※この作品はR-18です。

四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます!   作:TNKエース

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アニメの5.6話と7話の半分ぐらいまでつぎ込んで居ます。
何故か名瀬が熱くなっている


タービンズ

タービンズ

 

軌道上で戦闘から数時間後。

 

「アストナージさん。装甲の補強はこれで良いでしょうか?」

 

「ああ。タカキくんだったっけ。

うん。さっき言った通りに出来てるな」

 

「アストナージさぁん!リアクター周りの調整お願いします!」

 

「ああ、少し待ってくれ!すぐ行く!」

 

アストナージはMSに不慣れな雪之丞に変わりバルバトスの整備を行なっていた。

 

「若ぇのに大したもんだ」

 

雪之丞はMSの整備指南書を見つつ、アストナージの仕事振りを観察していた。

 

俺も負けてらんねぇな

 

雪之丞はそう呟くと指南書に目を通して行く。

 

 

 

 

 

イサリビのブリッジにて鉄華団の幹部メンバーとクーデリア、そしてオブザーバーとしてカイトが此れからの事で会議をしていた。

 

「で、これからどうするかだけれど」

 

「オルクスが駄目になっちまったから、カイトさん辺りに頼まねえか?」

 

「いや、駄目だ。

ウチは戦力と言う意味では一騎当千だが、名がない。

後ろ盾と言うにはちと弱いんだ」

 

シノの言葉にカイトは役に立たないと答える。

 

「やはり、案内役はどうしても必要なのですか?」

 

「そりゃそうだ。無事に地球へ行きたければな」

 

「ギャラルホルンと此処まで拗れちまったからには、唯の案内役じゃ駄目だ。

火星のチビたちの事も引っくるめて頼めるぐらいの後ろ盾が必要だ」

 

「後ろ盾かぁ」

 

「まあ、テイワズの直参組織タービンズがすぐ後方にいるそうだから、其処に頼んでみるさ」

 

「マジか!?」

 

「いざとなりゃ、オルクスの船とMSの半分を献上してでも「ああ、此方で作成したエイハブ・リアクターとかMSの技術をテイワズに提供するから、少なくともタービンズも無下には出来ないだろう」

 

カイトの言葉に皆が驚いていた。

 

「あ、あのエイハブ・リアクターって言ったらギャラルホルンが製造方法を独占して「クーデリア嬢。良い事を教えてあげよう。

壁に耳あり、障子に目ありだ」

 

クーデリアの問いをカイトはにこやかにはぐらかした。

 

「(これも、未来から得た知識なのか?)」

 

オルガはそう考えながら話は終わった。

 

そして、クーデリアのメイドであり、ノブリス・ゴルドンのスパイでもあるフミタン・アドモスがイサリビの通信オペレーターとして就任した。

 

 

 

 

 

そしてカイトは

 

ムサシの食堂にて食事をとっていた。

 

「おっ、今日はミートソースか」

 

今日の昼食はムサシの誇る料理人。元味皇料理会イタリア料理の主任務めていた丸井善男(まるいよしお)のミートソーススパだ。

 

食事は美味い方が良いと言うカイトの考えにより、集められた三人のコックの内の一人でもある。

尚、集められたコックの残り二人は

同じ、元味皇料理会の肉部門主任小西和也(こにしかずや)と

宇宙戦艦ナデシコの元クルーにしてラーメン屋台テンカワの店主でもあるテンカワ・アキト(20)である。

オマケに妻のテンカワユリカと義娘のホシノルリは生活班兼臨時ブリッジクルーでもある。

 

カイトは食事を手早く済ませるとブリッジに向かった。

 

 

 

「ブライト艦長。交代だ」

 

カイトはブリッジに入るとブライトと席を交代し、ブリッジのフルコントロールシステムを起動させる。

 

「では、後は頼んだ」

 

「じゃあ。失礼します」

 

「お先に」

 

ブリッジクルー達は少しの合間の休憩をしに食堂へと向かって行った。

 

その間にカイトはレーダーと望遠カメラによる警戒をしつつジャズを聴きながらブリッジで待機していた。

 

 

 

 

暫くするとブライト達が休憩から戻って来てカイトと交代する。

 

「ハナヨ。イサリビのオルガ団長に連絡してくれ。『そろそろやるぞ』っと」

 

「了解です」

 

カイトは通信オペレーターのハナヨにタービンズとの交渉の準備を進める。

 

 

 

 

 

タービンズ旗艦ハンマーヘッドにて

 

「名瀬さん!前方の船2隻が反転しました!」

 

「へぇ?コッチに気が付いたようだな。

中々やるな」

 

「ちっ、あの宇宙ネズミどもが」

 

タービンズ所属のオペレーターの女性に、

タービンズの代表名瀬・タービンは感心し

元CGS社長のマルバ・アーケイは忌々しげにイサリビを見ていた。

 

「向こうから通信です!」

 

「繋げ」

 

「はい!」

 

中央のディスプレイが通信画面を開くと二人の男性が現れる。

 

片方はイサリビの艦長席に座るオルガと艦長席の隣に佇むカイトだ。

 

『始めまして、名瀬・タービン殿

私の名はマーチウインドの代表柊カイトともうします。以後お見知り置きを』

 

カイトは紳士的に敬意の篭った挨拶を

 

『同じく鉄華団代表オルガ・イツカだ』

 

名瀬は一瞬カイトの丁寧過ぎる挨拶に面を喰らうが、

 

「なぁにが!鉄華団だ!さっさと俺のウィル・オー・ザ・ウィスプを返しやがれ!!」

 

その直後のマルバの汚い罵声に我を戻す。

 

「アミダ」

 

「あいよ」

 

名瀬は妻の一人アミダ・タービンを呼び、マルバをカメラから離させる。

 

「これはどうもご丁寧な挨拶をどうも、タービンズの代表を務めている名瀬・タービンだ」

 

『それで其方の要件は、CGSの資産の取り押さえで宜しいですかな?』

 

「?!」

 

名瀬は何で知っているんだ?と混乱する。

 

「あ…ああ。そうだ。其処のマルバと以前仕事で付き合いが有ってな

んで、偶々立ち寄った火星で久々に再開したんだが、偉いボロボロでよ

話を聞いてみりゃギャラルホルンと揉めて困ってるって話だ。

で、CGSの全所有物をウチで預かる条件で力を貸す筈だったんだが……

調べりゃ書類上CGSは廃業。資産は鉄華団ってのに移譲されてるじゃねえか」

 

『つまり、アンタはマルバから取り損ねたモンを、俺らから取りに来たわけか』

 

「その通りだ。資産の返還さえしてくれれば此方で『断らせてもらう』……お前ら、自分の立場が分かっているのか?」

 

己の言葉を遮るカイトの言葉に名瀬は少し不機嫌になる。

 

『資産関係に関してはマルバ・アーケイから聞いただけ、此方の言い分も聞いてもらおう』

 

カイトはマルバがやらかした事を聞いてコメカミを押さえる。

 

「つまりは、此奴が依頼人も組織も投げ出して金を持ってトンズラかましやがったって話か……おい!マルバ!」

 

名瀬は帽子が落ちるのも気にせずに、マルバの服をひっ掴み、己の目の前まで引き寄せる。

 

「テメェ!話と違うじゃねぇか!!

えぇ!!」

 

マルバは名瀬に言い訳をしようとするが、その言葉は支離滅裂で言葉になっていなかった。

 

「オイ!此奴を連れて行け!二度と汚い面を俺の前に出すな!!」

 

「「はい!」」

 

タービンズの面々に連れて行かれ、マルバはブリッジから追い出された。

 

「見苦しい処を見せたな」

 

『いえいえ。その代わりと言っては何ですが、

我々、マーチウインド。及び鉄華団と取引をしませんか?

交換条件として、強襲装甲艦をタービンズに譲渡する所存です』

 

カイトの柔らかい対応に名瀬は薄く笑い

 

「良いだろう。此方の船で細かい話を詰めようじゃないか」

 

名瀬はその取引を受ける事にした。

 

 

 

 

 

ハンマーヘッドの応接室にて

 

品の良い調度品に囲まれた応接室に名瀬、アミダ。その反対にオルガ、クーデリア、カイトが座っていた。(尚、席の都合上カイトは一人用のを動かしています)

 

「失礼しました」

 

「ありがとう」

 

カイトは出された茶の香りを楽しむと

 

「良い茶葉を使っていますね」

 

「それにしても、女性しか見かけませんね」

 

「そりゃそうだ。此処は俺のハーレムだからな」

 

名瀬の言葉にクーデリア達は「はっ?」や「えっ?」としか返せなかった。

 

「この船の乗員は全員俺の女って訳だ」

 

「全員……」

 

「奥さんですか?」

 

ビスケットは最早苦笑い以外の表情を作れなかった。

 

「まあ、そんなところだ」

 

「そう言って貴方は、『女』と言うだけで虐げられていた多くの女性をタービンズで保護してマトモな生活を送れるようにしている。

その中で惚れさせた女を己の女にして、キッチリと男の責任も取っている。

尊敬しますよ。男としても、漢としても」

 

名瀬は飲んでいた紅茶が気管に入り、盛大に咽せる。

 

「ちょ、お前!」

 

「凄ぇ」

 

カイトの言葉にオルガやクーデリア、ビスケットが名瀬を尊敬の目で見ていた。

 

「ハハハッ!名瀬ぇ。

アンタがこんなに狼狽するなんて久々じゃないか」

 

カイトの爆弾発言にアミダは笑い。カイトを見る。

 

「さて、お喋りは此処までにして仕事の話をしようじゃないか」

 

アミダは手をポンポンと叩き、話を戻す

 

「ふぅ……さてと、そっちの望みは何だ?」

 

名瀬は息を整えで望みを聞く。

オルガはカイトを見て、頷く。

 

「俺達鉄華団を、テイワズの傘下に入れてもらえないでしょうか?」

 

「クーデリアさんを地球へ送り届ける案内役を依頼したいんです」

 

オルガとビスケットは望みを言うと、

 

「そっちの……マーチウインドだっけか?其奴らに頼めば良かったんじゃないのか?」

 

名瀬はカイトを指差すと

 

「申し訳ないが、ウチは戦力なら一般的な組織から見たら異常な程高いが、ノウハウも名がないのでね。

テイワズの名とタービンズの力をお借りしたいんだ」

 

カイトはお手上げだと言わんばかりに手を挙げる。

 

「確かに職業柄耳聡い方だが、マーチウインド何て組織は聞いた事がないな。

まっ、良いだろう。

親父に話を通してやる。

が、

親父と交渉させてやるってだけだ」

 

「分かっています」

 

まだまだ油断は出来ないが、僅かに希望が見えてビスケットとユージンの顔は緩む

 

「お父様と交渉ですか?」

 

何も知らないクーデリアは思った事をそのまま言った。

 

「あぁ、違うって」

 

「テイワズのボス。マクワード・バリストン氏の事だ。

テイワズでは組織の幹部になる時、親子の盃を交わしている。

そうする事で組織内の結束を固めているんだ」

 

名瀬の否定をカイトが捕捉する。

 

「良く知っているな」

 

「テイワズのやり口はヤクザを元にしているからな。

俺はそっちの知識も持っていただけでしてね」

 

「ほぉ〜、若いのに大したもんだ」

 

「いえいえ、大した知識ではありませんよ。

ああ、それと現在。オルクス紹介から奪った強襲装甲艦にグレイズのパーツが十数機分有りますので、それを売却できる業者を紹介して欲しいのですが、

無論、仲介料は払いますので」

 

「分かった。分かった。

新興組織には馴染みの業者が居ないってところだろ」

 

「お願いします」

 

「ああ」

 

カイトと名瀬は固く握手をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

「ああ、それと敬語はやめてくれないか?

なんて言うかむず痒いんだ」

 

名瀬の言葉にカイトは

 

「分かった。これから宜しく頼む」

 

 

 

 

 

 




この作品の名瀬は原作ほどオルガを評価して居ません。
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