四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます! 作:TNKエース
仮面ライダーVS OTONA
「どう…して…奏が?」
「よっ、久しぶりだな翼」
「あっ、貴女は死んだはずの天羽奏!?」
「いやぁ〜、確かにあん時死んだと思ったんだけどさぁ。なんからりるれろだとかになって蘇ったって言われちまってよ」
「「ら、らりるれろ?」……貴様!ふざけているのか!?」
「へっ?ああっ!らりるれろが言っていたブロックワードって奴か!!」
「「ブロックワード?」」
「何でも、アタシが二課の皆に情報を漏らしたりしない様にだとか、うっかり漏らしちまう可能性があるとかで、
こういうのをつけたってらりるれろが言ってたな」
「……ありうる」
翼は奏ならポロッと情報を漏らしてしまいそうでそういうのをかけられても仕方ないと、僅かに思ってしまう。
「で、だ?アンタが終わりの巫女フィーネの手駒だな!」
奏の言葉に翼は「フィーネ?」と呟いた。
そして車で移動中の櫻井了子事フィーネは心の中で舌打ちする。
「(何故、天羽奏が私の事を知っている!?)」
フィーネはやはりあの結社が関わっているのか?と考えてしまう。
画面の中で奏は何やら青いなにかを取り出す。
「行くぜ!第五十楽章!」
『ソング オブ ワルキューレ!』
奏は青いなにか、デュアルギアガシャットγのダイアルを左に回し、スイッチを押す。
『デュアルアップ!
世界を〜奏でて〜羽ばたけ ソング オブ ワルキューレ!』
奏の身体がシンフォギアを纏った奏のディスプレイを通過する。
そこから出てくるのはまるでシンフォギアの様な姿。だが、両腕のガンドレッドパーツは無くなっており、代わりに左腕に小さな盾、右腕にはシンプルな籠手、肩と脛に鎧の様なパーツ。
そして白いマントが装着されていた。
「アンタ自身に恨みはないが、此処で捕まえさせてもらうぜ!」
『ガシャコンスピア』
奏は槍型の武器ガシャコンスピアを取り、構える。
「行くぞ!」
「「速い!」」
女は唯その速度に、翼は昔よりも速い事に驚く。
奏は女の想定以上の速度で槍を振るい、女は鞭を両手で持つ事で、その一撃を防いだ。
「(重い!)」
防いだものの、一メートル程吹き飛ばされる女。
「……凄い」
翼は嘗てよりもより強くなった奏に感嘆するしかなかった。
「くっ、まだまだ!「もう無理だ。降伏しろ」なっ?」
女の後ろにはゲンムが立っており、女の首筋には刃が突きつけられていた。
女はどうすれば逃げられるか、思案する。
しかし、周りにはシンフォギアを纏った響と翼、
それにゲンムと奏、誰かを相手にしている間に他の誰かに取り押さえられてしまう。
ごめんなさい。
女はそう呟くと、ノイズが大量に現れた。
「ぬっ?」
そしてゲンムはノイズを出した原因を見た。
死神の様な異装を纏い、その左手にはソロモンの杖を握る少女
暁切歌の姿を、
ゲンムが遠方を見ていた隙に女が消える。
「消えたっ?」
ゲンムは消えたのを確認すると、センサーを起動するも、熱源、赤外線、光学、全てのセンサーが存在を確認出来なかった。
だが、極僅かにだが車輪の様な音が聞こえてくる。
聴力に優れたゲンムでこれなのだから、他の面々には聞こえていないだろう。
つまりは、月読調が神獣鏡を使ったステルス機能で逃げたのだろう。
ゲンムはガシャコンブレイカーを消すと帰ろうとするが、
「待て!奏を返せ!」
翼が後ろから不意打ちを仕掛けてきた。
ガキィ!
翼の一撃は確かに貫いた。
ゲンムが作り出したチョコブロックを、
「なっ?ゴフゥ!!」
翼は一瞬驚いて、直後に響に腹を殴られる。
「がはぁ!」
マトモに殴られた翼は地面を幾度と転び飛んで行く。
「「翼ぁ!」」
相棒の奏と丁度良く到着した弦十郎が翼の名を叫ぶ。
「何、ま「待て、ガングニール!」さひょ!」
ゲンムは響の口を塞ぐ。
「悪いが、風鳴弦十郎。風鳴翼の回収は頼む」
「待て!何故奏が生きているんだ!?」
弦十郎がゲンム達を止めようとするが、
「それは秘密だ」
ゲンムはガシャコンマグナムを地面に撃ち込み、土煙が生じて、土煙が消えるとそこには誰も居なかった。
「……逃げられたか」
何処かのアジト
「大丈夫デスか?マリア!」
月読調に抱きかかえられながら、ネフシュタンの女、マリア・カデンツァヴナ・イヴは、
「貴女達、どうして?」
戦いの場に出さないと決めたはずの家族に問いかけた。
「私が許可を出した」
カツン、カツンと革靴が地面を鳴らす音と共に、男性が現れる。
顔は影で分からないが、それなりの年齢を感じさせる声だ。
「貴様っ!」
「勘違いしないでほしい。彼女達が出たのは彼女達自身の意思だ」
マリアは男を睨むが、男は飄々と流す。
「そ!そうデス!マリアが危険な状況だって聞いたから!」
「私達はマリアを守ろうと!」
ガバッ
「「まっ、マリア?」」
マリアは切歌と調を抱きしめる。
「貴女達の言いたい事は分かるわ。
けど、これは私の我儘なの、だから……」
貴女達は戦わないで。
そう突き放す。
「麗しい家族愛だな」
男はパチパチと拍手をする。
「貴様!」
マリアは又も睨むが、男には意味が無かった。
「では、ガングニールの確保とマイティアクションの無力化は頼んだぞ。ネフシュタン」
男はそう言って、奥へと戻っていく。
「私、アイツ。嫌いデース」
「私も苦手」
「ええ、けれど……」
セレナを甦らす為には、悪魔にだって手を貸すわ。
マリアの瞳には強い決意の炎が灯っていた。
リディアン女学院地下の二課の司令室
「まさか、奏が蘇るとはな」
「しかし司令。
奏さんは遺体も残らずに消滅してしまったんですよ。
常識的に考えれば、あの奏さんは偽物なのでは?」
「いえ、あの奏は本人です。私には分かります!」
「しかし!」
「落ち着け。二人とも、確かに見た感じでは、
奏くん本人に見えた。
翼の言う通りに信じたい気持ちもあるが、
緒川の言っている事も分かる」
ヒートアップする二人を諌める弦十郎。
しかし、彼の胸中は信じたい反面、死者が蘇る等、常識的にあり得なかった。
「それにあの異形達の事だ」
司令室のモニターにバクスターの画像が現れる。
「この異形達は一体何者なのでしょう?」
「分からんが、ゲンムと何か関わりがあるようだが」
「それにまるでゲームのような事も言ってましたね。レベルだとか見た目とかもゲームキャラっぽいですし」
情報処理担当の藤尭朔也がそんな事を呟く。
「そう言えばゲンムの持っていたのもゲームのカセットっぽかったな。
もしかしてゲームをモチーフにしてたりして?」
「バカな事を言ってないで仕事しなさい!」
「はい!すいません!」
真相に近づいていたが、同僚の友里あおいに叱責され、考えるのをやめた。
真佐斗の部屋
「………消えた」
「? どうかしたんですか?真佐斗さん」
真佐斗はバクヴァイザーの画面を見ながら呟いた。
「アランブラが消えているんだ」
捕獲したアランブラが消えていた。
「えっ?それって、此処の場所がバレたんじゃ?」
響はアランブラが逃走したと思ったが、
「いや、逃走……と言うよりかは消滅している。
恐らくは黒幕が消去したと思う」
これで黒幕はアレを持っている事が判明した。
アイツにも教えてやらないとな、
と真佐斗は考えた。
それから数日後。
真佐斗は新聞を読みながら朝のコーヒーを飲んでいると
『広木威椎事故死』
との新聞の見出しが見えた。
そろそろ、デュランダル移送の時期か、
真佐斗はそんな事を考えているとマグカップを片す為に立ち上がった。
その翌日。
二課のメンバーは早朝から完全聖遺物デュランダルを移送する為に車を走らせていた。
原作通りにデュランダルは櫻井了子の車に乗せ、響の代わりに翼が助手席に乗り、封鎖された道路を護衛も含めた車両が駆けていく。
何事も無く、しばらく走っていると、
橋が破壊され、車両が一台落ちてしまう。
橋は危険だと、思い市街地へと降りるが、
今度はマンホールが吹き飛び、車両の一台が、それに巻き込まれる。
「了子さん!」
「ええ!」
翼は聖詠を歌う。
「Imyuteus amenohabakiri tron」
そしてシンフォギア天羽々斬を身に纏い車のドアから躍り出る。
ダンっ!
そして、了子の車の屋根に乗ると、後方から迫り来るノイズを【千の落涙】で打ち倒す。
そして、弦十郎の提案で薬品工場へと車を走らせる了子。
確かにノイズは、その手数を緩めるが、
しかし、この世界では
「ヒャッハーーー!!」
バクスターが居た。
「何者だ?」
「俺の名はモータス!さぁ!音速を超えるぜぇ〜〜〜!!」
モータスは愛用のバイクを吹かし更に加速する。
その速度は翼が
「ヒャッハー!俺様の超絶テクを見せてやる!」
モータスはノイズを足場にして跳躍し、了子の車へと迫ってくる。
「はぁ!」
翼は飛んでくるならこれ幸いとバイクの前輪を切り捨てようと【蒼の一閃】を放つ。
しかし、
「ムダだぁ!」
モータスは抜群のバランス感覚でバイクを横に振り、蒼の一閃を避ける。
たが、横に振った事で、バイクの軌道は車から離れてしまう。
翼は追撃に千の落涙を撃ち放つも、モータスの繊細な操作で躱していく。
「くっ!」
攻撃を続けていた翼だが、攻撃が薬品工場に当たりそうになり、攻撃を止める。
「俺の思い付きを逆に利用しただと!?」
弦十郎は明らかにノイズと違うバクスターの知恵に驚愕してしまう。
「司令!」
「何っ!?」
弦十郎は前を見ると、空を飛ぶ異形が此方に向かってミサイルを撃った。
「南無三っ!!」
弦十郎はパイロットをひっ掴み、ヘリから飛び降りる。
せめて、高い施設に足を引っ掛けられれば……
弦十郎は空を落ちながら、高い塔のような施設に近づくが、
僅かに……後、数メートル程度の距離が足りなかった。
この高さを落ちれば、自分は兎も角、背負っているパイロットは無事では済まない。
どうすれば?
そう考えていると、
『キメワザ タドル クリティカル フィニッシュ!』
氷の壁が塔からせり出る。
「何っ?」
弦十郎は驚くもこれ幸いに氷を足場にし、跳躍し施設の壁を駆け落ちる。
「久しぶりだな。風鳴弦十郎」
「よっ!旦那。久しぶり!」
降りた先に居たのは、
「なっ?ゲンム!奏くん!?」
ゲンム クエストアクションゲーマーと天羽奏が居た。
「何故、俺達を助けた?
いや!どうして此処に!?」
弦十郎には分からなかった。
彼等とは敵対していたはずなのに、
「……簡単な答えだ。
後味の悪い事をしたくない……ただそれだけだ」
ゲンムのそんな答えに、弦十郎は、
「……そうか」
と、軽く笑いながら答えた。
「何故、奏くんが生きているかは後で聞かせてもらうぞ!」
弦十郎はゲンムの隣に立ち構える。
「悪いが、それは秘密だ」
ゲンムはガシャコンブレイカーを取り出し、弦十郎に投げ渡す。
「コレを使え、コレを使えばバクスターにもダメージを与えられる」
「バクスター?あの怪物達の事か?」
「……ああ」
ゲンムは一瞬、言葉に詰まるが普通に答える。
「風鳴翼と天羽奏はノイズを、私と風鳴弦十郎はバクスターを倒すぞ」
「何を勝手に!」
「翼。今、この場では互いに手を組まなければ生き残れない」
「くっ、分かり…ました」
「まぁ、気にすんな。翼
コイツは見た目は悪人ヅラだけど、意外と良い奴だぜ」
「……奏」
翼は刀を構え直し、ノイズを標的に見定める。
「後で、話は聞かせてもらうぞ」
「ああ、出来たらな!」
翼と奏は駆け出し、ノイズを屠っていく。
その姿はまるで2年前の焼き直しの様だった。
「フッ」
弦十郎はそれが少し嬉しくて笑うと、
「では、行くぞ」
「ああ!」
二人はバクスターに向かって走り出した。
「私は空のを倒す!
風鳴弦十郎。お前はバイクを頼んだぞ!」
「分かった!」
ゲンムはバーニアに向かって走りながら新しいガシャットを取り出す。
『ドラゴナイトハンター!Z!!』
「グレード05」
『ガシャット ガッチャーン !レベルアップ!
マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ンX!
アガッチャ!
ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!Z!」
ゲンムはハンターアクションゲーマーレベル05となり、背中の翼を使い飛翔する。
弦十郎はゲンムを一瞬見て驚くが、直ぐさまモータスを見定める。
「只の人間がぁ!俺様に追いつけるかぁ!」
モータスはバイクを吹かし走らせようとするが、
「させん!」
弦十郎は一足飛びでモータスに近づき、モータスの右手を、左手で掴み、アクセルとブレーキを抑え、その動きを封じる。
「って、おいぃ!俺様の邪魔をするんじやねぇ!」
モータスは残った左手で弦十郎を攻撃するが、
「はぁ!」
逆にガシャコンブレイカーでダメージを与えられてしまう。
「このぉ!化け物がぁ!」
「お前が言うな!」
弦十郎の渾身の一発が決まり、モータスはバランスを崩してして、転んでしまう。
「悪いが、これで決めさせて貰う!」
弦十郎はガシャコンブレイカーを力を込めながら振るいモータスの頭部を陥没させた。
フルドラゴンのゲンムは飛翔しなごら左腕のドラゴナイトガンを放ちながら、バーニアに接近して行く。
バーニアも負けない様にミサイルや電磁竜巻を放つも、ゲンムはそれを楽々と回避していく。
そして、彼我の距離がゼロになると、
ザシュッ!
ドラゴナイトブレイドでバーニアよエンジンを破壊した。
推力を失ったバーニアは落ちていき、
ゲンムはそれを追いかけながらキメワザホルダーにガシャットを装填する。
『ガシャット! キメワザ ドラゴナイト クリティカル ストライク!』
ゲンムは炎を纏ったライダーキックをバーニアに放ち、バーニアは僅かに抵抗するも、爆散してしまう。
『会心の一発ぅ!』
そして地面に降り立つ。
そして、ゲンムは翼と奏の方へと視線を向けた。
強い。
翼が奏と共に戦い感じた感想だ。
技に関しては2年前とそう変わらないが、力と速さはかつての奏を遥かに超えていた。
自分もこの2年で強くはなったが、奏の域には達していない。
「凄いな。奏は」
翼はそう呟くしか出来なかった。
「何か言ったか?翼」
「嫌、何も言ってないよ。奏」
既に辺りにはノイズは居らず、ノイズだった炭が残っていた。
「………奏!」
「何だ?翼」
「二課に戻ってこないか?奏なら
きっと…「悪りぃ。今は戻れない」何で!?」
「アタシは罪を背負っちまったんだ。
軽々しく生きる事を諦めるなって、あの時に只、生きていた欲しいって願って、アイツを辛い目に合わせちまった」
「あの…時?」
翼は思い出した。
奏が死んだ日にいた少女を、
確かに、奏が守った命を……
ドンっ!
翼が考えていると、何やら強い物音がした。
物音がした方向を見ると、
ゲンムレベル0に戻ったゲンムと、身体からオレンジのノイズを走らせ、ゲンムを殴る弦十郎が居た。
「司令/ダンナ!?」
先程まで共闘していた筈の二人が何故?
二人が混乱していると、
「に、逃げろ……ぐわああああああぁぁぁぁ!!」
弦十郎の身体が変化して機械的な怪人へと変わってしまう。
「叔父様!?」
「まさか!?」
「モクヒョウ…ゲンム!ハイジョ!」
機械的な怪人。ガットンは右腕部に装着されたガットンスマッシャーでゲンムを殴っていく。
ゲンムはその攻撃を防ぐ事に腕にダメージを受けてしまう。
「このっ!」
ゲンムの目が一瞬緑と赤に輝く。
そして、ガットンに蹴りを放ち、ガットンは僅かに後退し、ゲンムはその隙を突いて後方に退がる。
「よくもやってくれたな……」
ゲンムは奏が使っている同じ形のデュアルギアガシャットαを取り出す。
「俺の心を滾らせた責任は取ってもらうぞ!」
ゲンムはダイアルを右に90度回す。
『KNOCK OUT FIGHTER!』
格ゲーの様なディスプレイが現れ、
『The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!』
「大変身」
『DUAL UP! Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!』
ゲンムは前方に現れたディスプレイを潜ると、姿を変えた。
その姿はゲンムをベースにした姿では無く、仮面ライダーパラドクス ノックアウトゲーマー レベル50であった。
パラドクスはホルダーにガシャットを差し込むと
両手のマテリアライズスマッシャーをガンっ!と鳴らし構える。
「行くぞ!」
「ハイジョ!」
ガットンとパラドクスは駆け出し、二つの拳は轟音と衝撃を撒き散らす。
ドドドドドドドドドっ!!
二人の拳は幾度となくぶつかり合い、拮抗していく。
いや、拮抗していた。
徐々に……
徐々にだが、ガットンは下がってしまう。
いや、寧ろ迎撃が追いつかずにパラドクスの攻撃を受けてしまっている。
「うおおおおおおおおおっ!!」
パラドクスが吼え、渾身の一撃がガットンの身体を浮かせた。
それと同時に、パラドクスはデュアルギアガシャットを取り出し、左に90度回し、再び右に90度回す。
『キメ・ワザ!デュアルガシャット!ノックアウト クリティカル スマッシュ!』
「うおりゃぁ!」
パラドクスの必殺アッパーがガットンの顎を打ち抜いた。
『K.O』
弦十郎がガットンから排出され、ガットンが爆発した。
「叔父様/ダンナ!」
翼と奏は弦十郎に近寄ると、直ぐに弦十郎は意識を取り戻す。
「俺は…一体?」
「風鳴弦十郎。お前は特殊な病、ゲーム病に感染してしまった。
既に治療は完了している」
パラドクスからゲンムへと再び返信して、ゲンムは軽く説明をした。
「それよりも……」
ジャキッ
ゲンムはバグヴァイザーをガンモードにし了子がいる方へと構える。
翼達は見ると、
「「なっ!?」」
デュランダルを奪われ、気を失っている了子と、ネフシュタンの女が了子から奪ったデュランダルを持って立ち去ろうとしていた。
ダダダっ!
ガンモードの乱射で進行方向を制限し、その隙を突いてツヴァイウイングが近寄る。
「ちぃ!」
マリアは大型ノイズ数体を召喚し、壁を作る。
「翼!久々にアレをやるぞ!」
「アレ?そうか!」
翼と奏は各々の武器を合わせ、エネルギーを収束させて、一気に解き放つ。
双星ノ鉄槌(-DIASTER BLAST-)
ツヴァイウイングの合体技によるエネルギーの放出は大型ノイズを残らずに蒸発させる。
「なんですって!?」
マリアは再びノイズを召喚しようとするが、
「させん!」
『シャカリキ クリティカル ストライク!』
シャカリキスポーツを発動させたゲンムはキメワザを発動させマリアに向かっていた。
「くっ!」
マリアは何とか避けようとしたが、避けきれずに
デュランダルを持つ腕に攻撃を受けてしまった。
そして、
ゲンムが持つデュアルギアガシャットαがネフシュタンの鎧のパーツに引っかかってしまい落としてしまう。
ゲンムはそれに気付かずに着地し、
「まだ、やるか?」
マリアは打撃のダメージとネフシュタンの侵食する痛み、二つに耐える。
「悪いが、まだ捕まる訳にはいかない!」
マリアはまたしてもノイズを多数召喚し、ゲンム達から見えなくなる。
「ちぃ!風鳴翼!奏!すぐにノイズを倒すぞ!」
「命令をするな!」
そう言いつつも翼は蒼の一閃を放ちノイズを消滅させていく。
そしてノイズが消し飛ぶと、そこにマリアは居らず。
「逃げられたか」
デュランダルのケースを抱えたゲンムが翼にケースを投げ渡す。
「デュランダル!?」
「後は好きにしろ」
ゲンムはそう言うとネクストトライドロンG(ゲンム)に乗って帰って行った。
その後、二課の権限で弦十郎と了子は病院へと搬送されて検査されるも、両者共に健康を確認される。
なれど、弦十郎はバクスターに感染されたので、実家からしばしの間軟禁される事となり、その間の司令業務は了子がする事となって、フィーネはほくそ笑んだ。
戦いのあったその日の夜
自室では、正座をしていた真佐斗と、少し怒っていた響がいた。
「真佐斗さん。反省してますか?」
真佐斗は
「反省をするような事をした覚えがない・・・」
と身に覚えが無かった。
「なんで、戦いに連れて行ってくれなかったんですか!?」
「いや、響はその時学校だからね」
と夫婦喧嘩をしていた。
はい、弦十郎がバクスターウイルスに感染してゲンムと戦いました。
そしてパラドクスに変身。これは真佐斗がアレなので
そして次回は響と未来の仲直りです。