四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます! 作:TNKエース
終わりの始まり
響と未来が仲直りして一週間。
原作であった翼のコンサートはこの世界の翼の人気では寧ろ……と言ったレベルなのでやっておらず、替わりに真佐斗の住むマンションに風鳴機関からの刺客がやってくるのだが、送られた刺客達は全員死にはしないものの社会的ダメージ(全裸で放置や全裸抱き合わせで放置)を受けてしまい最早表に出れなくなってしまった。
更には裏の世界でも情報が拡散されており、彼等は表と裏両方の世界で生きる事が難しくなってしまったのだ。
そんな事はつゆ知らず、響は未来との会えなかった二年間を埋めるかのように一緒に食べ歩きしたり、一緒に寝泊まりをしていた。
時には、未来がいるのに室内で真佐斗とセックスしたりもしていたが、
まぁ、平穏に過ごしていた(逸らし目)
そして、今日も一緒に未来と食べ歩きしながら散歩である。
今日はクレープのチョコバナナとストロベリーサンデーを片手に最近の事を話しながら歩いていた。
「でね、真佐斗さんが最近徹夜続きでハイテンションすぎてね……」
「響ったら、本当に真佐斗さんが好きなのね」
未来はクスクスと笑いながら歩く。
「うん。私の……一番大切な人だもん……」
響は顔を真っ赤に染めながら小さく呟いていく。
そんな中、
ドォン!
近くのタワーが爆発した。
「何?何が起こったの?」
未来が混乱していると
ウ〜〜!ウ〜〜!
ノイズ警報が鳴り響く。
「ノイズ……」
響は僅かに怒りの色を見せると、直ぐに未来に向き合う。
「未来はここから早く離れて」
「響……」
未来は心配するが、響は未来の手を取って、
「大丈夫。
また今度、一緒にお洋服を買いに行こ」
そう言って、響は聖詠を歌い走り出した。
フィーネの城
「始まったか……」
フィーネの城の一室で男が呟く。
彼の足元には、米国のエージェントの死体が並んでいる。
「私も、そろそろ出るとしよう」
男は懐からバグルドライバーを取り出し装着する。
『仮面ライダークロニクル』
「変身」
『バグルアップ!天を掴めライダー! 刻めクロニクル! 今こそ時は極まれり!』
男は仮面ライダークロノスへと変身して
『ポーズ』
その場から消え去った。
響はゲンムと合流し、現場へと向かうも
空母型ノイズが無数にノイズを吐き出している。
その周りには空戦型ノイズが空母型を守るかのように展開している。
「私一人では火力不足だな」
ゲンムはガシャコンブレイカーでノイズを倒していく。
「私の攻撃も、あそこまではちょっと……」
響も徒手空拳でノイズを粉砕をしていく。
「はぁっ!しかし、あの空母型をなんとかしなければキリが無いぞ!」
いつのまにか合流していた翼がノイズを切り裂く。
「おい!らりるれろ!何か策はねぇのかよ!?」
奏も合流しガシャコンスピアでノイズを貫く。
「悪いが、私に策はない。
……私には…な……」
ゲンムの台詞と共に空中へと大量の小型ミサイルとガトリング弾の雨霰、四つの大型ミサイルが大量の空戦型と空母型のノイズを貫き、爆炎が飲み込む。
ゲンムを除く奏者達が見るのは、紅いシンフォギアを纏う少女。雪音クリスだ。
「貴様っ!一体何者だ!?
何故シンフォギアを纏っている!?」
「待て、風鳴翼。
彼女は私の友人の妹分。雪音クリスだ」
クリスに刀を向ける翼をゲンムは身体を使って抑える。
「アンタがゲンムだな。兄貴からのプレゼントだ」
そう言ってクリスはガシャットを取り出してゲンムに投げ渡した。
「兄貴曰く、性能は折り紙つきだとよ」
「それは有難い。なら、
早速使わせてもらう!」
そう言ってゲンムはガシャットを起動する。
『バァンバァン フォートレス!』
ディスプレイと共に要塞型ゲーマ
フォートレスゲーマが現れる。
「グレード100」
ゲンムはゲーマードライバーのレバーを戻し、ガシャットを装填する。
「ガシャット!レベルアップ!マイティ〜アクショ〜ン!X!アガッチャ!
難攻不落!機動要塞!バンバン フォートレス!」
フォートレスゲーマは分離してゲンムの身体の至る所に装着していく。
そこに居たのは、バンバンシミュレーションを超える装甲と多数の火器。
背中から大型キャノン砲。両肩にも二連装の大砲。
右腕には腕部固定式のライフルとマシンガンが二門。
左腕には五連装のロケットランチャーとシールド
脚部には三連装式のミサイルランチャーが搭載されている。
全身コレ兵器。正に機動要塞と呼ぶにふさわしい出で立ちであった。
「一気に決めさせて貰う!」
ゲンムはバンバンフォートレスガシャットを抜き取りキメワザホルダーに差し込む。
『キメワザ!バンバン クリティカル ストライク!』
全身の武装が蠢き、其々がノイズに向かって照準を合わせると、
一斉発射が発動する。
砲弾が、ライフル弾が、マシンガンの弾がミサイルがロケットが雨霰と言わんばかりに発射され、ノイズを飲み込んでいく。
砲撃が終わる頃にはノイズは全て消え去っており、
そして、
バチッバチッ!
『ガッシューン』
バンバンフォートレスガシャットから火花が飛び散り、変身が解除された。
「ぐっ!
流石に全くシナジーのないマイティアクションとバンバンフォートレスでは無理があるか」
真佐斗は頭を振りながら、変身が解除された原因を考察する。
「それが、貴様の素顔か」
翼は初めて見る真佐斗の顔をマジマジと見た。
「ああ。そうだ。
で、どうするかね?捕まえるか?」
真佐斗はニヤリと笑うも、
「……いや、貴方と私達は戦っていたが、貴方達は罪も無き市民を守ろうとしていたに過ぎない……
捕まえる気はない」
「そうか……」
真佐斗がそう言うと、携帯から着信音が鳴り響く。
「私だ」
真佐斗は携帯を開き、話を聞くと
「……そうか。分かった。
諸君。悪い知らせだ」
真佐斗の言葉に全員が耳を傾ける。
「リディアン女学院及び、二課本部がノイズとバグスターに襲われている」
「「「「!!?」」」」
真佐斗の言葉に、クリスは純粋に驚き、翼と奏は何故二課が?と驚き、響は未来を心配する。
リディアン女学院にて
一課の隊員と緒川がノイズとバグスターを相手にしながら生徒達をシェルターに避難させていく。
小日向未来も又、避難誘導を手伝いながらシェルターへと避難をしていく。
そして、櫻井了子は慌ただしい二課の通路を優雅に歩き、デュランダルの保管している倉庫の前に立つ。
「フフッ」
了子は鍵を開けようとカードを差し込むが、
「何だと……」
カードはerrorを表示してしまう。
「そこまでだ!了子くん!」
そして、風鳴弦十郎が了子の後ろにいた。
「……何かしら弦十郎くん。私はただ…デュランダルを別の場所に「君が終わりの巫女フィーネと呼ばれるものだ言うことは調べはついている「………どうやら、バレているようだな」
了子は僅かに黙り、一度瞬きをすると、瞳の色が変わっていた。
そして、彼女の身体は輝きを発しネフシュタンの鎧を纏う。
「二課とて無能ではない。ゲンムから送られた情報を元に調べさせてもらった!」
フィーネは心の中で「ゲンム!忌まわしい男め!」と思う。
「しかし、この完全聖遺物であるネフシュタンの鎧を纏った私に勝てるとでも?」
フィーネは余裕を持って答える。
「ああ…普通なら勝てないだろう。
だが!」
弦十郎はズボンのポケットからある物を取り出した。
「そ…それは!」
デュアルギアガシャットαだ。あの日ゲンムが落とした物を弦十郎は拾っていたのだ。
そしてフィーネは胸の奥でほくそ笑んだ。
「(確か、アレには大量のバグスターウイルスが混入されていて、人間が使えば一たまりも……)」
フィーネはゲンムの様に弦十郎も変身をしようとしているが……フィーネはあの男に聞いた話を思い出し……このまま厄介な弦十郎がむざむざと苦しみながら消滅する様を見ることにした。
『PERFECT PUZZLE!』
「変…身っ!」
『What's the next stage?』
『デュアルアップ! Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!』
しかし、フィーネの思惑と違い、弦十郎は仮面ライダーパラドクスパズルゲーマーへと変身してしまった。
「馬鹿な!?」
フィーネは予想を覆った事に驚愕してしまう。
そして、この後の結末に………
それから数分後。
ドゴォッ!!
パラドクスへと変身した弦十郎の拳がフィーネの作り出した盾を凹ませる。
その後方では重症では無いものの、かなりのダメージを負ったフィーネが、ネフシュタンの鎧の侵食の痛みに顔をひきつらせる。
実はと言うとこの世界ではフィーネはまだネフシュタンの鎧と融合をしていなかった。
原作では立花響と言う最高の検体からデータを取り、己が身体とネフシュタンを融合させたのだが、この世界ではそのデータが無いために、フィーネは原作のクリスのような扱いしか出来ないのである。
そして、只でさえネフシュタンを纏ったフィーネよりも強い弦十郎が仮面ライダーパラドクスになったのだ。
フィーネに勝てる要素は無かった。
そう
フィーネだけなら
「随分と無様だな。フィーネよ」
ズシャっ
「がっ!?」
弦十郎は腹部に熱を感じると共に腹を貫かれるのを感じた。
「馬鹿……な」
弦十郎は音も気配も無く、自分を貫いた敵に戦慄する。
しかし、二課の長として、そして戦う力を持った大人として、黒幕のフィーネを倒さなければ
弦十郎は貫いた刃を引き抜きながら駆け出しつつ、デュアルギアガシャットを右に90度回し、また左に90度回す。
『キメ・ワザ!デュアルガシャット!パーフェクト クリティカル コンボ!!』
弦十郎は右の拳にエネルギーを溜め、フィーネに向かって突撃する。
「……愚かな」
そう言って襲撃者は腰のベルトに付いたボタンを押す。
『ポーズ』
そして襲撃者……クロノス以外の時が止まった。
コツっコツっ
クロノスはゆっくりと弦十郎に近づき、デュアルギアガシャットαを抜き取る。
「これは我が社の商品だ返させてもらう……ふんっ!」
そう言ってクロノスは弦十郎に回し蹴りを放つ。
『リ・スタート』
「ぐはぁっ!!」
弦十郎は何が何だか、訳がわからないまま気を失ってしまった。
そんな中、フィーネは弦十郎のポケットからカードキーを取り出し、蹴り飛ばした。
そして、フィーネは扉を開けて未覚醒のままのデュランダルの前に立つと、
チャキ
どこからとも無く、ガシャコンバグヴァイザーを取り出すと
デュランダルに向けて、何かを放出する。
バグスターウイルス……いや、フォニックゲインが放出され、それがデュランダルに吸い込まれていき、徐々に脈動していく。
そして、
カッ!
まるで石のようなデュランダルは輝きだし聖剣の名に恥じない剣と化した。
「これでだ。これで……」
フィーネは覚醒したデュランダルをみて嘲笑う。
そしてその横でクロノスはそれをただ見ていた。
弦十郎破れる!
そしてクロノス登場!
一体正体は誰なんだ!?