※この作品はR-18です。

To LOVEる ぱらだいす   作:月瀬 星音

3 / 18
R15くらいは入ります。多分次がR18です。


3話

「皆さんには、今から、カプセルに乗ってもらいます。行き先は、皆さんもご存知の通り、太平洋のど真ん中の無人島です」

 

モモは、公園にあるカプセルらしきものを指しそう言ったのだ。

 

カプセルと言えども小型宇宙船のような感じであり、よくバレずに置いてあるな、オレはそう思った。

 

「なあ、モモ…。よく他の奴らにバレなかったよな」

 

「そこの所は大丈夫です。バレないように、バリアを張っていましたから」

 

モモ、さすが抜かりない。

 

「ということは、夏休みを無人島で過ごすってことだよね」

 

春菜ちゃんが聞く。

 

「はい、無人島のサマーバケーションです」

 

モモはそういうと、カプセルのハッチを開けた。

 

カプセルの中を見てみると案外広い。

 

9人分の座るスペースがある。

 

「今から、1時間程度で無人島に着きます。その間は、皆さんでご自由にどうぞ。操縦は、このモモが担当させていただきます」

 

「モモさん、すっかりガイド気分だね」

 

美柑がオレに囁く。

 

そうだな…。

 

ノってるな。

 

他の女子はそれぞれ会話が弾んでいく。

 

オレも暇だな。

 

誰か話しかけてくれ。

 

暇だ。

 

「ねえ、結城君」

 

その声は、春菜ちゃん!?

 

「どうした、西蓮寺」

 

「結城君、私ハーレムでもいいよ」

 

急に何の話…!?

 

「私、結城君に告白してもらってとても嬉しかったの」

 

オレも…。

 

「私、ハーレムでもいいよ。だから、私とお付き合いしてくれませんか?」

 

春菜ちゃんの二度目の告白。

 

受けない訳にはいかない。

 

「西蓮寺がいいなら、喜んで」

 

「本当!?」

 

春菜ちゃんの顔が輝いてる。

 

オレ、今人生で一番嬉しいかも。

 

告白された時も嬉しかったけど、それ以上に嬉しい。

 

この光景を見た他のみんなは反応がそれぞれだった。

 

「春菜、良かったね。私も春菜とリトの愛を応援するから」

 

ララは、少し泣きそうな顔になって西蓮寺に言う。

 

決して、嫉妬の泣き顔ではなく、嬉し涙の顔だったとオレは確信出来た。

 

それにしても、何故、ララはそんなに素直に応援出来るのか?

 

普通だったら、躊躇うか、戸惑うか、怒るか、そんな感じだと思う。

 

でも、ララは嫌な顔一つせず応援すると言えるのだから。

 

ララは、凄い。

 

オレだったら確実に無理だ。

 

そんなことを考えていたら、睡魔が襲ってきた。

 

少し、朝早めだったからな。

 

…。

 

 

ん…。なんか、他に柔らかい感触が…。

 

「結城くんっ、アァーンッ、やめて、私そろそろおかしくなっちゃうッー!」

 

あっ…。

 

また、やってしまった。

 

オレは、もともと寝相が悪く他人にも迷惑をかけやすい。

 

だから、これは寝相のせいだ。わざとじゃない。

 

もう一度言うが、わざとじゃ無いんだ!

 

「流石、リトさん。寝ぼけモードは期待を裏切りませんね♪」

 

周りのみんなは止めもせず、呆れるか、自分もやってほしそうな顔をしてるかどっちかだ。

 

「西蓮寺、ごめん!」

 

「わざとじゃないの分かってるから、怒ってないけど…。みんなの前ではこういうことされると恥ずかしいな…」

 

みんなの前じゃなければ、良いってことなのか!?

 

「お、おう!」

 

「みなさん、もうすぐ無人島に上陸ですよ。ちゃんと捕まっていてくださいね」

 

カプセルは一気に下降し、何もない無人島に足を踏み入れた。

 

 

「この奥に、私が事前に作っておいた家があります。みなさんは、そこで夏休みを過ごしてもらいます」

 

奥の道を進むと、近代的な家があった。

 

やばい、自分の家よりもデカイ。

 

家に入ると、そこには一人一人個室があるのだ。

 

全部で15部屋以上はある。

 

こんなところで生活するのか…。

 

そんなこと、思っていた矢先だった。

 

「皆さん、お待ちかねのリトさんを独占できるスケジュールを組んでみました。これでみんなウハウハですよ」

 

オレ以外の女子が目を見開きモモをじっと見ている。

 

そんなに、オレをみんな独り占めしたいのか!

 

オレを独占できるスケジュールが書かれた紙をモモは貼った。

 

内容は、こうだ。

 

月曜日モモ ルン ララ ナナ

火曜日ルン 美柑 西蓮寺 恭子

水曜日ルン 西蓮寺 モモ 美柑

木曜日モモ 西蓮寺 ララ 美柑

金曜日西蓮寺 ララ ルン 恭子

土曜日モモ ルン 西蓮寺 ナナ

日曜日西蓮寺 ヤミ ララ 恭子

 

こんな表になって書かれていたんだ。

 

正気か、こいつら。

 

オレの体がもたない!

 

こういう訳で、オレの意思は全くなしのハーレム生活が今始まったのだ。

 

 

 

 

 

 

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