基本的にこの作品のエロシーンは原作でのイベントとイベントの間に起こる日常シーンで行うつもりです。
そんな今回はセシリアとの試合です。
やっと原作第一巻のイベントです。
ここまでエロしかしてませんでしたしね。
でも、セシリアとのイベントがあるって事は、イベントが終了したと同時にセシリアも本格参戦するってになります。
これからも、基本的には各ヒロインとのイベントが終了すると、そのヒロインが畔章とのプレイに参加していく形になります。
だから、どうしても何らかの形でバトルシーンやエロ以外のシーンも混ざってしまうのです。
イベントの後はエロシーン!
はい、では皆さんもご一緒に!
最後に一言。
今回、意外なヒロインが一名追加されます。
週が明けて、遂に来た月曜日。
今日は俺の専用機がお披露目になると同時に、試運転を兼ねた模擬戦をする日でもある。
放課後になって、俺は試合を行う第3アリーナに足を運んでいた。
ISスーツに着替えた状態でピット内でISが来るのを待っている。
この男性用のISスーツ。
これも俺だけの為に特注して製作してくれた代物らしく、体のサイズがジャストフィットしている。
どこでサイズを調べたんだ?
現在、このピット内には俺の他にも担任として千冬さんと山田先生がいるのだが、何故か他にも何人か見知っている顔がちらほらと……。
「思ったよりも似合ってますね。ISスーツ」
「改めて見ると、やっぱ畔章の体って引き締まってるよな……」
「畔章さんのISスーツ姿……これもまた……あ、濡れてきちゃった」
「くろりん、かっこいいね~」
「なんでかしら……こうして見ているだけでドキドキするわ……」
上から順に、箒とダリルとクロエと本音と楯無。
なんでいるの?とか、多分無粋な質問だろうから、敢えてここは口を紡いでおく。
「オルコットは向かい側のピットで待機している」
「篠ノ之博士はISを今、こちらに運んでいるそうです」
一体どんな機体なんだろうか?
俺も男の端くれとして、こういったロボット的な物には憧れのようなものを持っている。
「姉さんが畔章さんの為に作ったIS……なんだか、どんな機体かはある程度の予想が出来そうだ……」
妹だからこその勘ってやつか?
実は俺も同じ様な予感を拭いきれないんだよな~。
「クロく~ん!お待たせ~!」
ピット内に聞きなれた束さんの声が響く。
奥の方から束さんがゆっくりとした足取りで手を振りながらやってきた。
「やっとか。遅いぞ束」
「来て早速だね……ちーちゃん」
「黙れ。それよりも、畔章の機体はどこにある?」
「せっかちは嫌われるよ?」
「いいから早くしろ」
「はいはい。わかりましたよ~っと」
パチンッ!と束さんが指を鳴らすと、機械的で分厚いピットの搬入口がゴゴゴ…と開いていった。
移動式のハンガーに固定されていたのは……
「白い……IS……」
どこまでも、ひたすらに真っ白なIS。
前面の装甲が既に開いていて、すぐにでも搭乗出来るようになっている。
「これがクロ君の専用機。その名も『白式』だよ!」
「白式……」
まさに『名は体を表す』ってやつか。
「これが……畔章さんの……」
「ほぅ……?」
箒と千冬さんが感心したようにISを見上げる。
「どうどう?今回の私、割とマジで頑張ったよ!えらい?」
「そう…ですね。今回に限り、姉さんは凄いと思います」
「私も同感だな。今回に限り、よくやったと言っておこう」
「わ~い!ちーちゃんと箒ちゃんに褒められた~!」
いや……ちゃんと話聞いてた?
「あの人……二人が言った『今回に限り』ってセリフを普通にスルーしやがったぞ」
「余計な言葉は耳に入らないんじゃない?人間ってそんなもんよ」
「楯無さんが言うと不思議と説得力がありますね」
「クロエちゃん?それってどういう意味かしら?」
さて、早く乗りますかね。
セシリアを待たせるのも気が引けるし。
「束。この機体のフォーマットとフィッティングは終わっているのか?」
「う~ん…それがね、全ての作業が終わったのがここに来る少し前だから、まだフォーマットとかは済んでないんだよね」
マジか……。
ちゃんと設定をしておかないと、ISは自分の思い通りに動かないんだろ?
それって大丈夫なのか?
「心配は無用ですよ」
「クロエ?」
「稼働中にも設定は行えますし、畔章さんなら例え初期状態の機体でも問題無いと思います」
「そうだな。お前はオレが認めた男なんだ。きっと大丈夫さ!」
俺を好いてくれている女の子達にこうまで言われちゃ、やらないわけにはいかないよな。
「畔章。準備はもう出来ているな?」
「はい。体の方もそうですが、心の準備もバッチリです」
「そうか。なら、乗ってみろ」
「了解」
まずは軽く白式に触れる。
冷たいが、どこか頼もしさのようなものも感じる。
これが俺の翼。
俺の事を大空へと誘ってくれる存在。
「背中を預けて座るような感覚でいい。そう、そんな感じだ」
「よ…っと」
千冬さんの教えに従って、俺はゆっくりとISに乗っていく。
完全に体を機体に預けた後、各部装甲が閉じて、俺と白式が文字通り『繋がった』
その時だった。
「え?」
俺の意識が遠くに引っ張られるような感覚に陥った。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「あれ?ここは……」
そこは、まるで雪に覆われたかのように真っ白な空間だった。
浮遊感は無いが、かと言って上下左右の感覚も無い。
実に不可思議な空間だった。
「やっと……やっと会えた……!」
「声?」
振り向くと、そこには白いワンピースを着た白い髪の女の子が涙を堪えながら立っていた。
「えっと……君は一体d「ご主人様ぁ♡」わっと!?」
こっちが困惑しているのをいい事に、少女はいきなりジャンプして抱き着いてきた!
「会いたかった!会いたかった!ずっと貴方に会いたかったです!」
「えぇ~…?」
そう言われても、こっちは何が何やらサッパリなんだが。
「他の子達から聞いて、ずっとこの日を待ちわびていたんです!」
「そ…そっか。それはなにより……」
「えへへ…♡」
うむ……はにかんだ笑顔が可愛いな。
「今この瞬間から、私は貴方の手となり足となり、そして槍となり翼となります」
急に真剣な顔でこっちを見つめる白い少女。
「私達に『翼』を求めた貴方になら、我々は全てを捧げられます。だから……」
瞬間、少女にキスされた。
「まずは、私の全部を捧げます」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「…ろあき!」
意識が戻ってくる。
「畔章!」
「はっ!?」
千冬さんの声に反応して、俺は覚醒する。
「どうした?急にぼーっとして」
「いや……ちょっと……」
今のは夢?
しかし、妙に現実感があったような……
「うわっ!?」
「な…なんだ!?」
「これって……!」
「えぇっ!?」
身に纏った白式が急激な光を放ち、ピット全体を照らし出す。
「ま…眩しい!?」
「この輝きは……」
「くっ……!」
「わ~」
皆が顔を覆って光から目を守る。
数秒の後に光が止み、視界が元に戻る。
「ば…馬鹿な……!?」
「嘘でしょ……?」
「こんな事が……」
さっきまで少しくすんだ白だった白式は、本当の意味で純白の機体へと変貌を遂げていた。
機械的な凹凸は無くなり、滑らかな装甲がどことなく西洋の騎士を彷彿とさせる。
「まさか、たった数秒で全ての設定が完了して『
「おいおい……マジかよ。ははは……畔章はどこまで驚かせてくれるんだ?」
「これは私も予想外です……」
「凄いね~!」
「おぉ~……」
皆も驚いてるが、当事者である俺が一番驚いてるからね?
俺もそれなりにISの事は勉強しているが、こんな事は今まで一度たりとも無かった筈だ。
ISの変化に伴って、俺の右手にはさっきまで無かった大きな機械的な槍が装備されていた。
「この槍は……」
「それは、私が一から製作したクロ君の為だけの武器。ブースターランス『アルトネリコ』だよ!」
「アルトネリコ…。古代ノルド語で『唯一つの神木』」
「およ?クロ君よく知ってるね~」
この大きな槍も、驚くぐらいにしっくりきている。
ISと合わせて、この機体の全てが自分の体と一体化したような感覚さえある。
「行けるか?」
「問題ありません」
「ならば行け。もうオルコットも待っている」
「了解」
ピットゲートに向かって飛んでいき、足を固定する。
ゲートの扉が開き、アリーナの光景がハイパーセンサー越しに見えた。
「発進準備完了です!いつでもどうぞ!」
「馬渡畔章!白式……行きます!」
俺は、生まれて初めての大空へと飛翔していった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「お待ちしてましたわ」
アリーナのステージには、セシリアが青いISを纏って浮遊していた。
(情報が流れてきた。ブルー・ティアーズ……それがセシリアの専用機の名前か)
青い雫とは、またイギリスらしい洒落た名前だ。
「なんだかピットの方が騒がしかったようですけど、何かあったんですの?」
「いや、出撃前に皆から激励を貰っていただけさ」
「そうですか」
彼女の手にはかなり大きなライフルが握られている。
白式からの情報によると、あれはレーザーライフルの類のようだ。
「ISの具合はどうですか?」
「問題無いよ」
「ならば、すぐにでも試合を始められますわね」
セシリアがレーザーライフルを構える。
「畔章さんの武器はその大きな槍だけですの?」
「そうなるが、これだけで充分なんだ」
「貴方がそう仰るなら……」
刹那、ライフルの銃口から青白い閃光が放たれた。
「こちらも本気で行かせて貰いますわ!」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「畔章さん!」
箒がモニターに映る畔章を見て叫ぶ。
「いや、大丈夫だ。モニターを見てみな」
「え?」
ピット内のモニターには、畔章が槍の装甲でレーザーを見事に防いでいる様子が映し出されている。
「束。あの槍はなんだ?」
「言ったでしょ?ブースターランスだって」
「そのブースターランスとはなんだと聞いている」
束が指先に小型の投影型モニターを出して、そこにブースターランスの情報を映した。
「簡単に言うと、あれは複数の機能を一つに凝縮した機械槍だよ」
「機械の槍…。私も同じ物を装備してるけど、あれとはまた大きさなどが違うわよね」
「そりゃそうでしょ。君の機体の装備している槍よりも、もっと多くの機能を兼ね備えているから」
モニターには、セシリアのレーザーを見事に回避しながら飛び回る畔章の姿が見えた。
「大きな側部の装甲は盾の役割をして、槍の中には牽制用の自動小銃が内蔵され、更に槍の背部には三基のブースターもあって、それ自体がかなりの推進力がある」
「まさに至れり尽くせりの槍かよ…」
ステージでは、槍の中にある自動小銃を使用してセシリアにダメージを与える事に成功した畔章がいた。
「後は、畔章さんがブースターランスを使いこなせるか……ですね」
クロエの呟きが聞こえ、静かに場に響いた。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「くっ…!流石は畔章さんですわ!まさか、先制攻撃を許してしまうなんて!」
「俺も中々にやるだろ?」
「そうですわね…。バーテル家の血筋は伊達じゃない…と言う事かしら?」
「それはどうだろうな」
高速で飛び回りながらも、こんな呑気な会話が出来るなんて、俺って自分が想像している以上に肝っ玉が据わってるんだな。
にしても、剣じゃなくて槍をチョイスする辺り、束さんは分かってるよ。
俺的にもこっちの方がいいしな。
「多機能型の槍…!成る程、それなら確かにそれ一本で問題無いですわね」
「寧ろ、複数の武器を器用に使いこなす事は俺には難しいだろうからな」
「それを使いこなしている時点で、その言葉には微塵も説得力がありませんわ…よ!」
「おっと」
いけないいけない。
油断していたらレーザーに当たってしまう。
「やはり、ライフルだけでは厳しいですわね…」
(来るか?)
予め調べておいたセシリアの機体の情報。
あの機体の最大の武器にして特徴でもある第3世代兵装。
「お行きなさい!ティアーズ!」
セシリアの周囲に浮遊していたフィン状のパーツ……イギリスの十八番である4基のビット兵器がレーザーを撃ちながら飛んできた!
「だが……しかし!」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「あれが噂に聞くビット兵器ってやつか」
ダリルが冷静に呟く。
ビットの猛攻をなんとか回避し続けている畔章を見て、少しだけ笑っていた。
「あれだけのレーザーの雨を全て回避しているなんて……」
「くろりん……」
楯無が感心し、本音が心配そうに見つめる中、千冬と束と箒だけはジッとモニターを凝視していた。
「流石は畔章さんですね。道場に通わなくなって随分と経つのに、全く腕が錆びついてない」
「当然だ。あれからも畔章は暇を見つけては私と手合わせをしたり、自己トレーニングを一度も欠かさなかったんだからな」
「ほんと、クロ君って努力家だよね~」
三人とも、畔章の昔を知っているが故に昔話に自然と花が咲いてしまう。
「お三人方……随分と冷静なのですね…」
「だって、今の状況ってクロ君にとって最も得意な状況だし」
「得意な状況?」
クロエだけでなく他の面々も抱いた疑問に、千冬がモニターから目を離さずに答えた。
「畔章にはオルコットの攻撃が全て事前に分かっている」
「はぁ!?」
「相手の攻撃を予測できる。これは高い実力を持つ武芸者なら、ある程度は出来る事だ」
「熟練の戦士の攻撃予測は最も高くて30%が精々。私やちーちゃんでもかなり頑張っても40%が限界」
「しかし、畔章さんの攻撃予測の確率は……」
箒と束と千冬が同時に振り向いてハモった。
「「「90%を超える」」」
「「「「「!!!!!」」」」」
全員の目が驚きで大きく見開かれる。
「どれだけ早い攻撃でも、来る場所が最初から分かっていれば避ける事なんて容易だ」
「冗談だろ…?仮に畔章に10回攻撃したとして、そのうちの9回は完全回避されちまうって事か…?」
「その一回も、何らかの形で防ぎそうよね…」
「何を驚いている?」
「クロ君が凄いのはここからだよ?」
「へ?」
皆が驚いているのを余所に、ステージでは畔章がビットから放たれるレーザー攻撃を全て
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「これすらも当たらない!?完全に死角を狙っているのに!?」
残念だがそれは違う。
狙っているのに当たらないんじゃない。
「観見二ツの事」
「え?」
右上から来るレーザーを体を捻りながら回避。
「観の目強く」
時間差で左から来るレーザーも上半身を反って避ける。
「見の目弱く」
左斜め下から来るレーザーを前進する事で避けて…
「遠き所を近く見、近き所を遠く見る事」
前方斜め上からのレーザーを全身を斜めにすることで回避する。
「兵法の専也」
ブースターランスが火を噴き、速度が急速に増す。
「全てのビットの攻撃を避けて、一瞬で間合いに入って!?」
ランスを振りかぶって攻撃態勢に入る。
(しかも…ビットの動きを
セシリアの首元に槍の先端を突きつけて停止する。
「え……え?」
「セシリア。まさかとは思うが、お前はビットを動かしている間は自分自身の動きが疎かになるんじゃないか?」
「そ…れは……」
「矢張りか…」
道理で簡単に懐に潜り込めたはずだ。
もしも動けたなら、当たらない事が分かっていてもライフルでの迎撃行動をする筈だから。
「どうして畔章さんには攻撃が全く当たらないんですの…?」
「単純な事さ。ハイパーセンサーのお蔭で、前以上に
「見える…?」
この体勢のまま、俺はニコっと笑ってみせた。
「『敵の太刀を知り、聊敵の太刀を見ずと云事。兵法の大事也』ってな」
「???」
まぁ……イギリス人のセシリアに言っても分からないか。
「ところでどうする?まだやるかい?」
「私の気持ちを分かって、そんな事を言うなんて……畔章さんは意地悪ですわね」
「やっと分かったか」
セシリアはレーザーライフルを収納して、両手を上げた。
「降参します。エネルギーはまだまだありますけど、私の今の実力ではいつまで経っても畔章さんに掠り傷一つ与えられない事が分かりましたから」
「そっか」
彼女の降参宣言を聞いて、俺も構えを解いた。
【試合終了!勝者!馬渡畔章!】
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「勝った……」
「しかも、相手に降参させて…」
「これって、普通に勝利するよりもずっと凄い事なんじゃ…」
試合が始まってからずっと驚きっぱなしだった千冬と箒と束を除いた面々は、開いた口が塞がらない状態になっていた。
「つーか、さっきからずっと畔章が言ってたのはなんなんだ?」
「
「五輪書なら、私も聞いた事ぐらいはあるけど……」
「どんな意味なの~?」
本音の全員を心を代弁した質問に、今度は箒が答えた。
「心を極限まで澄みきらせ、目に頼りきらず、真実を悟る」
「え~っと…?」
「攻撃を凝視するのではなく、全体像で把握する」
「全体像……」
「相手の動きの起こりを看破し、最小限の動きで回避する」
「それって…つまり……」
ダリルの顔に一筋の汗が流れる。
「畔章は『
「鷲の目と言うよりは『
「より広範囲を見渡せるって事ね…」
「あれが武道の奥義である『見切り』だ。
まるで自分の事のように千冬が自慢げに語る。
彼女自身も、自分の恋人である畔章が武の頂に至る直前まで来ている事を誇りに思っているのだろう。
「全体を見渡す瞳に、先読みが出来る実力。どれだけ頑張っても攻撃が当たらないのも
道理ですね…」
「軽く計算しても、クロ君の通常時の回避率は98%を超えてる。本気になれば数値は余裕で100%になる」
「はは……もう笑いしか出ないわ……」
真耶以外の全員が理解した。
自分達は、とんでもない人物に惚れてしまったのだと。
「あ、馬渡さんが戻ってきますよ」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
ピットに戻ってISを収納すると、いきなりダリルが首に腕を回してきた。
「凄かったじゃねぇか!流石はオレが認めた男だぜ!」
「そ…そっか?」
「はい。本当にお見事でした。こうしてまた畔章さんの槍が見れて嬉しいです」
「はは……ありがとう、箒」
早速の労い、感謝です。
「畔章さん。これを」
「うぉ……!」
山田先生がやって来て、めっちゃ分厚い本を手渡してきた。
「現在ISは待機形態になってますが、貴方が呼び出せばいつでも展開できますよ。この本に色々と規則が記載されてますから、ちゃんと読んでおいてくださいね?」
「りょ…了解です…」
これ…読破するまでどれだけかかるんだ…?
「それと……」
「ん?」
「試合中の畔章さん……カッコよかったです…♡」
褒められた。
こんな美人に言われると、悪い気はしないな。
「なんかしれっと真耶の奴が畔章を名前で呼んでるな」
「完全に堕ちたって証拠じゃない?」
「でしょうね。あんな姿を見せられたら、私でも惚れますよ」
で、ジト目でこっちを見る千冬さんと篠ノ之姉妹。
「畔章」
「はい?」
「よくやった。流石は私の男だ」
チュッ
千冬さんのいきなりのキスで、今度は俺の目が点になった。
「あ…ありがとう…です……」
「ふふふ……」
や…やばい……普通に照れる…。
「ああやって日常的にイチャつけるのって、純粋に凄いわね…」
「ラブラブだねぇ~♡」
そこ、人を下手にからかうもんじゃありません。
「ふぅ……」
「あれ?疲れちゃったのかしら?」
「初めての試合だったからな。体力的な疲労もあるが、精神的な疲労の方が大きいかも」
少しでも早くISの操縦に慣れていかないと。
今後は放課後にてアリーナでISの訓練も必須になってくるな。
「お疲れでしたら、シャワー室でスッキリしてきたらいかがですか?」
「シャワー室なんてあるのか?」
「ありますよ。札があるので行けばわかると思います」
「分かった。じゃあ、シャワーを浴びてから寮に戻るよ」
時にはセックスとかが無い一日もいいもんだな。
やっぱり、思いっきり体を動かすのは気分がいい。
俺は皆に見送られながらピットを後にした。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「……おい、クロエ」
「なんですか?ダリルさん」
「シャワー室って多分……」
「いるでしょうね。オルコットさんが」
「分かってて行かせたのね…」
クロエの目がギュピ~ンと輝いて、怪しく口が歪んだ。
「だって、その方が面白そうじゃないですか」
「クロエ……お前も少しずつ束に似てきたな」
「それって褒めてるんだよね!?そうだよね?ちーちゃん!?」
「さぁな」
想いっきり束から目を逸らす千冬。
「また増えちゃうね……」
皆がワイワイとしている中、本音だけが珍しく呆れた顔で畔章が去っていった方を見ながら呟いた。
そして、彼女の言った事は明日にでも真実となる。
はい終了!
んでもって、次はセシリアのターン!
分かりにくかったかもしれませんが、増えたヒロインとは白式のコア意識の事です。
彼女とも色々なプレイを楽しみますよ。
白式が出たって事は当然、他のコアも…?
今回、少しでも畔章がエロいだけの男じゃないって示せたでしょうか?
彼だってやる時はやるんです!
戦闘時は調教師から乙女の騎士にジョブチェンジです。