※この作品はR-18です。

青年騎士と麗しの乙女達   作:とんこつラーメン

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これからの為に少し原作を読み直したのですが、鈴が転入してから学年別トーナメントまで数週間の時間があるんですよね。
これってつまり、数週間はこっちの自由って事ですよね?(ニヤリ)







第22話 妹と生徒会 ♥

 前に刀奈に教えて貰った時の記憶を頼りにしながら、俺は新規部活申請書を片手に一路、生徒会室を目指していた。

 

「ここか」

 

IS学園の施設はどこもかしこも近代的なデザインになっていて、扉一つとってもメカメカしい感じなのだが、この生徒会室だけはちょっと毛色が違う。

扉は高級感に溢れた西洋風の木製の扉で、明らかにここだけ雰囲気が変わっている。

 

コンコン…とノックをしてから向こうの返事を待つ。

 

「は~い?誰かしら?」

「俺だ。ちょっといいk「畔章さん!?どうぞどうぞ!」…返事早いな」

 

せめて最後まで言わせてほしい。

 

「失礼するぞ」

 

ガチャッと扉分けると、そこは他とは違う大きな部屋になっていて、部屋の中央付近には大きなテーブルが鎮座している。

それはいい。それはいいんだが……。

 

「さぁさぁ!どこでも好きな場所に座って!それとも、私が畔章さんの上に乗っても……」

「最初から全開だな」

 

ここまで落ち着きが無い生徒会長ってどうなんだ?

 

「えっ!?くろりん!?」

 

テーブルに頭を預けた状態で眠気眼だった本音が急に目を覚ました。

 

「楯無から聞かされていたが、本当に生徒会メンバーだったんだな…」

「そ~だよ~!これでも書記なんだよ~!」

「……大丈夫なのか?」

 

その事だけが激しく心配。

 

「あら?お客様ですか?」

「お姉ちゃん」

 

奥の部屋から眼鏡三つ編みのいかにもな少女がお盆に二人分の紅茶を乗せてやって来た。

つーか、本音…お姉ちゃんって言ったか?

この女の子が?マジで?

 

「あら…貴方は……」

 

紅茶を楯無と本音の前にそれぞれ置いた後、彼女は丁寧にお辞儀をした。

 

「初めまして。私は布仏虚。そこにいる本音の姉をしています」

「あ……馬渡畔章です。こちらこそ初めまして」

 

彼女の丁寧な対応に、こっちも思わずお辞儀をしてしまった。

 

「貴方の事は色々と聞いています。お嬢様や本音、後はクラスメイトのダリルさんからも」

 

そういや、ダリルが前にそんな事を言っていたような気が…。

 

「お嬢様?」

「はい。我が布仏家は更識家に代々、お仕えしているのです」

「なんか仰々しいな」

「そこまで堅苦しくはありませんよ。精々、幼馴染とでも思ってくだされば」

「はぁ……」

 

なんか、一気にランクダウンしたな。

 

「まずはお座りください。立ち話もなんでしょうから」

「そうだな。では遠慮無く」

 

適当に刀奈の前に位置するように座る。

 

「そうだ。折角だから、畔章さんにも紅茶を出して差し上げて」

「言われずともそうします。馬渡さん、少しお待ちくださいね」

「お構いなく。それと、俺の事は名前でいいぞ」

「そうですか?では、私の事も名前で呼んでください」

「分かった、虚」

「…………!?」

 

あ…あれ?言われた通りに名前で呼んだだけなのに、どうして急に固まる?

 

(な…なんて爽やかな笑顔……!確かにこれなら、お嬢様や本音、あのダリルさんが惚れるのも頷けるような……。いやいや!何を言っているの私!)

 

いや……割とマジでどうした?

 

「あれれ~?もしかして~…」

「お姉ちゃん~?」

「な…なんでもありません!紅茶を淹れてきます!」

 

……行ってしまった。

 

「ところで、今日はどうして生徒会室に?まさか、生徒会に所属する気になったとか!?いや~ん!」

「まだ何も本題を話してないのに勝手に盛り上がるな」

 

もう暴走と言っても過言じゃないのでは?

 

「本音からも何か言ってやって……あれ?」

 

さっきまで隣にいた本音がいない?

どこに行った?

 

「あ~む♥じゅぅぅぅ……♥」

「む?」

 

いつの間にか机の下に潜りこんで、ズボンのファスナーを開けてチンポを出してフェラしてやがる…。

 

「えへへ~♥くろりんのオチンポ様、だ~い好き♥ちゅぅぅ……♥」

「あっ!本音ちゃんだけズルい!私もオチンポ様にフェラした~い!」

「早い者勝ちだよ~!」

「いや、今日は楯無に用事があったんだから、ここでフェラされても普通に困るんだけど…」

「え?そうだったの?」

 

このままだと話が進まない。

まずは紙を見せて話題を軌道修正しよう。

 

「ちゅぱっ♥ちゅぱっ♥」

 

もうフェラ程度では俺の心は掻き乱れない。

気持ちいい事は否定しないけど。

またフェラの腕を上げたな。

 

「実はな、今度新しい部活を立ち上げる事になって、その書類を持って来たんだ」

「な~んだ。そんな事なのね。ちょっと見せてくれる?」

「分かった」

 

手に持った紙を刀奈に渡す。

すると、彼女の顔色が急に変わった。

 

「こ…これは……!本気なの…?」

「言っておくが、最初に言いだしたのは俺じゃなくて千冬さんだからな。そこに何故か束さんや轡木さんも加わって、いつの間にかこんな事に……」

「恋愛研究(セックス)部…。しかも、部員以外の活動参加も許可されている…」

「それも千冬さんが決めた。やっぱり駄目だよな。こんなふざけた部活……」

 

次の瞬間、刀奈は机の引き出しから大きな判子と朱肉を出して、迷う事無く紙にドンッ!と判子を押した。

 

「認めます!!」

「だと思った……」

 

少しでも生徒会長としての矜持が残っていると期待した俺が馬鹿でした。

いや、別に嬉しくないわけじゃないぞ?

 

「え~?なになに~?」

「お前はフェラに集中しろ」

「後でちゃんと教えてあげるわ」

「約束だよ~?んちゅ……♥」

 

うをぅ……!舌先を器用に使って…!

 

「勿論、私も参加するわ!いいわよね?部長さん?」

「いいんじゃないか?仮に俺が何も言わなくても勝手に来そうだけど」

「分かってるじゃない♡」

 

不覚にも、彼女のウィンクが可愛いと思ってしまった。

まぁ…刀奈も美少女である事には違いないしな。

 

「そう言えば、生徒会って部活扱いなのか?」

「一応ね。だから、生徒会長をしながらこっちの部に参加しても規則上はなんら問題は無いわ」

「他の学校でも複数の部の兼任はあったりするしな」

 

よくは知らんけど。

少なくとも、前の高校はそうだった。

 

「でも、部室はどうするの?」

「轡木さん曰く、部室棟の地下に空いたスペースがあって、そこを使用していいそうだ。束さんが急ピッチでそこを改造するって張り切ってたよ」

「なら、本格的な活動は早そうね」

 

あの人の事だから、明日とかには完成させてそうだ…。

欲望に忠実となった束さんの行動力と集中力はいつもの数倍はあるからな。

まさにトランザム。

 

「んちゅっ♥むちゅっ♥じゅぽっ♥じゅぽっ♥」

 

しっかし…本音はちゃんと話を聞いてるのか?

もうフェラに夢中になりすぎて、何にも聞いてないような気がする。

 

「……このままじゃ少し時間が掛かる。イラマチオするぞ」

「ふぇ?むぐっ!?」

 

本音の頭を持ってから、オナホのように本音の口マンコを使う。

 

「じゅりゅ♥むじゅっ♥ぐじゅっ♥じゅりゅっ♥」

「よし……いい感じに気持ちよくなってきた。その調子だ」

 

不幸中の幸いと言うか、何故か虚はまだ来ない。

今のうちに本音の口マンコにザーメンを排泄してしまおう。

 

「そろそろ出すぞ。準備はいいか?」

「じゅるぅぅぅぅぅ♥じゅぅぅぅぅぅぅ♥」

「いいな~…イラマチオ。畔章さんのイラマチオって最高なのよね~♡」

 

部が始まれば嫌でもお前の口マンコを使ってやるから、今は我慢しろ。

って言うか、昨夜も廊下でしただろうが。

 

「で…出る!全部飲めよ!」

「んんんんん~~~~♥♥」

 

びゅるっ!びゅりゅっ!びゅるるるるるっ!!

 

「ごく……ごく……」

 

チンポを咥えながら、出続けるザーメンを全て飲み干そうとする。

 

「じゅぅぅぅぅぅ…♥」

 

そうそう。ちゃんと尿道に残ったザーメンも吸い取ってな。

もう本音はすっかりフェラのプロだな。

 

「ぷは~……ご主人様のオチンポ様ザーメン……美味しかった♥」

「よくやった。俺も気持ちよかったぞ」

「えへへ~♥」

 

机の下から出て来た本音の頭を撫でてやると、可愛らしく笑って小動物のように抱き着いてきた。

 

「お…お待たせしました」

「ナイスタイミングね…」

「何のことですか?」

「気にしないで。こっちの話だから」

「???」

 

ばれないようにチンポを仕舞ってから、目の前に置かれた紅茶を見る。

 

「いい香りだ」

「そ…そうですか…」

 

これは味も期待できそうだ。

早速頂くとするか。

 

「ん……」

 

おお…?これは……。

 

「美味しい…!これは本当に美味だ」

「喜んで貰えてよかったです」

「でしょ?虚ちゃんの紅茶は世界一なのよ」

「褒めすぎです…」

「いや、これなら楯無が絶賛するのも頷ける。出来れば毎日でも飲みたいと思うよ」

「ま…毎日!?」

 

朝起きてから、この紅茶を飲むことが出来たら、きっといい気分で一日を迎えられるだろうな。

 

「そ…それは…その…そう言う意味で……」

「「う~ふ~ふ~♥」」

 

そこ、二人して変な顔はやめなさい。

 

「そ…そう言えば、畔章さんは何か用事でもあったのですか?」

「新しい部活を立ち上げるんだって」

「あら……。どんな部を?」

「それは秘密よ♥」

「え?」

「きっといつか、虚ちゃんも行くことになると思うから、その時まで楽しみに待っててね♥」

「はぁ……別にいいですけど…」

 

まぁ…彼女、お固そうだしな。

可愛い反応をしそうだから、抱きたいとは思うけど。

 

「ねぇねぇ、くろりん」

「なんだ?」

「くろりんはISの整備とかってちゃんとしてるの?」

「いや……簡単な整備ぐらいしか。出来なくはないんだけど」

「だったら、まだ時間はあるから、この後にでも整備室で軽くメンテをしておいたらどうかな~?」

 

本音の言う事も一理あるな。

まだ時間はあるとは言え、今の内から細目に整備しておいて損は無いだろう。

 

「確かにそうだな。ちょっと行ってみるよ」

 

整備の勉強にもなるしな。

これはこれで大事な事だ。

 

その後、紅茶を飲みながら少しだけ談笑を楽しんで、俺は生徒会室から整備室へと向かった。

 

(今日のこの時間帯なら、きっと『かんちゃん』がいる筈。くろりんに会ったらかんちゃんも必ず……うふふ~♡)

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

 やってきました整備室~。

ここにはあんまり頻繁には来ないから、地味に迷いそうになる。

これからはちゃんと通うようにして、場所をきちんと把握しとかないとな。

 

この時間帯だから人はあまりいない。

つーか、ここって今は俺しかいなくね?

 

「……人目を気にせず出来るからいいか」

 

物珍しさに注目されてもキツイだけだし。

ここは時間までゆっくりのんびりISを弄るとしますかね。

 

空いているハンガーにISの待機形態をセットして、設置してある端末を操作して機体を展開…と。

 

「……よし」

 

まずはどこからしますかね。

端末を使ってハンガーから出ているサブアームで機体を整備していく。

 

『おっ!?おおっ!?んん~~~~っ!?』

 

また聞こえる…。

ここまで来れば俺にも分かるぞ。

これは確実に白式のコア意識の声だよな?

そして、初めて起動した時に会った女の子が、その意識を具現化した姿なんだろう。

 

『トレビアンですよ!ト・レ・ビ・ア・ン♡流石はご主人様ですね!ついでに顎の下もお願いします!』

 

顎の下ってどこだよ。

 

『あふぅっ!?ちょっっ……そこっ……♡そんなっ!?激しすぎっ!?』

 

段々と鬱陶しくなってきたな。

 

『あああ~~~~~っ♡♡ら…らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♡♡♡』

「ちょっとマジでうっさいぞ!!この淫乱ISが!!」

『えぇ~!?なんでですか~!?私は単に田舎の定食屋によくあるメニューを叫んだだけですよ!?』

「やかましいわ!!『ラメー』なんてメニューがあってたまるか!」

『え?有りませんか?ラメーン』

「ラーメン…な」

 

伸ばす場所が違うから…。

 

「全く……幾ら人がいないからって、五月蠅くしていい道理なんて無いぞ」

『え?人ならいますよ?』

「は?」

『ほら、ご主人様の後ろに』

 

う…後ろとな?

そ~っと振り向いてみると、そこには……

 

「あ……えっと……」

 

なんだか可哀想な目でこっちを見ている水色の髪の眼鏡っ子が。

 

「ご…ごめんなさい!!」

「あっ!ちょっと!?」

 

絶対に誤解された!

俺以外に白式の声なんて誰にも聞こえてないんだし!

 

急いで彼女を追いかけようとすると、いきなり俺の数メートル先でコけた!

 

「あぶっ!」

「お…おい!?」

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

 彼女を抱き上げて、近くにあったベンチに座らせた。

俺は彼女の隣に座って様子を窺う事に。

 

「うぅ~…」

「その……大丈夫か?」

「ひゃい……」

 

鼻を抑えながら喋っているから、ちょっとおかしくなってる。

 

けど、この子の顔…誰かに似てるような…。

 

「えっと……君は……」

「更識簪……です」

「そっか。更識簪ね……更識?」

「やっぱり……分かっちゃいますよね…」

「君は…楯無の?」

「はい。妹です」

 

道理でそっくりな筈だ。

姉妹なら髪の色や顔の輪郭が似てても不思議じゃない。

 

「俺は…「知ってます。馬渡畔章さん…ですよね?」…正解」

 

またまた全部言わせて貰えなかった…。

 

「貴方は学園中の有名人ですから」

「はは……そっか」

 

そりゃ、唯一の男子生徒なら、名前が広まるのも早いだろうな。

 

(ま…まさか、こんな所で会うなんて…!お姉ちゃんとのエッチを見てるから、どんな顔をしたらいいか分からないよ~!)

 

ヤバ。なんか緊張してる?

この子、ちょっと奥手っぽいし、俺みたいな見ず知らずの年上の異性が一緒にいたら緊張ぐらいして当然か。

 

「えっと……同じ苗字だと紛らわしいから、名前で呼ばせて貰ってもいいかな?」

「あ……どうぞ」

「じゃ…簪」

「は…ひゃい!?」

 

今、思いっきり噛んだぞ。

 

「君もISの整備に?」

「は…はい。もう日課になってますから」

「そうか。偉いな」

「はわ……!」

 

おっと。ついいつもの癖で頭を撫でてしまった。

 

「あ~…ごめんな?」

「い…いえ……」

 

これからはちゃんと気を付けないと。

誰でも彼でも受け入れる訳じゃないんだから。

 

(あ…頭を撫でられちゃった…♡びっくりしたけど、同じぐらいに安心した…)

 

ん?ちょっとこっち見てる?

 

(もしかして、私にお兄ちゃんがいたら…こんな感じだったのかな…?)

(俺にも妹がいたら、こんな風に話してたのかな…)

 

なんてな。

そんなIFの事を考えても仕方が無いって。

 

「簪は何組なんだ?」

「4組です。そこのクラス代表をしてます」

「4組…。もしかして、簪が4組の専用機持ちで代表候補生なのか?」

「そうですけど……よく知ってますね」

「千冬さんから聞いた」

「あぁ~…」

 

この子が準決勝で鈴と当たる可能性がある子か…。

大人しそうに見えるが、こんな女の子程、いざという時に凄かったりするんだよな。

 

「実は私の専用機……馬渡さんの機体と少し因縁があるんですよ」

「なんだって?」

 

因縁とは……穏やかじゃないな。

 

「私のIS…貴方の専用機の開発にスタッフを持っていかれて、開発が凍結寸前にまでなってたんです」

「なんと……!」

 

くそ……マジかよ!

まさか、俺があずかり知らない場所でそんな事になってるなんて……。

 

「あ…でも!その後に篠ノ之博士がやって来て、開発中の馬渡さんの機体を自分で作るって言いだして、その代わりに最初に開発しようとしていた機体をちゃんと完成させろって言い残したそうです」

「あの束さんがそんな事を……」

 

絶対に簪の事を思って言ったセリフじゃないだろうけど、それでも彼女の機体が助かったのは事実か。

なんちゅー因果か…。

 

「お蔭で、ちゃんと予定通りに完成しました」

「……悪かったな」

「そ…そんな!別に馬渡さんが謝る必要なんて…」

「でも、俺がISを動かさなかったら、そんな事にはならずに済んだ」

「もういいんです…。結果的に開発してくれましたし」

 

健気だな~!

俺なら絶対に文句の一つも言ってやるのに。

 

「簪は優しいな」

「ふぇっ!?」

 

またやってしまった。

さっき気を付けない取って思ったばかりなのに。

 

「俺の事も名前でいいぞ」

「で…でも、年上の人をそんな……」

「他の皆は名前で呼んでるよ。今更名字で呼ばれてもくすぐったいしさ」

「じゃ…じゃあ……その……」

「ん?」

 

なんか言いにくそうにしてるけど、何を言う気だ?

 

「お…お兄ちゃんって呼んでもいいですか!?」

「お兄ちゃん?」

「あ…すいません。急に変な事を言って……」

「いや…俺は別に……」

 

お兄ちゃん…か。

なんかいい響きの言葉だな…。

 

「頭を撫でられた時、私にお兄ちゃんがいたらこんな感じなのかなって思って…」

 

簪の周囲には男の兄弟的な人がいないんだろうな。

だから、自然とそんな考えに至ってしまう…と。

 

「いいよ」

「え?」

「俺の事は好きなだけ『お兄ちゃん』と呼んでいいよ」

「ほ…本当に?」

「ここで嘘をついても意味無いだろ?」

 

それに、こんな可愛い妹なら大歓迎だし。

 

「あ…ありがとう!お兄ちゃん!」

「おっと」

 

急に腕に抱き着かれた。

よっぽど嬉しかったんだろうな。

 

(あの夜見たお兄ちゃんは少し怖く見えたけど、本当はこんなにも優しい人だったんだ……)

 

妹……か。

俺が誰かに兄と呼ばれる日が来るなんてな。

思いもしなかったよ。

 

「と…ところで…その…お兄ちゃんは…お姉ちゃんと仲がいいんですか?」

「楯無と?そうだな……」

 

仲がいいと言われれば……う~ん……

 

「いい方ではあるな。割と会う機会も多いし」

「そうなんだ……」

 

ん?腕の力が強くなった?

 

「お姉ちゃんって凄いんです。頭も良くて、ISも強い。あの歳で国家代表にもなったし、専用機だって一人で……」

 

いきなり饒舌になったな。

 

「そこまで話すって事は、簪は楯無の事が好きなんだな」

「そう…なのかな……」

「好きじゃなければ、普通はそこまで褒めないよ。でも、同時に優秀な姉に対してコンプレックスも抱いていると見た」

「あ…当たりです…」

 

やっぱり。

でも、あの楯無にコンプレックスを…ねぇ?

 

「俺から見たら、楯無って残念系女子って感じなんだよな」

「ざ…残念?」

「ああ。まず、一番最初に俺の部屋に不法侵入して水着エプロンとか痴女丸出しの意味不明な格好で現れて、しかも俺に返り討ちにあったし」

「お姉ちゃんが…?」

「生徒会の仕事をサボって、俺とダリルに『お仕置き』されてたし、さっき生徒会室に行った時も仕事とか全くしてなかったしな」

「お姉ちゃん……」

 

急に簪の声のトーンが低くなった。

きっと、姉の残念さ加減に呆れてるんだろう。

 

(お姉ちゃんにした『お仕置き』の内容が少し気になるけど、内容は予想出来るからいいや)

 

刀奈のサボり癖はマジでなんとかした方がいいな。

じゃないと、虚にばかり負担が行ってしまうぞ。

 

「私の知ってるお姉ちゃんとは全然違う…」

「いくら完璧に見えても、誰にだってどこか駄目な場所があったりするもんさ。楯無だけが例外じゃない、千冬さんや束さんだって弱点はあるしな」

「あの二人も?」

「千冬さんは家事や片付けが全然出来ないし、束さんに至っては行動が読めなさすぎて、いっつも暴走して怒られてるし」

「意外……」

「人間だもの」

「あはは……」

 

お?おぉ~…

 

「やっと声出して笑ったな」

「あ……」

「簪は笑顔の方が似合ってるよ。じゃないと、折角の可愛い顔が台無しだ」

「か…かわ……っ!?」

 

おっと、少し言い過ぎたか。

簪の顔が真っ赤になってしまった。

 

(可愛いって言われちゃった……。凄く恥ずかしいけど、凄く嬉しい……♡)

 

そういや、俺って整備に来たんだよな?

なんか殆ど整備出来てないないんだけど。

 

「も…もうやめてぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~!!!」

「「ええっ!?」」

 

いきなり、物陰から刀奈が飛び出してきた!

今までずっと隠れてたのか?

だとしたら、簪との会話も聞かれてた?

 

「お…お姉ちゃん?」

「か…簪ちゃん…」

 

急に現れたからか、刀奈はどうしていいか、その場に立ち尽くして固まっている。

 

「生徒会室からつけてきたのか?」

「そ…れは~……」

「つけてきたんだね」

「うぐっ…!」

 

その反応だけで肯定してるって言ってるようなもんだ。

 

(わ…私ってばどうして飛び出しちゃったの?畔章さんと簪ちゃんが仲良さげに話しているのを見て…簪ちゃんに嫉妬をしたって言うの…?)

 

見る見るうちに刀奈の顔も真っ赤に染まっていく。

感情の起伏が激しい姉妹だな。

 

「うわぁ~~~ん!!私を見ないでぇぇぇ~~~~!!」

「「あ」」

 

今度は叫びながら整備室を出て行ったし。

何をしに来たんだ?一体……。

 

「な?残念だろ?」

「うん…。これからお姉ちゃんを見る目が変わりそう…」

 

俺と簪は、去っていく刀奈をジト目で見送りながら心の底から呆れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『リア充ですね。ご主人様』

「うっさい黙れ」

「……誰と話してるんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




簪フラグゲット~~~~!!!……なのかな?

今回のエロはちょっと控えめなフェラだけ。

でも、控えめって事は次回を期待出来るって事ですぜ!

では皆さん。

来年もどうかよろしくお願いします!
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