ふと目を覚ましたら、朝だった。
今日は、無人島行きか…。
オレは少なくとも平和な夏休みを迎えたかった。
昨日までは、この無人島行きも渋っていた。
でも、ララに言われて気づいたんだ。
オレは全員を幸せにする権利があるって。
本当は、こんなの世間じゃダメなのかもしれない。
日本は一夫一婦制だ。
本来だったら日本基準で言えばこんなハーレムも矛盾している。
でも、昨日、オレは決意した。
全員を絶対幸せにしてみせるって。
スゥスゥとまだ寝息を立ててるララがいる。
今日は、ララとかにはハレンチなことはしなかったみたいだ。
ララは今生まれたままの状態。
今は目が慣れたけど、昔のオレはよくテンパってたなぁ。
それで、変な妄想とかしてたんだよな。
こう見ると、オレは成長しているのかもしれない。
「うぅん、リト…」
ララは目が覚めそうだ。
「おはよう、ララ」
「…おはよう、リト」
これがオレの平凡な朝?だ。
ララが起き上がろうとする。
「ララ、その前に服!!」
「そうだね、着替えないと」
そう言ってペケを呼び、ララは着替える。
「リトさん、後1時間程で出発ですよ」
「リト、急いで」
美柑が急かす。
ハイハイ分かっていますよ。
モモだ。
後、1時間って早くしねーと。
てか、集合場所聞いてねーぞ。
「集合場所ってどこ?」
「何を言ってるんですか?リトさんの家に決まってますよ」
あぁ。
そう言うことか。
「モモ、聞きたいことがあるんだけどさ」
「何でしょう?」
「誘ってる人のうちルンいるじゃん。アイドル活動大丈夫なのか?」
「ルンさんはアイドル活動を夏休み中は休止にするらしいですよ」
ルン、アイドル活動やめてまで行きたいのか。
「朗報です。私の姉ナナもついて行くそうですよ」
「そうなんだ…」
「そうです」
朝ごはんや支度をしていたらあっという間に1時間経った。
時間すぐ過ぎるな。
ピンポーン。
家のチャイムが鳴った。
春菜ちゃんだ。
「おはよう、結城君、ララさん、モモさん、美柑ちゃん」
玄関に上がってきたオレを天使のような笑顔で挨拶してくれる。
朝から眼福!
と思ってた矢先、ルン…マジカルキョーコ!
「あっ、マジ…霧崎さん?」
「ルンが行くって言うから来ちゃった。ダメかな?」
「全然大丈夫だよ!」
大丈夫に決まってんだろ。
マジカルキョーコだぞ。
「リト君、私会いたかった」
そう言い抱きついてくるのはルン。
押し倒され、熱いキスを受けた。
悪い気分はしないんだけど、相変わらず激しい。
5分後、ヤミが来た。
「おはようございます、結城リト」
そっけないものの、挨拶する時とかなんとなくヤミの仕草が優しくなった気がする。
「おう、おはよう」
そんなこんなでみんな揃ったみたいだ。
ララ、春菜ちゃん、美柑、モモ、ナナ、ルン、霧崎さん、ヤミ。
8人の女子と男子オレのみの合計9人で無人島に行く。
楽しみというか、上手くやってけるか心配なのが半分、女子がたくさんいて少し嬉しいのが半分。
そんな気持ちだ。
無人島に行けば何が待っているのか?
この頃のオレには、まだ分からなかったのだった。
もちろん続きます。