよね。シチュ的には捗りそう。
という訳で説得(コマす)一人目。どんどん説得していこう。