吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
シルヴィの手を取りながらいつもの服屋へ向かう。買うものはシルヴィの下着と夏用のパジャマ、夏用の家着。
どれも他人に見せるような服ではないので、半袖やノースリーブタイプの服でもいいだろう。
シルヴィにそう言うと、
「肌を露出するのは好きではないです。」
と言うので、私は、頭を撫でながら、
「火傷のことを気にしているなら問題ない。私はシルヴィのそういう部分も好きだからね。」
我ながら気味の悪いことを言っている気もするが、シルヴィは喜んでいるようだ。
服屋に入るといつもの店員が立っていた。
「今日は随分派手な服ですね?それでも、服屋だけあって似合いますね。」
純粋に私が褒めると、オーレリアはクスクスと笑い、シルヴィは私のズボンの裾を引っ張りながら唸る。
「フフフッお上手ですこと…。私を褒めても何も出ませんよ?」
相変わらず手は綺麗だが、怪しい笑みが私を射すくめる。血のように赤いドレスは体のスタイルを際立たせている。シルヴィの体つきはお世辞にもいいとは言えないそれは、長い奴隷生活が故だろう。しかし、オーレリアの体は、男の理想のようなスタイルをしている。まぁ、私はシルヴィの方が好きだがね。
「それで、今日は何をお求めに?」
「彼女の下着とパジャマと家着を頼む。それと半袖でもいい。」
シルヴィは、オーレリアと一緒に奥に消える。暫くすると、パジャマ姿でやってきた。
「…可愛いな…。」
思わず私は呟く。そのくらい可愛かった。思わず抱き締めようと思ったが、ここは外なので、泣く泣く諦めた。寝る時に抱き締めよう。
淡いピンク色のストライプが入ったパジャマは、シルヴィにとても良く似合っていた。
「青いのもありますよ♡」
ウィンクをしながら可愛く言う。
また奥に消えると、薄い緑色のワンピースを着ていた。
ただそれだけのようだが、実際に見るととんでもない破壊力を持っている。素晴らしい。
「どうですか?」
シルヴィが不安気な目をしながら聞いてくる。
「ああ、よく似合ってるよ。とても可愛い。」
両手で頭を撫でまくる。わしゃわしゃと撫でてやると、髪が少し乱れた。ある程度整えてやると、シルヴィは自分で整え始めた。そんなに下手くそだったか?少しショック。
オーレリアが、フフフと不気味に笑いながら、シルヴィを手招きする。
まさか、下着姿で出てくるのだろうか?家ならいいのだが、店では…しかし、ここにいるのはオーレリアと私だけだ。別に構わないか?いや、常識的に考えてどうなのだろう?私はむしろいいのだが、流石に…。
「お待たせしました。ご主人様。」
普通に最初着ていた服だった。当たり前か…。
「袋にすべて入れてありますから、覗きませんように…」
覗きはしない。堂々と見せてもらう。
次は喫茶店へ向う。
「いらっしゃいませー?」
これまたいつもの店員が、ふらふらとした案内をする。
「?今日はいつもより人が少ないな?」
席についたあと、ネフィーに聞く。ネフィーは、そうなんですよーといいながらメニューを置く。
「最近、カフェドゥマゴとか言うカフェが隣町で有名になりましてーこっちに人が入らなくなりまして。」
私はメニューを見ながら生返事をする。
「ふーん。私はこっちの方が好きだがね。」
料理は上手いし、シルヴィもこっちの方が喜ぶだろうし、店員の手も綺麗だし、いい所ずくめだ。
隣町…と言うと
「ところで、ご注文はー?」
「サンドウィッチと、ホットコーヒー…シルヴィは?」
「…パンケーキとアイスミルクティーでお願いします。」
「シルヴィ、遠慮してるだろ?何を頼んでもいいんだよ?何が食べたいんだ?」
シルヴィは、びっくりしたあと恥ずかしそうにメニューを指さす。
「あー、ネフィーさん注文追加で、ショートケーキを2つ欲しいんだが、食後に頼む。」
「かしこまりましたー。」
シルヴィは、不思議そうな顔でこちらを見る。
「ど、どうかしたのか?」
「ショートケーキって甘いですか?なんで食後にしたんですか?」
質問が多いな。とりあえず、ゆっくり説明する。
「ショートケーキは、甘い物の代表格みたいなものだよ。食後にしたのは普通の食事が食べられなくなるからね。」
シルヴィは、キラキラとした目で、代表格…。と呟いている。パンケーキを軽く平らげると、ショートケーキはまだですか?としつこく聞いてくる。
そろそろいいか、シルヴィをあまり待たせても良くないだろう。その前に一度締めるか。
……To be continued
変な所で締めたのはフラグです。