※この作品はR-18です。

青年騎士と麗しの乙女達   作:とんこつラーメン

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前回の話で色々なご意見を頂きました。
その結果として決めた事は活動報告に書きました。

前話から原作第二巻に突入しましたが、この辺りからハーレムにはならないけどセックスはする、所謂『ゲスト』を少しずつ登場させようと思っています。
今回はまだ出しませんが、最初は誰にするかは、もう決まっています。

それと、ずっと書き忘れていたのですが、私の中での真白のイメージはfateのイリヤちゃんです。

あと、今回は名前だけですが、ある新キャラが登場します。
と言っても、別にエロに絡むわけじゃないし、レギュラーキャラと言う訳でもありません。
しかし、シャルロットとラウラとの話にはどうしても欠かせないキャラでもあるんです。
つまり、限りなくモブに近い準レギュラー…ですかね?









第34話 疑惑の転入生 ♥

 五反田家での五反田親子とのセックスを弾と一緒に堪能した後、俺は蓮さんと蘭にある物を渡した。

それは、前に千冬から貰った『IS学園特別パス』だ。

これさえあれば、見せるだけでいつでも学園内に入る事が出来て、学園内の施設も利用可能になると言う便利アイテム。

本来なら政府のお偉いさんなんかに渡される代物だが、校外でのハーレムが誕生した際に備えて千冬が俺にくれた物だ。

自分の権限をフルに利用して入手したんだろうなぁ~…

 

これを使って、蓮さんと蘭にも一緒にセックス部の活動に参加して貰おうと言う魂胆だ。

勿論、普通に入ったら目立つのは必然である為、ちゃんと部室に直行出来る秘密のルート(束が密かに作った)を教えてあげた。

でも、蘭は一年ぐらいで必要なくなるかもしれないな。

だってあの子、来年はIS学園を受験するって言い出したし。

この展開はある程度予想出来てたんだけど。

蘭は頭はいいし運動神経も悪くない。

それに加え、政府が行っているIS簡易適性検査においてA判定を叩きだしている。

これなら、かなり高い確率で合格するに違いない。

セックスとは別に、俺も受験シーズンになったら勉強でも教えてやるかな?

 

因みに、今回無事に童貞を卒業した弾はと言うと、一気に男としての自信をつけて、学校で頑張っている様子。

あいつに彼女が出来るのも時間の問題かもな。

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

「はぁんっ♥あんっ♥あぁっ♥あぁぁぁっ♥」

「あれだけイったのに、まだヤり足りないのか?」

「んあぁぁぁっ♥あぁぁぁっ♥んあぁぁぁぁぁっ♥」

 

千冬をロープで亀甲縛りにして、その綺麗な足を無理矢理開かせている。

そして、目にはアイマスクをしてから、腰を打つ度に激しく揺れる大きな胸の勃起乳首にはそれぞれローターを二つずつ挟むようにくっつけて、最大出力で振動させている。

このローターはクリトリスにも装着してあって、こちらも挟むように取り付けてある。

勿論、アナルには巨大バイブを突っ込んで、こちらも最大出力で稼働中。

 

「あっ♥あっ♥あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♥」

「またイったか……」

 

俺はチンポを千冬のマンコに挿入したまま、彼女の腹に黒の水性ペンで『正』の字を書きこんでいく。

これは、今まで千冬が絶頂した回数を表している。

 

「これで28回。あと2回だな」

 

俺が千冬を犯している横では、束と真耶が専用の台に千冬と同じように足を広げた状態で固定されて、前に束が置いていった電動式作業用工具を改造したピストンマシン(二穴用)で容赦なくマンコとアナルを蹂躙されている。

当然、この二人の乳首とクリトリスにもローターは装着済み。

 

「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥♥」

「おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥」

 

二人の狂ったような喘ぎ声をBGMにしながら、千冬の全てを犯すために腰を動かす。

 

「真耶は35回……。で、束は21回か。ほらほら、頑張らないと俺のチンポを挿れてやらないぞ?」

「「イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ♥♥♥♥」」

 

もうイく度に潮を吹きだすようになった二人。

現在、束と真耶はある勝負をしている。

それは、千冬が30回絶頂するまでに、より多くイった方が勝ち…と言うものだ。

勝者には俺のチンポを挿入し、敗者はそのまま機械姦を続行。

 

ピストンマシンには絶頂した回数が表示されるようになっていて、数えなくても一目瞭然なのだ。

 

「また動くぞ。今度は簡単にイクなよ?」

 

パンッ!

 

「あひぃぃぃぃぃっ♥」

 

因みに、今は周囲の風景を部室自慢のVR機能をフルに使って、薄暗い石造りの牢屋をイメージした場所へと変化している。

捕虜として掴まった美女3人を、俺が拷問と称して強姦している……的な感じか?

 

「まだまだ締め付けは緩む気配が無いな!」

 

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

 

「はひっ♥はひっ♥イグゥゥゥゥゥゥゥッ♥♥まだイグれすぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥」

「幾らなんでも早すぎだ!この……淫乱マゾ女め!」

 

バチンッ!

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥」

「乳を叩かれてマンコが一段と締まってきたぞ!スパンキングで感じてるのか?」

 

バチンッ!

 

「ぎもぢいぃぃぃぃぃぃっ♥ごしゅじんさみゃにおっぱい叩かれてぎもぢいぃぃぃぃっ♥」

「じゃあ、どんどん叩いてやるよ!」

 

バチンッ!バチンッ!バチンッ!

 

「あぎぃぃぃぃっ♥うぐぅぅぅぅぅっ♥ぶぎゃぁぁぁぁぁぁっ♥」

 

普段は強気な千冬が、今は俺に忠実な性奴隷となって蹂躙されている。

もしかして、彼女には心のどこかに『誰かに支配してほしい願望』があるのかもしれない。

いつもは他人を見下している束も同じみたいだしな。

 

現にほら、今も……

 

「はぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥オマンゴのおぐまでどどくのぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥」

 

あんな風に、機械に犯されて気持ちよさそうにしてるし。

 

「おごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥まだイっぢゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥」

 

お?また真耶が記録更新だ。

もう束の勝ちは絶望的だな。

 

おっと、ちゃんと千冬の絶頂回数もカウントしておかないと。

メモメモっと。

 

「残り一回。さぁて、お前達はどこまで回数を伸ばせるかな?楽しみだよ。なぁ…千冬!!」

 

パンッ!

 

「ばいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥」

 

もう彼女のマンコも、それだけ俺の精液を飲み込んだ事やら。

中出しのし過ぎで腹が少し膨らんでるぞ。

 

「いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥」

 

バチュッ♥バチュッ♥バチュッ♥バチュッ♥

 

「ひゃひぃぃぃぃぃぃぃっ♥はがぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥」

「まるで愛液が壊れた水道のように溢れてくるぞ!はははっ!」

「こわれちゃうっ♥こわれちゃうぅぅぅぅぅっ♥これいじょうイったりゃぁぁぁっ♥わたしごわれぢゃうぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥」

「壊れちゃうじゃない!壊してるんだよ!!」

 

本当に…何回犯しても全く飽きが来ないな!千冬の体は!

最高だよ!俺の恋人は!!

 

ボチュッ♥ボチュッ♥ボチュッ♥ボチュッ♥

 

「んひぃっ♥んひぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥」

 

バチュッ♥バチュッ♥バチュッ♥バチュッ♥

 

「いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥」

 

またキた……!

これで通算何回目だ?

千冬達の回数は分かっても、俺は何回ザーメン出したか覚えてないぞ。

けど……そんなの関係無いか!

気持ちよければ全てよし!!

 

「最後は一緒にイクぞ。いいな?」

「はいぃぃぃぃぃっ♥はいぃぃぃぃぃぃっ♥わがりまじだぁぁぁぁっ♥ごしゅじんさまぁぁぁぁぁっ♥♥」

 

よ~し……俺も本気で動きますか!

 

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥あぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁっ♥ああぁあぁぁぁぁぁっ♥」

 

マンコが締まって……グニグニと蠢いて……!

 

「おぐにあだっでぇぇぇぇぇぇっ♥あひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥」

「おごあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥」

 

束達も今までで一番のヤツが来そうだな!

 

「い…くからな…!またタップリとザーメンをくれてやる!!」

 

腰を一番の力で打ち付けて、子宮口を貫通して亀頭を子宮内に入れてからの……

 

「あひっ…♥おぼぉぉぉぉおおぉぉおぉぉぉぉおぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥」

「おぐぉぉぉぉぉぉぉぉあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥」

「あっ♥あああっ♥ああああああっ♥あぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥♥」

 

ザーメン直出し!!

 

俺の射精に合わせて、3人仲良くイったようだ。

美女3人による最高のハーモニーだ。

 

千冬のマンコからチンポを抜き、束と真耶を犯していた機械を止める。

 

「ひゃぁぁ……♥」

「ひ…ぎぃぃ……♥」

「あひゃぁ……♥」

 

ジョボボボボボ……

 

お漏らしまで3人一緒かよ。

どんだけ仲良しなんだっつーの。

 

「え~っと……?真耶が合計37回で、束が23回か。勝者は真耶に決定だな」

 

つっても、もう3人共喜ぶような気力は無いみたいだけど。

 

「勝った真耶ちゃんには賞品として……」

 

マシンについたディルドーを抜いて、生チンポを挿入!!

 

「ご主人様のザーメンを進呈します!!」

「おちんぽさみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥」

 

よっぽどチンポが恋しかったんだな。

挿入した途端に、逃さないようにしっかりと締め付けてくる!

 

「そして、敗者である束ちゃんは罰ゲームとして……」

 

止まっていたマシンのスイッチを再びON!

 

「あぎぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♥♥♥♥」

「このまま機械とのセックスを続行してもらいま~す」

 

マシンが動き出した途端に絶頂したし。

よっぽど気に入ったんだな。

 

「さて真耶……。お前が満足するまで、ザーメンを子宮に流し込んでやるからな?」

「ご…しゅじん…さみゃぁぁぁ……♥」

 

うわぁ~…蕩けながら涙を流してアへ顔になってる真耶って…エロ可愛すぎ。

 

「真耶がそんな顔を見せるなら……」

 

チンポが抜ける寸前まで腰を引いて……

 

「孕む覚悟は出来てるって事でいいんだよな!!」

 

パンッ!!っと、一気に子宮口までぶち抜く!!

 

「オオゥゥゥゥッ♥フォォォォォォッ♥オッオォォォォォォォォォォォッ♥♥」

 

まずは一回。

 

こうして、暗い牢獄を模した空間での美女達のとの宴は夜遅くまで続いた。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

「あぁ~……疲れた」

 

ベッドにゴロンと横になりながら、俺は美女3人組とのセックスによる疲れを癒していた。

 

「結局、あれから真耶も15回以上もイったしなぁ~…」

 

よっぽどストレスが溜まっていたんだろうな。

なんせ、折角の休日を返上してまでの仕事だったわけだし。

 

「……今度は別の方法で労ってやろうか」

 

セックス以外にも精神的疲労を癒す術は沢山ある筈だ。

例えば料理とか。

美味い料理でも振舞ってやれば、あの3人だけじゃなくて、愛人皆も喜んでくれるに違いない。

その分の苦労はあるけど、皆の笑顔を見られると思えば安いもんだ。

 

コンコン。

 

「ちょっといいかしら?」

 

ノックの後に聞こえてきた声は……刀奈か?

 

「ちょっと待ってくれ」

 

急いでドアを開いて、廊下にいる刀奈を迎え入れる。

 

「急にどうしたんだ?こんな夜更けに」

「貴方にどうしても話しておきたい事があって」

「今じゃないとダメか?」

「出来れば」

「……分かった。取り敢えず入れ」

「ありがと」

 

珍しく刀奈が真剣な顔になっている。

これはマジで重要な話に違いない。

 

彼女を備え付けのテーブルに座らせた後、二人分のコーヒーを入れて運ぶ。

 

「ほい」

「畔章さんの淹れてくれたコーヒー…。私これ、何気に大好きなのよね~♡」

「そうなのかー」

 

別に普通のコーヒーだと思うけどな?

淹れ方を工夫してるわけでもないし。

 

刀奈と対面になるように座り、俺も自分の分のコーヒーに手を付ける。

 

「で?何の用で来たんだ?」

「もう…焦らないの♡せっかちな男性は嫌われるわよ?」

「刀奈……」

「ゴメンナサイ…」

 

ったく……ふざける為に来たのか?

 

「…畔章さんは、今度来日するって言う転入生の事は聞いてるかしら?」

「少しはな。確か、フランスとドイツから来るんだろ?」

「えぇ…その通りよ」

「けど、それがどうかしたのか?」

 

刀奈が手に持っていたファイルから数枚の資料を取り出してテーブルに置いた。

 

「ドイツの子の方は特に問題は無いの。織斑先生もそう言っていたし」

「千冬が?……って、これは……」

 

『ラウラ・ボーデヴィッヒ』

資料にはそう書かれてあった。

 

「ラウラ……あの子が来るのか…」

「知ってる子?」

「まぁな。刀奈は千冬が1年間ほどドイツに教官として出向していたのは知っているか?」

「勿論。その筋の間じゃ結構有名な話ですもの」

 

そうだったのか。シランカッター。

 

「このラウラは、その時の教え子の一人なんだ」

「そうだったの…。道理で……」

 

いやはや。

また彼女の顔を拝める日が来るとはな。

セシリアと言い箒と言い鈴と言い、俺はIS学園に来てから昔馴染みと再会しまくりだな。

 

「当時、千冬はその実力と功績を認められてドイツに招待されてたんだが、それをかなり渋っていたんだ。しかし、政府からの強い要請に断りきれなくなって、最終的にある条件を提示したんだ」

「条件って?」

「俺を一緒にドイツに連れて行くこと」

「えぇっ!?」

 

そのリアクションは概ね正しい。

俺も最初に聞かされた時は同じ声を上げたし。

 

「俺自身も千冬と1年間も離れるとか論外だったし、それ自体は嬉しかった」

「で…でも、学校はどうしたの?当時はまだ普通の高校に通っていたんでしょ?」

「ああ。だから、ドイツに『留学』って形で休学する事にしたんだ」

「留学って……」

 

これは千冬から提示されたんだけどな。

正直、俺的には目から鱗の提案だった。

 

「その時、ある人物が個人的に俺達の事をサポートしてくれたんだ」

「それって誰なの?」

「原瀬隷亜人(れあーど)さん」

「…………え?」

 

ん?どうした?急に固まって。

 

「原瀬隷亜人って!様々な分野に手を出して毎年莫大な利益を上げている、アジア最大の財団法人『原瀬財団』の総帥の原瀬隷亜人っ!?」

「そうだけど?」

「全然知らなかった……」

「お…おい?」

 

なんでそこで落ち込むんだ?

 

「どうして、そんな超大物と知り合いな訳…?」

「あの人の息子である『原瀬頼奈(らいな)』とは小学生の頃からの親友同士で、その関係で隷亜人さんとも顔見知りなんだ」

「世界レベルの超大金持ちと知り合いって……」

「……大丈夫か?」

「うん……」

 

コーヒーを飲んで少しは落ち着いた様子の刀奈。

 

「向こうでの生活は大変だったけど、同時に有意義でもあった。ドイツでは本当に多くの事を学ばせて貰ったよ。ラウラとも、その時に知り合ったしな」

「そ…そう…。畔章さんから見て、このラウラって子はどんな印象な訳?」

「そうだな……」

 

アイツの印象と言えば~…。

 

「世間知らずで強気な態度を取っているけど、根は素直でいい子だよ。仲間思いだし、努力家でもある。ちょっとコミュ症な所があるけど…。まぁ、良くも悪くも『純粋』な女の子って感じかな?」

「ふ~ん……」

 

俺は素直に答えただけなのに、どうしてジト目で見られなきゃいけない?

 

「またハーレムが増えそうね?」

「え?」

 

それって、ラウラもハーレムに加わると?

それは……

 

(……悪くないかも)

 

でも、流石に純粋無垢なラウラをエロに染めるのには抵抗があるな…。

 

「ラウラが何か問題なのか?」

「いえ?この子に関しては特に問題視してないの。問題なのは……」

 

刀奈がもう1枚の資料を俺に提示する。

 

「こっちの方よ」

 

その資料を見て、俺は思わずギョッ!とした。

何故なら、資料に書かれていたのは……

 

「お…男?」

 

男の顔写真だったからだ。

 

「名前は『シャルル・デュノア』。フランスで発見された第二の男性IS操縦者らしいけど……」

「よく見たら、なで肩になってて顔だちも……。これじゃあまるで……」

「男装してる女の子みたい?」

「そうそう。って……マジ?」

「かなり高い確率でマジ」

 

この顔で『男です』は通用しにくいだろうな~。

実際に見ればもっとボロが出そうな気がする。

 

「織斑先生も篠ノ之博士も、私達と同じように男装した女の子だと睨んでいるわ」

「態々、男装してまでここに来る理由…。それはやはり……」

「畔章さんの生態データ。そして、専用機である白式ね」

「だろうな……」

 

目的が分かりやすすぎて、逆に不安になる。

 

「しかも、『デュノア』って……」

「第2世代型量産型IS『ラファール・リヴァイヴ』を開発した会社で、量産型ISのシェアなら世界で第3位を誇る大企業。でも……」

「第3世代機の開発に手こずっていて、欧州連合の統合防衛計画。通称『イグニッション・プラン』からも外されそうになっている…だよな?」

「御明察。よく知ってたわね」

「これでも勉強は欠かさずしてるからな」

「……畔章さんって、どこまで万能なの?」

「は?」

 

俺は万能じゃないぞ?

ただ、出来る事を必死にしてるだけだ。

 

「多分、自分の会社から男性IS操縦者と言う存在を輩出して、広告塔にでもしようと思ったんじゃないかしら?」

「馬鹿な事を……」

「全くだわ。そんな事をすれば、すぐに素性がバレる。そんな事をしなくても、少し調べればすぐに分かってしまうのに」

「そんなセリフを吐くって事は、もうこいつの事を?」

「ちゃんと調査してあるわ」

 

刀奈が更にもう1枚の資料を俺に見せてきた。

 

「この子の本当の名前は『シャルロット・デュノア』。デュノア社社長の一人娘らしいわ」

「実の娘をスパイに仕立て上げたのか…!」

 

普通に外道じゃないか…!

 

「念の為に篠ノ之博士がフランス政府のサーバーにハッキングを仕掛けて、出生届も確認したけど、どこにも『シャルル・デュノア』なんて名前は無かった」

「しれっと凄い事を言わなかったか?」

 

フランスにハッキングしたのかよ…あの人。

束さんならばれないようにハッキングするなんて朝飯前だろうけど。

 

「一応、この事は学園側にはまだ何も知らせてないわ」

「それが賢明だろうな」

 

捕えるにしろ助けるにしろ、まずは直接会って話を聞かないといけない。

全てはそこからだ。

 

「それでね。表向きは男として転入してくるから、少しの間だけ畔章さんと同室になるかもしれないわ」

「ある意味必然だな。それに、そっちの方が色々とボロを出す可能性が高い」

「隣には織斑先生もいるしね」

 

いざとなれば、すぐに相談できる。

正直、これはかなり心強い。

 

「この事は他の子達にも知らせておこうと思うの。情報共有者は少しでも多い方がいいでしょ?」

「そうだな。特に代表候補生の皆は、いい知恵を貸してくれそうだし」

「勿論、私も協力するわよ?貴方の愛人としてね?」

「ふふ……頼りにしてるよ。刀奈」

「任せて♡」

 

少し温くなったコーヒーを一気に飲み干す。

 

「さて、そろそろ帰った方がいい。夜も遅いしな」

「ねぇ……畔章さん?」

「なんだ?」

「もう夜も遅いからこそ、ここに泊まっちゃ駄目かしら?」

「う~ん……別にいいか」

「ほんと?」

「今までに色んな子が泊まってるしな。刀奈は前にも一回泊まってるし」

 

こうなったら、一回も二回も同じだろ。

 

その後、刀奈は下着の上から俺のシャツを着てから、一緒のベッドに入った。

俺はTシャツにジャージを着ている。

この部屋には基本的に俺の一人分のベッドしかないしな。

あれ?じゃあ、例の転入生が来た時はここにもう一台ベッドを置くのか?

 

「ふふ…♡畔章さんの香りがする♡」

「そうか」

 

男の香りなんて、そんなにいいもんじゃないだろうに。

それよりも……

 

「刀奈の方が、ずっといい匂いがする…」

「畔章さん……」

 

彼女の胸に顔を埋めるようにして抱きしめた。

 

自然と目が合って、気がついた時には互いに唇を重ねていた。

 

「ちゅ……」

「んちゅ…♡」

 

キスをしながら抱きしめ合って、思わず笑みが零れる。

 

「ふふ……」

「あはは……♡」

 

セックスをせずに、こうしてただ抱き合うのも悪くは無いな。

女の子って本当にいい匂いがするし。

これだけで凄く落ち着く…。

 

部屋の電気を消すと、途端に眠気が意識を支配する。

 

「…おやすみさない…畔章さん」

「おやすみ…刀奈」

 

夢の中に旅立つ直前、少し明日の事を考えた。

 

(明日の早朝にでも、頼奈に連絡をしてみるか……)

 

裏の事情にも変わり詳しいアイツなら、デュノア社の現状について詳しいかもしれない。

 

それが、俺が今日最後に考えた事だった。

 

「愛してるわ……畔章さん♡」

 

ふと、刀奈のそんな声が聞こえた気がした。

とても慈愛に満ちた、優しい声だった。

 

 




今回からあの二人が出てくると思った人。

残念でした!次回からです!

分かる人は分かるキャラ。

原瀬瀬奈ことライナー・バルセルト。

アルトネリコ1の主人公ですね。

ま、出番は殆ど無いに等しいですけど。

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