この駄女神と恥ずかしい過去を!
「カズマー!どこにいるのーあ、いたいた、ねぇねぇカズマ、これって何か分かる?」
誰もいないからだらだらとソファでゴロゴロしていると。
アクアが手に何かを持ちながら帰ってきて。
「それって、めぐみんとゆんゆんが勝負したときの水晶じゃないか? ったく、何でそんなもんをお前が持ってるんだよ」
アクアが手に持っていたのは、めぐみんとゆんゆんが魔力勝負をしようとしたときに使われていた水晶。
確かこれはお互いが仲良くなるために、お互いの恥ずかしい記憶を投影するもんだったような……。
「ああ! そういえばそうだったわね……。さっきウィズが在庫整理をしていてね、それでこの中から好きなものをアクア様にあげますって言ってたからもらってきちゃった」
何でこいつはそんな捨てるのがめんどくさそうなものを持って帰ってきてしまったんだ……。
「言っとくが、俺はその水晶は要らないからな。アクアも要らないならウィズに申し訳ないが明日のゴミ捨ての日に捨てておけよ」
「うーん、そうねぇ、けど捨てるのはもったいなくないかしら? さすがに貰ったものだし……。ねぇカズマさん! 私たちで一回これをやってみない?」
アクアが何か企んだような笑顔を浮かべながら、水晶を目の前のテーブルの上に置いた。
「いやに決まってんだろ……お前、めぐみんたちがどういう目にあったのか覚えてないのか?」
「覚えてるわよ? それも分かった上でカズマとやろうと言っているのよ? それともあまり魔力のないカズマには水晶を起動させることも難しかったかしら」
アクアが俺のことを挑発的な物言いで煽ってくる。
なるほどな。こいつ、俺の恥ずかしい過去を見てやろうと思ってるな。
それで自分の恥ずかしい過去が出てきたら、水晶でも割ったらいいと考えているんじゃないか?
そういうことならアクアの恥ずかしい過去が出てきたらバインドであいつのことを縛って一緒にみてやろう。
アクアは俺を止める方法もないから、俺の恥ずかしい過去が出てきたら、その時には水晶を割ってやったらいいし。
「おう、いいぞ! やってやろうじゃねえか!」
「あら、カズマったらノリノリね! もしカズマの恥ずかしい過去が出たら皆には一応言わないであげるわ!」
絶対こいつ言うだろ……。
「俺もアクアの恥ずかしい過去が出てきたら黙っといてやるよ。ほら、早く水晶に手をおけよ」
「置いたわよ! ならいくわね! はああああ!!」
アクアが大量の魔力を水晶に込める横で、俺も負けじと魔力を込める。
しばらく時間がたったあと……
「はぁはぁ……お、おい! なんか出たぞ!」
「はぁはぁ、けっこう魔力を使っちゃったわね……、あ、あれってカズマじゃない!?」
移り始めたのは俺が庭で剣をふるっている姿。
もしかしてあれって……。
『カオスダークネスブレード!!! ふぅ、決まったな……』
やっぱり俺が必殺技を考えているところじゃねーか!!!
「カ、カズマさんってば、まだあんな必殺技を考えていたの!! ウケるんですけど!」
アクアが手を叩きながら大笑いしてくる。
「うっ、うっせえ! 男の子だったら誰でもああいうのはするもんなんだよ!」
先に俺のが映ってしまったから、一瞬割ってやろうかと考えたが、割ろうとしている間にすぐに次の映像が流れ始めた。
「ひっ、あははは!! まだお腹が痛い……、あ、あれってもしかして私じゃない?」
映っていたのはアクアが屋敷の冷蔵庫にあった俺のおつまみをつまみ食いしてる映像だった。
「最近、俺のおつまみの減りが早いなと思ってたら、お前のせいだったのか!! こんどアクアの金でおつまみ買ってくるからな!!」
「ごめんなさい! バレないと思ってたんです! お金がないからどうか許してええ!!」
お金がないってこの前わけのわからないガラクタとか買ってなかったか?
「いいや、絶対今度お前の金で買ってきてやる……。というか、そこまでお前の恥ずかしい過去が見られなかったから、もうちょっと魔力を込めるか?」
「別に私は恥ずかしい過去とかないからもっとやってもいいわよ。どうせバレてもさっきみたいなやつだけだし」
さっきみたいなって他にもこいつはいったい何をやらかしているんだ。
大丈夫……。俺も最近はさっきのやつ以外は特に恥ずかしいこととかしてないはずだ……。
そしてお互いになけなしの魔力を更に込める。
するとまた水晶が輝きはじめて……。
「はぁはぁ……、あっ! あれってまたカズマじゃないの?」
映っていたのは俺が夜一人でベッドに寝転んでいる映像。
あれ、確かあの夜って……。
「あれ? なんかカズマがズボンを脱ぎ出したんですけど……。っ! なにあれ! カズマってば必死にオナニーし始めたんですけど!!」
「ああああ!!! やめろぉぉ!! アクアお前目を閉じろおおお!!」
映っていたのは俺がオナニーをしている映像。
あの晩はなぜかしばらくサキュバスサービスがなかったから、ムラムラしてしまいやってしまったものだ。
というか早くあの水晶を壊さないと!!
「ああああ!!!ふざけんなよ!!こんな水晶なんか、こうしてやる!!! あ、あれ……?」
おもいっきり下に投げても水晶は壊れなかった。
何でだよ、めぐみんたちの時は壊れたじゃないか。
「プークスクス! カズマさんってば必死にカズマさんのカズマを擦ってるんですけど!! あっ、しかも今ピュッって、ピュッって何か白いのが出たんですけど!! あははははは!!」
「あああああああ!!!! 見るなあぁ!!!」
俺のオナニーしている姿をアクアに見られてしまった……。
普段ならサキュバスさんたちがなんとかしてくれるからこんなことはしないのに……。
「はぁはぁ、笑いすぎてお腹が痛いわ……。大丈夫よカズマも男の子だものね! 見られたのが私で良かったわね!」
「何も良くねーよ!! あっ、あれっ?なんかまた輝き出してないか……? 」
水晶が息を吹き返したかのようにまた再び輝き出した。
そこに映っていたのは……
「やああああああ!!やめて!!!!な、何で私のが!!!!」
アクアが必死にオナニーをしている姿でした。
あっ、これヤバイかもしれん。特にアクアが息を殺しながらオナニーをしているところが。
「やああああああ!!!!水晶は!?水晶はどこなの!? あった!!こんなもの……!」
アクアがさっきの俺と同じく水晶を地面に叩きつけた。
だが水晶は割れることはなく、そのまま大きい音を立てて落ちただけだった。
「さっき、俺もやったけど無理だったぞ。というかアクアでもオナニーなんてするんだな」
映像の中のアクアはぐちゅぐちゅといやらしい音をたてながら愛撫でをしていた。
「やああああああ!! 言わないでえええ!!! しかもあれって昨日のやつじゃない!!」
昨日のやつなのか……。
なんかアクアの部屋が昨日うるさいなと思っていたらそういうことだったのか……。
「さっき俺も見せたんだから、これでおあいこだろ。おっ、アクアの人差し指と薬指が中に…… お前って指入れたりするんだな」
「いちいち私がオナニーしてるとこを解説しなくていいのよ!! あぁもう……何でこんなことになったのよ……」
アクアが顔を真っ赤にしながら顔を覆う。
そんな中でも映像の中のアクアは手を休めることなく指を動かす。
『 うぅぅ……うぅん……っ! はぁはぁ…… んっ、ひぅぅっ!』
画面の中のアクアがイキそうになりながら、なおもオナニーを続ける。
「アクアって思ってたよりも指動かすのは激しいんだな。もうちょっとおとなしめのオナニーをするかと思ってたよ」
「言わなくていいから!!自分でも激しいのは分かってるから!! もうみないでよおお!!」
見ないでって言われても……アクアのオナニーなんて貴重なものを見逃せるわけないだろ!!
そんなことを考えていると画面の中のアクアの指を動かすスピードがだんだん早くなってきて……
『はぁ、はぁ、はぁ…… んはぁ、ああぁ、イ、イクッ!』
ビクッと震えながらイってしまった。
「おーアクアってあんな感じでオナニーしてイったりするんだな、なかなかエロくて良かったぞ!」
「ああぁ……イクところもカズマに見られちゃった……もうやだぁ……」
アクアが泣きべそをかきながら、顔を真っ赤にして嘆いていた。
「ま、まあ俺も見られたからな……誰にも言わないから落ち着けよ、な!」
「ほんとに……言わないの……? 一応言っておくけど週に3日とかそれぐらいだからね……毎日したりなんかしてないから……」
アクアがオナニーを見られたことで混乱したのか、自分のオナニーの回数を暴露していた。
こいつ週に3日とかそんなにしてたのか……。アクアなのにめっちゃ興奮するんだが……。
今度潜伏スキルでアクアの部屋に忍び込んでやろうか。
「じゃ、じゃあ俺、今日は出掛けるから! その水晶は誰にも使われないようにどっかにしまっとけよ!」
「二度と使わないわよ、こんな水晶……」
アクアが後ろでとぼとぼ水晶を運んでいる姿を見ると、俺はサキュバスのお店へと向かうことにした。
たまには今日はアクアの夢にしてみよう。