吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
なんということか、シルヴィとは修学旅行の班が別れてしまうようだった。いや、そんなのは誤魔化しだ。
当然それもそのはずだということは分かりきっていた。が、心のどこかでなんとかなるだろうという意味のわからない筋違いな期待をしていた自分たちが悪いんだ。
「えっと、シルヴィちゃん。私たちのとこ来る?」
そう言ってシルヴィは、私とは別な班へ行ってしまった…
「おい、いつまで引きずってんだよ。我慢しろやそのくらい。」
「あはは、あと一人どうする?」
「この世は暗黒…」
最近、彼女は少しヤンデレの気があるとは思っていた。時々重苦しく心地いい愛情を感じることがあったが、愛情が重いのは私の方だった。渦中の彼女は既にグループの人達と打ち解けているようだ。
「なあなあ、余ったから班に入れてくれー」
「うん、宜しくね西村くん」
「宜しく」
「この世は絶望…」
「うわ、想像以上の落ち込み」
いつの間にか1人のよく知らないクラスメイトがグループの中に入っていた。修学旅行行かなくてもいいかな…
「班決まったなー!じゃ、あと各自で細かい行き先決めとけよー」
私たちは2泊3日で京都に行くことになる。まぁ、少なくとも2日もシルヴィと同じ布団で眠れないということだ。
「ご主人様、班はバラバラになりましたけど、示し合わせて同じところ行きませんか?」
はぁ、流石に彼女にここまで気を使われてしまっては、立ち直るしかないな。
「そうするか…」
その為にも3人に話をつけるとしよう。
「なぁ、よかったら…
「ルシアン!こっちはOKです!」
「こっちは今聞くとこー。あと、ルシアンって呼ぶな!」
ああ、いつぞやのバカ夫婦か。
「もし良かったらなんだけど、あっちの班と、行き先示し合わせてもいいかな?」
「あっちの班?あー、吉良はOKだとして、まぁ、俺はどうでもいいな。」
「僕は大丈夫だけど…」
西村が指をさした方向には、銀髪の天使がいた。シルヴィだった。
ククク、いつだって運はこの吉良吉影に味方してくれている!
「ああ、もちろんいいぞ?よし、そうと決まれば早速向こうに行って話をしよう。」
「…本当にお前はわかりやすいな。」
比企谷と戸塚は苦笑いを浮かべていた。西村は…まぁ、よく分からんが胃でも痛そうな表情だった。
修学旅行前日─
「そう言えばご主人様、今回珍しく私に執着してましたね?いえ、もちろん嬉しいんですけど、なんだか怖いくらいに私を愛おしそうに見つめてくださったので、何かあったんですか?」
特に何かあった訳では無いが何となく修学旅行前夜だと言うのに盛り上がってしまった。
「もし、我慢出来なくなったらホテルを抜け出してしまおうか…?」
私の冗談交じりの問いかけに、彼女は蠱惑的な笑みを浮かべて、了承した。
それがのちのち、あんなことになるとは思わなかった。
……To be continued
次回予告!
吉良だ。今回キャラ崩壊と言うよりキャラ変更みたいな崩れ方をしたが、作者は私をデレデレにさせたつもりらしい。似てないにも程があると思うが…。まぁ、作者自身反省してると言うから今回は不問にするとして…
次回はいよいよ修学旅行に出発!
おいおい西村ルシアン、その意味不明なラブコメは他所でやってくれ!
シルヴィ!流石にここではまずいって!
的な展開になる予定だ。
次回、修学旅行その2
オマージュも程々にしろ。