※この作品はR-18です。

青年騎士と麗しの乙女達   作:とんこつラーメン

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今回からドイツ編に突入。

前回言ったゲストについてですが、急遽、追加でもう一人出す事にしました。

出展作品は『艦隊これくしょん』から。

ドイツで艦これと言えば……大抵の人は想像出来るのでは?

それと、今回も導入部分なのでエロはありません。

次回までお待ちください。










第93話 畔章の海外旅行(ドイツ編①)

 フランスを飛び立ってから数時間。

 俺は数年振りに懐かしのドイツの地に降り立った。

 

「……懐かしい空気だ」

 

 荷物を受け取って入国手続きを終えた俺は、空港の中を見回りながら歩いていた。

 

「え~っと……確かこの辺りに……」

 

 もう恒例になっているが、出迎えに来ている筈のラウラの事を探していた。

 機内で受け取ったメールによると、部下を伴って迎えに来てくれると言ってくれた。

 なんだかパターンになってきているが、それでも出迎えがあるのは純粋に嬉しい。

 

「ん? 遠目に見えるあの黒い軍服の二人組は……?」

 

 あ。その二人で背の高い方がこっちにやって来た。

 流石に走ってはいないが、かなりの早歩きになってる。

 

「クロアキ~~~!!」

「ぬわっ!?」

「ク…クラリッサっ!?」

 

 いきなり俺に抱き着いてきたのは、ラウラと同じシュバルツェア・ハーゼ隊所属であり副官を務めているクラリッサ・ハルフォーフ大尉。

 部隊の中で唯一の成人女性と言う事もあり、ラウラを初めとした部隊の面々からとても頼りにされている。

 が、変にアニオタ気質な所があって、その影響で中途半端な日本知識を所有している。

 そのお蔭で純粋無垢なラウラに変な知識を学んでいってしまう……。

 

「あぁ……ずっと会いたかったです……クロアキ……♡」

「クラリッサ! 早くお兄ちゃんから離れろ~!」

 

 なんだこのカオスは。

 クラリッサは俺の胸にずっと顔を擦りつけているし、ラウラは頬を膨らませて腕をブンブンと振り回している。

 まるで本当の姉妹のように見える。

 

「あの~……そろそろ離れてくれないか? まだ碌に挨拶もしてないんだけど……」

「はっ! そうでした……」

 

 今更かよ。どんだけ夢中になってたんだつー話ですよ。

 

「お恥ずかしい所をお見せしました。余りの嬉しさについ我を忘れてしまって……」

「ついって……」

 

 あれを『つい』で済ませるお前ってどうよ。

 

「十数日振りですね。お兄ちゃん」

「そうだな、ラウラ」

 

 まだそれ程に日時が経過していないのに、どうも凄く久し振りに感じる。

 だからだろうか。思わずラウラの頭を撫でまわした。

 ラウラも嬉しそうに目を細めているが。

 

「私は約三年振りになりますね。クロアキ」

「だな。久し振り、クラリッサ」

 

 さっきとは打って変わって、きちんと敬礼をして挨拶をしてくれたクラリッサ。

 どうして最初からそれが出来なかったんだ?

 

「皆、貴方に会いたがっていました。きっと大喜びする事でしょう」

「って事は、メンバーは変わってないのか」

「勿論です。それと、実は今、ある人が来ていまして」

「ある人?」

「はい。ここで説明をするよりも実際に会った方が早いと思います」

「車は既に用意してあります。こっちです、お兄ちゃん」

「分かった」

 

 二人に案内されて、駐車場に停めてある軍用車がある場所まで向かった。

 その道中でラウラとは手を繋ぎ、クラリッサは俺の腕に抱き着いてきた。

 悪い気はしないけど、すっごく目立っていた上に歩きにくいことこの上なかった……。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

 車を走らせること30分ぐらい。

 俺は懐かしの基地に到着した。

 見た目は誰もが想像するような軍事基地だが、ここはドイツにおけるISの前線基地のような場所だ。

 この国にあるISの殆どがここに所属している。

 

「本当に変わってないんだな……」

「まだ数年しか経過してませんからね」

 

 基地の前にはハーゼ隊の隊員が勢揃いているが、その中に一人だけ雰囲気が違う人物が一人だけ混ざっていた。

 

「あの人が?」

「はい。ここからでは見えにくいですが、傍で会えばきっと驚きますよ。向こうもクロアキの事を知っている様子でしたし」

「俺の事を知っている?」

 

 一体誰だ? 本気で見当がつかない。

 疑問に感じながら車を降り、二人と一緒に基地に向かって歩いていくと、その途端に隊員の皆がこっちに走って来た。

 

「「「「「「「クロアキさ~~~~ん!!!」」」」」」」

「うおっ!?」

 

 集団で走って来るから、その衝撃で地響きが鳴ってるんですけど~!?

 その後ろからは、先程の人物が優雅に歩いてくる。

 徐々にその姿が鮮明になり、その顔がよく見えた。

 

「あ……貴女は……!」

「お久し振りですね、畔章くん」

 

 俺の周囲をハーゼ隊の子達が取り囲んで身動きが取れない中、俺はその人と目があった。

 黒い髪美しい女性で、鋭い目つきがチャームポイント。

 雰囲気などは千冬にとても似ているが、年齢が違いすぎる。

 

「……はい。お久し振りですね、しほさん」

 

 この美人の名は『西住しほ』さんと言って、武芸で有名な『西住流』という流派の家元を務めていると同時に、俺がまだ普通の高校に通っていた頃の同級生である『西住まほ』と、その妹にして後輩である『西住みほ』の実の母親でもある。

 見た目は二十代でも十分に通用する程の美貌なので、これで大きな娘が二人いると言われても普通は信じられない。

 実際、俺も最初に出会った時は全く信じられなかった。

 

「でも、どうしてしほさんがドイツに?」

「こちらの方々に呼ばれて、今は教官としてここにいるのよ。つまり、君の恋人さんの後任ね」

「成る程……」

 

 しほさんならば千冬の後任と言われても納得はいくが、まさかこんな場所で再会するとは思わなかった。

 

「アナタと会うのは卒業式の時以来ね」

「そうなりますね」

「そっちの話は聞いているわ。ISを動かした事も含め、色々と苦労してるみたいね?」

「確かにそうですが、苦労事だけじゃないですよ」

「みたいね。その顔を見れば分かるわ」

 

 母親らしい微笑みを浮かべる彼女にドキっとしたのは、俺が過去に彼女と深い関係になったからだろう。

 簡単に説明すれば、前に西住家にお呼ばれした時に、しほさんに逆レイプされました。

 最終的には俺が逆転してリードして、アへ顔晒すまでヒィヒィ言わせたんだけど。

 別に夫婦仲は悪くないようだが、夫婦揃って忙しい立場らしく、中々に揃う機会が少ないようで、色んな意味でストレスや性欲が溜まっているみたいで、それが俺に向かって爆発した感じ。

 しかも、その後も俺の事を誘惑してくるもんだから大変だった。

 まほから変な目で見られた時は普通に傷ついたっけ……。

 

「まほとみほは元気にしてますか?」

「えぇ。二人共、畔章くんに会いたがってたわ。特にまほは……ね」

「そうですか」

 

 あの二人共、あれから会ってないしな……。

 いつかまた会いたいとは思ってはいるんだが。

 

「ニシズミ教官。そろそろよろしいでしょうか?」

「そうね。あまり引き止めてもいけないわね。私は戻るから、ボーデヴィッヒ少佐とハルフォーフ大尉は彼を中将閣下の所まで案内してあげて頂戴」

「「了解です」」

「では、また後で会いましょう」

 

 そう言うと、しほさんはまだ俺の周りで騒いでいる彼女達を一喝して、そのまま引き連れて訓練所の方まで歩いていった。

 

「話には聞いていましたが、本当にクロアキとニシズミ教官がお知り合いだったとは……」

「俺にも色々な交友関係があるって事さ」

「お兄ちゃんが言うと、凄まじいまでの説得力があるな……」

 

 反論の余地もありません……。

 学園内で犯りたい放題してる身としては特にな……。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

・

 

 

 

 

 

「中も全く変わってなかったな。多少、機材が新しくはなってたけど」

「そうそうに劇的な変化は無いですよ」

「それもそうか」

 

 軍の予算だって無限じゃないんだ。

 毎年毎年、施設や機器などを新しくは出来ないか。

 

「今更だけど、こうして俺がいきなり来て大丈夫だったのか? 皆、訓練とかしてるんじゃ……」

「確かにそうですが、お兄ちゃんが来ると分かった途端、全員が一斉に有給届を出していました」

「おいおい……マジかよ……」

 

 全員一斉にって……。

 

「ですが、流石にそれを全て受領する訳にもいかないので、交代で休みを取っているのです。因みに、私と隊長は真っ先に提出をしましたので、他の隊員とは違って長く休みを貰ってます」

「だから、滞在中はずっとお兄ちゃんと一緒だ!」

「そうか~」

 

 軍務中に訪れたのなら、こっちもかなり気まずかったが、休みを取っているのならば大丈夫……なのか?

 

「着きました」

「ここも相変わらずだな」

 

 世間話をしている間に、俺達はラウラ達のこの基地の一番のお偉いさんがいる部屋に到着した。

 なんとも重々しい木製の扉で、学園の生徒会室を彷彿とさせるが、こっちと向こうとじゃ扉の重みが違いすぎる。

 

「中将閣下。クロアキ・マワタさんをお連れしました」

「分かったわ。入りなさい」

「了解しました」

 

 クラリッサが代表して扉をノックし、中にいる人物に許可を求める。

 無事に許可が出たので、俺達は室内へと入っていくことに。

 

「お久し振りね。クロアキ」

「お久し振りです。ビスマルク中将閣下」

 

 そこにいたのは、金髪碧眼の美人軍人。

 ラウラ達と同じ種類の黒い軍服を身に纏ってはいるが、装飾が明らかに派手なので、一目で彼女が相当な地位にいる人物だと理解出来る。

 彼女こそが、この基地のトップにして、シュヴァルツェ・ハーゼ隊の指揮官を務めている『ビスマルク中将』だ。

 姿だけならば俺と同い年ぐらいの少女にも見えるが、俺よりは年上……だった筈。

 少なくとも、俺などが到底想像がつかないような大人物なのは確実だ。

 

「チフユと一緒にドイツに来た時以来だから……もう三年になるのかしら」

「ですね」

「早いような長いような……そんな時間だったわね……」

 

 俺からしたらあっという間だったけどな。

 ISを動かしてからは特に。

 

「色々と聞きたい事などはあるけど、まずはこれを言わせて頂戴。おかえり……クロアキ」

「ただいまです……」

 

 おかえり……か。

 ここで言うのも不思議な感じだが、悪くはないな。

 

「二人とも、暫く席を外してくれるかしら? 少し彼と二人きりで話したいの」

「「了解です」」

「あ………」

 

 俺が静止する前に二人はそそくさと退出してしまった。

 この流れは……もしかして……。

 

「クロアキ~♡」

「だと思った……」

 

 このビスマルクという女性。

 普段のあの威厳ある姿はポーズみたいで、この歳相応の少女のような性格こそが素の彼女らしい。

 しかも、俺の前でしかその姿を見せないという徹底ぷり。

 今も、二人が出ていった瞬間に席を立って俺にギュッと抱き着いてきた。

 お蔭で、彼女の豊満な胸が思い切り押し潰されてる。

 

「アナタが日本に帰ってからずっと寂しかった~!」

「そう言われても……」

「ちゃんと頭では分かっているの……。でもでも……私……私……」

「あ~…はいはい。寂しい思いをさせて済みませんでした」

 

 頭で撫でてやると、涙ぐんだ目でこっちを見てきた。

 マジでこの人って中将って凄い立場にいるんだよな?

 

「もっと」

「え?」

「もっと頭なでなでして」

「了解です。閣下」

「ん~…♡」

 

 まるで子猫みたいな女性だ。

 でも、俺は知っている。一度スイッチが入ると『猫』から『雌豹』になる事を。

 しほさんと同じように、俺は前にドイツを訪れた時にこの人にも逆レイプをされかけた。

 こっそりと俺の部屋に入り込んで、そのまま美味しく頂こうとしたらしいが、俺がされるがままになるわけも無く、当然のように立場を逆転してのセックスに突入。

 昔からどうも俺にだけはこんな感じだったが、一度寝てからは更にその傾向が顕著になった。

 

「チュー……」

「はい?」

「本当に申し訳なく思ってるなら、チューして。そして、三年前にも言ったわよね? 二人きりの時は……」

「覚えてるよ。ビスマルク」

「よろしい♡」

 

 昔は完全に戸惑っててアレだったけど、今ならハッキリと分かる。

 この人、俺の事を男として見てるだろ。

 

「顔……上げて」

「ん……」

 

 彼女が目を瞑ったのを見てから、そっと唇を重ねる。

 俺は軽く触れる程度で済ませるつもりだったが、彼女の方はそうじゃなかったらしく、すぐに舌を絡めてきた。

 そうされたら俺もしない訳にはいかず、結局はいつものようにディープキスになる。

 

 それから数分間に渡り、俺達はずっとキスをし続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。そんな訳でゲストの紹介です。

『ガールズ&パンツァー』から『西住しほ』

そして『艦隊これくしょん』から『ビスマルク』を出しました。

勿論、しほが出たって事は、後々に娘達も登場させる予定です。

一応、畔章が日本に帰国した時に会わせようと思っていますが、詳しい事はまだ未定です。
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