四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます! 作:TNKエース
その実力はハシュマル戦にとっておくぜ。
唐突ですけど、
アリアンロッド艦隊メンバーの年齢
イオクちゃま22歳(士官学校を超促成栽培で卒業)
ジュリエッタ17歳
ラスタル・エリオン50歳
で対応しております。
海賊連合
前回の会合から二週間後、カイト達はギャラルホルンの古い輸送艦を改修した艦数隻とイサリビと同型の船1隻の輸送艦隊を率いていた。
前方と後方中央には鉄華団のイサリビとホタルビとムサシ及びマーチウインドの新型艦コンゴウが周囲を警戒していた。
「さてと、ジンネマン船長。船の事は任せます」
「了解した」
カイトはどこでもドアを取り出してムサシに戻る。
それからパイロットスーツを着込みゆっくりとへるめを被った。
「さて、此処からが第二期の本番だ」
そして、カイトは愛機に乗り込み
「行くぜ、相棒」
『任せたまえ。私が全力でサポートしてやろう』
真佐斗がメインディスプレイに表示され壇黎斗のように高笑いしようとするが、
「それは良いが邪魔な」
カイトはメインディスプレイをスマホの様にフリックする。
そうして、真佐斗はメインディスプレイ脇のサブディスプレイに飛ばされる。
『コラー!扱いが酷いぞ人権迫害だぁ!』
「いや、お前はバクスターだろ」
緊張はしていない。軽口の叩く余裕のあるカイトは操縦桿を握る。
『カイトさん!三時と九時より敵艦隊接近!」
「了解した。行くぞ真佐斗」
『ああ、任せたまえ』
「柊カイト/壇真佐斗』
「ガンダム・ルーラーアメイジング』
「出撃るぞ!」『出撃く』
ルーラーはムサシから飛び出る。
ルーラーアメイジングは前回と同じく手には何も持たずに、代わりに腰にはフリーダムのようなレールガンが搭載されていた。
『来たぞ!黒い死神だ!』
「撃て!撃ち殺せ!アイツはあのヘンテコな武器以外は武器なんて無いんだぞ!」
海賊達は手持ちの武器を撃ち尽くさんばかりに撃ちまくる。
しかしルーラーはそれを避ける。避ける。
「悪いな、コイツの武器は………」
そして翼が外れる。
自壊?………否!翼は剣と化したのだ。
剣を両手に持ちルーラーは海賊に向かう。
「コレなんだ」
コマの様に回りながらルーラーは海賊のMSの足を断っていく。
そして脚部を切られたMSを放置して海賊の艦艇へと向かう。
「撃て!撃って撃って撃ちまくれ!!」
海賊船の船長達はルーラーを近づけさせない様に対空砲を撃ちまくるが、その全ては当たらず、逆に仲間の船へと被弾する。
「さてと……」
カイトはルーラーを操作して海賊船のブリッジへと向かう。
そして、格納されたブリッジを剣で斬り潰した。
「真佐斗」
『ああ、任せたまえ』
『ハイパーチート』
「ハイパー大変身」
『ハイパーチートゲンム』
真佐斗はゲンムに変身するとショートワープで艦内に侵入、そして艦内のコンピューターをハッキングする。
バクスターの力?無いよ。そんなもの。
壇黎斗…「壇!黎斗神だぁ!!」壇黎斗神もパソコンを使ってたし、ね。
カタカタカタカタとゲンムは自前のPCを操作して、艦内の制御を奪う。
そして艦内カメラを起動し捜し物を見つける。
「見つけたぞ。とりあえず全てのMSにマーキングをつけておく」
「了解。じゃあ。その艦は任せた」
「任せたまえ」
そう言ってカイトは向かってくる敵艦隊へと飛んで行く。
「二隻」
二隻目のブリッジを斬り捨て、艦内にバクスターを出現させる。
「頼んだぞ。ソルティ」
「了解だ」
そう、ソルティだ。シンフォギア世界で流石に放置という訳にはいかない為カイトの体内にバクスター達のメイン核ともいえるのを封印した。
その後、カイトと契約し健全版仮面ライダークロニクル(ゲームオーバーするとキャラデータが消滅。命に別状は無い)の敵キャラキャストとしてゲームキャラとしての本分を果たす予定だ。
「たかが武装した程度の人間に私が負けるかぁ!」
「撃て!撃て!」
海賊達は手持ちのライフルを撃ちまくるが、バクスターにその様な攻撃は効かず。
ただバクスターの軍勢に蹂躙されていく。
そして、捜し物を見つけると
「見つけたぞ!」
「ひぃ!」
海賊達に連れ去られたヒューマンデブリの少年少女が恐怖の悲鳴をあげる。
まあ、異形が見つけたぞと言ってきたら何で……残党。もとい残等。
「我々はマーチウインドの者だ。君達を助けに来た!」
ショートワープで来たゲンムが事情を説明する。
そしてハイパーチートゲンムを見た少年たちは
「「「かっ、カッコいい!」」」
と目を輝かせていたが、女の子達は何コレ?みたいな顔であった。
「君達を保護する」
そしてゲンムはネビュスチームガンのワープ機能を利用して彼等をコンゴウの艦内に転送する。
そしてバクスターを回収して、自らは次のバクスターの待つ海賊船へとショートワープで向かった。
「こちら、カイト。敵戦力の無力化した」
『早いね』
「まあな」
三日月と軽口を叩きながら、次々と敵MSを破壊していく。
さて、此処で少し視点を変えよう。
カイトが出撃した直後。
バルバトスが出撃し、今度は重厚な機体がカタパルトに乗る。
モスグリーンを基調としたナノラミネートアーマーの機体。名を
「ガンダム・グシオンティターンレックス!
昭弘・アルトラント!行くぞ!」
グシオンティターンレックスは右手に無骨な剣…しかし鋒が杭になっている武器を持ち、左手にはクアッドキャノンを持っていた。
「来たぞガキ共の4本腕だ!」
「大砲のねえ4本腕なんて怖くねぇぜ!」
そう言いながら海賊達はグシオンに向かって行く。
「4本腕?悪いな」
そして、バックパックの腕が展開される。
『なっ!?』
『何だと!?』
「今のコイツは6本腕だ!」
4本のサブアームで分割したクアッドキャノンを握り、両手で大剣を握りしめる。
「オラァ!!」
クアッドキャノンで牽制しつつ、大剣で敵をねじ伏せる。
そしてもう一機を、
「喰らいやがれ!」
大剣が分かれ鋏のような形になる。
そして、鋏で敵のMSを挟み込み、
「うおおおおおおっ!!」
力任せにコクピット毎引きちぎった。
「「「………何アレ」」」
海賊達はグシオンティターンレックスの武器を見てそう思った。しかし、
その驚きは仲間を殺された怒りに変わり、
「このクソガキがぁ!」
一体のガルム・ロディがグシオンを斬り捨てようと接近する。
ガコン!!
接近しようとしたガルム・ロディは腹部に大穴を開けて、中のパイロットは下半身を失い死に至る。
「ありがとな。昌弘」
「気にすんな。兄貴」
ホタルビの上に一台のオニクスが鎮座していた。
その手にはグシオンも使っている大型キャノンを所持し、更にサブアームにはガトリングガンも持ってホタルビの対空迎撃の一躍を買っていた。
「急げ!ギャラルホルンが来る前に子供達を救出しろ!」
コンゴウから出てきた量産型オニクス達がヒューマンデブリの乗ったMSを回収していく。
情報は先に襲った海賊船からのデータで得ているため、マーチウインドや鉄華団の面々は速やかに回収しコンゴウへと回収していく。
そんな彼等を連れていくのは、元ヒューマンデブリの少年達だ。
彼等は自分達なりの励まし方でガルム・ロディに乗る少年兵達を外に連れ出していく。
そして、それを見るのは……、
「へぇ?アレがマーチウインドか……」
戦場から離れた地点で海賊船の中で年若い男が足を組みながらルーラーやバルバトスを見ていた。
「オイ!俺の機体をいつでも出せるようにしておけ!」
男の言葉に、周りの海賊達は「おお!頭が動くぞ!」
「アイツら死んだな」
と騒ぐ。
「さあ、行こうか相棒♡」
男は機体に乗り込むとカタパルトに足を運ぶ。
「グレイズゴッデス出撃すっぞ!」
異形のMSが海賊船から飛び出る。
その機体は通常のMSよりふた回り程大きく、両の手に持つ大鎌はMSの身の丈程あった。
「ヘヘッ!男は皆殺し!女は楽しませてもらうぜ!!」
男は海賊連合トップの内の一人だ。その中でも実力は折り紙付き。
それもそのはず、この男は所謂神様転生者と呼ばれる人種で、一度はヒューマンデブリとなったものの自分を改造した海賊共を無残にぶち殺した後自ら海賊として旗揚げ、実力と恐怖による鞭と女の飴で部下を率いてきた。
得たチートは天才的なパイロットセンスと最高レベルのイケメンフェイス。
失った物は原作知識。
チートと機体が重なって、原作の三日月と同等以上の戦闘能力を持つ彼だか、
「Cファンネル!」
相手が悪かった。
「へ?」
自らの機体の四肢が破壊され戦闘不能状態に陥る。
そして彼が最後に見たのは……
「ν……ガンダ………」
νガンダムOが背部搭載型レールガンをこちらに向けて放ったところだ。
「頭が死んだ!」
「もうダメだぁ!おしまいだぁ!」
「逃げるんだよぉ〜!」
海賊達は頭目が死んだ事により、敗走の準備を始めるが、マーチウインドの適切な対応により、エンジンを破壊され行動不能となる。
戦況はマーチウインドと鉄華団に優勢であった。
原作ではサンドバル・ロイターと言う強い指導者がいた為に鉄華団とギャラルホルンの石動分隊がいたものの苦戦していたが、この世界では鉄華団は原作よりも人材。機体共に強力で、
そこにエース揃いのマーチウインドが加われば烏合の集の海賊連合等、物の数では無かった。
そこに表向きは偶然出会ったという筋書きのアークセイバーの石動分隊が合流して、海賊達は既に半数以上が潰されていた。
「よし、そろそろ作戦の最終段階に……」
カイトが通信をしていると、ルーラーの近くに砲撃が迫る。
「来たか……」
今の砲撃はルーラーを狙ったものでは無かった。
しかし、砲撃は鉄華団。アークセイバー、マーチウインド、海賊辺り構わずに迫り来る。
「イオク様。弾の無駄遣いです。即刻おやめください」
「何を言う!貴様!この正義の弾丸は悪を「アニメの見過ぎですか。気持ち悪いのでやめて下さい」………何だと!!この猿!!」
『そこの黒いグレイズ系統の機体!乱戦状態でンなモン撃ちまくるな!』
『そーだ!そーだ!』
「……………」
マーチウインドからの通信で怒鳴られ、イオクは何も言えなかった。
「イオク様……」
流石の部下達も事実な為に何も言えなかった。
「総員!格闘戦用意!」
「「「はっ!」」」
イオク親衛隊はイオクの恥を濯ごうと格闘武器を持ち、海賊達のMSを破壊していく。
まぁ
その殆どは鉄華団やマーチウインドとの戦いでボロボロになっていたが、
「ふぅここまでは予定通りだな」
カイトはバイザーを上げて流れる汗を外に出す。
そして、一体のガルム・ロディが輸送船へと向かって……いや、この速度は特攻しようとしていた。
「行け!」
カイトは剣をバックパックに戻しながら背部レールガンを展開し発砲。
ガルム・ロディは腕と脚を破壊されるが、構わないと言わんばかりに突き進む。
カイトはガルム・ロディを止めようと加速するが、灰色のレギンレイズがそれを止めた。
「な!?何をするんだ!貴様!!」
「海賊連合は…我々アリアンロッドの獲物です」
「何を言っている!」
ドォン!
「えっ?」
「くそっ!!」
突如の轟音。レギンレイズを駆るジュリエッタは後ろを見ると
輸送船のブリッジをガルム・ロディが突き破っていた。
「えっ?」
ブリッジが破られ、ブリッジの中から下半身が潰れた船員が飛び出てしまう。
それはまるで自分を睨んでいるように見えたジュリエッタは
「嘘……あっ、あっ、いや……嫌あああぁぁぁぁぁ!!!」
初めて見る人の死体を見て精神の平静を保ちきれずに叫ぶ。
何故、彼女がここまで取り乱すのか?
それは彼女が純粋培養された兵士だからだ。
彼女…ジュリエッタ・ジュリスは孤児だが、両親との別れは戦争やテロと言ったものではなく、買い物帰りの両親が事故で死んでしまい、非道な親戚に家を奪われて彷徨っていたところをガラン・モッサに拾われたのだ。
その後はガランのキャンプで軍事教練をし、パイロットとして短期間でキャンプを卒業した。
その後はアリアンロッド艦隊……正確にはラスタル・エリオンの私兵として齢15の若さで戦場を駆け巡った。
しかし、彼女には欠点があった。
人死を見た事が無かったのだ。
これが鉄華団の面々なら人死は日常茶飯事だが、
ガランの元で訓練をし、
私兵としてはただの一パイロットとして戦ってきた彼女は人の死体を見た事が無かった。
「何故!邪魔をした!お前のせいで何人死んだとおもっている!」
カイトは追い討ちをかけるようにジュリエッタを責める。
『カイト。海賊連合の殲滅は完了した。
現在は破壊された輸送船の乗組員の救助をしている』
「了解した。亡くなった面々の回収を頼む。
せめて故郷の土で眠らせてやりたい」
『分かった』
そしてカイトは下がっていく。
「今回の件はギャラルホルン本部に抗議をさせてもらう」
そしてカイトはその場から去って行く。
ただ嗚咽に塗れるジュリエッタを残して、
「終わったぁ〜〜〜〜」
カイトは玄米茶入りのパック(飲むゼリーのアレ)片手に休憩室のソファーにパイロットスーツのまま座り込む。
「お疲れさん」
「で……被害は?」
ライガットは椅子に座り、カイトが持つパックを突き合わせる。
「現在調査してるけど、少年兵達の説得中に何人かが怪我をした程度で問題は無し、
MS部隊も小破が殆どで、中破が少し、人的被害は一切無しだ」
「よっしゃ!今のところ予定通りだな」
人的被害無し……この言葉にカイトは喜び、拳を握りしめる。
えっ?あの死体はどうしたかって?
実はアレは偽物である。
前もって輸送船のブリッジに偽物の死体を仕込み、
ブリッジからの操舵は機関室からの有線で行い。
非戦闘員は全て中央に退避して、戦闘による被害を最小限に抑えていた。
そして、あのガルム・ロディもカイトの仕込みであった。
かつてブルーワーズ戦で使ったMSの簡易的な自立行動プログラム。
原作であったジュリエッタの行為を逆手に取り、
輸送船のブリッジに突っ込むようにしたMSを邪魔させ、ブリッジを破壊。
それを現在ファルク家のお気に入りの業者としての柊商会として抗議をし、ジュリエッタを可能であれば排除する予定だ。
「後は……」
「地球支部とMA戦にイオク・クジャンによるタービンズの虐殺。そして……マクギリス・ファリド事件」
「……だな」
カイトは玄米茶を飲み干しゴミ箱へ投げ捨てる。
「まあ、地球支部関連は本来の歴史と違いマーチウインドの戦力+これから行く輸送部隊の護衛のついでの鉄華団とマーチウインドの本隊だ。
想定よりも早くSAUとの戦いになったとしても、向こうにいるシャアが司令官をするだろうし。ガラン・モッサは自分の手駒だけしか動かせない。
それに………」
そう言ってカイトは言葉を区切る。
アイツがいるからな。
そう呟いた。
歳星のJPTトラスト事務所にて
ドンッ!
「クソがぁ!」
部屋の主人であるテイワズのNO.2にしてJPTトラストの社長でもあるジャスレイ・ドノミコルスは苛立ちながら椅子を蹴り上げる。
「あの無能どもめ!マーチウインドはともかくとして、ネズミ共を仕留めきれないだなんて!」
ジャスレイは椅子を蹴り壊しながら叫んでいく。
「せっかくアリアンロッドがウチを御用商人として目をつけてくれて、親父がハーフメタルの利権をよこしてくれたって言うのに、クソぅ!クソぅ!」
椅子を完全に壊し、息を整えながらソファーに座るジャスレイ。
この世界では亡くなったノブリス・ゴルドンに代わり、アリアンロッドが接触したのがクジャン家と関わりのあるJPTトラストである。
更には原作で鉄華団が手に入れていたハシュマルが眠る新規のハーフメタル採掘場の利権を手に入れて世界は自分を中心に回り始めていると妄信し、
後は目障りなタービンズと鉄華団のネズミ共を潰せば完璧で海賊連合に鉄華団の殲滅を依頼したらこのざまだ。
上手くいっていればいるほど失敗した時の苛立ちは大きい。
ん?何故、マーチウインドは目障りじゃないのかって?
礼儀正しく、自分に媚を売る人間を目障りとおもうだろうか?
柊商会のホテルのプレオープンで美味い飯と酒を無料で出され、ゴルフを楽しみ、綺麗な娼婦(これだけは自腹)で楽しむ。
そんな人間を目障りと思うのはごく少数であろう。
少なくとも彼の頭の中では、
そして通信が入り、部下から火星のハーフメタル採掘場で大型のMWと思わしき物を見つけたと連絡が入り、対応し始めた。
続く。
はい。カイトの暗躍劇開始です。
まさか、JPTトラストがラスタルと手をくんでいるとは、
見抜けなかった。このリハクの目をもってしても!
テラ・リベリオニスとノブリス・ゴルドンの代わりに、
ジャスレイを起用。彼の栄光への道はこれからだ。
尚、フラウロスはマーチウインドが回収済み。
現在は修理と改造をマーチウインドの本拠地でやっています。