※この作品はR-18です。

四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます!   作:TNKエース

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たわけが又やらかします。
そしてあの機体も


バエルを継ぐ者

バエルを継ぐ者

 

ライザ・エンザの演説から一週間が経過した。

 

現在、世界は震えていた。

地球、コロニーで市民達がギャラルホルンの支部や詰所に詰め寄っていた。

その多くは演説は本当なのか?と言った半信半疑だが、一部の自称情報通がアリアンロッド許せない!と騒ぎを大きくしたりしていた。

 

そしてヴィーンゴルヴでも

 

「由々しき事態ね」

 

「ええ」

 

カルタの発言に同意するマクギリス。

 

「ライザ・エンザなる人物が放出した映像の裏取りは?」

 

「それなら、監査局が技術局の協力の元に調査をしたが、加工された形跡は無い」

 

実際に、原作世界からの映像を使用しているので本物のである。

 

「ふむ、そうなるとあの二人はどうするかの?」

 

「いや、それよりも件のライザ・エンザとその仲間を見つけないと……」

 

ガルスやパクラザン達も意見を出し合うが、話は一向に進まない。

 

 

 

 

 

「まだ、ライザ・エンザなる人物は見つからないのか!?」

 

自らの執務室で部下に怒鳴るイオク。

 

「はっ!現在鋭意捜索中です!」

 

「クっ!何故に市民はあの様な戯言を信じるのだ?

まさか!?これもマクギリスの……」

 

本来ならジュリエッタが冷たいツッコミがそろそろ入るが、彼女はレギンレイズ・ジュリアの調整に勤しんでいた。

 

そして、それを見たイオクの部下は何人かの同僚を連れて地球へと降り立った。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

ソレスタルビーイング号の中ではタービンズのハンマーヘッドの強化修復をカイトと名瀬は見ていた。

 

「現在、改修率は九割弱、完成まで来週と言ったところだ」

 

「……見た目はあまり変わらないんだな」

 

「ああ、しかし機動力は前よりも上になっているし防御力も前よりも高いぞ」

 

カイトは改修されたハンマーヘッドの資料を名瀬に見せる。

 

「………そういや、三日月達の容体は?」

 

「………あまり経過は芳しくないようだ」

 

MAとの戦いで、当然の帰結で三日月、昭弘、シノの三名はあの戦いの後。肉体の能力を一部欠損した。

 

三日月は右目が完全に見えなくなり、右手に少し痺れが残り、昭弘は左耳の聴覚を失い、シノは右足首の感覚を失った。

 

ある意味で原作よりマシだが、ある意味で原作より悪い。

 

現在はドクター達が失った感覚を取り戻せないか研究中だが結果は未だに出ていない。

 

「あ〜、クッソ!何であの時二機目のMAが出てんだよ!原作には無かったつーの!」

 

カイトは壁を蹴り怒りを発散する。

 

「これからは、こういったイレギュラーも想定しなければいけないな……

子供ももう少ししたら生まれるし、忙しい……」

 

カイトはそう言いながら仕事をする為に執務室へと戻って行った。

 

 

 

 

 

イオクとラスタルのいない七星会議は今日も結論は出なかった。

 

そもそも原因である二人が何故会議に出席しないので進展も難しく会議は難航していた。

 

マクギリスはカルタと共に解決策は無いか話しながら部屋の外へ出る。

 

そして出たと同時に会議室は爆発する。

 

マクギリスが気がつくと会議室は爆発によりボロボロとなりマクギリスは血が流れる頭を押さえながら辺りを見る。

 

「カルタ!カルタ!」

 

マクギリスはカルタの頬を叩きながらカルタの名を呼ぶとカルタはうぅ…と呻く。

 

「息はある。しかし……」

 

マクギリスは辺りを見渡しエレクとネモが瓦礫によって息絶えていた。

 

しかしガルスはマクギリスと同じく意識がはっきりとしていて、マクギリスに近寄る。

 

「無事か?マクギリス」

 

「はい。ボードウィン公。私は無事ですが……ファルク公とパクラザン公が……」

 

「………そうか」

 

マクギリスは医師を呼ぼうと動こうとすると、誰かが入ってきて、カルタを運ぶ為に医師と人手を集めてもらおうとすると、

 

「逆賊!マクギリス!!イズナリオ様の仇!!」

 

入ってきた男は拳銃を構え発砲する。

 

放たれた凶弾を身を翻して躱そうとするが

爆発の時に足を痛めたのか動けなかった。

 

そしてその弾丸はマクギリスに当たる直前に、間に挟まったガルスの腹部に当たった。

 

「「なっ!?」」

 

刺客とマクギリスは驚愕する。

 

「ボードウィン公!」

 

「ちぃ!こうなったら皆殺しだ!総員かかれ!」

 

廊下から拳銃を持った兵士達が現れマクギリスに銃口を向ける。

 

 

 

 

 

 

「(ここまでなのか?)」

 

圧倒的な絶望を前に私は目を閉じる。

 

思えば波乱万丈な人生だった。

 

最も古い記憶は両親に抱きしめられていた時だ。

顔は最早思い出せないが、あの温もりだけはしっかりと覚えている。

 

次の記憶は両親が死に……いや、実家の権利を奪う為にイズナリオと叔父により殺され私が家を追い出された頃、

 

そしてイズナリオに拾われ、カルタやガエリオと出会い。

私はアグニカ叙事詩を見つけた。

 

そして、軍学校に入り、復讐……そしてギャラルホルンを牛耳るイズナリオと叔父を殺し、全てを取り戻そうと考えた。

しかし、監査部に入ると不正の証拠が出るわ出るわ。しかし不正を行った奴等を捕まえることは出来なかった………いや、捕まえることは出来たがその殆どが下っ端か無実の人間だった。

その無実の者も地球圏以外で生まれた人間だった。

 

何故、生まれでこんなにも差が出る?

何故、卑怯者が出世できる!?

何故、力ある者が虐げられる!?

 

俺には理解出来なかった。

だから俺は作りかえようとした。

ギャラルホルン(この組織)を、

 

生まれや所属に関係することなく

誰にでも等しく権利を与えられる世界を作る。

 

その為にガエリオ達にも黙り、石動やライザ達の様な同士を集めた。

 

しかし、あの男……柊カイトの手によって私の計画は少しずつ変わって行った。

 

其れが良かったのかは、分からない。

しかし……カルタとガエリオを殺さなくてホッとしている自分が居たことは事実だった。

 

タァーン!

 

 

 

 

 

 

凶弾が放たれるも衝撃が無い。

 

マクギリスは閉じた目を開くと、

 

「なっ!?」

 

ガルスが、マクギリスの前に居た。

 

「ボードウィン公!!」

 

マクギリスはガルスに駆け寄ろうとするが

 

「クソっ!邪魔するなぁ!」

 

襲撃者達は更に銃を放つが、その全てをガルスは肉体で受け止めた。

 

「ボードウィン公。私に構わず逃げてください!」

 

「ダメだ!」

 

マクギリスの嘆願を拒否するガルス。

 

「もう私は、息子を死なせたくは無い!!」

 

ガルスは吼える。

愛すべき息子は死んでしまった。

 

息子を殺したと思われる柊カイトを憎む気持ちが無いとは言わない。

しかし、息子は正々堂々と戦って死んだし、損傷したキマリスを見ても直接殺そうとしてたとは考えられなかった。

 

だから、愛する娘の大切な男、将来の義息子であるマクギリスを救いたいと願った。

 

その想いはマクギリスに届いた。

 

 

 

 

 

「(嫌だ。嫌だ。嫌だ)」

 

マクギリスは心の中で叫ぶ。

 

まるであの時の様だ。

父と母が死に何も出来なかった頃の様に……

 

力が欲しかった。カイトの様に理不尽から全てを守り切れる様な力が……

 

マクギリスが強く願うとヴィーンゴルヴが揺れた。

 

 

 

 

 

襲撃者達は不意な揺れにバランスを崩すも直ぐに銃口をマクギリスに向ける。

幸いにもガルスは先の揺れで体勢を崩している。今ならマクギリスを殺れる。

 

襲撃者達は狙いを定め、マクギリスを殺す為の射撃を行うと同時に壁から白い柱が突き出てきて銃弾を弾く。

 

「「「「なっ!?」」」」

 

襲撃者達もマクギリスも驚く。

そして柱は動きながら掌でマクギリスやガルス達を拾う。

 

そしてマクギリスも襲撃者達もその正体が見えた。

それは、

 

「「「「バ……バエル?」」」」

 

そしてバエルはそのコクピットにマクギリスを搭乗させた。

 

マクギリスはバエルに乗り込むとエイハブリアクターが唸りを上げる。

 

「……マク……ギリス」

 

「ボードウィン公……直ぐに病院に連れて行きます」

 

マクギリスはバエルに乗れた感慨も襲撃者への警戒も無く只、傷ついた義父と幼馴染を連れて飛び立つ。

 

残された襲撃者達はその後にやってきた兵士達の手により捕まり、イズナリオを失脚させた(と本人達は認識している)マクギリスとイズナリオを守らなかったセブンスターズ(特にカルタ)に対して誅伐を下したと供述している。

 

 

 

 

 

ヴィーンゴルヴの病院のVIP専用の手術室の前でマクギリスもアルミリアはガルスの手術の経過を待っていた。

 

その周囲には石動が警備を担当するアークセイバーの面々が病院の内外を見回っている。

 

「マクギリス……」

 

其処へ、傷つき松葉杖をつきながらも誰の手も借りずに歩くカルタが現れた。

 

「カルタか……」

 

カルタはマクギリスの隣の席に着く。

 

「話は貴方の副官から聞いたわ。まさかイズナリオさ……イズナリオのシンパがセブンスターズを襲うなんて……」

 

「ああ、流石に予想だにしなかった……」

 

マクギリスは口数少なく答える。

 

「ボードウィン公の様子は?」

 

「まだ手術中だ。容体は分からない……」

 

「お兄様……お父様を其方に連れて行かないで………」

 

アルミリアはただ父の無事を祈っていた。

 

そして暫く経つと手術室のランプが消え医師が現れる。

 

「「ボードウィン公/お父様の容体は!?」」

 

マクギリスとアルミリアは医師に詰め寄る。

 

「落ち着きなさい。二人とも」

 

カルタが二人の肩を掴み、押し留める。

 

「……カルタ……すまない」

 

「ごめんなさい」

 

二人はカルタに謝る。

 

「良いわ。家族がこの様な目にあったら私だって冷静じゃいられない……それよりもボードウィン公の容体は?」

 

カルタに聞かれ、医師は

 

「はい。手術は終わりましたが、依然として命の危機は去っていません。

何せ身体中を撃たれていまして、正直な話ショック死をしてもおかしく無いくらいでして……」

 

医師の言葉にアルミリアは意識を失いそうになり、カルタに支えられる。

 

「現在は傷を全て塞ぎ輸血を行いましたが、生き残れるのは五分五分です」

 

医師の言葉にマクギリスはそうかと小さく呟く。

 

そしてICU(集中治療室)に連れて行かれたガルスを見て、マクギリスはアルミリアを仮眠室に連れて行った。

 

 

 

 

 

 

それから数日後

 

「………そうか。ボードウィン公は生き残ったか……」

 

「アルミリア嬢も一安心でしょうな」

 

部下からの報告を聞き、ラスタルは顎を撫でながら、イオクはガルスが生きていたことに心からホッとする。

 

そしてそれはヴィタールも心の奥でしていた。

 

そして、オペレーターが

 

「エリオン司令。何やらヴィーンゴルヴで緊急報道が!」

 

「またライザ・エンザか?

直ぐに回線の把握と切断の準備を」

 

ラスタルはライザ達を捕まえようと考えるも画面に現れたのは五人の若者だった。

 

「マクギリスめ……何を考えている?」

 

 

 

 

 

「市民の皆様方。先ずはこの様な急な連絡報道を深くお詫びします」

 

マクギリスが頭を下げると後ろの四名、カルタとアルミリアと他二名も頭を下げる。

 

「私はギャラルホルン臨時最高責任者となった。マクギリス・モンタークと申します」

 

 

 

 

 

ざわ……ざわ……

 

統合艦隊司令室ではマクギリスの発言に浮足が立つ。

 

「臨時最高責任者にモンタークだと!?あの男は何を言っている!?」

 

「イオク様。うるさいです」

 

イオクとジュリエッタが何時もの漫才をしているのを見ずにラスタルは、

 

「マクギリスめ……何を考えている?」

 

マクギリスがイズナリオの実子ではない事は調べていたが、何故今になってそれを話す?

最高責任者を語るならファリド家の名を出した方が有効なはずなのに、

ラスタルはそれが分からなかった。

 

 

 

 

 

「以前はファリドの名を名乗っていた私が何故、モンタークの名を語る……

それは私が本来モンターク家の人間だからです」

 

それからマクギリスは語る。

 

両親が叔父とイズナリオに殺された事、イズナリオに性的暴行を行われた事、イズナリオがその叔父を殺し自分にモンターク商会を預けた事、自分が復讐の為にイズナリオを失脚させた事を話していく。

 

 

 

 

 

「ええい!イズナリオ・ファリドめ!なんて卑劣漢!!」

 

イオクは拳と掌を叩き怒りを露わにする。

 

ジュリエッタは言葉にこそしてはいないが、不快の表情を表す。

 

そしてヴィタールは仮面の奥でマクギリスにそんな過去が……と思い、

 

ラスタルは市民の同情でも引くつもりか……いや、何かある筈と勘ぐる。

 

『そして、何故私が臨時とはいえ最高責任者となったのかは………これです!』

 

カメラが上へと動き、とあるMSを映す。

 

「「「「「なっ!?」」」」」

 

その機体の名は、

 

「バエル……マクギリスの奴め、遂に」

 

皆がバエルに驚き、ラスタルだけはマクギリスが遂にバエルを簒奪したと思った。

 

『先日、セブンスターズを狙ったテロは皆さんもご存知でしょう。

その時にバエルが私達を守ってくれたのです』

 

一旦マクギリスは言葉を区切り、

 

『そして私はバエルを使い、私を守ってくれたボードウィン公とイシュー公を連れ病院に連れて行きました。

今思えば少しばかり迂闊と思いましたが、その時は病院に……としか考えられませんでした』

 

「確かに、私もラスタル様がその様な状況にでも陥ったのなら病院としか考えられんな」

 

マクギリスに同意するかの様にうんうんと頭を振るイオク。

 

『お初にお目にかかる。バクラザン家の新党首ディジェ・バクラザンだ。

テロにより死亡した父に変わりバクラザン家の新たな党首を襲名した。

アリアンロッド艦隊総司令ラスタル・エリオンに告げる。

貴方には今回のタービンズの不当手配及び、アーヴラウとSAUを混乱に陥れたテロリスト。ガラン・モッサなる人物との接触の容疑が有る。

これに弁明が有るならヴィーンゴルヴに出頭されたし!』

 

いつのまにかマクギリスの隣に控えていた男性が壇上へと上がり、ラスタルにヴィーンゴルヴに来いと伝える。

 

「パクラザン家めマクギリスと手を組んだか!」

 

イオクは怒る。

誰よりも平和へと苦心しているラスタルを侮辱する発言を、

尚、理由は本当にあった事だが……

 

「致し方あるまい。済まないがイオク。

私がいない間アリアンロッド艦隊を頼んだぞ」

 

「…………分かりました………」

 

ラスタルの言葉にイオクは渋々と頷いた。

 

 

 

 

 

ラスタルはイオクへの引き継ぎを終わらせる為に執務室へと入ると、通信が入る。

 

『お久しぶりです。エリオン公』

 

「君は………」

 

通信相手にラスタルは僅かに驚く。

 

 

 

 

 

それから数日後、

 

イオクは頭をかきながら書類を片付けていく。

 

「い……イオク様ぁ!大変です!」

 

そして突如部下が執務室内に入ってくる。

 

「何事だ?」

 

部下を叱るのでもなくイオクは冷静に部下の話を聞く。

 

「はぁ…はぁ。ラスタル司令が……ラスタル司令が裁判にかけられるそうです!!」

 

「なんだとぉ!!?」

 

部下の報告を聞きイオクは大声を叫び椅子を弾きながら立ち上がった。

 

 

 

 

それから更に数日後

 

ギャラルホルンの裁判室で被告人の場所にラスタルは静かに佇んでいた。

 

その様子は虚栄ではなく、只々冷静であった。

 

「(しかし、あの子がああなるとはな……

私の目もまだまだの様だ)」

 

ラスタルは先日の事を思い出す。

 

 

 

 

 

『お久しぶりです。エリオン公』

 

「君は……マクギリス」

 

通信画面に出たのはマクギリスだった。

 

「一体、何の用だ?」

 

ラスタルは思考を張り巡らせる。

 

マクギリス単独なら情報操作や根回しでどうとでもなるなら、自分とクジャン家以外のセブンスターズが結託している今の状況では……

原作でやったアグニカ=ギャラルホルン理屈もセブンスターズ共同では不可能……と考えていると、

 

「ええ、今回の件……出頭命令ですが、貴方には裁判を受けてもらいます」

 

「ほぉ?私やイオクを更迭してギャラルホルン全体を乗っ取ろうと?」

 

気丈な表情で言うが実際は苦しい……

 

「いえ、アリアンロッド艦隊は圏外圏の治安を守るに必要ですし、

その艦隊もギャラルホルンではなく貴方個人に忠誠を誓っています。

それに貴方には現状のギャラルホルンを変えていくために働いていただかなくては……」

 

ほう……とラスタルは声を出す。

 

「では、どうするかね?」

 

『裁判自体はブラフ、市民の目をそらす為です。

しかし、イオク・クジャンに関しては流石に庇いきれませんので……ギャラルホルンからの除隊処分は受けてもらいます』

 

「ふむ、ダインスレイヴの使用の罪をイオクに向けるか、それで私はどうなる?」

 

『ええ、まずは貴方個人には一階級降格及び一年の給料返上を受けてもらいます。

アリアンロッド艦隊については権限を一部下げ、監査部の査察を受け入れて貰います』

 

「ふむ、妥当なところだ。

ところで、イオクが結婚して子供が産まれたら……」

 

『無論、その子自身が望めば……』

 

そうしてラスタルは息を吐くと、

 

「分かった。その条件を飲もう」

 

ベストではないがベターな状況だ。とラスタルは考え、心の中で今は亡きダイゼンに謝った。

 

「(済まんな。ダイゼン……それにイオク)」

 

『それでは地球にて再び会いましょう』

 

そうして通信は切れる。

 

 

 

 

 

裁判は粛々と進み、

 

「それではラスタル・エリオン大将!貴方には一階級降か……『その判決!異議あり!!』ゴォン!!

 

裁判官の判決を言い終える前に外から通信と轟音が鳴り響く。

 

『我が名はイオク・クジャン!誇り高きセブンスターズが一つクジャン家の党首!

民衆達よ騙されてはいけない!マクギリスはエリオン公を排除してギャラルホルンを己が手中に収めようとする大逆人!今もなお無実のエリオン公に罪を被せようとしているではないか!!』

 

イオクのあまりの行動にその場にいた全員が呆然とする。

 

そしてイオクはナイトブレードで裁判所の壁を破壊してラスタルを見つけるとその手で掴む。

 

「はっ!待て!イオク!」

 

「御安心をラスタル様!すぐにシャトルへとお連れします!」

 

そう言いながらイオクは機体のスラスターを吹かし、部下の用意してくれたシャトルへと向かっていく。

 

余りの驚きにマクギリスやカルタは命令を出すのが遅れ、イオクはシャトルに乗り込み月面基地へと戻って行った。

 

こうして、鉄血のオルフェンズ。最後の戦いの幕が上がった。

 




何故、バエルがマクギリスを守ったのか?それは次回で、
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