吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
春の訪れを感じさせるような生暖かい風が吹く今日この頃。よく知らない先輩方が卒業する。
部活も委員会もろくにやってこなかった私にとっては卒業式なんで、無意味で無価値で面倒なイベントでしかない。
それをご主人様に言ったら、苦笑いで
「まぁ、私達にとってはそうだろうな。戸塚は先輩が卒業するから無関係では無いだろうが…」
なんて言っていた。
卒業式という大事な式典の最中であるが、私は昨日、ご主人様と楽しみすぎて、眠いし腰が痛い。
ご主人様の方をちらりと伺うと、艶やかな金髪はふらりふらりとしてしまっている。
「卒業生代表、城廻めぐり」
なんだか、ほんわかとした人が壇上に上がっていく。そこまでは覚えている。逆に言えばそれ以降は覚えていないのだが…
「シルヴィさん?もうすぐで終わるから起きた方がいいよ。」
隣のクラスメイトが、わざわざ起こしてくれた。おかげで寝ているのがバレずに済んだし助かった。ありがとう、名も知らぬクラスメイトさん。
式が終わり、家に帰った後、ご主人様とおしゃべりをしていると、
「シルヴィ、卒業式の時寝てたように見えたけど…?」
先生にはバレなかったもののご主人様にバレてお仕置きされてしまった♡
そして、短い春休みはすぐに過ぎ去ってゆく。ご主人様と、去年約束していた花見に行ったりしたが、それはまた別の話としよう。
「3年生のクラスは持ち上がりだから、特に心配するようなことは無いな。」
ご主人様の腕に抱きつきながら、そんな話をする。
「たとえ、別のクラスになっても浮気なんてしませんし、休み時間の度に遊びに行きますよ。」
「いや、浮気の心配なんてしてないし、休み時間の度に遊びに行くのはこちらだよ。」
いつも相思相愛な2人であった。というモノローグを私が言うのはかなり滑稽であるが、事実なので許して欲しい
3年生の始まりの日ご主人様とベットで微睡みながら他愛もない話をする。
学校にて─
「よう吉良!と、シルヴィさん」
「おはよう、比企谷。随分機嫌がいいな?」
「再来週から修学旅行だからね。班決めを今日と明日でするみたいだよ?」
「つまりこいつは、私達と修学旅行に行くためにこんなにご機嫌取りをしているわけか?」
ご主人様の辛辣な物言いに比企谷さんが反論をする。
それを手で払い話を聞く気のないご主人様に戸塚さんと苦笑いを浮かべながら、班を決定させた。つもりだった…
「あ?男女別に決まってるだろ?」
……私はご主人様と離れ離れになってしまうらしい。
……To be continued
次回予告
今回、主役の割に出番の少なかった吉良だ。
次回は修学旅行に行くらしい。シルヴィとは違う班になるのだが、これは…班を分けた必要あったのか?
次回!修学旅行その1
次は出番が欲しい