※この作品はR-18です。

四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます!   作:TNKエース

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原作で言うヴィダールの時間の話です。


閑話 平和な火星圏

閑話 平和な火星圏

 

原作ではオルガが火星のお偉いさんと出会っていた頃。この話では特に無いので、平和な話を少々投下します。

 

 

 

 

 

【えっ?ユージン。お見合いするってよ】

 

火星。クリュセから少し離れた場所にあるホテル

【HOTEL.HIIRAGI】の一室で二人の男女が会っていた。

 

「て……鉄華団副団長。ユージン・セブンスタークと言います」

 

「こ……こちらこそ、

マリア・カデンツァヴナ・イヴと申します」

 

和装姿のユージンとマリアが互いに向かって挨拶をする。

 

ここ最近、俺を愛してくれる女が欲しいと叫ぶユージンに、カイトが紹介してくれると言い、土下座をしてまで頼んだ。

 

カイトは、現状保護している面々シンフォギアの世界から連れてきたFIS組(この世界では孤児院のお姉さんをしている)からマリアにお見合いしてみると聞いてみたら、意外と乗り気だった。

 

そうして二人はお見合いをし始め、

何故かマクワード氏が仲立ち人になって、カイトと名瀬が親のポジションに着いた。

 

そして、自己紹介が一通り終わると、カイトと名瀬は目を配らせて、

 

「「それでは、後はお若いお二人で」」

 

そう言って退室する。

 

 

 

 

その後の結果は【大性行】もとい【大成功】でその夜はホテルの一室でバーニング状態だったそうだ。

 

カイトは早くね?と思い、マリアに少し話を聴くと、

マム事ナスターシャ教授(ここでは子供達の先生)が余り永くは持たないそうだ。

一応はお医者さんカバンで治したのだが、歳が歳で完治は難しかったのだ。(元々は子守ロボット用のだからね)

だから子供を早く作ってナスターシャ教授に抱かせてあげたいとのこと、

幸い、ユージンはいい人物なので結婚を考えても良いおのこと

 

それを聞いてカイトは納得して、結婚式はホテルのチャペルで出来るように手配することにした。

 

 

 

 

 

【彼等の趣味】

 

さて、傭兵企業の鉄華団も日々訓練と仕事という訳でもなく、休みの日と言う物が普通にある。

 

ある者は地球の写真を見ながら絵を描き、

ある者は街へと繰り出し女の子と遊んだり、買い食いをしたりする。

 

そして、ある者は柊商会のリゾート施設で遊んで、

そして、ある者は

 

 

 

鉄華団の大型室内訓練場。

 

雨の日でも訓練が出来るように体育館のような施設をマーチウインドの少年兵達の訓練として作られた施設は数十人の少年たちが集まっていた。

 

長方形のリングに七名の鉄華団のマークの入った赤いシャツを着た。昌弘やダンテといった元デブリ組とマーチウインドのマークが入った青いシャツを着たマーチウインドの元デブリ組が対峙する。

 

昌弘が相手側のリングに入り込み、カバディ、カバディと叫び出す。

 

対する青チームも中腰の姿勢で待ち構える。

 

ダンっ!

 

昌弘が駆け出す。狙いは青チームの一人、

昌弘は相手の手をタッチし、直ぐに反転する。

しかし、相手も触られたら直ぐに昌弘に抱きついて動きを止めようとする。

しかし、ブルーワーズ時代なら兎にも角にも、栄養満点の飯を食べ、トレーニングをしてきたこの身体に一人抱きついても問題はなかった。

 

そう、一人だけなら(・・・・・・)

 

ガシッ!ガシッ!

 

二人、三人と昌弘に抱きついて、昌弘の動きが止まり、地面に叩きつけられる。

 

「赤組、攻撃失敗」

 

クソっ!と昌弘は地面を叩く。

 

「気にすんな昌弘!」

 

「……はい!」

 

昌弘は自陣に戻り今度は守る為に体制を整える。

 

そう、彼等がやっているのはカバディと呼ばれるスポーツだ。

 

リングを作るテープさえあれば簡単に出来る為、カイトが調べながら教えたのである。

 

そして、別のコートではライドとアストンがバスケでせめぎあっていた。

 

 

 

原作では戦う事しか知らなかった子供達はそれぞれの趣味を見つけていた。

 

 

 

そして三日月は

 

鉄華団本部の端っこに小さなビニールハウスが有った。

 

そこでは遊撃隊隊長三日月・オーガスがスコップを片手に、いつものタンクトップ姿に麦わら帽子とタオルを装備して土を弄る。

 

「こっちは、これでよし…と

こっちはどうかな?」

 

そう言って三日月は反対側にあるトマトを一つ手に取り、その身をもぎ取る。

そしてタオルでトマトを拭いて、

 

ガブリっ、

 

トマトに噛み付く。

熟されたトマトは皮を破られ果肉が食い込み、中からタップリの甘ぁい果汁が三日月の口内に溢れ出す。

 

「うん。美味しい」

 

三日月は外から籠を持ち出してトマトを一つ一つ採取していく。

 

「これだけあったら、アトラが美味しいの作ってくれるだろうな」

 

そう考えながら三日月はトマトを採取していく。

 

 

 

 

 

 

【昭弘くんの初デート】

 

「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」

 

鉄華団二番隊隊長 昭弘・アルトランドは足に重りを付けて懸垂をしていた。

グシオンT-REXの阿修羅アームは背筋を使うイメージが重要だ。

ならば背筋をより鍛えれば、より強く繊細に使えると背筋を鍛えていた。

無論、他の筋肉もキッチリ鍛えているが、

 

「ふぅ!」

 

昭弘は今日のトレーニングは終わりと言わんばかりにクールダウンしていく。

 

トレーニングルームの機材を片付け、シャワーを浴びようと部屋を出る。

 

「あっ…昭弘」

 

「んっ?ラフタか」

 

ラフタと昭弘はトレーニングルーム前でばったりと出会ってしまう。

 

えっ?何でラフタがここに居るかって?

量産型オニクスの評価試験としてテイワズの使者としてアジーやテイワズの面々と共に来ているのだ。

 

「ねぇ昭弘。アンタさ…これから暇?」

 

「ん?午後は暇だが……」

 

「だったら…さ、買い物に付き合ってくれないかな?

ちょっと荷物持ちが欲しくって……」

 

「ああ、構わないが……」

 

「ホントっ!」

 

「ああ、少し待っていてくれ。

シャワーを浴びて着替えてくる」

 

今の昭弘は汗だくだ。こんな格好では外に出られないので、シャワーを浴びようとしに行く。

 

「うん。分かった。じゃあ1時間後で」

 

「ああ」

 

そう言って二人は別れ、昭弘はシャワーを浴びに行く。

 

 

 

それから三十分後、シャワーを浴びて、何時もの鉄華団のジャケットを羽織り、出かけようとすると、

 

「「ストップぅ!!」」

 

そこに颯爽と現れるカイトとユージン(バカ二人)

 

「お前、ラフタと買い物に、その格好で行くのか?」

 

「?……そうだが」

 

「アカン」

 

「は……?」

 

「ちょっとはTPOってのを考えようか……」

 

カイトとユージンは昭弘を連れて部屋へと入り

 

ソイヤッ!ソイヤッ!ソイヤッ!

 

 

 

 

それから更に三十分後

 

私服(余り何時もの格好と変わらない格好)姿のラフタが腕時計を見ながらもうすぐ一時間かなと思うと、

 

「待たせたな」

 

「おっそ〜……って、昭弘何よその格好!」

 

「ああ、カイトとユージンに着替えさせられてな」

 

現在の昭弘は黒のジャケットとズボンにブーツ。下に白のシャツにシルバーに輝く腕時計といったシンプルな格好だ。

 

「ん〜〜〜、まあ結構似合っているから良いか」

 

「そうか?あんまりこういうのを着ないから分からんが?」

 

話し合いながら二人は車に乗り込みクリュセへと向かって行く。

 

 

 

 

 

【ナニやってんだよ!団長!!】

 

ライガット・マックスは鉄華団の本部内にいた。

前回の地球支部までは人間相手だが、次回はMA。

ライドとしての苦く苦しい思い出があった。

 

あの日、護ると思っていた一般人を死なせて、三日月が半身不随になってしまった事件。

もしも自分がMAを倒してさえしていれば未来は変わっていた……そんな妄想を幾度としてしまう。

 

しかし、今は違う。

戦力はマーチウインドを含めて前回の三倍以上。

 

既にフラウロスは回収済みで現在はシノさんが訓練を終えて火星に帰還中だ。

 

準備は万全。後は戦うだけだ。

 

『ナニやってんだよ!団長ぉ!!』

 

そんな中、幼い頃の自分の声が団長の部屋から響き渡る。

 

あの時(団長が死んだ時)の映像が脳裏に写る。

 

「団長!!」

 

彼は大慌てで団長の部屋へと駆け出した。

 

 

 

 

 

「団長!!」

 

俺が部屋の中へと入ると…そこには………

 

「………はっ?」

 

そこには正座をしている団長と顔を赤らめているフミタンさん。

そして、何やら怒っているカイトとビスケットさんが居た。

 

「何があったんだよ?」

 

「団長がフミタンさんとキスしてた」

 

俺が事態を把握できていないと昔の俺が状況を教えてくれた。

 

「それだけか?」

 

だったら、カイトはまだしもビスケットさんが……怒る理由には……

 

「ああ、簡単な話だ。

ここで一発やろうとしていた」

 

は………

 

「ナニやってんだよぉ。団長ぅ」

 

俺はため息をついて肩を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

【井河さくらの消える日】

 

ゴーン!ゴーン!と教会の鐘が鳴り響く。

 

今日は幸せな結婚式。

 

教会の中では純白のタキシードを着込み、黒とわずかに染まった灰銀の髪をオールバックにしたカイトが緊張した趣で花嫁を待っていた。

 

家族席にはカイト側にクリスが居て、

その他の席には、マクワードの名代として名瀬と

アミダ。タービンズの面々。鉄華団とマーチウインドの面々。クーデリアとフミタンが座っていた。

 

すると教会のドアが開く。

 

開いた先にはウエディングドレスを着込んださくらと父親の代わりとして姉のアサギが一緒にバージンロードを進んでいく。

 

そしてカイトの前でアサギはカイトにさくらを渡す。

 

「妹を頼むわね。色男さん」

 

「はい。お義姉さん」

 

そしてカイトとさくらは壇上へと上がっていく。

 

そして神父の前に立つ二人。

 

「汝柊カイトは、この女井河さくらを妻とし、

良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、

病める時も健やかなる時も、

共に歩み、他の者に依らず、

死が二人を分かつまで、愛を誓い、

妻を想い、妻のみに添うことを、

神聖なる婚姻の契約のもとに、

誓いますか?」

 

「はい。誓います」

 

「汝井河さくらは、この男柊カイトを夫とし、

良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、

病める時も健やかなる時も、

共に歩み、他の者に依らず、

死が二人を分かつまで、愛を誓い、

妻を想い、妻のみに添うことを、

神聖なる婚姻の契約のもとに、

誓いますか?」

 

「はい。誓います」

 

「皆さん、お二人の上に神の祝福を願い、

結婚の絆によって結ばれた このお二人を

神が慈しみ深く守り、助けてくださるよう

祈りましょう。

 

宇宙万物の造り主である父よ、

あなたはご自分にかたどって人を造り、

夫婦の愛を祝福してくださいました。

今日結婚の誓いをかわした二人の上に、

満ちあふれる祝福を注いでください。

二人が愛に生き、健全な家庭を造りますように。

喜びにつけ悲しみにつけ信頼と感謝を忘れず、

あなたに支えられて仕事に励み、

困難にあっては慰めを見いだすことができますように。

また多くの友に恵まれ、結婚がもたらす

恵みによって成長し、実り豊かな生活を

送ることができますように。

わたしたちの主 イエス・キリストによって」

 

「「「アーメン」」」

 

皆が唱和し、

 

皆に見られながら指輪を交換していく。

 

そして誓いのキス。

 

それを見ながらタービンズの面々や、クーデリアやアトラ達は良いなぁと心の中でつぶやく。

 

そして二人はバージンロードをゆっくりと歩いて行く。

 

明日と言う幸せに向かって、歩いていく。

 

 

 




次回ハシュマル降臨
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