※この作品はR-18です。

四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます!   作:TNKエース

25 / 48
完成。今回の話では、原作では出ない人が出てきます。


白き乙女と紅の乙女

白き乙女と紅の乙女

 

さて、前回の会合から約一月、真佐斗と響は近隣に現れたノイズを倒し、特務一課と二課と交戦し続けた。無論、正体バレは細心の注意を払ってはいるが、

 

そして、真佐斗達は今、

 

「「「「「カンパーイ」」」」」

 

つい先日発売したゲームのダウンロード数が10万を超えた為に社内でピザ(+ポテトとサラダ)とノンアルビールで軽めに祝杯を挙げていた。

 

「いやぁ〜〜社長。遂に我が社、夢限コーポレーションのゲームが大台に乗りましたね」

 

話しかけるのは響の父親である立花晄だ。

原作では家族を放り投げてプータローと化していたが、この世界では真佐斗がスカウトした事により、夢限コーポレーションの社員と化した。

尚、夢限コーポレーションのネーミングは幻夢コーポレーションだと、バレるわ、黎斗神に申し訳なさそうな気がしたので夢に限りは無い!と言うイメージで作り上げた企業である。

 

「ああ、これも君達、社員の協力と………」

 

真佐斗は諸手を広げ、

 

「この私の神の如くの才能のお陰だ」

 

真佐斗の言葉に皆は、ああ…またか、と呆れていた。

 

「それはそうと社長。次のゲームはどのようなゲームを?」

 

「ああ、次回作はゾンビものを考えている。

タイトルは『Hazard Dead』と考えている」

 

「では、次回の会議ではそれを中心に」

 

「ああ、頼んだ」

 

 

 

 

 

さて、その翌日

リディアン学園の廊下では風鳴翼が廊下を歩いていた。

 

だが、彼女を取り巻く視線や声は賞賛や感嘆の声ではなく、どちらかと言うと侮蔑や同情、怒り、憎しみが混じり合った視線が彼女を貫いていた。

 

実はと言うと、この世界線では原作で響が受けていた負の感情を風鳴翼が受けていたのだ。

 

何故かと言うと、大体真佐斗の所為である。

 

そもそも、ライブでの事件、生き残りが責められるなら、何で風鳴翼が責められないのか?

それをネットで突いて、煽って大炎上させ、ネット→ゴシップ誌→TV特番との三段コンボとなり、有名人程叩かれる謎の法則で、自称評論家達の視聴率重視の風鳴翼批判が真佐斗の予想以上で燃え上がり、それに気づいた二課が消火活動を行うも、一度着いた火は燻り続け、歌手人生も風前の灯となっていた。

まあ、自業自得ともいえるが、

 

そんな訳で彼女は学校でもぼっちだった。

 

 

 

 

 

 

さてはて、そんなこんなで夕刻、

 

【済まない。会議が長引きそうで迎えに行けない。】

 

真佐斗からのLINEで今日は迎えに行けないから一人で帰る響、

 

「(昨日はお魚だったから、今日はお肉……そういえば近所のスーパーで鶏肉が安かったから今日は唐揚げでもしよっかな?)」

 

最早新妻の思考で今日の夕飯を考えながら街を歩く響。

 

「……響?」

 

「えっ?」

 

懐かしい声に誘われて、響は振り向いてしまう。

 

「……み…く?」

 

そこには疎遠になった友人。小日向未来がそこにいた。

 

「ひ…響。あのね……」

 

未来は響に何かを喋ろうとするも、響はそれを無視して行こうとする。

 

「まっ…待って!響!」

 

未来は響の手を取るが、

 

「離して!」

 

響は腕を捻って、未来の手を外す。

 

「未来と話す事なんて無いんだから!」

 

響はそのまま立ち去っていく。

 

「……響」

 

未来は只、立ち去る響を見送るだけだった。

 

 

 

 

 

 

トントントン

 

買い物を終え、夕餉の支度をしている響。

 

「どうして、未来が……今頃……助けてくれなかった癖に……」

 

タンッ!

 

響は怒りに任せて大根を一気に切り落とす。

 

「助けて……くれなかった癖に!」

 

響の目には、うっすらと涙が滲んでいた。

 

涙を拭うと、スマホからピーピーと音が鳴り響く。

 

「丁度イイや」

 

響はエプロンを外すと部屋の奥へと向かう。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

そして聖詠を歌い、ガングニールを身に纏う。

 

そして、部屋の奥にある機械を弄ると、ヴォンと機械が怪しい光を放ち出し、

 

スゥ。

 

響は迷う事なく、その光に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

そして、光か収まると、響の視界にはマンションの一室では無く、地下鉄の駅の入り口が有り、中にはノイズの群れがウロウロとしていた。

 

「私のサンドバッグになってね」

 

そう言って響は駆け出した。

 

 

 

 

 

「こ……此れは?」

 

ノイズを感知した二課であったが、到着してみると、既にノイズは殲滅されており、最後の一体も響が引きちぎっていた。

 

「あぁ〜〜、スッキリした」

 

響はスッキリとした顔で身体を伸ばす。

そして帰ろうとするが、

 

「まっ待ちな「待ってもらうわ」

 

翼が振り向くと、月明かりに照らされると、

 

「それは!?」

 

「えっ?何アレ?」

 

翼は驚き、響も驚いた。

 

「ネフシュタンの…鎧」

 

ネフシュタンの鎧を身に纏った一人の女性が現れる。

その女は長い桃色の髪を持ち、響以上の豊満なバストを持っていた。

 

そしてその背後には三体の異形が居た。

 

白いシルクハットを被った異形。真っ黒なフードを被った異形。迷彩模様の右腕が銃の異形。

 

真佐斗が居れば、バクスターのソルティ、アランブラ、リボルの色違いと言っていただろうが、残念ながら彼は今此処には居ない。

 

「貴様!一体何者だ!?何故ソレ(ネフシュタンの鎧)を纏っている!?」

 

翼は剣を構えてネフシュタンの女に刃を向ける。

 

「答える必要は……無い!!」

 

ネフシュタンの女は両手に持つ鎖のような鞭を翼に振るう。

 

「ふっ!」

 

翼はサイドステップでそれを回避するが、

 

「ハァッ!」

 

女が鞭を横に振るい機動を変えた。

 

その攻撃を翼は前転する事でそれを避ける。

 

そして前転の勢いから突きを繰り出す。

 

も、女はその一撃を避け、翼は仕返しと言わんばかりに横薙ぎに刀を振った。

 

「ちぃ!」

 

女は腰をそらしてそれを回避するが、豊満な胸の部分が剣とかすり、火花を散らす。

 

翼は、それを見て軽く舌打ちをすると、一歩下がる。

 

戦いは尚も続く。

 

 

 

 

 

さて翼達が戦っている最中、

 

「あの女を捕まえるぞ!」

 

シルクハットの異形…ソルティが率先して響に向かっていく。

 

残りの異形、アランブラとリボルはソルティの後ろにつき、魔法と銃撃で響を攻撃していく。

 

響は足のジャッキを操り、高速移動を繰り返す事で魔法と銃撃を回避するも、ソルティが素早い動きで詰め寄ってきて移動範囲を限定してしまう。

 

「このっ!」

 

響は反射的にソルティを殴って距離をとるが、ソルティは殴られた顔に触れ驚愕する。

 

「この女!我々にダメージを与えたぞ!」

 

「何っ?」

 

「バカな?ありえん!」

 

ソルティ達はダメージを受けた事に驚愕し、一つの仮説を立てた。

 

「もしや、シンフォギアと言うのは、奴等に近い存在なのか!?」

 

「奴等?」

 

ソルティの言葉に響は疑問に思う。

 

「ええい!こうなったら、我が最大魔法で!」

 

「いや!ここは自分が」

 

「いや!私が!」

 

三体のバクスターがやいのやいのしている隙に響は帰ろうかなとしていると、

 

「お前達!何をしている!!さっさとその少女を捕まえなさい!!」

 

「「「は!はいぃぃ〜〜!!」」」

 

三体のバクスターは敬礼をして、直ぐに響へと駆け出す。

 

『爆走 クリティカル ストライク!』

 

だが、その行動は横から突っ込むバイクに邪魔をされバカ三体は引かれてしまう。

 

「無事か?ガングニール」

 

黄色い仮面ライダーレーザーレベル2の分身体に乗るのは

 

「まっ……ゲンムさん!」

 

仮面ライダーゲンムレベル0だった。

 

「仕事を終わらせて、急いで来てみれば……

何故、此処にいる!バクスター!」

 

「「「ゲェッ!ゲンムぅ!!?」」」

 

突如として現れたゲンムにバクスター達は震え上がる。

 

「吐かないなら、無理矢理にでも吐かせてやろう」

 

「ひぃ、怯むなぁ!こちらはレベル10が三体、ゲンムのレベルが多少高かろうと、数は圧倒的に有利!」

 

「「はっ!」」

 

ソルティの言葉に勇気付けられたアランブラとリボル、三体はゲンムと響を取り囲むように動く。

 

「ガングニール。アランブラを抑えていてくれ」

 

そう言って、ゲンムはリボルに向かって走って行った。

 

「何っ!?」

 

ドゴォ!

 

驚いた隙を突いて響がバンカーでアランブラへと突撃して攻撃を仕掛けた。

 

「くっ!」

 

そして、リボルもガシャコンブレイカーの一撃を左腕で防いでダメージを負う。

 

そして、ゲンムは無手の左でリボルを殴ると、

 

「何っ?」

 

がくっ!

 

不意にリボルが膝をついた。

 

「リボル!」

 

「ち、力が抜けていく。貴様!一体何を?」

 

「私のレベルは0。

つまりは無の力、この力でお前達バクスターウイルスを抑制したのさ」

 

何処ぞの神の様に笑いはしないものの、その神の様に解説するゲンム。

 

「これで、持久戦で最も厄介な君の能力は封じた。

後は……」

 

ゲンムはガシャコンブレイカーをソードモードに変え、アランブラに向かう。

 

「次は貴様だ!」

 

ゲンムはガシャコンブレイカーにプロトマイティアクションXオリジンを差し込み必殺技を発動させる。

 

『キメワザ! マイティ クリティカル フィニッシュ!』

 

響はそれを察して、アランブラの後ろに回り、バンカーでアランブラを殴り飛ばす。

 

「はぁ!」

 

すれ違いざまに一閃し、アランブラは

 

「ば、馬鹿なぁ〜〜!!」

 

と、 爆散する。

 

ゲンムはガシャコンバクヴァイザーでアランブラを吸い込む。

 

『あれ?あぁ!しまったぁ!』

 

バクヴァイザーの中央部に表示されたアランブラ。

 

「計画通り」

 

ゲンムはそう呟く。

 

そう、三体のバクスターの攻略法は一瞬で思いついたのだ。

 

先ずは、長期戦になれば成る程、此方が不利になるリボルをレベル0の力で弱体化し、次に回復魔法『イエール』が使えるアランブラを倒した。

 

そして、オマケと言わんばかりにアランブラをバグヴァイザーで捕獲。

 

これで、何故バクスター達が居るのか判明出来る。

現在、この世界にいるバクスターは二体(・・)だけなのに、

 

『ガシャコンマグナム』

 

ゲンムはガシャコンマグナムを取り出し、

バンバンシューティングガシャットを差し込み、

 

『キメワザ! バンバン クリティカル フィニッシュ!』

 

膝をつき動けないリボルにトドメを刺した。

 

「さて、後はお前だけだ。ソルティ」

 

ゲンムは右にガシャコンブレイカー、左にガシャコンマグナムを構えてソルティと立ち向かう。

 

 

 

 

 

 

さて、その頃防人とネフシュタンの女は、

 

剣状に固定された鞭と大剣状態の刀がぶつかり合う。

 

質量で負けるそれを、女は鞭の柔軟性を駆使していなす。

 

「くぅ!」

 

翼は焦っていた。これだけ戦っているのに一向に勝ち筋が見えないのだ。

 

実力は同じ程度で向こうは完全聖遺物というハンデがあってもやりようによっては勝てる筈なのに、叔父や緒川と戦った時の様な強さは無いのに、勝てるイメージが無かった。

 

それは心の差だ。

 

ネフシュタンの女は、何故だかは分からないが必死だ。

その一撃、一撃に気迫が込められていた。

翼は知らず知らずのうちにその気迫に呑み込まれていた。

 

そもそも、彼女の対人戦闘の経験は少ない。

風鳴の家の人間(弦十郎含む)か緒川ぐらいとしか実戦に近い訓練はしていなかった。

しかもそれも実戦に近い訓練でしかない。

 

つまりはここまで鬼気迫る気迫を感じた事はなかったのだ。

 

それに翼は呑まれている。

 

ドォン!

 

突如の爆発音。

 

ゲンムがソルティを倒した時の爆発音だ。

 

それを見て女は撤退するか迷ってしまう。

 

翼はそれを見て、好機と見た。

 

「ハアァっ!」

 

【蒼の一閃】

 

翼は得意とする蒼のを放つ。

 

これで勝利だと慢心し、

 

「舐めるなぁ!!」

 

女は鞭を編み込みシールドを作り出す。

 

そして空き手でエネルギーを込めたエネルギー球を作り出し、翼に向けた投げ放つ。

 

「何っ!?」

 

不意を受けた翼は、その一撃を回避する事が出来ずにマトモに受けてしまう。

 

「きゃあっ!」

 

ダメージを受けて、剣を手放す翼、

 

ネフシュタンの女は、翼を殺さないにしても、暫くは邪魔をされない様に、跡が残らない程度に攻撃しようと追撃を仕掛けた。

 

「くっ!」

 

そゆな意図を知らない翼は思わず目を閉じてしまった。

 

 

 

そして、

 

 

 

 

「な〜に、やってんだよ翼」

 

【推奨BGM:EXCITE】

 

「えっ?」

 

翼は懐かしい声に誘われ、眼を開ける。

 

「嘘……何で?」

 

 

 

 

「そんな!?」

 

「どうした?了子くん」

 

車に乗って現地へと向かっている弦十郎は信じられない物を見た了子に問いかける。

 

「何で、どうして生きているの?」

 

 

 

 

 

「「奏/奏ちゃん」」

 

 

SEE YOU NEXT GAME....

 

 




次回、シンフォギア

復活の天羽奏

「行くぜ!第五十楽章!」

「私は負けられない!負ける訳にはいかない!!」


深まる謎(二課限定)

「どうして、奏ちゃんは蘇ったのかしら?」

「あの奏は本人です!私には分かります!」


ぶつかり合うライダーとOTONA

「飯食って映画見て寝る!男の鍛錬はそれで十分よ!」

「いや、それは可笑しい」

次回、仮面ライダーVS OTONA

どちらが勝つのだろうか?


はいシンフォギア編。話的には四話の半ばと言ったところでしょうか?

何故クリスがいないのか?

ネフシュタンを纏っているのは一体誰アさんなのか?

そして、何故バクスターがこの世界に居るのか?

全ての謎は深まるばかり!


待て!次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。