吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
奴隷の幸せ
「え!?」
愛するご主人様に朝食を作り二人で食べているとご主人様は、驚きの声をあげる。
「シルヴィ、君、年上だったのか!?」
それは何気ない会話からだった。
「シルヴィの誕生日っていつ?」
ご主人様が、私の頭を撫でながら聞く
「すみません、自分の誕生日がわかりません。」
私がそう言うと、ご主人様は困ったような顔をして
「ムゥ。それじゃあ、シルヴィの誕生日を祝えないな。」
と言う。その言葉が何よりも嬉しく、
「え!祝ってくださるつもりだったんですか?嬉しいです!誕生日を祝われるなんて17年間生きてきて初めてです!」
「ん?17年間?」
ご主人様は不思議な顔をして私に聞く。
「ええ、私、多分ですけど17歳ぐらいらしいですよ。」
そして、最初に至る。
「そうだったのか!なるほど、奴隷生活が長かったせいで、成長しきれていないのか…。」
暗い顔でご主人様が言う。
「おいで、シルヴィ。」
両手を広げながら手招きをする。なんなのか分からずに近づくと、抱きしめられた。
「愛してるよ。シルヴィ」
耳元で囁かれ、くすぐったい。
「わたしもです♡」
するとご主人様は、
「『わたしもです』じゃあ分からないな。何が『わたしも』なんだい?」
ご主人様は意地悪く言う。
「私も…その…愛してます。」
顔が熱くなる。それでもほわほわとした気分は無くならず、ずっと
「ん?まてよ?よく考えれば私の本当の年齢って33ぐらいじゃないか?」
雰囲気をぶち壊すような声がひびく。
「え?つまりご主人様ってロリ…
「違うぞ!?私はロリコンなどではなくシルヴィを愛しているだけだ。」
「…そうですか。」
微妙な空気が流れる。
「ご主人様、学校…いいんですか?」
「…あ!クソッ最近遅刻ギリギリが多いな。それじゃ行ってきます!シルヴィ愛しているよ。」
私と違い、クールに『愛している』というご主人様は、走って、玄関に向かう。
「私も愛してます♡いってらっしゃいご主人様♡」
顔を真っ赤にしながら私は言う。
「さ!お掃除お掃除。」
掃除と洗濯を手早く終わらせると私は本を読み始める。
ご主人様に最低限読んでおけと言われた本を読む。難しい内容かと思ったが、そうでもなく、それなりに読める。もちろん、意味が分からないものも多かったが、気にしない。後でご主人様に聞けばいい。
しばらく読んでいると、
「ただいま。」
ご主人様が帰ってくる。私はそれだけの事が嬉しすぎて、駆け寄る。
「おかえりなさい、ご主人様。」
「シルヴィ、本何冊読んだ?」
ご主人様に聞かれ、数える。
「7冊です!」
ご主人様は、柔らかく笑うと私の頭を撫でる。最近、こうされると、胸が苦しくなる。たぶん『キュンキュン』しているのだろう。
「ご主人様…テレビ見ませんか?」
お付き合いを始めたとはいえ、奴隷であることは変わらない。私が遠慮がちに言うと、
「あー、服屋に行こうと思ってたんだが…どうする?」
しまった、と私は思うご主人様はご主人様で予定を立てていた。それを壊してしまったか…。失敗した、言わなければ良かった。私のわがままでご主人様を困らせてしまった。
「服屋に行きましょう。テレビは後でいいですから…」
「そうか…?んー。まぁ、いいか。じゃあ、行こうか。」
ご主人様は、私に手を伸ばす。まさかとは思うが…
「ご主人様…、その格好で行くつもりですか?」
サラリーマンが着るような背広にかっこいいドクロのネクタイ、ズボンのベルトの金具の部分にキラークイーンの顔のような装飾、腕につける時計は金色に光っている。
「え?ダサいかい?」
「鼻血が出るほどかっこいいですけど、ご主人様は背が高いので、サラリーマンにしか見えませんよ?」
「いや、私は元サラリーマンだから、こういう格好が落ち着くんだよ。」
「いえ…動きにくそうとかではなく、これだと私達、誘拐犯に間違われますよ?」
カジュアルな薄いピンク色のドレスを着ている火傷少女、金髪で日本人とは思えない顔立ちのサラリーマン(みたいな格好)
そんな出で立ちの二人が並ぶと怪しく見える。
「それだと私、外出用に着るものないぞ?」
「少し子供っぽいかも知れませんが、青いパーカーを着るのはどうでしょう?」
ご主人様は少し悩むと、しょうがないと言い部屋に戻る。
数分待つと、青いパーカーでも、スーツでもなく、制服だった。
「…ご主人様。紫のスーツにしましょう?」
「…えぇー。」
「あらあら。いらっしゃい」
いつも通り不気味な店員が迎える。
「この娘の服をいくつか頼むよ。」
ご主人様は言う。私はご主人様に、どんな服がいいかを尋ねる。するとご主人様は、私の頭を撫でながら、
「どんな服でも、シルヴィは可愛いよ。」
と言ってくださる。
「あらあらフフフ」
不気味な店員─オーレリアさんが楽しそうに笑う。私はオーレリアさんと一緒に店の奥へ向かう。
「今日は一段と仲良しね。フフフ」
「ええ、まぁ…。」
「それにしてもかっこいい殿方ね。」
「ご主人様は、ダメですよ!」
こんなところに泥棒猫がいたとは…侮れない。
「フフッ、とらないわよ。」
なら安心だ。まぁ、用心しておこう。
服を買い終えると家に帰る。ご主人様曰く、お腹も空いてないし喫茶店には行かなくてもいいだろう。との事だ。
「そう言えばご主人様、今の戸籍上ご主人様はいくつなんですか?」
私は朝疑問に思ったことを聞く。
「私はまだ、13歳だ。…正確には誕生日が来てないので12歳だがね。さらに言えばこっちの世界では、5ヶ月しか経っていない。」
12歳でこの身長とは…成長期とは恐ろしいな。
「そうは言ってもまだ、141cmぐらいだぞ?」
私は122cmしかない、とても釣り合わないな。と私は思う。
「私、ちっちゃいですね…。」
小さく漏らすと、ご主人様は、優しく頭を撫でて、撫でやすいからいいじゃあないか、と言ってくれる。こんなにも幸せになれる言葉があるだろうか。
「ご主人様♡大好きです♡」
……To be continued
今回、中途半端なおわりになってすみません!
なんかもう書きたいことがゴッチャになってあーでもないこーでもないしてたらkonozamaです。
次は頑張ります…多分
感想待ってるよー!