※この作品はR-18です。

四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます!   作:TNKエース

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今回と次回は短め


地球降下

地球降下

 

さて、ドルトコロニーの一件とクーデリア嬢とフミタンの仲直りも終わって翌日、原作では地球近くの衛星から降下艇を借りようとするが、

 

ウチさぁ、降下艇持ってるんだよねぇ。

 

てな、感じで話はトントンと進んでいき、モンタークの介入するスキマが無いのである。

そもそもクーデリアとの面識も無い。

 

まあ、資材は大量にあるんで良いが、

 

今回の作戦は船の防衛の為に百里(アミダ)オニクス四機、ザク、クライシス、ルシファーを残し

残りの機体

ルーラー、νガンダム、ハスター、バルバトス、グシオン、漏影×2、オニクス(流星号)の八機を二つ降下艇に乗せて出撃する。

 

えっ?カルタに見つかるだろって、

大丈夫、原作とは違う方法使って行くから、もしかしたらガエリオ達とも戦わなくても済むから、

 

 

 

 

 

地球外縁軌道統制統合艦隊本部グラズヘイム1にて

 

その中で艦隊司令官のカルタ・イシューは

 

「我ら!地球外縁軌道統制統合艦隊ッ!!」

 

「「「「「「「面壁九年!! 堅牢堅固ッ!!」」」」」」」

 

ん〜!完璧っ!と自分の部下の一糸乱れぬ唱和に悦に入っていた。

 

ギャラルホルンの一佐にして名門セブンスターズが一角にして一位のイシュー家の次期当主、療養中の父に代わりイシュー家の仕事もこなすエリート中のエリートである。

そして、その部下も又、エリート中のエリート。

美貌と腕前を見込まれて作られた親衛隊だ。

 

「………で?本当に来るのね? その何ちゃらリアって女は」

 

「はっ!クーデリア・藍那。バーンスタインであります!!ボードウィン特務三佐からの報告では、間違いないかと」

 

ギャラルホルンの許可も得ずに火星からノコノコとやってくる馬鹿な活動家と薄汚いドブネズミ達。

本来ならカルタの眼中には無いが、地球圏に入るということは、自分の領分に入るということだ。

ならばドブネズミ達を地球圏に入れないことが我等が地球外縁軌道統制統合艦隊の職務である。

 

「セブンスターズのじい様たちにも、………あの男にも我々の力を見せ付けるよい機会だ」

 

「特務三佐は戦線への参加を希望しておりましたが?」

 

「………ああ、ガエリオ坊やはどうでもいい」

 

戦列に加えろと戯言を言ってきてが、まあ古馴染みのよしみのお情けで戦功の末席に加えてあげなくも無いが、

まあ、あのヘタレが手柄を立てるなんて事は無理だろうが、

 

「あの万年みそっかすに手柄をとられる心配はない。

………これだけ期待させといて!お預けなんてナシよ?

さあ、早く来なさいっ。

………捻り潰してあげるから!」

 

カルタは司令官としての任務に燃えていた。

それもそうだろう。

地球外縁軌道統制統合艦隊は今まで任務らしい任務をした事がなく、

精々が見回りなどの雑務で実戦経験がゼロなのである。

そのお陰で、影では「お飾りの艦隊」や「無駄飯食い」と言った不名誉な渾名を持っているのだ。

それはその不名誉を一蹴するいい機会。

彼女達は全力を持ってこれに当たるのだ。

 

 

 

 

 

 

さて、その頃カイトは

 

降下艇にMSとMWに弾丸やガス等の消耗品や装甲や予備パーツを詰め込んでいる間に自室でモンタークから貰ったディスクの中身を見ていた。

 

それはギャラルホルンの……それもセブンスターズに関するデータだった。

火星で同盟を組んだ時セブンスターズに関するデータを集めてほしいとマクギリスに頼んでおいたのだ。

とは言っても、マクギリス、モンターク二つの方向から探したとしても分からない事は多く、下手をすればバレてしまうので深い所は分からなかったが、

持ってきてくれた情報だけでカイトは色々と考えを巡らしていた。

 

「これは使えるな」

 

カイトが見つけたのは健康診断に関するデータだ。

まあ、これをするのはアーヴラウの戦いが終わってからだろう。

 

下準備も必要なので出来るのは二期からだろうが、

 

カイトはコーヒーを一口飲むと、

最後にマーチウインドの降下メンバーの最終チェックをする。

降下するのは、

カイト、護衛のさくら、パイロットとしてアムロとライガット、整備班からは阿部さんと道下(彼等には別任務を用意)とダリル、

医療班からはDr.デリシラとカーラ先生。

生活班からはテンカワ夫妻とイノベイトメンバーを数名を、

そしてブルーワーズ組ともう一人。

 

カイトは彼等を殺させない為に様々な手を使う。

その為のチートだ。

 

カイトは余り使わない四次元ポケットを見ながら決意を新たにする。

 

 

 

 

 

さて、積荷の搬入も終わり、それぞれが準備をしながら降下艇に乗り込んでいた。

 

そしてクーデリアも

 

クーデリアは通路を移動していると三日月にバッタリと会う。

 

「急いでる?

どうしたの?」

 

「もうすぐ地球なので色々と…」

 

「ちゃんとたどり着けるかまだ分からないのに?」

 

「……」

 

「たどり着けます。鉄華団なら、

そこは心配していません」

 

クーデリアの発言には鉄華団に対する絶対の信頼があった。

 

「そっか…そうだな」

 

三日月はクーデリアの言葉に軽く微笑む。

 

「あの…」

 

「?」

 

「握手を…しましょう」

 

「!………俺の手、また汚れてるよ?」

 

三日月は自らの右手を指差して自嘲する。

 

「私の手も、もう汚れてます。

みんなの血と、みんなの思いと、

この手に私は誇りを持っています」

 

クーデリアの言葉に三日月は己の右手を出して、クーデリアと握手をする。

クーデリアは三日月の手の大きさと温かさを感じていた。

 

 

 

 

 

カルタは自らの乗るハーフビーク級のブリッジでクーデリアとその取り巻きが来るのを待っていた。

 

「エイハブ・ウェーブの反応二つ、来ます!」

 

オペレーターの言葉にカルタは椅子をガタリと鳴らしながら立ち上がり命令を下す。

 

「総員!第1種戦闘配備!艦隊戦よ〜うい!!」

 

「はっ!総員第1種戦闘配備!繰り返す!総員第1種戦闘配備!!」

 

初の実戦にオペレーターの言葉にも熱がこもる。

 

「さあ、来なさい!我ら!地球外縁軌道統制統合艦隊ッ!!」

 

「「「「「「「面壁九年!! 堅牢堅固ッ!!」」」」」」」

 

「その強さを思い知らせてあげるわ!砲撃開始!!」

 

「はっ!」

 

ハーフビーク級のブリッジ要因は敵の鑑に向かって砲撃を開始する。

 

だが、長距離の砲撃がそう簡単に当たるはずもなく、僅かに動くだけで砲弾は回避されてしまう。

 

そして二つの船はある程度の距離まで進むと止まってしまう。

 

そして二隻からミサイルと砲弾が放たれる。

 

「どうやら向こうは艦隊戦がお好みのようね。

全艦。半包

 

 

これが、カイトが取った戦術、囮作戦二号である。

 

カルタ・イシューと言う人物は正々堂々とした戦いを好む騎士道精神を持つ人物ではあるので、それを逆手に取った作戦だ。

まあ、やっているのは原作の二番煎じだが

 

まず、ムサシとイサリビの二隻で艦隊戦を仕掛けると見せかけて、徐々に後退していく。

その間に宇宙迷彩を施した降下組が降下していくという原作の通りのやり方だ。

 

カイトはルーラーのコクピットで待機をしていた。

 

念には念をという奴である。

 

『カイト、降下まで後十五分だって』

 

「分かった」

 

カイトは通信を切ると手が震えているのに気づいた。

 

「武者震い……って言えたら良かったんだけどな」

 

カイトは恐れていた。ガエリオ・ボードウィンとガンダム・キマリスに、

 

キマリスの機動力に対する対策はした。

後は自分の心の問題だ。

 

だが、それでも……怖い。

 

初めての戦いは何も知らなかった。

 

カイトはGクロノスで朧を倒した時の事を思い出す。

 

二回目の戦いはクランクだ。彼は教官と言っていいほど実戦を関してを教えてくれた。

 

三度目はクダルだ。あの時は策が上手くハマってくれた。

 

俺は弱い。

 

カイトはそう思う。恐らくは鉄華団やタービンズを含めても一番弱いだろう。

 

「よくもまぁ、ネット小説の転生オリ主は簡単に戦えるよ」

 

カイトはヘルメットを取り、顔を叩く。

 

「っし!」

 

未だに手は震えてはいるが、それでも戦うのだ。

それにいざとなれば鬼札を使う。

その為にいろんな世界を周ったのだ。

 

趣味道楽で始めた介入行動。だからこそ全力でやる。

それが介入行動をした自分の責任だから、

 

 

 

 

 

さて、その頃

 

先日の戦いで負傷した額に包帯を巻いて生々しいガエリオ・ボードウィンは戦場からやや離れた位置で不審な艦艇を探していた。

あの宇宙ネズミ達ならネズミらしくコソコソと隠れながら地球に降下ぐらいしそうだからだ。

 

寝る間も惜しんでキマリスの修理をしてくれた整備班には感謝の言葉も無い。

 

彼等の恩に報いるためにも、あの機体を今度こそは……倒す!

 

ガエリオはレバーを強く握りしめる。

 

そして、

 

「特務三佐」

 

「ああ、此方も確認した」

 

レーダーに映る僅かな、本当に僅かに熱源。エイハブ・ウェーブ反応も無く、視認も出来ないが遂に見つけた。

 

「この宇宙ネズミ共が!」

 

ガエリオはキマリスの頭部に搭載されている閃光弾を射出、

 

近接仕様のため直ぐに閃光弾は炸裂し、辺りを光で照らし出す。

 

そして、

 

それはカイト達が乗る降下艇を照らし出してしまった。

 

「見つけたぞ!」

 

ガエリオはキマリスの主兵装であるグングニルの側面に装備されている120m弾を放つ為に構えて、アインもまたライフルを構える。

 

「撃て!」

 

「はいっ!」

 

二人は二隻の船を撃墜しようと攻撃を開始した。

 

タァン!

 

そして放たれる凶弾。

 

その凶弾は降下艇に向かって真っ直ぐ飛びながら

 

カァン!

 

「「えっ?」」

 

凶弾は降下艇の周りに浮遊する何かから発生したバリアに防がれた。

 

「何だアレは?」

 

「あっ、アレは?」

 

ガエリオは正体不明の物体に驚き、アインは火星で自機を破壊した兵器に冷や汗をかく。

 

『鉄華団。及びマーチウインド。アッセンブル!』

 

カイトの言葉と同時に降下艇の上部ハッチが開き、MSが出て来る。

 

ガエリオは数の不利は承知で、ハーフビーク級の部下に命じてカルタの地球外縁軌道統制統合艦隊から援軍を要請させる。

 

だが、地球外縁軌道統制統合艦隊は前進していて到着する頃には最早手遅れであった。

 

ガエリオは歯を嚙み鳴らす。

此処まで来てむざむざと後退しなければならないのか!と、

 

『通信は聞かせてもらったぞ!』

 

通信?何処からだ?

ガエリオは周囲を見回すと、遠方から六機のグレイズが此方に向かっていた。

 

だが、それは普通のグレイズではなかった。

 

いや、改造などではなく、色合いが訓練用の白いグレイズであったのだ。

 

「義を見てせざるは勇無きなり!ギャラルホルン士官候補生!イオク・クジャン候補生以下五名!義によって助太刀する!!」

 

はぁっ!?ガエリオは何で士官候補生が戦場に出ているんだ?と考えてしまった。

それにイオク・クジャンと言えばセブンスターズの一員だ。

 

混乱するガエリオを無視して、イオク一同は勝手に降下艇に突撃しながら射撃をしていくのだが、

 

一言で言おう。

全員が全員かなり的外れな方向に撃っちゃっている!

 

中には機体同士でぶつかってクルクルと回りながら何処かに飛んでいく機体も、

 

その場にいた大半のパイロットはこう思った。

 

何でこいつ等、此処に来たんだ?と

 

カイトはルーラーを操作して訓練用グレイズの手足とスラスターを速やかに破壊しグラズヘイム1へと投げる。

 

その動きはなんというか、メンドくさそうな雰囲気がプンプンする動きだった。

 

それを好機と見たのかアインは無謀にもルーラーに向かって突撃してしまう。

 

確かにカイトは気が抜けていた。

だが、他の奴が抜けているとは限らなかった。

 

「この前のお返しだ」

 

バルバトスがインターセプトし、アインのグレイズの腕を切り裂いた。

 

「しまっ……」

 

アインの耳にはクランクが自分の名を呼んだ気がした。

 

グシャリ!

 

そして、アインのグレイズはバルバトスの攻撃でコクピットを貫かれた。

 

「アインっ!?」

 

ガエリオはグレイズを掴むと最大速度で己のハーフビーク級へと向かって行く。

 

カイトは警戒しながら降下艇に戻るが、既に普通のMSなら重力に捕まってしまうレベルだ。

カイトも急いで降下艇に乗り込み。

降下艇は地球へと降り立った。

 




おバカ様降臨!そして退場!
この作品のイオク様はやはりバカです!
そしてアインが原作より酷い目に!
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