四次元ポケットを手に入れて異世界へ行ってきます! 作:TNKエース
次回以降の投下は遅れたりします。
軌道上対戦
「行くぞ!グラーベ!」
「ああ!」
深い蒼を基調としたガンダムタイプのMS
背部からはまるで翼を思わせるような装備を持ち、二人乗り前提の機体名をガンダム・ルシファー
天より堕ちしガンダムを駆るのはピクサー・フェルミとその相棒グラーベ・ヴィオレント
「ディエリア・アーデ。ガンダム・クライシス。目標を殲滅する」
重厚な装甲と各所に備えられた火器を持つ紫色と白のガンダム。
名をガンダム・クライシス。
パイロットはディエリア・アーデ。
「アムロ。νガンダムO出撃るぞ!」
「シャア・アズナブル。バリスティックザク出撃する!」
同時に飛び出したのは赤と白の機体。
赤とピンクのカラーの単眼の機体はライフル、バズーカー、ハルバートを持ち
他の機体よりも速い速度で突き進む。
それに追従するのは白と青と黄色のトリコロールカラーの機体だ。
ライフルとシールドを持ち、背には多数の剣を装備している。
二機の名をバリスティックザクとνガンダムオルフェンズ
それを駆るのは二人のエース
白い流星アムロ・レイ
赤い彗星シャア・アズナブル
そしてその四機の後ろをハスターとルーラーが飛んで行く。
そして更に後ろにはマーチウインドの旗艦
ムサシが鉄華団の強襲装甲艦イサリビを曳航していた。
『待たせたな!大将!』
オルガ達はシャトルからイサリビに乗り込みブリッジまで急ぐと、最早、戦いと呼べる戦いはほぼ終わっていた。
オルガがブリッジへ急いでいる途中
「行け!Cファンネル!」
アムロの号令と共に背部の剣が一斉に外れ、宇宙を駆けてゆく。
「なんだよ!?あれは何なんだよ!?」
グレイズのパイロットは迫り来るCファンネルに恐れ、ライフルを乱射するも、Cファンネルはまるで生きているかのような複雑な軌道を描き、銃弾を避けてゆき
遂にはグレイズを捉える。
ズパン!ズパン!
Cファンネルはグレイズの手足を奪い。νガンダムOはライフルをグレイズのコクピットに向け
「死にたくなければ降りろ!」
アムロの言葉にグレイズのパイロットは直ぐさまコクピットから逃げ出す。
アムロはそれを確認すると、次のグレイズへと向かう。
シャアの駆るバリスティックザクはデブリを蹴る事とAMBACの同時運用により、スペックよりも速い速度でグレイズに迫って行く。
「はっ、速い!?」
こちらのグレイズも弾幕を張るがバリスティックザクの動きに対応できていない。
「遅いっ!」
ザクのライフルから放たれる射撃。
その射撃は正確にグレイズのライフルと頭部を破壊する。
そしてその隙を突き、バックパックに装備していたハルバートを手に持ちコクピット毎胸部を貫いた。
「撃ち砕く!」
ティエリアの怒号と共にクライシスの肩部から複数のミサイルが放たれる。
グレイズのパイロットはミサイルなんて、ナノラミネートアーマーには効かないものを何で?と思いつつも前方のミサイルを破壊しながら突撃する。
相手は重装甲、こちらの武器で効くのはアックスのみなので、不思議はなかった。
だが、彼等は普通では無い。
何発かのミサイルがグレイズと接触した時、
グレイズは燃えた。
「へっ?」
流石のパイロットもこれには放心し動きが止まる。
そしてディエリアは落ち着いて大型バズーカーをグレイズに撃ち放つ。
普通ならナノラミネートアーマーで防げるも、特性のナパームミサイルによってナノラミネートアーマーは蒸発し
バズーカーの榴弾が直撃し、爆散するグレイズ。
パイロットは最後まで現実を見れずに死んでいった。
「グラーベ!コントロールは任せる!行けGNビット!」
ルシファーの翼が外れ周りを舞う。
エイハブ粒子では無くGN粒子で舞うそれはグラーベの脳量子波で動き、グレイズのパイロットをまるで舞うが如くの動きで惑わしていく。
その動きに魅入られたパイロットはコクピット毎、ビットの先端を突き刺され死亡した。
ライガットは一目散にオルクス商会の強襲装甲艦へと向かっていた。
ライガットのハスターは最速でオルクス商会の船の近くまで来てリボルバーライフルをブリッジに向けて撃ち放つ。
哀れ…否、自業自得のオルクスはリボルバーライフルから放たれた弱装弾でブリッジに居た仲間諸共ミンチと化し、遺骸は宇宙へと放り出される。
『此方はマーチウインド。五分待つから総員退艦しろ』
ライガットはオルクス商会の人間に退艦を促すと、我先にとランチが船から飛び出しギャラルホルンの船へと向かって行く。
ライガットは一息つくと、今度はグレイズに向かってスラスターを吹かす。
さて、カイトは三日月と合流し、近くにいたグレイズ(コーラル機含む)をメイスと長刀で次々と破壊していく。
『そこまでだ!』
紫の機体がランスを持って突撃してくる。
カイトはシールドをやや斜めに構えて、それをいなす。
『やるな!』
「シュヴァルべ・グレイズか」
『しゅば……何?』
カイトの言った機体名を覚えきれなかった三日月は聞き直す。
『気をつけろ!
あの機体はシュヴァルべ・グレイズと言ってグレイズよりも高性能だ!」
「……分かった」
三日月は機体名は覚えきれなかったものの最後は理解したので敵に対する警戒を強める。
ピーっ!
「っと」
遠くにいる青いシュヴァルべ・グレイズから秘匿通信だ。
『やあ、カイト』
通信者はマクギリスだ。
「やあ。マッキー」
とりあえずアイアンマン風に返してみる。
『私の愛称も知っているとはな』
マクギリスは軽く苦笑する。
「で、御用は?手短に頼むよ」
『いや、君の提案は飲んだは良いが
肝心要の君達の実力を知らなくてね』
カイトはガエリオの攻撃を避けながら、マクギリス話を聞く。
「OK OK。じゃあ、俺の手掛けたネオガンダム・フレーム一号機改ガンダムルーラーの力を見せてやる!」
ルーラーは加速してマクギリスのシュヴァルべ・グレイズに向かっていく。
『さあ!来い!
柊カイト!』
マクギリスもシュヴァルべ・グレイズのスラスターを吹かしルーラーへ向かいながらハンドアックスを取り出す。
ガキんっ!と長刀とハンドアックスがぶつかり合う。
カイトはスラスターを吹かし左右へゆらりゆらりと舞うように動きながら攻撃をしていく。
マクギリスはMS戦のセオリーから外れたルーラーの動きに何とか対応するも、機体の所々にダメージを受けてしまう。
「くっ、此処までとは」
予想以上の性能と腕前にマクギリスは舌を巻く。
だが、此処で終わってしまっては、
「俺らしく無い!」
ルーラーがトドメにと頭部を突く瞬間。
シュヴァルべ・グレイズのハンドアックスがぶつかり、刃が滑る。
そしてシュヴァルべ・グレイズのハンドアックスはルーラーの人差し指と中指を破壊し、ルーラーの長刀はシュヴァルべ・グレイズの右腕から肩までを切り裂いた。
『やられたな』
『マクギリス!!』
カイトが呟くと同時に左腕を破壊されたガエリオのシュヴァルべ・グレイズが最大速度で突っ込んで来た。
「ちぃ!」
カイトは長刀で防ぐも人差し指と中指を破壊された手では防げるはずもなく、衝撃を支え切れず長刀は手放された。
『貰ったぞ!』
ガエリオはランスでルーラーのコクピットを突こうとする。
「させるかよ!」
ルーラーがシールドの下部分で殴りかかる。
ギギギ!
シールドとランスが嫌な音を立てながら互いを滑らせていく。
そしてシールドに傷をつけながらそのシールドをシュヴァルべ・グレイズの頭部に叩きつけようと
「遅いんだよ!」
突撃の勢いをそのまま逃走の勢いとして使う為に、カイトの反撃は避けられると思ったガエリオ。
それは甘い考えであった。
「ところが!ギッチョン!!」
俺はシールドの仕込み兵装シールドソードを展開する。
シールドソードは盾の下の部分……つまりは、今向けている面からシールドの全長よりやや短い刃が飛び出す。
「何だと!?」
流石のガエリオも回避中に更に回避は出来ず。
ガエリオのシュヴァルべ・グレイズの頭部は両断される。
「くそっ!メインカメラが!」
『ガエリオっ!』
マクギリスはメインカメラが壊れバランスを崩しているガエリオのシュヴァルべ・グレイズを掴み己の船へと戻っていく。
『逃がさない』
三日月は追おうとするも、オルガからの通信で帰投することにした。
カイトも又、自分の船に帰って行く。
マーチウインド旗艦ムサシ格納庫
「オーライ!オーライ!」
格納庫内では帰還した各機がメンテナンスベットに接続され、最後の一機であるルーラーもムサシの整備主任アストナージ・メゾットの指示の元機体をメンテナンスベットに接続する。
「すいません。アストナージさん
ルーラーを壊しました」
「何、壊れたと言ってもマニュピレーターの部分だけだから直ぐに終わるさ」
「じゃあ、他の機体の整備お願いしますね」
「ああ、任せておいてくれ!
阿部!道下!ダリル!作業開始だ!」
「「「了解!」です!」」
アストナージは部下に命じて機体の修理とチェックし始めるのを軽く見た後カイトはブリッジに向かった。
ブリッジに向かっていると一人の女性が格納庫に向かっていた。
「カーラ先生。彼氏にお弁当ですか?」
「ええ。そうよ」
カーラ・ミッチャム先生。マーチウインドの医者兼研究班に所属して貰っている女性だ。
整備班のダリル・ローレンツの彼女でもある。
彼女とダリルは機動戦士ガンダムサンダーボルト地球編でスカウトした。
元々ジオンに対する忠誠心とかは無い上にダリルはカーラを目覚めさせてもらい、家族に一千万ものお金(ダリルの給料の前借り)を渡してくれて、忠誠心はかなり高い。
カーラはリユースサイコデバイスを使った義肢の研究を好きなだけさせてくれるビジネス関係だが、父を殺したジオンよりは遥かに高かった。
カイトはそのままカーラと別れ、ブリッジへと向かう。
「ブライト艦長。オルクスの船の積み込みは?」
「既に完了している」
我が最精鋭の特殊強襲戦艦ムサシの艦長を務めているブライト・ノアに積み込みの状況を聞くカイト。
「じゃあ。歳星に向かって全速前進!」
「りょ〜〜かい!」
俺の号令に操舵手のジャスティ・ウエキ・タイラー(真)がムサシの速度を上げる。
さあ、改変はまだまだ始まったばかりだ
次回名瀬・タービン登場。