―――ダメだ、
一度も抜かずに四発目を、ベッドに背中を此方へと見せる様に組み敷いているオリヴィエの姿をエリーと重ねて、その最奥へと精液を流し込みながら感じられる快楽でちかちかとし始める脳裏で思考していた。溺れる、と。聖王の血族、その圧倒的に愛された血族によって生み出された天然の芸術品、その肉体は腕を失い、そして栄養不足で発育不良となって育ちが悪い姿を見せ、胎が傷ついて女としての役割が果たせなくても―――女という性別の存在として、ある種の完成を見せていると考えた。
犯す前から、肌に触れているだけでさえ欲情させ、そして口づけを交わすだけで理性を溶かす。犯し始めれば抜かずにひたすら獣のように盛り、そして情欲が狂ったように沸き上がって止まらなくなってくる。何らかのフェロモンが出ているとかそういう訳ではなく、純粋にそれだけ極上の女体であるという事の証明だった。
その小ぶりな胸、控えめな尻、体の肉付きの悪さは世間一般のイメージが抱く極上の女体、という形からは遠い。寧ろそれはヴィヴィオの方が合致するだろう。アレもアレで麻薬の一種だ。女という性別、その肉体が表現できる限界を挑んでいると評価できる。だが方向性は逆でも、オリヴィエも同様に女体というものが表現できる限界に挑戦していた。
ヴィヴィオを成熟した女としての理想的な姿として表現するのであれば、オリヴィエは未成熟の女体としての理想形とも表現できるのかもしれない。肌に触れた時に感じる滑らかな肌触り、触れているだけでずっと撫でていたくなるようなその感触に軽く、そして人形のように扱えるその体は一方的に蹂躙する為の体だった。庇護欲を掻き立てるその姿を蹂躙するというのは一瞬の禁忌的な興奮を生み出させる……一般的ではない、触れてはならないタブーを犯すような、そういう興奮を呼ぶ肉付きをしている。
だが問題はそういう所ではなく、
膣が名器であり、反応が良く、触れたら離したくなくなり、それでいて愛しいという気持ちが止まらない結果、犯す動きが全く止められないという事実だった。
エリーを下に敷いて、その上にオリヴィエを乗せる様にして先ほどから後背位で犯している。オリヴィエを犯す度にオリヴィエとエリーの乳首が擦れ、秘部と秘部がくちゅくちゅと淫猥な音を立てながら蜜を混じり合わせ、雌の匂いを充満させながらも逃がさないと、絶対に交代してやらないと言わんばかりに肉棒を膣で掴んでいた。
実際、オリヴィエを犯している間は、他の女を犯そうという気持ちには一切なれなかった。犯せば犯すほどその肉体の魅力に、魔力に取りつかれて行く。もう既に四度膣奥に孕ませるには十分すぎる量の精液を吐き出しているのに、止まれずにいた。エリーも最初はオリヴィエの愛撫に集中していた。だけど今ではどうだ?
オリヴィエの下で、体が擦れ合うだけで発情し、感じている。
麻薬という表現は決して、間違っていない。一度犯してしまえば他の女の事は考えられなくなる。一生セックスしているだけの脳味噌になってしまう。犯して正気を保っていられるのは精神的にタフな奴だけだ。麻薬に溺れる様な人間であれば死ぬまで犯し続けて、そのまま満足して死にそうな、そういう肉体をオリヴィエと、ヴィヴィオはしている。
人類の限界を挑む聖王の血族は伊達じゃない。
「はぁ、はぁ―――」
「あぁ、もぉ、お腹がいっぱいだけど……まだ、まだ出るよね?」
「誰に物を言ってんだお前……!」
それを解っていても、オリヴィエを犯す事を止められなかった。もう既に四度出しているというのに、まだまだ逸物は痛い程に勃起を続けており、混じりあった精液と愛液が逆流し始めているオリヴィエの膣の中を再び犯し始める。その動きにオリヴィエがまた嬌声を零し、感じ入る様に目を閉じ、そして腰を掴んで激しく犯せば嬉しそうに喘ぎ声を零す。その下でエリーもオリヴィエの体が動くたびに陰核と乳首を擦り合わせられており、接触する度に喘ぎ声を零して翻弄されていた。
腕がない女を犯しているのに、感覚的には一方的に犯されて溺れているのに近い。
だからといって、止める事は男としてのプライドが許さない。
犯しているオリヴィエを抱き寄せて持ち上げ、背面座位に移しながらオリヴィエを引き寄せれば、荒い息を吐いていたエリーが漸く理性的な光をその瞳に見せるが、ベッドの上を這うように近づき、精液と愛液の入り混じった接合部に舌を伸ばし、混ざった液体を舌で舐め上げながら飲み、それでオリヴィエの淫芽を愛撫する。それに合わせ片手で胸を掴み、指先で摘まみながらそれを弄る。
「良いっっ、ぜんしんっ、つつまれて、君の、ものに、されて、いる、ようでっ、すきっ、すきっ、好きぃっ……!」
ハイディのそれを奉仕体質と呼ぶなら、オリヴィエのそれは
度し難い。実に度し難い。
とはいえ―――性癖に関しては人の事は言えない部分があるので、笑って楽しむ事にする。それがどんなものであれ、自分へと愛情が向けられているのであれば、嬉しい事に違いはない。
華奢なオリヴィエの体を全身で抱える様に背面座位で犯しつつ、体の敏感な所をつまんで刺激して行く。もう既に犯し始めてからそれなりの時間が経過していて、何度か射精している事もあって、我慢できるぐらいには落ち着いて来た。それでもまだまだ、オリヴィエの膣は精液を求めるように膣に収められた肉棒を締め上げて来る。孕む事は出来ないが、それでも精液の量だけで腹を膨らませようとするかのようにオリヴィエが自分から腰を振っている。肩越しに頭を伸ばし、横を向かせて唇を奪いつつ空いている両手で乳首を弄れば直ぐに悦のリズムを乱して、苦しそうにしながら気持ちよさそうに涙を流し、口づけの合間に必死に酸素を求めながら、再び達する。
潮を吹き、それでエリーの顔を濡らすが、そんな事を一切気にせず、エリーも吐息を荒げさせながらオリヴィエの淫芽に舌先で愛撫を続ける。全身に余す事無く愛撫を、そして膣を犯され続けるオリヴィエがついに体を大きく痙攣させながら口を開き、そして腰の動きを止めた。
それと同時に再び一番奥に精液を吐き出し、子宮を満たす。
「ふぅ……ついに気絶したか」
「普通なら女性ならとっくの前に気絶して壊れるぐらい犯していましたが、これで漸く気絶するだけなんですから、凄まじいキャパシティですね」
気絶したオリヴィエは肉棒を膣に咥え込んだままであり、そのキツさが未だに精液を強請っている様だった。だがオリヴィエの体を持ち上げれ、逸物を引き抜けばそれが栓をしている事で抑え込んでいた精液を一気に腹の中から流させ、ベッドの上に精液のプールを生み出した。それを眺め、自分でも割とドン引きレベルで出したな、と客観的に眺めながら冷や汗を掻く。精力剤飲まずによくもまぁ、こんなに出したもんだ。流石はベルカ最高の肉体の持ち主か、と評価しつつ、
オリヴィエをベッドの上に転がし、エリーを引き寄せた。
「ん……むっ、ちゅ……アレク、私の口は」
「んなの気にしてたら女を抱けねぇよ」
精液と愛液を先ほどまで口にしていた事を言っているのだろうが、そんな事を考えていたら情事の時にキスの一つも出来なくなるから、気にするなと言って唇を奪い、エリーをそのままオリヴィエの上に転がして、膣を貫いた。オリヴィエを犯して体が活性化しているのが原因か、まるで下半身は萎える姿を見せず、まだまだ戦えるという事を見せていた。どうせオリヴィエも長い間気絶する事はないだろうし、このまま第二ラウンドへと突入するだけだ。
エリーの両腕を後ろに引く様に握り、両膝をベッドの上に立てる様に後背位でエリーの体を引き、腰を叩きつける様に犯し始める。既に良く愛液で濡れている膣内は滑りが良く、ヒダがカリを掴み、射精感を煽ってくる。その感覚は天然の人間には不可能な、作られた存在だからこそ可能な、絞り上げる為の機構としての圧倒的心地よさだった。此方も此方で、油断していれば一瞬で果てそうになる。だが既に何度かオリヴィエの中に吐き出して余裕がある分、我慢は効く。
激しく一方的に攻める様に腰を動かしてエリーを喘がせてから、その反応から絶頂しそうな時を抑え、腰を深く、先端を子宮に埋めようとするような強さでエリーの腹を内側から圧迫し、片手で腰を抑え込みながら、もう片手で首元に抱き着く。獣のように覆い被さりながら、エリーの耳元に口を寄せる。
「昨夜頑張ったご褒美だ、どうしたい?」
絶頂ぎりぎりの所でエリーの性感を抑え込みながら、言葉を求めれば、声を震わせるようにエリーが答えて来る。
「一緒が、良いです」
「じゃあやれ」
エリーに返答した直後、エリーと肉体が結合し、そして一つになって行く―――つまりは融合、合体、文字通りでのユニゾンによる合一化が行われる。何度も慣れた感触、繰り返してきたプロセス、肉体の変容。それでも普段と違うのは融合する前のエリーの肉体が既に発情していて絶頂寸前だった事と、融合による合一行為はそのものが快楽を伴う事であり、保存された快楽が合一化によって男と女、二種類の快楽を同時に受け、融合による衝撃と合わせて堪えられていたラインをあっさりと超えた。
「―――っ、っ!」
背筋を震わせながら久しぶりに感じる女体での快楽に震えた―――男の体で感じる快楽とは全く別の感覚、感触に、脳が軽く焼けつくような感触を感じた。男の時は神経が一つに集中するような、そこから快楽が広がっていくような感じだ。だが女の体だとまるで違う。全身そのものが性感帯の様に痺れ、震え、そして快楽を感じて脳がそれに流されそうになる。男が女に転じた場合、快楽に流されてセックス漬けになるという話は割と良く聞くが、男と女でこれだけ感じ方が違うのだから、実際経験してみないとまるでそれを理解できないだろう。
実際、今も下腹部には犯されたような感触が残り、喉には精液が絡みついている感触が残り、股は愛液で濡れてそれが太腿を伝って垂れており、乳首は快楽の感触に勃起していた。完全にエリーの発情状態を引き継いでおり、その快楽を全身で余す事なく感じられた。
完全に肉体の主導権を奪い、姿は怪盗ネメシスの女体へと移行した。つまり肉体からは完全にエリーの操作が失われた事になる。その精神も半ば、高すぎるレベルの融合率、相性から半分同化している様なものだ。だけどその中で、エリーはそのまま犯されている時よりも遥かな幸福を味わっていた。
つまり、重度の
自分が愛しい人の一部でありたい、同化したい、一部となって生きたいという願望になる。特にそれはエリーの
それがどうしようもなく彼女を興奮させる。そして一心同体の融合時は、その興奮がダイレクトに此方に伝わり、体を火照らす。もう既に出来上がっている体でも、それまで以上に興奮で火照り、発情し、そして貪りたくなってくる。男の体であれば射精続きで限界が来るが、女の体であれば話は違う。
どれだけ絶頂して、イキ狂っても、男の様に果てがある訳ではない。
別に、この状態でも出せる物は出せるのだが、休ませる為にも、
倒れているオリヴィエの足を掴み、引き寄せる。この姿で致しているのも一度や二度の事じゃない。ヴィヴィオがどちらかというと此方の姿でやる事を趣味としているし。だからオリヴィエの足を広げる様に引き寄せてから精液が溢れ出す秘所に自分の秘所を寄せ、割れ目に割れ目を押し付ける様に、勃起している淫芽がキスする様に腰を密着させる。気絶している筈のオリヴィエの体がびくん、と反応し、その眼に再び意識が戻ってくる。だが何かを喋らせる前に、腰を擦りつける様に動かし、ぐちゅぐちゅと音を立てて淫芽と秘部を擦り合わせる。二人分の愛液と、そして膣の中に溜め込まれた精液が混ざり合いながら音を立てて塗り広げられる。自分で出したもんをこうやって使っているんだから不思議なもんだ、と思いつつも、
体は興奮によってどんどんと敏感になって行き、理性を奪って行く。
股を押し付け合い、押し倒しながら再び口づけを交わし、空いている手をオリヴィエの尻へと回し―――そのまま、人差し指をアナルに軽く埋めた。それにすさまじく反応するオリヴィエを虐める様に秘部を、そして胸をお互いに擦り付け合いながら更に、女としての快感を高めて行く。
まだまだ、満足には程遠い。
そして気づいた時にはベッドに倒れていた。融合状態のまま、脳味噌が焼き切れそうになるほどに快楽を味わって、そこでどっか限界を超えてお互いに気絶して倒れ込んでしまったらしく、ベッドは滅茶苦茶なままになっていた。全裸のまま、ベッドに倒れた状態から、上半身を起き上がらせる。ぐちゃぐちゃになっている白の長髪に触れて、まだ融合状態にあるのを確認する。同化状態のエリーの事を感覚的に探るが、此方も意識が現在はダウンしていた。
時間を確認すれば丸一日が経過しているのが見え、道理で腹が減っているというのを感じられた。片手で軽く頭を掻きながらベッドから起き上がり、部屋に備え付けの冷蔵庫へと近づき、その中に入っている物を確認する。普通のドリンクの他に、エネルギー補給の効くゼリー飲料も置いてあった。それを手に取って蓋を開ければ、丁度良い所で通信が入ってくる。
「あい、此方君の心の怪盗」
『そろそろ終わるかなぁ、って思って通信を入れたんだけど終わった?』
「気絶して中断。これから風呂」
『まぁ、そんなところだと思ったよ』
表示されるホロウィンドウの向こう側にはフェレットの姿が映っていた。その後ろに見える光景は自分の家の姿であり、奥の方にはトーマとリリィの姿も見える。どうやら連中は無事だったらしい。
『それで合流したいんだけど……そっち、あとどれぐらいかかりそう?』
「あー……警戒の合間を抜けつつ警備が揃わないタイミングとなると明日だな。明日の昼頃には合流するわ」
『了解。楽しむのは構わないけど、僕らの事も忘れないでよ?』
「わぁーってるよ……すまんな」
『いいさ、別に。次回は忘れてくれなければね。ま、それはそれとしてそろそろ胸、隠したら?』
「お前、中身が俺だって知っててチンコ勃つ?」
『無理』
「それが答えだ。じゃ、明日な」
『うん、明日』
通信を切る。ふぅ、と息を吐きながら軽く椅子に座り込んで休み、汗や精液、唾液や潮でぎとぎとのべとべとになった体を引きずり、備え付けのバスルームへと向かう。そんなに広くはないが、プレイをする為には十分の広さがある空間、バスタブに湯を張らせつつ、一旦バスルームを出て行く。
そのままベッドの上で気絶しているオリヴィエを持ち上げて運び、湯が一杯になるのを待っている間、オリヴィエの汚れを落とす為に椅子の上に座り、その上から股を広げる様に座らせた。此方が少し足を広げれば、オリヴィエの股の間が鏡に映って良く見える。オリヴィエを抱える様に支えつつ、左手で秘唇を広げれば、股から精液がだらり、と流れて来る。それを指を使って掻き出してみればまだまだ出て来る。一体俺はどんだけ出したんだ、といいたくなるぐらい精液が詰まっていた。いや、まぁ、流石に5発も子宮にぶち込んでやればこんだけ出るか。
軽く洗面器でお湯をバスタブから汲んでかけたりして、体の汗や膣の中の精液を流し終わった所で、漸くオリヴィエが目覚めた。
「んくっ……あ、後始末……ごめんね?」
「気にするな」
こうやって犯した後の後始末をするのも初めてじゃない。オリヴィエの髪の毛を軽く結って纏めて、湯の中に沈まない様にしてから自分の髪も結う。男の時は気にしないが、女の髪は長く、そして濡らしてしまうとこれが割と張り付いてきて気持ちが悪い。だから風呂に入る時はアップに纏めるのが基本だ。
髪を洗う時も色々と気を使うのだが、それは意識がちゃんとはっきりした頃に、風呂の後で洗う事にする。
それはともあれ、バスタブには湯が張られた。なので体の汗と精液を流し去った所で、オリヴィエを持ち上げ、そのまま風呂の中に入る。二人分入ったところでやや湯が溢れる。
オリヴィエを後ろから抱きしめる様に、オリヴィエが此方へと体を預ける様に、穏やかに湯に入った。そこまで広くないので二人だと少し手狭に感じるが、その窮屈さが逆に居心地が良い。
ふぅ、と息を吐く。
「で、消えたいと思ってるか?」
「もう言わないよ、そんな事。今でも君の感触が腹の中に残っているし。こうやって肌に触れる事も、面倒を見て貰う事も出来ないと思うと、やっぱり嫌だ。消えたくないや。ずっと君と一緒に居たい。そのまま一人で独占出来たらいいのにって思ってるよ」
「ならいいんだよ、ばぁか。自己犠牲なんざお前には似合わないし、責任ある立場なんてもっと似合わないんだよ」
「うん、私もそう思った」
オリヴィエは何かを考えるのか、神妙に頷きながら天井を見上げた。その姿を見て、湯船に体を沈めながら後ろからオリヴィエを抱き寄せた。湯だけではなく、オリヴィエの体の熱を感じ、それを包む様に抱きしめながら、もう逃がさない、というのを伝える。それを受け、オリヴィエは小さく笑った。
「あのね、私にはオリヴィエ・ゼーゲブレヒト……あぁ、うん。古代の方のオリヴィエね? そっちの記憶も継承している、っていうのは言ってたよね?」
「おう」
「だからね、私は彼女がどんな気持ちで自分を犠牲にしたのか、というのが良く解るの」
「……」
「オリヴィエはね、認められたかったの。王族として。自分の生まれた意味を、存在を認めて欲しかったの。王位継承権を失っていたオリヴィエはもう政治には関われなかった。後は結婚しか彼女には先が残されていなかった……きっと、それでも幸せになれただろう、というのはオリヴィエは解っていたんだ」
だけど、とオリヴィエが言葉を置いた。
「だけど?」
「……だけど、オリヴィエはそれが耐えきれなかったの。彼女は王族として生まれて、才能を見せて……それで継承権を失い、普通の子の様に、王族の義務から外されて育ってしまったの。だからその中身はどちらかといえば一般的な人間だったんだ」
「それは―――」
辛かっただろう。
王族であれば
だけどオリヴィエは愛されて育ってしまった。中途半端に自由を与えられ。そしてその結果、きっと、
「……王族としての義務が全うできない事に絶望したのか」
「うん。だからシュトゥラに居た時は騎士団に所属して、警邏や治安維持とかの活動に積極的に取り組んでいたみたい。仲良く成ろうとか、そういう理由じゃなくて……自分も、王族として民たちの生活と暮らしに貢献できるんだ……っていうのを証明したかったんだって」
だから、とオリヴィエは口にした。
「私かヴィヴィオ。その状態の時に、彼女の気持ちが解っちゃった。私の生まれた理由、私が存在する理由、ここまで生きて来た意味―――それがまるで運命みたいに繋がったんだ。そうだ、私はこの時の為に居たんだ。そんな気がしたんだ」
オリヴィエは言葉を口にしてから、だけど笑った。
「だけど……うん、そんな事はなかったよ、アレク。私は私の幸せのために生きたい。見知らぬ誰かでもなく、より大勢の幸福でもない。私自身が幸せになりたいんだ、この世で一番好きな人と一緒に」
そう言って首を動かし、振り返ってくるオリヴィエの表情は、今までで一番素敵な笑顔をしていた。その笑顔を見て、小さく笑い声を零しながら、
「じゃ、幸せにならないとな」
「うん。だからアレクは私の面倒を見てね? 面倒で、手のかかる女だけどそれも愛嬌だと思って許してください」
「あい、任されました」
互いに小さく笑い声を零しながら風呂の中、密着したまま温まった。
―――こんな幸せがきっと、ずっと欲しかったんだ。そう思いながら。
まだヴィヴィオの他にもコマす相手がいるので、次の章までにまだ何回かエロを書かなくてはならないのだ……それはそれとして、オリヴィエはここに幸せを見つけました。性癖はやや歪んでいるけど、それでも幸せの形を手に入れたのさ。
なのセントサービス終了かぁー。GEユーリやGeマテリアルズは参考資料として本当に助かったわ。