Fate/GrandOrder 聖女様は寂しがり屋 作:扇 漱真
とある日、サーヴァント・ルーラーのジャンヌ・ダルクは、悩んでいた。
目の前の光景を見て。
「ねー! ねー! マスターくん! 今日はどこに連れてってくれるのー?」
「アストルフォ、昨日も出かけたばっかだろ? ってこら、ほっぺたつつくな!」
「…………」
目の前にいる、アストルフォとイチャついてる(ように見える)マスター。ジャンヌは、ぐぬぬ.と影から覗いていた。手で掴んでいる壁はいつの間にか亀裂が入っている。それに気づかないのも少しジャンヌの抜けているところだ。
「何をしているんですか? 私」
「うひゃあ!? な、何ですか、リリィ!」
すると、後ろからジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィが声をかけてきた。全く気づかなかったジャンヌはリリィが驚くくらい驚いた。
そして、向こうにいるマスターを見て、何かを察したように笑った。
「はは〜ん、さては最近マスターに構ってもらえない事を根に持ってますね〜」
「う.」
胸に矢が刺さった。訳ではないのにそんな動作をしてしまう。図星だった。ちなみに絆レベルで言えばアストルフォは八、リリィも八。ジャンヌが十という状態だった。
「貴方が羨ましいです。年が近いからこそ、通じ合えるモノがあるのでしょうか」
リリィの頬に手を当てながら、ジャンヌは切なそうに言った。
「どうなんでしょうね、あなたはもう少しマスターと深く関わってみてはどうですかね?」
「た、例えば?」
リリィは腕を組み考えると、マスターをもう一度覗いた。少し唸るとゆっくりとジャンヌの方を向いた。
「今晩、じっくり話し合う。とか?」
頭にハテナを浮かべながらリリィは言った。
ジャンヌもここ最近、マスターと話していない事を思い出した。確かにと納得したように頷くと、ジャンヌはリリィの頭を撫でた。
「そうですね。確かに今後について話し合う必要があるかもしれませんね。ありがとうございます。リリィ」
「な、べ、別にそんなに褒めても何も出ませんよ!」
得意気に腕を組んでどこかへ行ってしまった。ジャンヌもよしと意気込むとマスターの元へ向かった。
「マ、マスター!」
「はい? あぁ、ジャンヌ。どうしたの?」
「あれ? ルーラーさん? ドシタノー?」
アストルフォに腕を掴まれたまま、マスターは振り向いた。ジャンヌはゴクリと生唾を飲み込むと、口を開いた。
「今晩、マスターの部屋に伺っても大丈夫でしょうか?」
マスターはパチクリと目を瞬きすると、笑顔で頷いた。
「うん、いいよ。今晩ね」
その笑顔にジャンヌは胸を撫で下ろし、自室へ戻って行った。
「どうしたんだろ? ルーラーさん」
「さぁ? なんだろうね」
マスターとアストルフォは顔を見合わせ首をかしげた。
そして、夜.
「マスター? いますか?」
「あ、うん。はいってきていいよ〜」
寝巻きのジャンヌは恐る恐るマスターの部屋へ入ってきた。
「こんばんは。マスター」
「こんばんは。ジャンヌ、どうしたの急に」
ジャンヌはマスターの質問に指をつつき合いながら答えた
「あの.ですね。最近マスターが構ってくれなくて、あんまり話しかけてもくれなくて、その少しジェラシーというか.寂しいというか.」
「あぁ.そっか、そうだね。このカルデア最近いろんな人が増えたろう? だから、その人達の相手をしててね、本当にごめんね。ジャンヌ」
その優しい微笑みから見放されていないことに気がついたジャンヌは安心で胸をなで下ろした。
「まさか、英霊の聖女様がこんなに寂しがり屋だったなんてね」
「あ、あの、マスター? なんで私はベッドに押し倒されているのでしょうか?」
頬に汗を垂らし、マスターの意地悪な顔を見るとジャンヌは少し体にゾクゾクと快感が走った。ベッドが軋む音一つもいやらしく聞こえてしまう。これから何をサレルノかを想像すると。
「前にシタのはいつだったかな?」
「ん.ひと月ほど前でしょうか。あっ.」
マスターはジャンヌの頬に手を当てスルスルと首筋まで撫で下ろす。
「じゃ、結構ご無沙汰だった訳だね?」
「っ.はい.マスター」
「一人でシてた?」
「ん.は、はい」
キスをするのも一ヶ月振り。まだ不慣れだが感じるのは確かにお互いの体温だった。
「あの聖女様が、一人で体を慰めないといけない体になっちゃったね」
「貴方があの夜あんなことするからですよ」
初めて行為に及んだのは絆レベルが10になってから、それこそ、結婚したあとの初夜の様な感じだった。
「今日はシていい? ジャンヌ」
マスターがジャンヌの頬に手を添えるとジャンヌはその手に自分の手を重ね微笑んで答えた。
「はい。貴方の望むままに.」
…………
「ん.っふぅ.っは」
舌を絡めて離すなり唾液が二人を繋いでいた。そして、そのまま首筋へキスを移す。
「は.んっ.」
「ジャンヌ、今敏感になってるの?」
「っはい、なんだかいつもと違うんです.っぅん」
手を握るだけでもジャンヌは体を振るわせる。すると、マスターの足がジャンヌの秘裂を刺激している。
「あ〜あ。こんなに濡れてる。スグにいけそうだね」
「さ、最後までして頂けるのですよね?」
ジャンヌの物欲しそうな顔にマスターは背徳感を覚えて頷いた。
「もちろん。最後までしっかり体に染み込ませてあげるよ。ジャンヌ」
「あっ.はい」
自分の名を呼ばれた瞬間、ジャンヌは体に悪寒に似た快感が走った。
「ん.んふぅ.っあ、マスター。あ、足で刺激するのは.ひぅ!」
「ん? 嫌? でもその割には気持ちよさそうだね。ジャンヌ」
「っ.はい。気持ち.良い.です」
マスターは笑顔で頷くとジャンヌの頭を撫でながら、またキスをした。こんなにマスターと溶け合うのは久しぶりだ。英霊である事を忘れ、ただの女になれる唯一の時。喘ぐ声も、皆から慕われているジャンヌ・ダルクとはかけ離れている。
「今日は後ろから入れようか。ジャンヌ」
「はぁ.はぁ.後ろから、ですか?」
「そう、じゃあこっちに背中向けて、四つん這いなろうか」
ジャンヌはゆっくりと体を起こすとマスターの言う通り四つん這いになった。こんな獣のような格好で一番恥ずかしい場所をマスターに覗かれている。
「恥ずかしいですよ、マスター。なんでこんな格好で.」
「ん〜? ジャンヌの恥ずかしい所、独り占めしたいからかな〜」
「ひぁ!?」
自分の中に何かが侵入してくる感覚。これは、マスターのではない。マスターの指だ。ジャンヌの膣で中身を掻き出すように指を動かす。快感に耐えられず、ジャンヌは顔を伏せてしまい、お尻だけマスターの方へ突き出している形になってしまった。
「あっ.ひぅ.っう〜、ま、マスター。指、すご、いぃ.」
「痛くない?」
「は.い.っ、気持ちいい.です」
グリグリと奥の方まで容赦なく指を押し付ける。膣に入った指を回すたびにジャンヌの体は反応してビクビクと震える。
「マスター、指では届きません! マスターの、マスターのを下さい!! 早く貴方を感じたいのです!」
抑えきれなくなってついには自分で広げて見せた。マスターも意外な行動に少し驚いたが、妖しく笑いズボンを脱ぎ始めた。
「分かったよ。焦らしてごめんね。今日は全部忘れて朝までがんばろうね。ジャンヌ」
「あっ.はい♡」
お待ちかねのマスターのイチモツにジャンヌは自分の秘裂を再度広げてさらなる快感を強請る。そこにいるのは聖女ではなく、マスターに愛されたい女としてのジャンヌがそこにいた。
「行くよ?」
「はい.来てください」
背後からゆっくりと自分の体に入ってくる感覚。ジャンヌは奥へ奥へマスターのそれが入る度に力が抜ける。だらしなく口も開いて声も漏れてしまう。
「あっ.ぅん.マスター.ますたぁ.も、もう.」
「んー? まだ動いてすらないよ。もう限界?」
「.ひぃ.あっ.はい.」
「ふーん♪ .よっ」
「はひっ!?」
ゆっくりとジャンヌの子宮を小突いていたが、マスターはいきなり勢いよくジャンヌの子宮を押し潰すかのようなピストンを食らわせた。
「はっぁ.す、すご.これぇ.今のすごい.ですぅ.」
「そっか、じゃもう少しやるね」
「へ.? ふぁ!? ま、マスター! お待ちをっ.くひぃ!? .んぁ!?」
肉と肉がぶつかり合う音とジャンヌの喘ぐ声が部屋に響く。想像以上の快感にジャンヌは獣のような声を上げてしまった。
「ん.おっ.んおっ!! ♡ま、ますたぁ.こんな声ぇ出したくないのにぃ.」
「いい声じゃないか! ジャンヌ! 僕も、もう限界だっ.!」
グルリと、ジャンヌの体制をうつ伏せから仰向けにし、ジャンヌの顔を見た。すると、恥ずかしいのかジャンヌは顔を腕で隠した。
「いやだ? こんな淫らな顔、見られたくない?」
「はい.! いやですっ.! こんな顔のっ、私なんて! .」
「そう」
「んひぃ!?」
マスターは少し目を細めるとまた一気に奥へ押し込んだ。
「ま、マスター! なんでおこって.はひぃ!」
「いい? ジャンヌ。今はサーヴァントじゃなくてジャンヌだからね? だから、今は何も気にしなくていいんだよ」
「は、はいっ.ますたぁ.も、もう.」
「僕も、もう限界だっ、イクよ。ジャンヌ!」
「はひ、私もイきま.すっ! っ〜〜〜〜〜!!!」
力強く脈を打つマスターのイチモツを感じながら、ジャンヌはイき果てた。
「あ.マスターの、こんなに.♡」
…………
「だから、ごめんって。ジャンヌ〜」
「わ、私だってあんなに乱れるのは初めてなんですからね!? わ、忘れて下さい! いいですか!?」
「分かったよ。ごめんね? ジャンヌ」
「あんなに感じやすくなってるなんて気づなかったんですから」
顔を赤くし上目遣いでマスターを見ると、マスターも笑顔で答えた。
「じゃあ、ついでにもう一度シようか」
「な、何のついでですか!? ま、待ってくださいマスター! .っあ♡」
その夜、二人はほとんど寝れなかった。
終わり。
「ジャンヌって、結構大胆だよね」
「そ、そうですか?」
「だって、夜に僕の部屋に来ていいですか?なんて、誘ってるようなものじゃないか。誰にそんなこと言われたの?」
「リ、リリィに....」
「え?嘘でしょ.....」
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