アーキタイプ・ブレイカーに関しては、私の方でも自分なりに調べてから、慎重に慎重を重ねてから進めていこうと思います。
最後まで登場させるかは考えるつもりですが、もしも登場するとしたら二学期からだと思います。
それとは逆に、他作品のキャラ達に関してはかなり積極的に登場させようと思います。
高校生ぐらいのキャラは普通に生徒として出せますし、他の大人系や元同級生的なキャラは夏休みに出そうと考え中です。
もう既に私の中じゃある程度、登場予定のキャラが固まってきました。
まだまだアンケートは実施中ですので、どしどしご意見を下さるとハピハピ♥です。
なんとも賑やかで卑猥で淫乱な時間はあっという間に過ぎ、今は皆で仲良く夕食タイムの真っ最中。
贅沢にも大広間を3つも繋げた大宴会場にて、俺達生徒は並んで食事をとっていた。
「いや……冗談抜きで美味い。こうして味わっているだけでも食の勉強になるな……」
これが高級旅館の食事と言うものか!
高級ホテルのバイキングは経験した事はあるが、旅館の食事はリアルに初めてだ。
「た…楽しそうですね……畔章さん」
「そうか?」
そこまで興奮してたか?
隣に座っているシャルに言われても、全く自覚が無い。
「にしても、浴衣なんて初めて着ました」
「フランスじゃ着る機会は無いだろうな……」
理由は不明だが、この旅館では食事中の浴衣着用は絶対らしい。
俺としては小一時間ほど問い詰めたいが、この旅館にはこの旅館の事情があるのだろうから、敢えて深くは追及しない事にする。
「新鮮な魚介類の刺身とか、本当に久し振りだな……」
「生魚って少し抵抗ありましたけど、結構美味しいんですね」
「これは日本独特の習慣だからな」
今では刺身も少しずつ海外進出を果たしていて、北欧や欧米の人達も日本料理店でよく刺身を食べていると聞くけど。
「……畔章さんって本当に体力があるんですね」
「ん?どういう意味だ?」
「だって、昼間にあれだけセックスしたのに、全然疲れた様子が無いから」
「あぁ~……」
鍛えているから……じゃあ言い訳にはならないか。
「浜辺でのセックスは確かに楽しかったけど……」
「後処理が大変でしたよね」
思いっきりはしゃぎ過ぎた結果だな。
こればっかりは仕方が無い。
「と言うか、あれだけ騒いで旅館側から何も言ってこなかった事の方が怖い」
「言われてみれば確かに……」
シャルと話しながらも食事はちゃっかりと進めていく。
これだけの料理を冷めさせては非常に勿体無い。
「山葵一つとっても高級感がある。高校生の食事に本わさとか普通は使わないぞ……」
「ホンワサ?」
「簡単に言えば、取れたての新鮮な山葵をその場で摩り下ろした物を指すんだ」
「と言う事は、学園の食事についてくるワサビは……」
「あれは練りわさと言って、海外で栽培された山葵を複数混ぜ合わせて、そこに合成着色料を組み合わせて色や香りを本場の代物に酷似させている一般品」
俺が説明したかったのに、俺の前にいた簪に全て言われてしまった……。
「へぇ~…詳しいんだね」
「日本人ならこれぐらい常識。だよね?お兄ちゃん」
「ま…まぁ、常識かどうかは知らないが、料理を嗜む人間ならば知ってて損は無い情報ではあるな」
「そうなんだ……」
あ……この好奇心に溢れた目は……。
「ちょ……シャルロット?」
「それは……」
「ありゃりゃ~……」
簪と同じ様に俺の近くに陣取った鈴と本音が困った顔でシャルを見るが、彼女はそんな視線に全く気が付く事無く、躊躇なく箸で摘まんだ山葵の小山を丸ごと口の中に放り込んでしまった。
「んっ!?んんんんんん~~~~~~~っ!?」
「アンタって子は……。ほら、お茶よ」
「はひはほう……(涙)」
知らなかったとはいえ、何とも貴重な瞬間を拝めた気がする…。
「山葵を丸ごと食べる人なんて初めて見た……」
「まるでお笑い芸人がバラエティ番組でやらされる罰ゲームみたいだね~」
「二人とも……他人事だと思って……」
「これに懲りたら、山葵を丸ごと食べようなんて思わない事ね」
「うん……そうしゅる……」
これもいい教訓だと思えばそれまでだが、本当に痛そうだったな……。
「山葵ってのは、本来はこうして醤油に少しだけ混ぜてから食べるのよ。あくまでこれは薬味なんだから、そのまま食べるような食材じゃないのよ」
「よく覚えておくよ……」
シャルは山葵の食べ方を覚えた!……ってか?
鈴は本当に世話好きで助かるよな。
「で、さっきから静かなセシリアはどうしたんだ?」
「な…なんでもありませんわ……」
「全くそうは見えないから聞いてるんだけど」
これまでの人生の中で正座をしての食事とか一度もした事が無いから、あっという間に足が痺れてしまったんだろう。
なんでそこまでして俺の隣で食べようとする?
「無理をしないで大人しくラウラみたいにテーブル席に移動したらどうだ?」
「い…いえ…!ここで大人しく身を引いたらオルコット家の名折れ……!何としても畔章さんの隣で食事を食べてみせますわ…!」
「変な所で根性を見せようとするな」
普段は優雅で煌びやかなのに、なんでか強情なところがあるんだよな…。
幼い頃も、彼女のこんな正確によく振り回されていたっけ。
先程言った『テーブル席』とは、セシリアのように正座に慣れていない生徒達や宗教上の理由で床に座れない子達の為に旅館側が特別に用意してくれた席の事だ。
ラウラも最初は俺の近くで食べようとしていたが、速攻で足の痺れを訴えて、泣く泣くテーブル席に移動した経緯がある。
クロエもラウラに付き添う形でテーブル席に移動して食べている。
「ははは……気持ちは分かるけど、それじゃあ食事は難しいと思うよ?」
「ここは我慢せずにお兄ちゃんの言う通り、テーブル席に行った方が賢明」
「なんの……!この席を獲得する為の労力に比べれば……この程度……!」
「俺が与り知らない場所で一体何があったんだよ……」
女子って時々、男が想像もしない事を普通にしてるからな……。
「……あのさ、普通に足を崩して食べてる子……いるよ?」
「えぁっ!?」
セシリアが変な声を上げながら本音の指差す方を見ると、そこには少しだけ足を崩して『女の子座り』をしている子が数人いた。
「あれぐらいなら普通に許容範囲だろうな。流石に胡坐とかは駄目だろうけど」
「わ…私の苦労は……」
落ち込みまくったセシリアは、静かに女の子座りになって食事を続けた。
別の意味で静かになったのはいいけど、なんとも哀愁の漂う背中を見せていた英国淑女であった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
畔章達が大宴会場で食事をしている中、千冬を初めとした教師達はと言うと……
「ぷはぁ~っ♡思いっきり体を動かした(意味深)後のビールは溜まらんなぁ~♡」
「の…飲んでるね……ちーちゃん」
「少し深酒な気も……」
「気にするな真耶。普段から疲れる仕事をしてるんだ。こんな時ぐらいはパ~っとしたくなるだろう」
「いや……ちーちゃんの場合は休日前はいつもこんな感じ……」
「何か言ったか?束」
「ナンデモアリマセン」
「よろしい」
生徒達と全く同じ料理を味わいながら、その手にはビールジョッキが握られている。
真耶も束も飲んではいるが、千冬は明らかに二人以上に飲みまくっている。
今、彼女達がいる場所は千冬と畔章が使っている部屋。
教師連中は生徒達とは違って、割り当てられた各部屋にて食事をしているのだ。
「しっかし、今日のクロ君はいつにも増して凄かったよね~♡」
「畔章さんも海に来て開放的になったんでしょうか?」
「かもね~。ま、束さん的には大満足だったけど♡」
昼の浜辺での出来事を思い出すだけで密かに濡れる束。
畔章の調教は順調に進んでいるようだ。
「あれ程の大乱交……私も初めてだったな」
「あの後、ちーちゃんってばすっごいスッキリとした顔をしてたよね」
「あれで完全にストレスが解消されたからな。やはり、溜まったストレスを解消するには畔章に肉便器のように犯されるのが一番だ」
「酒が入っているとは言え、この場でそこまで言えるちーちゃんを普通に尊敬するよ……」
「ははは……」
束が珍しく呆れかえり、ついていけない真耶に至っては苦笑いをするだけ。
「それにしても、なんで旅館側はあれだけの事をしても何も言ってこない?」
「それなんだけどね。私の方でちょっと調べたら凄い事が分かったよ」
「なんですか?」
グイグイと束に顔を近づけて聞こうとする千冬と真耶。
「実は……あの浜辺ってよくAVの撮影で使われていて、あそこでは頻繁に私達みたいに青姦セックスをしてるんだって」
「「ブブゥゥゥッ!!」」
流石の千冬も思いっきり吹いた。
「な…なんだと……?」
「この旅館にもよくスタッフの人達が泊まっているらしいよ?時には旅館内で撮影する事もあるって」
今明かされる衝撃の事実に、一瞬で酔いが醒める千冬と真耶。
「わ…私達ってそんな旅館を臨海学校で使ってたんですか……?」
「全く知らなかった……」
震える手でそっと刺身を箸で挟んでから口に運ぶ千冬。
その顔は完全に素面となっている。
「ま…まぁ……AVで使われていると言っても、ここ自体は至って普通の旅館だ。今は気にする必要は無い……と思う」
「現実逃避だね」
「言うな」
グビッとジョッキ内に残っていたビールを全て胃に流し込む。
「そう言えば、『あの二人』はもうこっちに到着してるのか?」
「みたいです。私達よりも先に旅館に泊まっているそうです」
「あ、話を逸らした」
束のツッコみを無視して事務的な話を続ける二人。
そうでもしないとやってられないのだ。
「一応はサプライズだからな。明日までは私達にも接触しないように言及してはいるが……」
「有名人だからね~。見つかれば間違いなく騒ぎになるよ」
「大人しくしてくれているといいんですけど……」
昼間のセックスでストレスは解消されても、次の瞬間には新たなストレスの種が出現してしまう、悲しい教師の性だった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「まさか、千冬さんから直接ご指名を受けるなんて……一体なんの用かしらね?」
「予想が出来るような、出来ないような……」
食事を終えてから温泉に入った箒達『畔章ハーレム一年生組』は、千冬に呼ばれて彼女がいる部屋へと向かっていた。
「昼間の事もあるから、そこまで堅苦しい話じゃないとは思いますけど……」
「取り敢えずは行ってみよう。話はそれから」
「簪の言う通りだな。教官をあまり待たせてはいけない」
そんな風な事を話しながら歩いてくと、すぐに千冬のいる部屋まで辿り着く。
箒が代表として扉を開けると、そこには……
「お?やって来たか」
「やっほ~♡」
「待ってましたよ~♡」
缶ビール片手に酒に酔った畔章ハーレム教師組が畳に座って彼女達を見ていた。
「ね…姉さん?」
「山田先生もいる……」
「なんだ?この二人がいてはなにか都合が悪いのか?」
「い…いえ……そうではなくて……」
「純粋に驚いたと言うか……」
この三人が一緒に座って酒を飲んでいる光景が単純に想像できなかっただけ。
他の生徒がこれを見ても、全く同じリアクションをするだろう。
「ほれ。そんな所に立ってないで、どこでも好きな場所に座れ」
「は…はぁ……」
言われるがまま、彼女達は思い思いの場所に腰を下ろす。
「ほれ。お前達も何か飲め」
「好きなのを取っていいよ~」
予め用意していたのか、既に人数分の缶ジュースが並べられていた。
「じゃあ、これを貰います」
「私はこれにする……」
「私はこれ~♡」
箒と簪と本音が手を伸ばしたのを切っ掛けに、他の面々もそれぞれにジュースを取っていく。
「と言うかですね、教師が生徒の前で飲酒をしてもいいんですか?」
「クーちゃん言うね~!でも、それならモーマンタイなのだよ!」
「どういう意味ですか?束さま」
「今は夜。つまりは勤務外の時間帯だ。故に何の問題も無い」
「「「「えぇ~……」」」」
海外から来たメンバーはともかく、日本で過ごした事のある鈴と、最初から日本に住んでいた箒と簪と本音は明らかに怪訝な表情になった。
「いやいや!こう言ったイベントでは夜も立派な勤務時間に入るのでは……」
「相変わらず堅苦しい奴だ。畔章の部屋まで押しかけて告白した挙句、その日のうちに処女を明け渡したお前はどこ行った?」
「そ…それとこれは関係無いでしょうっ!?」
顔を真っ赤にしながら千冬にツッコむ箒。
今まで散々と痴態を晒してきても、恥ずかしいものは恥ずかしいのが人間。
「ふぅ~ん?」
「詳しく聞きたいですわね~?」
「僕も聞きたいな~?」
「ちょ……お前達?」
見事に話を晒された千冬によって、一転してピンチに陥った箒。
ジリジリとにじり寄るセシリアと鈴とシャルロットの迫力に後ずさりをしている。
「助けなくていいんですか?」
「楽しそうだしいいんじゃない?」
そう言う束も心から楽しそうに笑っていた。
「よし!昼間は思いっきりセックスを楽しんだから、夜は女同士で心ゆくまで語り合うぞ!」
「なんて言ってるけど、多分一方的に愚痴を聞かされる羽目になると思う」
「そんな事を言うな、更識。ほら、お前達も飲め!」
「了解であります!……ところで、お兄ちゃんはどこに?」
「あぁ。畔章なら今は風呂に行っている筈だ。今は丁度男湯の時間だしな。偶には一人でのんびりと湯に浸からせるのもいいだろうさ」
こうして、織斑千冬主催の『畔章ハーレムの女子会』は就寝時間まで続くのであった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
俺はこの旅館自慢の露天風呂に入る為に風呂場へと一人で向かっていた。
なんでも、ここの露天風呂は海が一望できる位置にあるらしく、その景色は旅館好きが紹介するサイトでも非常に高評価を受ける程らしい。
「この歳になって温泉にワクワクするなんて、俺にもまだ童心があったんだな~」
男は何歳になっても子供だとよく言われるけど、あながち間違いじゃないかもしれない。
「あれ?」
俺の部屋から風呂場に行こうとすると、道順的に嫌でも土産物屋を通る羽目になる。
明日の夜にでも寄ってみようと思ってはいるが、その土産物屋に二人組の外人がいて楽しそうに話しているのが見えた。
「あのよ~……本当にこうしてていいのか?一応、アイツからは明日までは出歩くなって言われてるんだし……」
「顔に似合わず真面目ね~、イーリは。別にこれぐらいいいじゃない。隊の皆にも日本のお土産を買って帰るって約束したんだし」
「そうだけどよ……。つーか、顔に似合わずは余計だ。これでも国家代表だぞ?真面目にもなるっつーの」
片方は活発な感じのショートヘアーの美女で、もう片方は綺麗な長い髪を靡かせた清楚な感じの美女。
髪の色は二人とも揃って金髪だった。欧州系か北米系の人達か?
「ほらほら!これとかよくない?」
「ガキみたいに燥ぐなっつーの。今年で幾つになると思ってんだ……」
「歳は関係無いと思うけど?」
「少しは大人らしくしろって言ってんだよ、ナタル」
「はいはい」
「はぁ……」
…………なんか知らんけど、関わったら負けだな。
ここはそっと通り過ぎて、さっさと露天風呂に入りに行こう。
足音を消して、抜き足差し足でその場を後にして、その後は早足で風呂場まで歩いて行く。
「ここか。さて、早く入りますか」
学園の更衣室にも決して負けてない広さの更衣室に入って、そこで服を脱ぐ。
「……俺以外には誰もいないのか?」
今は男風呂の時間だから、少なくとも女性はここにはいない。
かと言って、俺以外に誰もいないというのは……。
「ま……いいか」
普段は味わえないブルジョア気分を満喫できると思えば、これも悪くない。
気持ちを切り替えて、俺は露天風呂に続く扉をガラガラと開ける。
しかし、そこには全く予想すらしなかった人物がいた。
「あら♡思ったよりも大きいのね♡」
「な……なんで?」
俺の裸……主にチンポを見て蠱惑的に微笑む女将さんこと清州景子さんが一糸纏わぬ美しい裸体を晒していた。
今回も次回へのフラグ。
皆さんのご期待通り、次回は女将さんとのお話です!
大人の魅力溢れる彼女を前にして、畔章は理性を保てるのか?