四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます! 作:TNKエース
タイトルはFATEの某ゴルゴさんの名前の由来から付けました。
そしてあの子が出てきます。
切嗣
今日も今日とて、響は夕飯の買い物をしていた。
「あっ、大根が安い。今日は鳥大根にでもしよっかな?」
買い物籠を片手に持ちながら響は大根を手に取る。
今日も買い物をして帰宅中の響
今日は公園を通りながら帰宅中だ。
響は鼻歌を歌いながら歩いていると、
「響っ!待って!」
「未来?」
後ろに小日向未来が居た。
「待って!響!話を、話を聞いて!」
「煩いなぁ!未来と話す事なんて……危ない!」
ドンっ!
響は未来を押し飛ばす。
それと同時に地面に亀裂が走る。
その上空ではマリアがネフシュタンの鞭を振るっていた。
「やっと見つけたわ。大人しく着いてきて貰うんよ」
マリアは地面に降り立つと、鞭を剣状にして構える。
「お断りします!これから夕飯を作らなくちゃならないので!」
響のその言葉にマリアは何を思ってか、イラついた。
「ならば、その身を引き裂いてでも連れて行かせて貰う!!」
マリアは鞭からエネルギー球を投げる。
そして、響は、
「Balwisyall Nescell gungnir tron」
唄を唄う。
ガングニールを身に纏い、駆け出す響、
そしてマリアの放った一撃を響は殴り飛ばしながら突っ込んでいく。
「たあぁっ!」
迫る拳、マリアはそれを半歩動いて避ける。
響は、直ぐに反転しつつ後ろ回し蹴り、
しかしマリアは寸での処でなんとか避けていく。
「(速いっ!)」
響は焦っていた。何度攻撃を放っても、その全ては空を切るばかり、
真佐斗との訓練でも何度も攻撃すれば一発は当たるはずなのに、
しかし真佐斗の言葉を言葉を思い出し響は落ち着いた。
『良いかい、響……』
響はガンドレッドを引き、ジャッキを発動させる。
「はあぁぁぁ〜〜!!」
「そんなバカの一つ覚えで!」
マリアは次の攻撃で反撃を開始しようとしたが、
「ショットガン!」
響はその場でエネルギーを散弾のように放つ。(原作のOPのアレ)
「(素早い敵は、範囲で攻撃……ですね)」
「なっ?」
今までに近接攻撃しかしてこなかった響が急に遠距離攻撃、それも散弾のような範囲の広い攻撃を放ち、マリアはその攻撃をまともに喰らってしまう。
「くぅ!」
複数に分かれていた為、原作のクリスよりダメージは低いものの、身体中にダメージを受けてしまうマリア。
ネフシュタンの鎧も又ダメージを受け、マリアの全身を蝕む。
マリアはその痛みを只、歯を食いしばり耐える。
「それでも!私にはやるべき事がある!」
マリアはネフシュタンの鎧の侵食に耐えながら立ち上がる。
「もう、終わりです。それ以上無茶をすれば貴女の命は!」
「私の命なんか関係ない!私はセレナを取り戻す為だったら悪魔にだって心を売り渡す!」
マリアは懐からあるものを取り出した。
「(セレナ、力を貸して)
Seilien coffin airget-lamh tron」
「これって聖詠!?」
次の瞬間。マリアの纏うネフシュタンの鎧は排除され、変身する。
二課の司令部
「これは!?
司令代理!馬千賀公園にフォニックゲインの反応が!?」
「何ですって!?」
「照合は正体不明です!」
「直ぐに周辺地域に避難勧告!それと周辺の状況をモニターに!」
「「了解!」」
「さあ行くわよ!融合症例!」
「私は融合症例なんて名前じゃない!立花 響だぁ!」
マリアはアガートラームを身に纏い、剣を構え突撃する。
響も又、拳を振りかぶりながら突撃し、拳と刃は打つかる。
「「はあぁぁぁ!!」」
そして競り勝つのは、
「たあぁっ!」
響の拳が剣を打ち砕いた。
「ちぃっ!」
マリアは咄嗟に左腕でガードをするも、
ガァン!!
受けた左手は殴られた衝撃で痺れてしまう。
「何て、馬鹿力!」
マリアは新しい剣を取り出し、響を見据える。
「はあっ!」
近距離では不利、中距離はあのショットガンと言う言う攻撃、ならび中遠距離で!
との考えでマリアは無数の剣を取り出し射出。
同時に右手に持つ剣を鞭状に変形させる。
「うわわっ!」
異なる二つの攻撃を響はジャッキを使って縦横無尽に駆け巡る。
しかし、マリアは響の動きを読み、投剣で動きを制限しつつ、好きを探す。
「此処だ!」
マリアの渾身の投擲。
その一撃は吸い込まれるかのように響に向かっていく。
「あっ」
そして、響が当たると確信した時には、最早回避出来なかった。
そして、その寸前。
ガキんっ!
突如現れた壁………否!剣が空から降って、投剣と響の間に立ちふさがる。
「壁?」
「剣だっ!」
【BGM.天羽々斬】
天ノ逆鱗の上に立つ翼は跳躍しマリアの正面に降り立つ。
「ガングニールの少女も気になるが、それよりも貴様だ!」
翼は刀をマリアに向ける。
「ネフシュタンの鎧は返してもらう!」
そして翼はマリアに向かって駆け出す。
二人の剣は甲高い音を立てながらぶつかり合う。
剣閃と剣閃が煌めき、時にぶつかり火花を散らす。
響は剣の盾越しから二人の戦いを見るが、ふと殺気を感じ前方へと飛ぶ。
飛ぶと同時に剣の盾が切り裂かれる。
「気づいたか……」
響が立っていた地点にいるのは編笠と思わしき物を被り刀を構えた怪人カイデンが居た。
「我が名はカイデン。位は四十段也」
以前会ったソルティ達の4倍のレベルに響は警戒する。
そして、カイデンが動く直前。
「響っ!」
小日向未来がカイデンに体当たりをした。
「未来っ!?」
「逃げて!響!」
「ぬぅ!」
体当たりをして体制を崩したカイデンをしがみ付く未来。
「だっ…ダメだよ未来!早く離れて!!」
響は無意識に未来を心配するが、
「私は大丈夫だから!早く逃げて!!」
未来はカイデンにしがみ付いたまま叫ぶ。
「邪魔をするなら致し方無い」
カイデンは刀を逆手に持ち未来の命を奪おうと……
「! やめろ〜〜!!」
響はジャッキとブースターを使ってカイデンに向かって殴り飛ばす。
「早く逃げて!」
「ダメっ!響も一緒じゃなきゃ、逃げない!!」
響は未来に逃げるように言うが未来は逃げようとせずにいた。
「えぇい!両者共に斬り裂いてくれる!」
カイデンは刀を構え、響と未来に向かって行く。
「あぁ!もう!」
響は未来を抱き抱え、カイデンから逃げ出す。
「あっ!待ちなさいっ!」
マリアは叫ぶも、直ぐに翼の剣撃で止められてしまう。
「くっ!」
「逃がさん!」
二人の戦いは尚も続く。
響は未来を抱き抱えながら、公園の入り口へと降り立ちシンフォギアを解除する。
そして、未来を降ろすと、
「私と関わるとこうなるから、もう関わらないで……」
響は冷たく言い放ち、その場から去って行く。
公園に買ったものを忘れて、
その夜
スーパーで購入した物を忘れて、真佐斗と共にふらわーで食事をした二人、
しかし真佐斗の脳裏には何故にマリアに身元がバレたのかが気になっていた。
それから数日後
「ふぅ、やっと解放された」
つい先程、実家の軟禁から解放されま弦十郎はゴキリゴキリと首を鳴らしながら司令室に戻った。
「「「「おかえりなさいませ。司令」」」」
オペレーター達はやっと帰ってきた弦十郎に敬礼する。
「それで、彼女の素性は判明したと聞いたが」
「はい。こちらを」
モニターに響の画像が現れる。
「立花響。15歳。翼亜流高校普通科の一年です。
そして……」
説明をしていた緒川が喉を鳴らす。
「2年前、奏さんが死んだドームのただ一人の生存者です」
「………そうか」
弦十郎は椅子に座り込み、重くそう言った。
「翼さんの証言から調べた所、あの日から数ヶ月間の間は風鳴機関の情報操作の影響で彼女は唯一の生存者ではなく、自分だけ生き残った卑怯者扱いとなっています」
緒川は端末から一人の男の画像をモニターに表す。
「ですが、この男 壇真佐斗。年齢は23歳。職業は近くにあるゲーム会社夢限コーポレーションの社長兼プログラマー……そして、巧妙に隠されてはいますが、その経歴と戸籍は偽造されており、詳細は尚も継続中です」
「何故、彼があのような装備を所持しているのかは不明です。
話を戻します。
彼と立花響さんが出会い、それなら数ヶ月後に我々の知る風鳴翼批判が始まり、彼女への風評被害は収まりました」
ざわっ ざわっ
緒川の言葉に司令室に騒めきが生まれる。
「落ち着け!奴が情報操作をしていたとしても、事実を公表したに過ぎん!」
弦十郎の言葉で騒めきが収まるも、オペレーター達の顔には僅かに不満があった。
「ですが、バグスター呼ばれる異形やゲーム病と呼ばれる病に関してはどうします?」
「それに関しては………直接聞きに行かせてもらおう」
その日の午後一時半前
真佐斗は会社近くの定食屋で昼食を取っていた。
今朝は響とヤリすぎで遅刻寸前のところまで寝坊をしてしまい弁当を作る暇が無かったのだ。
カランカラン
そんな中、定食屋のドアが開かれる。
ドアから現れたのは風鳴弦十郎だ。
「いらっしゃいませ!お好きな席にどうぞ!」
弦十郎は真佐斗の前に立つと、
「相席、宜しいかな?」
「ああ、構わない」
真佐斗は弦十郎の頼みを軽く聴くと、弦十郎は椅子に座り、日替り定食を頼んだ。
「さて、「話は何だ?特異災害対策機動部二課の風鳴弦十郎司令」………知っていたのか?」
「ああ…私がゲンムだ」
真佐斗はアッサリと正体をバラす。
「………壇真佐斗。貴様は一体何者だ?」
弦十郎は真佐斗の目を見ながら問いかけた。
「…ふむ、神を越えようとする存在……と言うべきか?」
「ふざけているのか!?」
ドンっ!
弦十郎はテーブルを強く叩く。
「お客様。他のお客様のご迷惑になりますので」
「……申し訳ない」
弦十郎は店員に謝ると、真佐斗を再び見る。
「怒鳴って済まなかった。幾つか聞きたいことがあるのだが、構わないか?」
「ああ、構わないよ」
真佐斗の言葉に弦十郎は息を吸い込み。
「まず、ゲーム病とバグスターに関してだが…」
「ふむ、天羽奏の事かと思ったが、まあ良い。
ゲーム病とは正式名称バグスターウイルス感染症と言い。人間に感染する進化したコンピュータウィルスだ」
弦十郎は何だと!と言いたい気持ちを抑えながら、真佐斗の話を聞く。
「人間に感染し、増殖と成長を繰り返す事によりゲーム病を発症し感染者からバグスターが生み出され、最終的にはバグスターに身体を乗っ取られる……」
「……そして、それを防ぐのがあの姿という事か……」
弦十郎は映像越しに見たパラドクスとガットンの戦いを思い出す。
「その通りだ。話が早くて助かる」
真佐斗は懐からUSBメモリを取り出し、弦十郎の前に置いた。
「詳しくはこのメモリにある資料を見てくれ」
そう言って真佐斗は立ち上がって支払いを済ませようとする。
「待ってくれ!俺達に協力をしてくれないか?」
弦十郎の頼みに真佐斗は……
「悪いが、其方の身内が私は嫌いでね。
現場での共闘はするがそれ以外は勘弁させてもらう」
そう言って真佐斗は支払いを済ませて店から出て行った。
「……身内?親父か?」
弦十郎は心辺りの人物……自分の父親を連想させていた。
その夕方
響は今日も今日とて買い物をしようとスーパーに向かおうと歩みを進めていた……が、
「響っ!」
「未来っ?もう関わらないでって言ったでしょ!」
響は踵を返し、場を離れようとしたが、
「ダメ!!」
未来は響の腕を掴み動きを止める。
「離して!」
「離さない!」
響と未来の騒ぎに周りの人々はなんだなんだ?と集まっていく。
「離してっ!!」
ブンっ!
響は強めに力を込めて腕を振って、未来の手を外すも、
ボキッ!
「「「「あっ」」」」
何かが折れた音がした。
「折れたな」
「ああ、折れたな…………大根が」
響の手は通りすがりの男性の持っていたビニール袋の中にあった大根を折ってしまった。
「お前らな!こんな往来で喧嘩してたら、誰かが怪我とかすんだろ!」
男性の隣にいた銀髪のハーフの少女が二人に詰め寄る。
「「ご、ごめんなさいっ!」」
響と未来は少女に謝る。
「アタシじゃなくて兄貴に謝れよ!」
「落ち着け、クリス」
男性は少女…クリスの肩を掴み、怒りを納めさせる。
「君達も時も場所を考えて行動してね」
「「はい。すいません」」
二人は揃って謝ると、突如
ウ〜〜!ウ〜〜!
「ノイズ警報!?」
「ヤバい!逃げるぞ!」
ノイズ警報が辺り一帯に鳴り響き近くに居た人々は我先にと逃げていく。
「ノイズか……君達も早く避難しろ。クリス!」
「あ…ああ!」
男性はクリスの手を掴み、立ち去っていく。
響は二人が去っていくのを確認すると、ノイズの元に向かおうと……
「ダメっ!」
未来は身体を張って響の進行を止めた。
「退いて……」
「嫌っ!」
「退いて」
「嫌っ!」
「退いてっ!」
「嫌っ!!」
「退いてったら!」
「嫌っ!絶対に退かない!!」
二人はヒートアップしていく。
「アンタ達っ!此処は危な……っ!危ないっ!!」
逃げていた女性が叫びながら此方に向かって来た。
ドンっ
女性に押されて、二人は転ぶ。
そして女性はノイズの攻撃を喰らい炭素と化した。
「ノイズ!?Balwisy……」
響は聖詠を歌おうとするが、
「………………」
突如として聖詠が途切れる。
否、響は歌った。だが、聞こえないのだ。
それどころか、辺り一帯の音が聞こえないのだ。
響は辺りを見渡すと黄色いDJ風の異形が肩に着いたスピーカーを鳴らしているように見えた。
「(もしかして?)」
響は隠れて異形を観察してみると、無音の中で異形は何かを探すかのように見回っている……恐らくは自分を探しているのだろう。
幸いにも未だ此方には気づいていないようで頭をキョロキョロと動かしながら探し回っている。
この無音状態も其奴の所為だろう。
音と言うのは振動だ。その振動と逆位相の振動を打つからせれば音は搔き消える。
恐らくは音を消してシンフォギアの力を無力化する為なのだろう。
ポンっ
そんな感じで肩を叩かれる響。
振り向くと未来が携帯のメモ画面を起動させて画面にこう表示した。
『私が囮になるから響は逃げて』
と、
響はそれに驚き、自分もメモを起動させ、書き込む。
『ダメだよ!アレは危ないんだよ!』
『大丈夫。元陸上部の足なら何とかなる』
『何ともならないよ!』
『じゃあ、何とかして』
未来の表示させた文字に響はえっ?となる
『こんな事を言うのも何だけど、私の全てを預けられるのは響だけだから』
『私、知らなかったとはいえ、響に酷いことしちゃった』
『だから!』
未来は立ち上がり、
「私!もう逃げない!」
声にならない声を上げ、駆け出した。
バグスター。ドレミファビートのバグスターディジェは目標である立花響を探してはいたが、
はっきり言って進展ゼロである。
原因は分かっている。自分の能力である。
辺り一帯の音を消して、敵の戦力を削るはずなのだが、その所為で対象を見つけることが出来なかった。
さて、どうしようかと考えていると、
コツンっ、
頭に何かが当たった。
ディジェは何かが当たった方向へと顔を向けると、
ゴスっ!
ソフトボール程度の大きさの石が顔面に当たった。
バグスターであるディジェにはダメージは無かったが、それでも顔面は不快である。
ディジェは能力を維持したまま、石を投げてきた少女を追いかけだした。
「(これで)」
少女…未来は囮として逃げ出す。
響が変身できるまでの時間と距離を稼ぐ為に
「ふむ、世界は違えどこうなるか……」
ビルの屋上で買い物袋片手にスマホを操作していた男性が呟く。
「兄貴、何か言ったか?」
「いや、真佐斗もあの子も少しばかり手が足りなさそうだからな。
少し手を貸そうかなっと……」
そう言って男性はゲーマドライバーを装着し、あるガシャットを取り出し起動させる。
『タドル レガシー!』
「ランク50 変身」
『ガシャット!ガッチャーン !レベルアップ!辿る歴史 目覚める騎士 タドルレガシー!』
男性は仮面ライダートゥルーブレイブに変身しガシャコンソードを手に掴む。
「Killter Ichaival tron」
クリスも聖詠を唄い、その身にシンフォギア イチイバルを身に纏った。
「行こうか、兄貴!」
「ああ!」
トゥルーブレイブとクリスはビルから飛び降り、クリスは大型ミサイルを射出し、それに乗り
トゥルーブレイブはマントをたなびかせながら飛翔していく。
そして二人はノイズのいる場所へと向かって行った。
無音の街を小日向未来は駆けていく。
既に息は絶え絶えで、身体には転んで出来た擦り傷と泥が付着している。
だが、しかしディジェは疲れた様子もなく、まるで遊ぶように未来を追いかけていく。
そして、ディジェはそろそろ終わらせて任務を再開させようと無音結界を解除して武器であるスピーカーから音符型の爆弾を生成し、未来へと撃ち放った。
既に体力が尽きかけている未来にこれを避ける術は無かった。
「(もうダメなのかな?)」
未来は諦めかけていた。
だが、彼女は
「(けど、まだ響に謝ってない!」
未来はわざと転んで音符爆弾を避けた。
避けた事により音符爆弾はあらぬ方向へと向かって行き、家屋を破壊した。
未来は再び立ち上がろうとしたが、足に力が入らず崩れ落ちてしまう。
ディジェは今度こそ、未来を殺そうと音符爆弾を放とうとすると、
ブロロロロロロ!
〜〜〜〜〜♪
バイクのエンジン音と歌が聞こえてきた。
「この声!?」
【推奨BGM:私ト言ウ 音響キ ソノ先ニ】
街中を走るのはレーザー(分身)を駆るゲンムとその後ろにしがみついている響だ。
「行くぞ!響!」
「はいっ!」
ゲンムはバイクの前輪ブレーキを全力で締める。
その反動で響は猛スピードで前方へと飛び出し、更にブースターとジャッキの併用でより加速する。
「いっけええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「流れ星……」
未来はまるで流れ星のような速度で突き進む響をみて…そう呟いた。
「ぬ……おおおおおおおっ!!!」
響の渾身の一撃はディジェの腹部を捉え、キメワザによるPERFECTと同等のダメージを与えられ、吹き飛び、空中で爆発した。
そして響は地面と足から火花を散らしながら止まろうとするも、
ガッ!
踏ん張りが効きすぎてバランスを崩してしまう。
ついでにフォニックゲインが尽きたのかシンフォギアも解除されて転んでしまう。
幸いなのは殆どの勢いを削がれており怪我はしなかったものの、髪や服に泥が付着してしまう。
「響っ!?」
未来は響に近寄ると、
「痛たたたっ」
響はそう言いつつもゆっくりと起き上がる。
「大丈夫なの?響」
「うん。平気へっちゃら!」
未来が心配するも響は何時もの様子で答えた。
「それにしても未来ってば顔とか髪に泥とか付いてるよ」
「響だって、顔とか髪に泥が付いてる」
「えっ?嘘!?未来、鏡とか持ってない?」
「鏡は持ってないけど、携帯なら」
二人は携帯のカメラを使って写真を撮る。
そして、二人は写真を見て、これは酷いと言いながら昔みたいに笑った。
そして、一通り笑うと、
「ゴメンね。響」
未来は謝った。
「ううん、私の方こそ八つ当たりして…ゴメン」
「ううん。私の方こそ」
二人は謝って、そして謝りあう。
「だからね。もう一度やり直そう。昔みたいに」
「うん」
「仲直りは済んだようだね」
ガッシューン
ゲンムは返信を解除するとゆっくりと二人に近づく。
「えっと、あの誰ですか?」
未来は初対面の真佐斗に驚いた。
「私は壇 真佐斗。響の彼氏だ」
「………えっ?」
「同棲してるよ」
「………えっ?」
未来は数秒事実を理解できずにいて、
「えぇ〜〜〜!!」
理解すると驚愕の叫びをあげた。
その夜。
「えへへ♪未来ぅ〜♪」
「きゃっ!響ったら♪」
少女二人は一緒にお風呂に入っていた。
そして、
二課では、
「ゲンムの同類とシンフォギアを纏う少女か」
モニターにはゲンムとは逆の白いライダー、トゥルーブレイブがガシャコンソードを振るいノイズを切り裂いていく。
そして、その後方には何時も通り、白く塗り潰されている映像からミサイルやガトリングの先端などが見える。
「反応波形はイチイバル……そういえば…友里!10年ほど前の奏者候補の書類を頼む!」
「?了解しました」
友里はコンソールを操作して、言われたデータを取り出す。
「そして、近隣の学園からその少女のデータがあるか照合を頼む」
「?………一件ヒットしました!」
そしてモニターに表示される。
「雪音クリス。翼亜流学園の2年の帰国子女。
3年前まではバルベルデ共和国!?」
データを見ていた友里はバルベルデを見て驚く。
「ああ、バルベルデと言えば3年前に鋼の巨人が現れたと言う情報があった場所だ。
当時は見間違いだの常識的にあり得ないだので結論づけられたが、もしもこれがゲンムの同類がやったとしたなら……」
彼等は一体何処から来たのだろうか?
謎は解決するどころかより深くなっていた。
クリスちゃん登場!
クリスに関してはシンフォギア編の最終話の前か後に出します。