吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
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主人は寝ている。しかし、私はスタンドなので眠らない。では主人が寝ている間何をしているか。
私は戦っている。主人が見る悪夢とだ。
どれだけシルヴィに優しく声をかけようが、何日も殺人をやめようが、今まで殺した殺人はそのままだ。命を奪った代償は、金だろうと、権力だろうと、ましてや『時間』で償えるものでは無い。例えば吉良が不老不死になって、地球誕生から今まで(約45億年)の間罪を償い、悔やみ続けたところで、遺族は許してくれるだろうか?あなたは、吉良吉影という殺人鬼を許せるだろうか?別の世界に行ってあなた方のいる世界から消え去ったから許せるか?
私は無理だ。少なくとも、
自分の
主人の為と言い、半ば楽しみながら、爆発する感触を、人が死ぬ間際の感触を楽しんでいたスタンド『キラークイーン』
そんな二人を許せるか?
吉良吉影自身で心のどこかに罪悪感があったから、悪夢を見る。でも、スタンドに感情はない。罪悪感も、恐怖も感じない私には、悪夢から吉良を、愛する主人を守ることしか出来ない。
だが、今日見ている悪夢は、私は見せなくてはと思った。
このことは誰にも言えない、吉良にも、シアハートアタックだろうと言えない。私だけの『秘密』だ。
夢の内容は、こんなものだがね…
「この人殺しッ!近づかないでッ!」
シルヴィの声だ。朧気な視界から分かるのは何かから逃げていることだけだ。だが、『
夢?なのか?それとも現実か…どちらにせよバレてしまったのか。なら
と思えばいつの間にかいた。
あの女に触れろ!そうスタンドに命令するもこちらを見下ろすばかりで動かない。
「お前の殺人に付き合うのはもう嫌だ。人殺しなんかしたくない!失せろッ!殺人鬼ッ!」
私の顔に重い一撃がのしかかる。殴られたのか…。
立とうとしても立てない。
「コノ人殺しガァー」
シアハートアタックがどうやら足元で爆発したらしい。
倒れている私に、シルヴィの冷たい目が向けられる。
「…ご主人様…いや、殺人鬼ッ!死んでください。」
どこにあったかは知らないが、銃を私に向けている。背中に熱い衝撃が来たと思ったら、銃口から硝煙がなびいていた。どうやら、私は死ぬらしい。
「ご…ご主人様、殺さないでください。おねが…」
乾いた爆発音がする。
また夢か?右手で握っているのは、シルヴィの手首だ。相変わらず綺麗だな。
そうか、シルヴィを殺したのか。しかし、もやもやとした気分は消えない。いつもは人を殺せば清々しい気分になるのに…虚しい。
悪夢のようだ。こんなに辛い殺人はあるだろうか?
とまぁ、吉良が見ていたのはこんなものだ。つまらん夢だが、シルヴィを想っているのが分かるな。これで殺人をもう二度とやらなければいいんだが…。
いや、私も殺す様な命令には従わないようにするか。夢の時のように殴ってやればいいだ。
そして、完全に人殺しをやめられた時、いい夢を魅せてやろう。特別な夢を…。
これが、
途中から吉良視点に変わってます。分かりにくくてすみません