吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
視点<吉良吉影>
ふと、時計を見ると、18時半だった。シルヴィは、ウキウキとした顔で、ソファに座っている。テレビがついてないので、笑った顔が反射して見える。
後から頭を撫でてやると、少し驚いて表情がこわばる。彼女の言う
一度手を離し、隣に座る。シルヴィに手を握ると、暖かく柔らかい感触がする。
少し強く握ると、握り返してくる。まるで赤ん坊のような反射だが、とても楽しい。私は普通にニュースを見たいので、テレビをつける。ドラえもんが始まる時間には終わる番組だから、見逃すことは無いだろう。
明るい照明のおかげで若く見えているようなアナウンサーが、原稿を読み始める。
「続いてのニュースです。昨夜、杜王町市内で、男性が殺害された事件で警察は未だ凶器の特定を急いでいます。犯人は爆薬をもって……」
シルヴィが、チャンネルを変える。私を見て無理に笑うと、テレビに映ったパンダを見て、可愛いですね。と言う。変に気を使わせたらしい。
返事をする前に、ドラえもんもテーマが流れる。シルヴィは、少し躊躇ったあと、ウキウキとした表情を作る。私は頭を撫でながら、テレビを見る。このドラえもんに出てくるのび太君は、何故こんなにもポンコツなのだろう。ドラえもんの道具をうまく使えば、平穏な生活などお茶の子さいさいなのに…。
その事をドラえもんが終わった後シルヴィに言うと、
「ご主人様は夢が無いですね…。」
と、一刀両断されてしまった。
適当にテレビを眺めていると、シルヴィの、わぁーとか、おーとかという声が聞こえる。その事がたまらなく嬉しくシルヴィの手を握る。
しばらく握っていると、久しぶりの殺人衝動が襲ってきた。しかし私は慌てずに、
「シルヴィ爪切り持ってきてくれ。」
と言う。私が何を言わんとするか察したようで、パタパタと走って持ってくる。
シルヴィは、私の手を見ると困ったような顔をして、
「ご主人様の爪、十分短いです。これでは切れません…」
確かに私の爪はしっかりと切られていて、これ以上切る余地は無かった。その事実によりさらに殺人衝動が強くなる。これはまずい。仕方ない断られるかもしれないが、
「シルヴィ、手に頬ずりしてもいいかい?」
「え…?」
視点変更<シルヴィ>
衝撃の言葉が聞こえる。
手に頬ずりだって?正直気持ち悪い。だが、愛するご主人様になら別にいいかもしれない。そう思って了承する。
手の甲にご主人様の暖かい頬が載せられる。ご主人様の両手が私の焼け爛れた手を優しく包み込む。薬品により溶けた皮膚は、ご主人様の暖かさを伝えてはくれないが、優しさはとても良く伝わってくる。この手が焼けていなければご主人様はもっと、優しくしてくれただろうか、撫でてくれただろうか、もう一度キスをしてくれるだろうか…。
そう考えていると右手がが暖かい液体に包まれる。
いつの間にかご主人様が私の手を舐めていた。
背筋が凍り、吐気を催した。つい振り払うと、ご主人様はハッとした表情になり謝る。
ご主人様が『
が、それでもいいと思えた。手を舐められようが食われようが、殺されようが構わない。心の底からご主人様が望むなら、私は精一杯答えたい。
「す…すみません、驚いただけなので、すきにしていいですよ。」
と言いながら、手を差し出す。
ご主人様は、また謝ったあとご主人様は私の手にご主人様の手を重ねる。
ゆっくり頬ずりすると、さっきと同じ様に舐め始める。ご主人様は、私の少しベタついた手の甲を、ウエットティッシュで優しく拭く。指先は拭かずに、ご主人様の口の中に運ぶ。親指以外の四本の指を一気に口に含むと、爪の部分や指の腹指と指の間までくまなく舐め回す。しばらくして満足したのか、手を洗うように言われる。
洗面所へ向かうと、ご主人様のだ液でベトベトになった手を見る。一度唾液を落とすためサッと洗う。本当ならもう少し念入りに洗い、ハンドクリームを塗られるのだろうが、その前に…
パクッ
自分の指を口に含む。ついさっきまでご主人様が舐っていた自分の指先を同じように舐める。
(ご主人様と、間接キスしちゃった♡)
と思っていると、
「シルヴィまだかい?」
と、ご主人様に声をかけられたので、丁寧に手を洗い、ご主人様の元へ向かう。今度は間接じゃなくて直接がいいな♡
……To be continued
シルヴィステータス
シルヴィは吉良との生活を楽しんでいます。そしてあまり不安ではないようです。親愛度560
まさかの休日じゃない。休日まで行けなかった。